俺のロボ展2019ガイドブック

気がつけば12月。しかもクリスマスも過ぎてしまいました。
2019年ももう終わりですね。
毎年、いつも思うことですが、時が過ぎるのはほんとうに早いものです。
今年は、11月に父が亡くなったりと、年の後半はほんとうにたいへんで、
そのために、ブログに書くネタについても、ほとんどなくなってしまい、
以後は更新もあまりできませんでした。
ですが、今月の21日に、ようやく四十九日法要も無事終えることができ、
いまは、一段落がついたというか、気持ちのうえでも、少し落ち着きがでてきました。
(もっとも、これから先もいろいろとたいへんだとは思うのですが)

そんな事情なので、土日は飛騨高山の実家に帰っていることが多く、
お出かけなどもほとんどできませんでしたが、年が明けたら、折を見て、
MINIでどこかに行ってみたいと思っています。

というわけで、今回は、去る11月に行われた、
ゆけ¡¡ 俺のロボ展 レトロフューチャー編の作品を掲載したガイドブックについて、
ご紹介したいと思います。

ガイドブック表面

なんだかんだで結局見に行くことができなかた本企画展ですが、
このガイドブックのおかげで、参加されたみなさんの作品を拝見することができました。
ほんとうに力作ぞろいで、しかも、立体作家さんがとても多いので、
私のような平面作品を手掛ける作家は、少しインパクトが薄くなってしまうように思います。

もっとも、私も、模型好き、プラモ好き、ですので、立体作品には心惹かれますし、
プラ板工作やパテ盛りなどは大いに経験していますので、いつかは、
立体作品に挑戦したいなあ、などとも、思っています。

立体作品

それにしても、みなさんの作品にかける熱量というのは、ほんとうにすごいもので、
このガイドブックをはじめて見たときは、たいへんな衝撃を受けました。

これだけのオブジェクトを作るのに、いったいどれだけの時間と手間がかかるのでしょうか……。
こうして緻密に作られているからこそ、じっくり見ているうちにも新たな発見が次々とあり、
作品世界に引き込まれていきます。
やっぱり、立体は楽しいですね。

平面作品

こちらは、私と同じ平面作品を手がけていらっしゃる方の作品です。
夕焼けの色や逆光状態の陰影のつけ方、また構図も素晴らしく、思わず見入ってしまいます。

立体作品

こちらも立体作品です。
作者の方は著名な作家さんで、クオリティもものすごく高いです。
しかも細部のきめ細かな仕上がりなど、メカ好きにはたまらないものがあります。
実物をぜひ、拝見したかったです。

私の作品

ちなみにこちらは私の作品ですが、ちょっと色が浅めというか、明るく印刷されていました。
(濃くダークなほうが、私の好みなのですが)

バリエーション

ガイドブック用に製作した補助作品についても、掲載していただきました。
3Dだと、アングルを変更したり一部のパーツを外したりすることが容易にできるので、
こうしたバリエーション作品を作るときには、極めて都合がいいです。

とにかく作品点数が多いので、このブログではすべて紹介しきれないのですが、
ほんとうに、とても見ごたえのあるガイドブックに仕上がっています。
こうしたガイドブックは、過去二回の『俺のロボ展』でも発行されていますが、
今回のものが、ボリューム的には、段違いに増えている印象です。

さて、話は変わりますが、
先月の終わりの好天の日に、少しだけですが、
久しぶりにMINIを走らせてみました。
(なにしろ、ここのところ、ぜんぜんMINIに乗れてないですから……)

MINIで走ってみた

この日は美濃加茂アピタに買い物に行き、そのあとで、
清流里山公園にちょっと寄ってみました。
この公園は、かつては有料でしたが、現在では無料で入園できます。
ポカポカ陽気で家族連れなどでたいへん賑わっていました。
MINIも快調で楽しいドラブでしたが、遠乗りには程遠く、
ちょっと物足りない気持ちもありました。

年が明けたら、今度こそ、遠乗りしたいですね。



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俺のロボ展フライヤー表面

気がつけば11月ももう終わりです。今年もあと一ヶ月を残すのみとなりました。
いつも思うことですが、月日が経つのはほんとうに早いものです。
ついこのまえ、2019年になったばかりのように思ったんですけどネ。

というわけで、渋谷東急ハンズB2Cフロアで開催されていた、
『ゆけ!! 俺のロボ展2019 レトロフューチャー編』が、昨日11月29日をもって、
無事、好評のうちに終了となりました。
本来であれば、私も会場に行って、現場の雰囲気や、来場者の様子、
また、差し支えがなければ、みなさんの力作などを、
このブログにアップしたいところでしたが、
前回も申しましたように、今月は、父が突然、亡くなったために、
もはや、上京するなど、夢のまた夢といった状態になってしまいました。
(一時は、展示作品の納品も、危ぶまれたほどです)
なにしろ父は、高齢になったとはいえ、
健康面においては、血圧が少し高いほかは、とくに問題をかかえていなかったですから、
突然の事態に、もう驚くやら戸惑うやらで、ほんとうに、たいへんでした。
もっとも、このあともなにかとやっかいで面倒な事柄がずいぶんありそうですので、
先が思いやられる感じです。
(とりあえず、いまは、無事四十九日法要を済ませなければと思っています)

まあとにかく、こんな状況の11月でしたので、お出かけやドライブも、
当然のことですが、まったくできるはずもなく、ゆえに、ブログに書くようなネタも、
まったくない状態です。
しいていえば、先月の末に、MINIの車検があったことが、
俺ロボ展の話題を除く、ここ最近の唯一の話題だといえるかもしれません。
ただ、これも先月のことなんで、いまさらアップにするのはさすがに気が引けますよね。

いずれにしましても、今回は、予期しない突発的な緊急事態の余波により、
ブログ記事も、ごくごく短い、しかも、
ほとんど内容のない、いささかさみしい記事投稿となってしまいましたが、
いまはしだいに日常を取り戻していますので、
来月からは、また、今までと変わりなく、写真を交えて、
記事をアップできるかなと思っています。

ちなみに、今回の『ゆけ!! 俺のロボ展 レトロフューチャー展』は、
渋谷東急ハンズでの展示は終了しましたが、来年2020年に、巡回展が予定されています。
そちらについても、また本ブログにて、詳細をお伝えしていきたいと思いますので、
今回、会場に足を運ぶことができなかった方は、
ぜひ、次の機会に、ご高覧いただければと思っております。

今後も当ブログ『K'sBAR』をよろしくお願いいたします。



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センチネル 額装版

本ブログの8月の投稿記事で告知をさせていただいた
『ゆけ!!、俺のロボ展 2019:レトロフューチャー編』が、
いよいよ今日11月15日から、渋谷東急ハンズ B2Cフロアにて、開催されます!。

8月の告知記事でも申し上げたかとは思いますが、
この企画展は、総勢30名あまりのクリエイターが一同に集い、
オリジナルのロボット作品を創造するというもので、開催は今回で3回目となります。
(平面作品の作家さんを含め、立体作品の作家さんも多数参加されています)
今回のテーマは『レトロフューチャー』――懐古的モダン――で、
私としても、好きな分野、得意な分野であり、そのため、製作にも大いに熱が入りました。
しかも、開催される場所は、東京の渋谷東急ハンズですから、
集客については、もう、申し分ないものと考えています。
このような華々しい場所での作品展に、地方在住のイラストレーターである私も、
参加をさせていただけることに、たいへんな喜びも感じています。

○ ゆけ!!俺のロボ展 レトロフューチャー編の情報はコチラ! ~

というわけで今回は、私が出品した作品について、いよいよ解禁したいと思います。
その作品が、トップ画像のロボット『SENTINEL』です。

当初は、私は、バッタ型ロボットの製作を考えていて、
実際、地道に製作もしていたのですが、今年7月に行われた、
参加作家さんたちとの顔合わせ会のさい、主催者さまの意向などを聞き、
急遽、人型ロボットへと変更することになりました。

まずは、どのようなロボットのデザインがいいのか……、
そのあたりの模索から、製作をはじめていきました。

スケッチ作品

というわけで、ビンテージバイクが人型になったような、
そんなイメージで、最初のエンピツスケッチを起こしてみたのですが、
レトロ感は、まあ、ある程度出たかなとは思えるものの、なんとなく、
インパクトが足りないような、ちょっと印象の薄いものになってしまいました。
できれば、もっと不気味感が欲しいというか、
人の印象に強く残るような、そんなロボットにしたいのですが。

というわけで、このデザインをベースとして残しつつ、
目指すイメージに近いメカニックの資料をさらに集めてみることにしました。
不気味感、不思議感があり、なおかつ、
レトロな印象のマシンにはどのようなものがあるか……。
そんな思いを抱きながら、ネットなどで資料を調べるうちに、
八月の告知記事でも少し触れていますが、
深海作業艇や潜水服、プラネタリウム投影装置などに行き当たりました。
このみっつは、今回のロボットのデザインを構築するうえで、
とても大きなインスピレーションを与えてくれました。
そのうえで、まず、頭部を大きくすることを考えてみました。

均整のとれた人型から逸脱させ、頭部を大きくすると、
不気味な印象が備わるように思います。
この印象は、ともすれば、強いインパクトにもなるかと思います。

胸部アップ

その大きな頭部に、深海作業艇のような丸窓を、角度を変えていくつもつけることで、
丸窓が、まるで複眼の目のようにも見え、人型なのに昆虫のような、
メカなのにクリーチャーのような、そんな印象を加えることができるかと思います。
しかも、この頭部は、前方側に大きく張り出していて、
より人型を逸脱するようなかたちにもしています。

肩関節アップ

それでいて、潜水服だと誤解されないよう、
あえて、肩まわりの可動機構が、剥き出しになるようなかたちにしています。
これで、このロボットが『着る』ものではなく、
独自の動力源を持って駆動していることが、
ビジュアル的に示せたのではないかと思っています。

センチネル シート売り版

今回、ロボットのカラーリングにとても悩みましたが、
メイン作品は黄色とし、シート版の販売作品はシルバーとしました。
(つまり、色変えによって、二種が存在するかたちとなりました)

また、エンピツ描きした最初のスケッチ案も、商品として販売することとなりました。
3D作品もカッコいいとは思いますが、こうした手描きエンピツ画も、
ハンドメイドらしい味わいがあるのではと、思っています。

というわけで、今回は、額装作品、シート売り作品、エンピツスケッチ画作品の、
三種類が販売物として出展されることになりました。
とはいえ、はたしてほんとうに売れるものなのか……、と、製作した本人自身は、
ちょっと眉を潜めています。
まあ、私としては、売れる売れないかはまったくの二の次で、
とにかく、ひとりでも多くの人に作品を見ていただければ、と思っています。

頭部&胸部アップ1

また、前二回の『俺のロボ展』同様、今回も、ガイドブックが刊行 / 発売されます。
このガイドブックには、販売作品にはない、ロボットの別アングルショットや、
各部位の解説図が掲載されることとなっています。

別アングルのショットが比較的簡単に製作できるのが、
3DCGのよいところではないかと思います。
(そのぶん、各部をきちんと作っておかなければならないのですが)

斜め前からショット

斜め前から見たショットだと、一体となった頭部と胸部の形状が、
どうなっているのか、よくわかっていただけると思います。
やはり、頭部が大きいと、人型でありながら、ちょっと不気味な感じ、
不思議な雰囲気がでるように思います。

斜め後からショット

ゆけ!! 俺のロボ展は、今日から29日までと、会期が丸二週間もありますから、
足を運ぶ日程を決めるのにも、かなり余裕があるかと思います。
また、万一、今回、この企画展を見逃したとしても、
来年早々に、都内で巡回展も行われますので、
そちらにお出かけいただくということも、できるかと思います。

いずれにしましても、ぜひ、会場に出かけてみてください。
……という私は、じつはこの企画展の直前に、父が突然他界してしまったため、
実家と事務所を行き来することとなってしまい、会場には行けないかもしれません。

いささか残念ではありますが、そのぶん、
私の作品が、たくさんの人の目に触れればいいなと願っています。
Copyright©2002-2019 Kentaro Nobayashi. All Rights Reserved.


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2019_7_17o.jpg

アップが遅くなってしまいましたが、前回の続きです。
ダイバーシティ東京で実寸ガンダムを見学したあとは、
ふたたびゆりかめめで新橋まで戻り、今度は、乃木坂まで行ってみることしました。
乃木坂には、国立新美術館があり、
おりしもいま『クリスチャン・ボルタンスキー展』が開催されているとのことで、
上京のさいには、ぜひ見学したいと思っていたのです。

じつは、前日も新国立美術館にきたのですが、あいにくお休みで、
なかに入れませんでした。もうがっかりです。
というわけで、あらためて出直してきたという感じです。
それにしても、新国立美術館に入るのは、ほんとうにひさしぶり。
おおよそ10年ぶりでしょうか……。

しかも、この同じ時期に、エゴンシーレ、グスタフクリムトの作品を展示した、
『ウイーンモダン クリムト、シーレ世紀末への道』という企画展も行われていました。
ですが、このとき、時刻はすでに午後三時を回っており、
とてもふたつの企画展を見学することは不可能です。

というわけで、泣く泣く、ボルタンスキーを選択。
エゴンシーレが好きなので、見たかったのですが……。
豊田市美術館あたりで、巡回展、やってくれるといいんですが。

乃木坂から

東京メトロ乃木坂駅で降りると、すぐに国立新美術館に行けます。
前日は六本木で降りてしまったので、雨の中をちょっと歩く羽目になりました。
それにしても、美術館で過ごすには少しもったいないような、
真っ青な空でした。

ボルタンスキー展は、美術館の二階で行われています。
さっそくチケットを購入して、入場しました。
光を遮断した展示会場に入るのは、なんともワクワクした気持ちになります。

○ 国立新美術館の情報はコチラヘ ~

会場に入場して、まず最初に見ることになるのは、二本のごく短い映像作品です。
1本目は、地下室とおぼしき部屋に監禁された、仮面を被っているらしい男が、
ひたすらに咳をするというものです。
拘束されているのか、足を伸ばして座っており、身動きができないようすです。
フィルムの映りが悪いために(意図的に画質を落としてあるのではと思います)、
細部はどれもはっきりしません。
男の咳は止まる様子はなく、ときおり血も吐いています。
その血は、投げ出した足のあたりに、ぬるぬるとした塊となってこびりついています。
なんとも残酷で、息苦しくなるような映像で、すぐ近くにいた若い女性客は、
怖い、怖すぎる、といって、スクリーンのある室内を出て行ってしまいました。
たしかに、不気味な作品なのですが、どういうわけか、魅入ってしまいます。

また、もう一つの映像作品は、不可解なボーンという電子音とともに始まります。
場所は暗い室内で、部屋の中央には椅子があり、女性おとぼしき人形が座っています。
その人形に向かって、匍匐前進するように、仮面をかぶった人物がにじり寄ります。
仮面を被った人物は、女性の人形に近づくと、口のあたりから生身の舌を出して、
人形の顔を舐めまわします。
電子音は同じトーンのまま、鳴り続けています。
不気味で、官能的で、なにを意味するのかもわからない映像作品ですが、
その不気味さに、妙な魅力があるのです。
なんというか、見てはいけない人の暗い秘め事を垣間見たような、そんな気分になるのです。
この二本の映像作品を最初に見ることで、このあとの作品を味わう、
精神的な準備ができるといった感じです。

そのあとは、古いポートレイトを使った作品群を見学することになります。
これらポートレイトは、どれも少しピントが甘くなっており、それらを、
フィラメント剥き出しの電球とともに、まるで祭壇に見立てて、作品化しています。

この一連の作品には、ほんとうに圧倒されます。
仄暗く、ノスタルジックで、電球のあかりは神聖な印象を見るものに与えます。
また、この電球の配線も、見事なまでに作品化されています。
この電線は神経細胞のようであり、作者にもそうした意図があるのか、
などとも思うのですが、見ているうちに、
そんな安易な理屈づけなど、不必要だとも思えてきます。
ただただ、そのビジュアルに酔うばかりでした。

2019_7_17p.jpg

そして、ここから先は、写真撮影が許可されている展示スペースとなります。
こちらは、薄い布に左右から影を投影した作品です。
影はわずかな風をうけて、ゆらゆらと動いており、そのたびに影のボケ足も変わります。
この作品を見ていると、なにかしら心がざわつく感じがします。

2019_7_17s.jpg

その向こうにあるのが、黒い山のような作品です。
黒い物体は、すべてコートなのですが、よほど近くに寄らない限り、
コートだとはわかりません。

周囲には、このコートをひとつひとつ椅子のようなものに立てかけた作品があり、
近づくと、話しかけてきます。
あるコートは「聞かせて、ずっとひとりだったの?」とつぶやき、
またあるコートは「聞かせて、死ってなあに?」と話しかけてきます。

2019_7_17r.jpg

こちらは映像作品です。
植物のような枝に、鈴がついていて、風に揺れている場面が映し出されています。
あたりには鈴の音がたえず響き渡り、不思議な雰囲気を醸し出しています。

2019_7_17u.jpg

こちらも映像作品です。
パッと見ただけでは、静止画のように見えるのですが、金属製のオブジェが、時折、
風で向きを変えたりすることで、動画だとわかります。
この部屋には、三つのスクリーンが扇状に配置されており、鑑賞者は、
中央のベンチに座って、作品を堪能するかたちになります。

2019_7_17v.jpg

この部屋には、不思議な金属音が流れています。
人の心をかき乱すような、独特の音です。
しかしこの音が、スクリーンの映像とマッチしています。
人類のいなくなった地球で響いているような、そんな音です。

2019_7_17w.jpg

撮影許可エリアはここまで。
この来世のエリアからは、ふたたび撮影ができません。
来世は、ぜひ、会場に行って、ご覧いただければと思います。

ボルタンスキーの作品は、五感で感じる作品です。
また、揺れる光と陰など、動的表現がなされた作品も少なくありません。
作品の写真などでは、その魅力を伝えられませんので、
お近くにお住いの方は、ぜひ、会場に足を運んでみてください。

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それにしても、今回の上京で、国立新美術館にこられたことは、
ほんとうに大きな収穫でした。
ぜひとも、また、いきたいものです。



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展示会場前

早いもので、2019年もまもなく半分が終わろうとしています。
気がつけば、もう夏なんですね。
今年の夏も、去年と同じように厳しいのでしょうか……。
それを思うと、ちょっと気が滅入ってしまいますネ。

それにしても、ここのところ、お仕事については、いたって暇な状態になっています。
あまりに忙しいのも、それはそれで、かなりしんどいわけですが、
暇になると、今度は、精神的な面で不安になりますよね。
まあ、これが自営業のさだめというところでしょうか……。

もっとも、こんなときこそ、作品作りに専念したり、また、
スキルアップをしていきたいものです。
とくに今年は、晩秋から冬にかけて、東京の池袋で、
グループ展に参加をさせていただく予定ですので、
いま、この時間を使って、作品作りに日々勤しんでいます。

さて、そんな話はさておいて、本題に……。
すでに二週間以上も前のことになりますが、
名古屋の『ノリタケの森ギャラリー』で行われていた、
第14回オートモビルアート展2019の見学に行ってきました。
このエキシビションは、さまざまなクルマのイラストや模型を一堂に展示するもので、
毎年、ノリタケの森ギャラリーにて開催されています。

昨年は失念していて見学に行くことができなかったのですが、
今年は、DMが届いたこともあり、あらかじめしっかりと見学日の予定を立てておきました。
(そういえば、昨年は、そもそもDMが届いていなかったような気がします)
会場であるノリタケの森へは、クルマで40〜50分ほどで行くことができました。

さわやかな晴天

というわけで、お昼過ぎに、ノリタケの森に到着。
この場所は名古屋駅の目と鼻の先なのですが、とても自然豊かで、しかも静かです。
酷暑が予想されるこれからの季節は、お散歩にはあまり向かないかもしれないですが、
のんびりと歩くには、まさに最適の場所かもしれません。

いい雰囲気

庭内にはカフェやレストランもあり、しかも、どこも清掃や手入れも行き届いて、
ただ歩いているだけでいい気分になります。
まさに憩いの場という感じですね。

ノリタケの森ギャラリー

私は、このノリタケの森に来るのは二年ぶりなのですが、
それよりもまず、名古屋にくること自体が、とてもひさしぶりです。
岐阜から名古屋はそれほど遠くはないのですが、
去年から今年にかけて、なかなか名古屋にくる機会がありませんでした。
(ヨメはあまり名古屋のような人の多いところに行きたがりませんし)

キャラ

会場となったノリタケの森ギャラリーのまえには、スズキ・キャラが展示してありました。
このクルマは、希少車といってもいいのではないでしょうか。
いまでは、すっかり見かけなくなりました。

会場風景

会場に一歩足を踏み入れると、俄然、気持ちは盛り上がります。
壁面にはイラスト作品がところせましと展示され、
中央のブースには模型作品が並べられています。
模型は、モデルアートといった模型雑誌の作例となったものをはじめ、
どれもクオリティの高い作品ばかりです。
それにしても、イラストと模型の展示って、まさに夢のような取り合わせですね。

参加されている作家さんは、前回と同じ方々ばかりではないかと思います。
アドビイラストレーターを使って、リアルなカーイラストを製作されている方、
また、精緻な内部構造図を描かれている方、
ほのぼのとした画風の方など、さまざまな作品が壁面を飾っていました。
なかには、かわいいドット絵を描かれている作家さんなど、
今回はじめて見る作家さんもいました。

クルマの模型

こちらは、1/24のカーモデルです。
一見すると、ストレートにキットを組み立てたもののように見えますが、
とても手が入れられているようです。

BMW2002

こちらは1/24のBMW2002です。ハセガワの新しいキットですね。
このような旧車も、新製品として発売されています。
BMW2002のニューキットで出るなんて、それだけで、すごいことだと思ってしまいます。
いつかは、作ってみたいですね。
それにしても、塗装がとてもきれいです。ピカピカですね。

ガレージオラマ

タミヤのフィアット500を使った、ガレージのジオラマもありました。
夢のガレージライフも、1/24だったら、可能かも……。

金属製自作模型

そしてこちらは、模型展示の目玉といっていいかもしれません。
車体はすべてアルミ板を叩き出して自作し、エンジンは金属を鋳造で作り、
そのなかに、これまたすべて自作したピストン、コンロッド、クランクシャフトを納め、
さらには可動するという、まさに神業のような作品です。

しかもホイルは、実物と同じように、マグネシウムを使って作られています。
石膏の型を使って、マグネシウムを鋳造して作ったというのですが、
ディティールの再現度は、まさに完璧です。
(単に正確な形状を追求するのであれば、レジンでも十分なのですが、
マテリアルの面からも、リアルを追求しているんですね)
こうなると、もはや、模型というよりも、実物の縮小物といっていいものです。

この作品は、前回の展示会のさいにもあったのではないかと思いますが、
そのときは、あいにく、作者の方が在廊されておらず、
製作にまつわる詳しいお話を聞くことができなかったのですが、
今回は、ちょうど作者の方がいらっしゃったので、
さまざまな苦労話をお伺いすることができました。

この作品、なんと、ネジまで自作されており、
その最小のものは、0.4ミリサイズだといいます。
また、ラックアンドピニオンのウォームギアも自作されているのだそうです。
(ですので、ハンドルを切ると、実車同様ステアリングが切れます)
ほんとうに、もはや神域に達しておられるといっても、過言ではありません。

以前、三重の津で開催されていた模型展示会で、
ケミカルウッドをスクラッチして作ったクルマの模型を見たさい、
あまりのクオリティの高さに驚いたことがありますが、今回のこの金属製模型は、
そのときの感動を上回るものがありました。
それにしても、世の中には、ほんとうにすごい人がいるものですね。

タミヤのスーパー7

こちらは、同じ方が製作された、タミヤの1/12ケイターハムスーパー7です。
もともと精密なキットですが、それをさらに超絶ディティールアップし、しかも、
フロントカウルなどはアルミを叩き出して自作しているそうです。

手作りとは思えないあまりにもシャープな出来に、見ていて、感動してしまいました。
それにアルミそのものの質感が、いやがうえにもリアリティを高めています。
とにかく、今回の展示で、この自作模型が、もっとも印象に残りました。

ちなみに、このギャラリーでは、七月に柴田製作所さんの個展も開かれるとのことですので、
そのさいには、また見学をさせていただければと思っています。



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