賤ヶ岳からの眺め

9月に入ってから急に、朝晩はとても涼しくなり、
蒸し暑く寝苦しかった8月が嘘のように、とても過ごしやすくなりました。
このような気候になってくると、
いよいよ、MINIの季節がやってきたかな、という思いにもなります。
なにしろ、エアコンもなく、また、
オーバーヒート対策としてヒーターを入れつつ走る我がMINIは、
夏場にドライブするのはたいへんで、遠出する気にはなれませんでした。
(前回も書きましたが、一度だけ酷暑の日にMINIを出しましたが、
汗が目に入って苦労しました)
ですが、これからは、MINIでのお出かけもできそうな予感です。

そんなわけで、先週の日曜、久しぶりにMINIを走らせてみることにしました。
今回の目的地は、滋賀県の『賤ヶ岳 (しずがたけ)』というところです。 
この賤ヶ岳には、先月にもヨメのプジョーで立ち寄ってみたのですが、
夏休み期間中だったためか、駐車場に思うような空きがなく、
すぐに引き返してきてしまいました。
ですので、今回は二度目のチャレンジとなります。

というわけで、MINIの暖気とオイルチェックをすませ、出発。
まずは岐阜県垂井町、そして関ヶ原方面へと進みます。
関ヶ原では、石田三成が布陣した笹尾山を横目に見ながら、
国道365号線に乗り換え、その先の滋賀県長浜市を目指します。
長浜に到着してからはそのまま北上し、木之本町方面に向かって走ります。

空模様は絶好の好天で、空気もさわやか。
まさに絵に描いたようなドライブ日和です。
のんびりと走りつつ琵琶湖北部に到着。
ここから国道をそれて、賤ヶ岳へと向かいます。

MINIでお出かけ

前回は駐車をあきらめましたが、今回もクルマは多いものの、
無事、駐車することができました。

ここ賤ヶ岳は『賤ヶ岳の戦い』があった場所として、名を馳せています。

天正十年(1582年)、織田信長が、京の本能寺で明智光秀に討たれるという、
前代未聞のクーデターが発生します。
いわゆる『本能寺の変』です。
信長の家臣であった羽柴秀吉は、このとき、西国の雄である毛利を攻めており、
おりしも、備中高松城を囲んでいる最中でした。
京から遠く離れた地にいながら、信長横死の報にいち早く接した秀吉は、
すぐさま毛利側と和睦し、急激な勢いで、自軍を東へと戻します。
これが世にいう、秀吉の「中国大返し」です。

謀反の首謀者である明智光秀は、あまりに早い秀吉の東進に驚き、
山崎で秀吉軍を迎え撃ちますが、あえなく敗北してしまいます。
その後、信長亡き後の織田家の遺産を、
誰が、どのように継承していくのかを話し合うため、尾張の清洲城で会議がもたれます。

明智討伐によって発言力を増していた秀吉は、
本能寺の変のさいに信長とともに討たれた織田信忠の嫡男、
つまり、信長の孫である「三法師」を、織田家の後継者としてかつぎだします。
秀吉は、幼い三法師を旗頭にしつつも、
自らはその後見に収まることで権力掌握を目論みます。

が、秀吉の台頭に、織田家筆頭家老である柴田勝家が黙っているはずもなく、
翌年の天正十一年になると、両者の対立は戦へと発展していきます。
その戦の場となったのが、この『賤ヶ岳』なのです。

岐阜市に活動の拠点を写してからというもの、
私は、ここ賤ヶ岳探訪を熱望していましたが、
その夢は、ようやく達成された、という感じです。

旗指物

賤ヶ岳の戦いでは、秀吉配下の七人の兵が活躍しており、
『賤ヶ岳の七本槍』として名を馳せています。
賤ヶ岳登山道の登り口には、その名と家紋とを記した旗指物が、
並べられていました。

賤ヶ岳には、リフトで登るか、徒歩で登山道を登るか、どちらかが選べます。
距離は1.5キロだそうです。
1.5キロくらいだったら、登るのにそれほど苦労はなさそうですが、
ヨメと相談し、とりあえず登りについては、リフトを使おうということになりました。
リフト代は片道420円と、比較的リーズナブルです。

賤ヶ岳リフト乗り場

リフトは、スキー場にあるものとほぼ同じです。
こうしたリフトに乗るのは何年ぶりでしょうか…。
ただ、リフトの高さは、スキー場のあるもののように高くはなく、
伸ばした足の先は地面の草に触れそうです。

リフトでGO

こちらがリフトからの眺めです。
ほんとうはもっと気持ちのいい眺めなのですが、写真には草しか映っていませんでした。
ちょっと残念です。
いずれにしても、リフトでの山登りはなんだかワクワクしますね。
しかも天気がいいだけに、気持ちも高ぶります。

リフトは途中からかなりの急勾配になります。
ふりかえると、麓の景色がとてもきれいに見えましたが、
傾斜がきついだけに、高所恐怖症の私は、ビビってしまいました。
(なので、写真も撮れませんでした)

こうして無事、終点に到着。
が、リフトの終点は頂上にあるわけではなく、
このあとは徒歩行軍でさらなる高みを目指します。

すばらしい眺め

山道の途中からは、琵琶湖を見渡すことができました。
青い空に青い湖面、まさに胸のすくような眺めです。

近江側を見る

こうして歩くこと数分、無事、頂上に到着しました。
ここからは、近江側の大地を見渡すことができます。
目を凝らすと、浅井長政の居城『小谷城』のある小谷山や、
信長が小谷城を攻めるさい本陣を置いたという、虎御前山も見ることができます。
それにしても、この日は、ほんとうに気持ちいい晴天でした。

ちょうどそのとき、頂上にいた歴史ガイドの方が「解説しますよ~」と、
周囲に声をかけていたので、さっそく、お話を聞かせていただくことにしました。

余呉湖の古戦場を見渡して

解説は、琵琶湖の北にある余呉湖が見渡せる場所で行われました。
つまり、こちらが、賤ヶ岳の戦いの主戦場になるとのことです。

この戦いは、余呉湖からさらに北に位置する、
権現峠という峠から、東野山砦という場所を結ぶラインで、行われたようです。
私は、秀吉の本陣がふもとの木之本地蔵院にあったと聞いていたので、
秀吉は木之本周辺に陣を置き、勝家がこの賤ヶ岳に陣を敷いたのかな、などと、
勝手な解釈をしていましたが、それはまったくの間違いでした。
不勉強を恥じ入るばかりです。

ここ賤ヶ岳には、秀吉方の桑山春重という武将の陣が合ったそうで、
柴田勝家の本陣は、ずっと北の福井県との県境あたりにある、
玄蕃尾城という山城だったそうです。

戦いの様相としては、双方、要塞化した砦や城に籠って篭城する、というもので、
このようなかたちの戦闘は、日本史上的にも珍しいとのことでした。
双方が立てこもる篭城線においては、先に動いたほうが不利になるといいます。
ですので、両軍とも目立った活動を控え、よって膠着状態が続くことなります。
そんな折り、秀吉が岐阜方面へと兵を下げ、それを好機と見た柴田勝家側の武将、
佐久間盛政が攻勢に出ます。
この攻撃により、秀吉方の中川清秀が討ち死にし、
秀吉配下の他の武将も苦戦を強いられます。

ところが、岐阜への途上にあった秀頼は、この一件を知らされるとただちに転進。
賤ヶ岳へと取って返します。
そのスピードは佐久間盛政の予想を遥かに上回るもので、
いわば、中国大返しの再現をここでもやってみせた、ということになります。
後に、この秀吉の高速転進を『美濃大返し』と呼ぶようになったそうです。

佐久間盛政は、戻ってきた秀吉軍と激突します。
その戦闘の最中、柴田勝家側についていた前田利家が、独断で撤退してしまったため、
柴田側は総崩れとなってしまうのです。

じつは、このブログには書いていませんが、昨年、MINIで余呉湖を一周し、
その後、国道365号線を通って、福井県側に抜けたことがありますが、
このとき、知らず知らず、柴田側、秀吉側の最前線を横切っていたことになります。
今度同じ道を通るときは、そのことを念頭に入れておきたいですし、
できれば、周辺の砦跡も見てみたいものです。

というわけで、賤ヶ岳を思いっきり堪能し、いざ、下山しようと思ったのですが、
ショートカットの険しい坂道を通ろうとしたとき、ヨメが足をとられて大転倒。
足をくじいてしまいました。
まさに、賤ヶ岳で名誉の負傷です。

そんなわけで、帰りもリフトに乗っていこうかと思ったのですが、
ヨメによると、歩けるからだいじょうぶ、とのことなので、
登山道を歩いて下山することにしました。

下りの山道

こちらがその登山道です。
木漏れ日が美しく、また、つづら折れの道がなんとも楽しいです。
途中、登ってくる登山者と何度もすれ違いました。
歩いて登る人も、ことのほか多いようです。

リフトを仰ぎ見て

道は時折、行きに使ったリフトの軌道と交差していました。
座席の位置が低いので、がんばれば途中乗車できそうな気もしました。

こうして無事下山し、その後は、
MINIで琵琶湖畔をドライブしてみよう、ということになりました。
向かった先は、琵琶湖の西岸の高島市方面です。

すばらしい青空

このコースは、GWのときにもMINIでドライブしましたが、
湖畔道路は信号もなく、交通量もさほど多くはなく、それでいて眺めは素晴らしく、
まさに絶好のドライブコースです。

湖畔のMINI

MINIも快調で、とても気持ちよかったです。

ところが、ヨメの足首がまたしても痛みだし、
途中、薬局によって湿布を買って帰ることに。
でもそのまま帰るのはちょっとさみしいということで、
いま来た道を引き返しつつ、今度は琵琶湖の東岸へと向かい、
そのまま、彦根まで向かって走ってみました。

快適ドライブ

というわけで、賤ヶ岳古戦場見学に加え、琵琶湖湖畔をドライブするなど、
とても楽しい一日を過ごしてきました。
とくに、琵琶湖湖畔ドライブには、またぜひ、いきたいものです。



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鉄たび展展示の車輛

今年のお盆休みは、実家のお墓参りにいったくらいで、
ほとんど休みらしいこともせず、終わってしまいました。
まあ、この時期はどこにいっても混んでいますから、遠くに出掛けても、
ストレスがたまってしまうかもしれません。
また、秋になって、少し気候がよくなったら、この夏のぶんも含め、
思い切ってどこかに出掛けたいものです。

とはいっても、ずっと家に閉じこもったいたというわけではなく、
近場に日帰りで出掛けることはありました。
今回出掛けた先は名古屋市。
名古屋駅のジェイアール名古屋高島屋で行われていた、
鉄道模型の企画展『鉄たび展』に行ってきました。

梅雨が明けてから、どういうわけか天候がイマイチでしたが、
この日は、雲と青空のコントラストが美しい、夏らしい晴天となりました。
ですが、ジリジリと照りつける太陽のせいで、厳しい暑さに直面することに…。
こんな日は、当然のことながら、MINIでのお出かけは無理です。
というよりも、危険かもしれません。

じつは、この鉄たび展に行くまえ、
同じようなカンカン照りの日に、MINIを少し動かしてみたのですが、
それはもう、たいへんな思いをしました。

なにしろ私のMINIは、電動ファンがついておらず、
(エアコンなんて気の利いたものは、もちろんついていません)
そのために、夏場はつねにオーバーヒートの危険性を孕んでいます。
というわけで、酷暑のときこそヒーターをつけるわけですが、
その暑さたるや、もはや半端ではなく、熱中症になりそうです。

この涙ぐましい努力のため、MINIはオーバーヒートを免れることができますが、
それでも、信号待ちでじっと止まっていると、
ジワジワと水温系が上がってきて、ビビります。
(といっても、水温系は真ん中から上に少し上がる程度ですが…)

夏のMINI

このときは、岐阜市立図書館にも行ってみたりしたのですが、
なにしろ汗だくでシャツはベタベタ。
ちょっと恥ずかしい思いをしました。
(写真は、その岐阜私立図書館駐車場で写したものです)

…と、話を鉄たび展に戻します。
いつもは、ヨメとふたりで行動している私ですが、
この日は、ヨメの妹さんとその子供たちもいっしょに、ヨメ車に乗って、
名古屋へと向かいました。
まずは名古屋市のノリタケの森へ行き、そこにヨメのクルマを止めて、
ノリタケの森を散策したり、折しも開かれていたオートモビルアートの集いを見たりと、
楽しく過ごしました。

オートモビルアート展は、クルマの模型とイラストとの合同展示企画展で、
柴田製作所さんなど有名イラストレーターの作品や、
アルミを叩き出してボディを作るなど超絶的な模型の展示などがあり、
とても興味深いものでした。
そんなわけで、ぜひとも当ブログでも記事としてアップしたかったのですが、
撮影はすべて禁止となっており、記事としてアップするにはいささか役不足ということで、
この場で触れるのみとしました。

ノリタケの森

というわけで、そのあとは、いよいよ名古屋駅のジェイアール高島屋へ。
ノリタケの森から歩いて15分ほどでいくことができます。

が、やはりというべきか、ジェイアール高島屋はお盆休みということでかなりの人出。
しかも、鉄たび展の会場となっている10階では、子供用の鉄道遊具なども置いてあり、
さながら『お子さま天国』状態となっていました。
そんなお子さまたちをかき分けて、会場のチケット売り場へ。

と、ここで、見ず知らずの中年の女性から声をかけられ、
私のチケット、必要がなくなったから、あげます、といわれました。
そんなわけで、私のぶんのチケット代は、なんとタダになってしまいました。
なんともラッキーでした。
(見ず知らずの方には、この場を借りて、再度、お礼申し上げます)

というわけで、さっそく会場へ。
この企画展は、世界的に有名な鉄道模型製作家『原信太郎』さんの、
コレクションの一部を展示するものです。
原さんはすでに故人ですが、そのコレクションは数千輛あるといい、
しかも、一番ゲージという、鉄道模型としてはかなり大型の模型となっています。
一番ゲージというのは、ほぼ1/32といいますから、
プラモデルマニアにも、馴染み深いスケールといえるかもしれません。

大きな鉄道模型

こちらが展示してある鉄道模型です。
極めてリアルに、しかもカッチリとした作りになっています。
リベットなども正確に整然と打たれています。

精巧な模型の数々

これらは原さんの手作りなのでしょうか…。
ただ、あまりに端正な出来なので、手作り感はほとんど感じられず、
工業製品的な雰囲気です。
もし、手作りだとしたら、驚くべき正確さです。
展示室にはそのあたりの事情を説明したパネルはなく、
ちょっと物足りない感がありました。

大部屋のレイアウト

また、大きな部屋では、急ごしらえではありますが、
線路が敷かれていて、コレクションの一部である鉄道模型を走らせていました。
子供たちは目を輝かせ、大人でさえも走る模型に夢中になっていました。

模型とはいえ、列車は、線路の継ぎ目を乗り越えるたび、ゴトンゴトンと音を発し、
リアルさに拍車をかけていました。

居並ぶSL

列車を走らせるコースの中央には、次の出番を待つ、蒸気機関車の姿が。
どれも、欧米の機関車をモデルとしていて、とてもかっこいいです。
(車輪が赤い機関車は、おそらくドイツのものだと思います)
これらを間近に見学したいところでしたが、コースの内側に置いてあるため、
遠目にしか見られませんでした。
それがちょっと残念です。

電気機関車

とはいえ、この部屋の周囲にも、模型の展示はたくさんありました。
こちらは、ちょっとレトロな、スイスの電気機関車を模型にしたものとのことですが、
このメカメカしい形状は魅力的です。
また、スケールが大きいだけに、迫力があります。

或る列車

こちらは、線路上で停止していた車輛です。
これは『或る列車』という名がついているそうで、
実物は、かつて、日本の鉄道会社が、
アメリカの企業に製造を発注したものだそうです。
が、日本に到着して後、どのような経緯があったかわからないのですが、
一度も運行されることはなく、打ち捨てられてしまったそうです。

原さんは子供の頃から、破棄されていたその車輛の姿を目にしており、
何度もスケッチを重ねて、模型化をしたといいます。

この或る列車の展示は、今回の鉄たび展の目玉と行ってもいいものだそうで、
テレビ番組などでも、取り上げられていました。

巨大な鉄道コースが設えられた部屋を抜け、最後の展示室に行くと、
現在運行している豪華列車のデザイン画がありました。
また、座席の一部も展示されていました。

シートに座ってみる

というわけで、さっそく座ってみました。
座り心地はなかなかよかったです。

というわけで、お盆休みのひとときを、楽しく過ごしてきました。
同様の企画展があれば、また、見学したいものです。



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企画展出展作品

先月末、当ブログで、大阪のギャラリースプーンさんで開催予定の、
企画展『Deep sea Creatures (深海生物)』展について、
少し告知をさせていただきましたが、
このエキシビションが、今月8月の7日より開催されています。
(7日に開催告知をアップする予定でしたが、バタバタしてて、
今日まで遅れてしまいました。すみません)

○ 大阪 天満橋 ギャラリースプーンさんのサイトはコチラです ~

というわけで、私が出展させていただいた作品も、
ここに解禁したいと思います。
当記事の冒頭アップ画像が、今回、私が出店させていただいた作品です。

前々回 (2015年) に開催された『the REPTILES (爬虫類)』展、
そして前回 (2016年) に行われた『the AMPHIBIANS (両生類)』展と、
私は、Shade 3Dを使った、いわゆる3DCG作品を出展させていただきましたが、
今回は、3Dという手法を使わず、ペンタブレットを使ったデジタル手法とはいえ、
アナログに近い『描く』という作業を行って、作品を仕上げてみました。

もっとも、お仕事で頻繁に制作するメディカルイラストレーションも、
同様のペンタブレットによる描画を行っているわけですが、
今回は、いつも使っているPhotosohpではなく、
CLIP STUDIO PAINT (クリップスタジオペイント) というソフトを使ってみました。

クリップスタジオペイント画面

このソフトは、萌え系のイラストを描く方やアニメ調のイラストを描く方が、
広く愛用しているソフトのようなのですが、
比較的安価ながら、Photoshopと同様の機能も満載しており、
また、ブラシなどのバリエーションも多く、これは萌え系のイラスト以外にも、
いろいろと使えるのではないか、と思い、2~3年前に購入しました。
ですが、ペンツールやパスが搭載されていない、ということや、
あまりにPhotoshopに馴染んでしまってもいたため、どうにも使いにくく、
結局、インストールして放置、という状態を長く続けていました。

が、そんな食わず嫌いを続けていても、埒があかないと思い、
今回、作品作りを通して、使い方を手探りで学ぼうと、いろいろとトライしてみました。

このソフト、さすがにお絵描き系の機能は優れていて、
その点においては、Photoshopを凌いでいます。
ブラシも、水彩系や油彩系など、多様な表現ができるよう、
配慮がなされています。

本来は線画をペンツールで起こし直すようにするらしいですが、
私の場合、エンピツで描いたスケッチをスキャナーで取込み、
このエンピツのラインを、かすれやがたつきも含めそのまま生かして、
作画するようなかたちにしました。

なにしろ、はじめてのクリップスタジオペイントですので、
かなり戸惑うことが多く、時間もいたずらに浪費しましたが、
このソフトは、使ってみるといろいろと面白く、また、作品としても、
当初自分がイメージしていたものができました。

○ CLIP STADIO PAINTの情報はコチラへどうぞ ~

今後もこのソフトを使って、いろいろと作品を作って行きたいと思いますし、
また、メディカルイラストレーションの分野でも、活用できないかな、と、
思っています。

ちなみに、今回の出展作品は、深海用の潜水服をモデルにしたものにしました。
これのどこが深海生物なんだ、とツッコミを入れられそうですが、実際の深海生物は、
グロテスクな印象のものばかりで、それらを見ても、
どうにも制作意欲が湧いてきませんでした。

なので、地上を逃れ、人知れず深海で生きてきた人類、みたいな設定のもと、
スチームパンク系のメカ感を満載した、潜水服にしようと思い立ちました。
潜水服だと一目でわかってもらえないといけなかったので、
実在するものをアレンジしたりしながら、作画しています。

…と、話が作品作りばかりにいってしまいましたが、
企画展に話を戻してたいと思います。

会場風景3

今回、私はまだ現地に足を運んでいないのですが、
(土日が休廊なので、行くのはちょっと難しいかも…)
会場内の写真を送っていただいたので、ここで告知の意味も含め、
アップさせていただきました。

会場風景2

さまざまな作家さんのアイデアやテクニックが見られて、
この小さな写真からでも、なんだかワクワクしてしまいます。
やっぱり、企画展って、楽しいですね。

立体物を造形する作家さんも何人かいらっしゃるようで、
こうした作品が、会場内の雰囲気をより楽しくしていますし、
また、多様性、バラエティ性を高めているようにも思います。
それにしても、立体作品って、二次元作品にはないおもしろさがありますね。
メカチックなフルスクラッチ作品もあって、興味津々です。
現物をぜひ見てみたいものです。

というわけで、今月25日まで (先にも述べましたが土日は休廊ですし、
14日、15日もお盆休みとのことなので、ご注意ください) 開催されていますので、
興味をお持ちの方、お近くの方は、ぜひ、足を運んでみてください。

また、今回も、企画展に参加をさせていただき、
たいへんうれしく思っております。
ありがとうございました。
関係者のみなさまには、この場を借りて、厚く御礼申し上げます。


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ギャラリースプーン企画展2017DM

さて、今回は、私が参加させていただくことになった、
エキシビションの告知を、まずはこのブログから、行いたいと思います。
来月 (8月) の7日から、大阪にあるギャラリースプーンさんで、
企画展『Deep sea Creatures(深海生物)』が始まります。
この企画展は、2015年の『the REPTILES (爬虫類)』展、
そして、2016年の『the AMPHIBIANS (両生類)』展に続く一連のものとなります。
ただ、前回、前々回は、年末の開催となっていましたが、
今回は夏の開催となりました。

今回も、多くの素晴らしいイラストレーターのみなさまとともに、
この企画展に参加をさせていただけたことを、
たいへんうれしく思うとともに、身の引き締まる思いです。

企画展の詳細情報は、以下の通りです。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――

Gallery SPOON special exhibition 2017 Summer
「Deep sea Creatures(深海生物)」

会期
2017.8.7(mon)~ 8.25(fri)11:00~19:00
* 土日祝と8.14-15は休廊
* 最終日は17:00まで

会場
Gallery SPOON(大阪市中央区釣鐘町2-3-17ベルハウス)

展示概要
30人の作家による、深海生物(Deep sea Creatures)をテーマにした、
企画展を開催します。キャラクター、絵画、立体作品、ぬいぐるみ、CG…と、
さまざまな表現で個性的に制作された深海生物が大集合しています。
ぜひご高覧ください!

――――――――――――――――――――――――――――――――――――

土日が休廊となっていますので、お出かけのさいは、ご注意ください。
また、会場のマップについてはこちらです。

スプーンさま所在地

地下鉄谷町線天満橋駅4番出口が、最寄りの駅の出口となっています。
私自身は、今回も、ちょっと在廊できそうにないのですが、
大阪にお住まいの方、また、大阪に所用などで行かれる方、など、
もしおられましたら、一度、ご覧いただけたらと思っております。

ちなみに、ギャラリースプーンさんのサイトはこちらです。

○ 大阪 天満橋 ~ Gallery SPOON ~

今回の企画展以外にも、ギャラリースプーンさんでは、
さまざまなエキシビション、企画展などが行われていますので、
機会がありましたら、ぜひ、足を運んでいただきたいと思っています。

さて、ここで、制作についてのお話を少し、
させていただきたいと思います。

2015レプタイルズ展作品

こちらは、前々回の『the REPTILES (爬虫類)』展のさいの出展作品です。
Shade 3DとPhotoshopによる制作でしたが、このときは、
なんだかちょっと気負い過ぎというか、空回り感が出てしまっていると、
自分としては思っています。
モチーフの選び方、カメラングルなど、もっともっと、
事前に考えるべきでした。
そんなわけで、反省点も多い作品となってしまいました。

ヤドクガエル作品

こちらは前回の『the AMPHIBIANS (両生類)』展の出展作品です。
当初は、カエルの背中に電源コードを刺したりと、
いろいろアイデアを考えていたのですが、どうもビジュアル的にまとまりがなく、
単にカエルを並べただけ、といったほうが、シンプルで、
カッコいいように思えてきました。

というわけで、何の遊びもメッセージ性もないものになってしまいましたが、
それなりに、カッコいいのではないかと、自分では思ったりしています。

また、このときは、ShadeのポリゴンモデリングやUVマッピング機能を使って
できるだけリアルな表現をしたいと思っていました。
こちらについては、まあまあできたかなと思っています。

さて、今回の作品は、いままでの作品とは、
テイストの違ったものとなっているはずです。
チラリとそのさわりをご紹介すると、
今回の作品は、いままでのような3DCG作品ではありません。

時期がきましたら、このブログでもご紹介をしたいと思いますが、
ぜひ、会場で、ご覧をいただければと思っております。



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プラモサミット2017会場

ブログでのご紹介がちょっと遅くなってしまいましたが、
先日、三重県津市で開かれた、プラモサミット2017に行ってきました。
このイベントの開催を知ったのは、
ホビーショップタムタムの店内に貼ってあった、告知ポスターからです。
ここのところ、私は、AFVの会にも、福井プラホビーコンテストにも、
どちらにも行っていないので、津でのイベントには、
可能であれば、ぜひとも行ってみたいと思っていました。

ここ岐阜市から津市まで行くのは、堤防道路を通って、三重県桑名市まで行き、
そこから、国道23号線に乗り換え、伊勢方面に向かう、というルートをとることになります。
近距離とはとてもいえないですが、ほどよいドライブという感じでしょうか。
そんなわけで、途中昼食をとりつつしながら、お昼過ぎ、会場となっている、
津市センターパレスに到着しました。

が、立体駐車場はすでに満杯…。
この事態を想定していなかったので、さてどうしようかと思ったのですが、
なんとか、駐車場内に入ることができました。
というわけで、お隣のセンターパレスへ。
が、この建物のなかのどこが会場なのか、いまひとつわかりません。
そんなわけで、建物裏口のところに貼ってあったポスターを見に行くと、
会場は地下一階との表記があり、すぐにエスカレーターに乗って、
階下へと行ってみました。

すると、なんだかあたりに妙な活気が…。
その活気の源は、ある一室から溢れているようでした。

作品がびっしり

というわけで、会場となっているその大きな部屋に足を踏み入れてみると、
室内はたいへん賑わっていて、並べられたテーブルには、ぎっしりと、
模型が並べられていました。

しかも、会場には、赤い彗星のシャアのコスプレをした人や、
シャアを模したセクシーな衣装に身を包んだお姉さんの一団がいたりと、
どちらかといえば、おじさんが多い模型エキシビションのなかで、
華やかさを添えてくれました。

それでは、気になった作品を少しご紹介させていただきたいと思います。
会場内は、コスプレの方々がいらっしゃるくらいなので、
ガンダム関係のウエイトがかなり高い印象でしたが、
ただ、私は、ガンダムのことはよくわからなくて…。
なので、スケールモデル系の作品から、紹介したいと思います。

2001年宇宙の旅

まず、最初に、すごい!!、と思ったのは、こちらのボックスジオラマです。
2001年宇宙の旅の、国際宇宙ステーションと、
パンナムのスペースシャトル『オリオン』のドッキングシーンです。
まさに映画そのものの雰囲気です。
ライティングも、工作もすばらしいです。
頭の中で『美しく青きドナウ』が流れ始めてしまいます。
このほかにも、映画の一場面を再現したボックスジオラマが多数展示されていましたが、
(しかも、この一連の作品だけは、照明を落とした別室で展示されていました)
この2001年宇宙の旅が、ダントツで印象に残りました。

MINIの模型たち

こちらは、MINIの模型です。
1/24のカントリーマンは、スクラッチ作品ですが、あまりにきれいに工作されているので、
カントリーマンのキットって、あったっけ?、と思ってしまうほどでした。
エンジンも細かく追加工作されていて、MINI愛を感じます。
実際にMINIに乗っている方でないと、このような追加工作は難しかも…。
作者の方はちょうど席を外しておられるとのことで、お会いできなかったのですが、
同じクラブの方にお話を聞いたところ、やはり、MINI乗りの方だそうです。

シトロエンHバン

こちらは、エレール社製のシトロエンHバンと、エブロ社製の同じHバンです。
こうなると、もう、どちらがどちらかぜんぜんわかりません。
私は、先発のエレール社製を買ってしまったのですが、
そのあと、日本のエブロ社から、同車が発売されると聞いて、
とても悔しい思いがしたのですが、こうして並べてみると、
エレール社製もなかなかの出来ということでしょうか…。

AFV作品群

私の専門分野である戦車作品も、力作が多数展示されていましたが、
残念ながら、戦車を使ったジオラマ作品は少なかったように見受けられました。
やっぱり、ジオラマが見たいなあ、と思ってしまいます。

フルスクラッチのF1車輛

そして、チョーびっくりだったのがコチラ。
当初はこの作品を、プラモデルかと思っていたのですが、じつは、
ケミカルウッドという木材のようなブロックを、削りだして造ったものだというのです。
もう、ほんとうにびっくりです。
手作業で造ったものなのに、きっちり左右対称になっていて、しかも、
完成品においては、塗装もすばらしい。
デカールの研ぎだしなんかも、もう、美しいのひとことです。
そのうえで、細部工作もしっかりなされていて、どこにも妥協した箇所が見られません。

こんなことって可能なのかと、もう、目を見張ってしまいました。

すばらしい精度

そしてまた、ぶっ飛ぶほどのすごい作品がこちらです。
とても美しく塗装されたタミヤのロードスターなのですが、じつは作品、
モーター仕掛けで、トランク部分に格納されたルーフが後方からせり出してきて、
運転席上部を覆い、また、そのルーフが、後方に格納され、
トランクが閉まる、という、実車の一連の動作を再現しているものです。

この複雑な動作を、ボタンひとつで、しかも、不正な隙間などいっさいなく、
ぴったり収まるように、加工、改造してあるのです。
静止画だとわからないのですが、ほんとうにすごい…。
完璧な精度、まさに、驚愕の作品です。

作者の方にお話を伺うことができたのですが、なんでも、
自作パーツ部分はバキュームフォームによる成形だとか…。
その方法で、ここまでの高い精度が出せるとは驚きです。

こちらもフルスクラッチ

そして同じ作者の方の作品ですが、
こちらは、先のF1作品同様、ケミカルウッドからの削り出しから造ったという、
フルスクラッチ作品です。

めちゃめちゃきれい、しかも精度がすごい!。
窓ガラスがきっちりぴったり収まっています。
手作業でここまでできるなんて、もう、言葉もないですね。

というわけで、今回は、驚きの作品も多数あり、
とても有意義で楽しい作品展でした。

また、一部の作者の方々、模型同好会の方々には、
作品について、とても丁寧に解説をしていただき、たいへん参考になりました。
ありがとうございました。
この場を借りて、厚く御礼申し上げます。

そんなわけで、次回も、このプラモサミットに、
ぜひ足を運んでみたいものです。



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