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アップが遅くなってしまいましたが、前回の続きです。
ダイバーシティ東京で実寸ガンダムを見学したあとは、
ふたたびゆりかめめで新橋まで戻り、今度は、乃木坂まで行ってみることしました。
乃木坂には、国立新美術館があり、
おりしもいま『クリスチャン・ボルタンスキー展』が開催されているとのことで、
上京のさいには、ぜひ見学したいと思っていたのです。

じつは、前日も新国立美術館にきたのですが、あいにくお休みで、
なかに入れませんでした。もうがっかりです。
というわけで、あらためて出直してきたという感じです。
それにしても、新国立美術館に入るのは、ほんとうにひさしぶり。
おおよそ10年ぶりでしょうか……。

しかも、この同じ時期に、エゴンシーレ、グスタフクリムトの作品を展示した、
『ウイーンモダン クリムト、シーレ世紀末への道』という企画展も行われていました。
ですが、このとき、時刻はすでに午後三時を回っており、
とてもふたつの企画展を見学することは不可能です。

というわけで、泣く泣く、ボルタンスキーを選択。
エゴンシーレが好きなので、見たかったのですが……。
豊田市美術館あたりで、巡回展、やってくれるといいんですが。

乃木坂から

東京メトロ乃木坂駅で降りると、すぐに国立新美術館に行けます。
前日は六本木で降りてしまったので、雨の中をちょっと歩く羽目になりました。
それにしても、美術館で過ごすには少しもったいないような、
真っ青な空でした。

ボルタンスキー展は、美術館の二階で行われています。
さっそくチケットを購入して、入場しました。
光を遮断した展示会場に入るのは、なんともワクワクした気持ちになります。

○ 国立新美術館の情報はコチラヘ ~

会場に入場して、まず最初に見ることになるのは、二本のごく短い映像作品です。
1本目は、地下室とおぼしき部屋に監禁された、仮面を被っているらしい男が、
ひたすらに咳をするというものです。
拘束されているのか、足を伸ばして座っており、身動きができないようすです。
フィルムの映りが悪いために(意図的に画質を落としてあるのではと思います)、
細部はどれもはっきりしません。
男の咳は止まる様子はなく、ときおり血も吐いています。
その血は、投げ出した足のあたりに、ぬるぬるとした塊となってこびりついています。
なんとも残酷で、息苦しくなるような映像で、すぐ近くにいた若い女性客は、
怖い、怖すぎる、といって、スクリーンのある室内を出て行ってしまいました。
たしかに、不気味な作品なのですが、どういうわけか、魅入ってしまいます。

また、もう一つの映像作品は、不可解なボーンという電子音とともに始まります。
場所は暗い室内で、部屋の中央には椅子があり、女性おとぼしき人形が座っています。
その人形に向かって、匍匐前進するように、仮面をかぶった人物がにじり寄ります。
仮面を被った人物は、女性の人形に近づくと、口のあたりから生身の舌を出して、
人形の顔を舐めまわします。
電子音は同じトーンのまま、鳴り続けています。
不気味で、官能的で、なにを意味するのかもわからない映像作品ですが、
その不気味さに、妙な魅力があるのです。
なんというか、見てはいけない人の暗い秘め事を垣間見たような、そんな気分になるのです。
この二本の映像作品を最初に見ることで、このあとの作品を味わう、
精神的な準備ができるといった感じです。

そのあとは、古いポートレイトを使った作品群を見学することになります。
これらポートレイトは、どれも少しピントが甘くなっており、それらを、
フィラメント剥き出しの電球とともに、まるで祭壇に見立てて、作品化しています。

この一連の作品には、ほんとうに圧倒されます。
仄暗く、ノスタルジックで、電球のあかりは神聖な印象を見るものに与えます。
また、この電球の配線も、見事なまでに作品化されています。
この電線は神経細胞のようであり、作者にもそうした意図があるのか、
などとも思うのですが、見ているうちに、
そんな安易な理屈づけなど、不必要だとも思えてきます。
ただただ、そのビジュアルに酔うばかりでした。

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そして、ここから先は、写真撮影が許可されている展示スペースとなります。
こちらは、薄い布に左右から影を投影した作品です。
影はわずかな風をうけて、ゆらゆらと動いており、そのたびに影のボケ足も変わります。
この作品を見ていると、なにかしら心がざわつく感じがします。

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その向こうにあるのが、黒い山のような作品です。
黒い物体は、すべてコートなのですが、よほど近くに寄らない限り、
コートだとはわかりません。

周囲には、このコートをひとつひとつ椅子のようなものに立てかけた作品があり、
近づくと、話しかけてきます。
あるコートは「聞かせて、ずっとひとりだったの?」とつぶやき、
またあるコートは「聞かせて、死ってなあに?」と話しかけてきます。

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こちらは映像作品です。
植物のような枝に、鈴がついていて、風に揺れている場面が映し出されています。
あたりには鈴の音がたえず響き渡り、不思議な雰囲気を醸し出しています。

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こちらも映像作品です。
パッと見ただけでは、静止画のように見えるのですが、金属製のオブジェが、時折、
風で向きを変えたりすることで、動画だとわかります。
この部屋には、三つのスクリーンが扇状に配置されており、鑑賞者は、
中央のベンチに座って、作品を堪能するかたちになります。

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この部屋には、不思議な金属音が流れています。
人の心をかき乱すような、独特の音です。
しかしこの音が、スクリーンの映像とマッチしています。
人類のいなくなった地球で響いているような、そんな音です。

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撮影許可エリアはここまで。
この来世のエリアからは、ふたたび撮影ができません。
来世は、ぜひ、会場に行って、ご覧いただければと思います。

ボルタンスキーの作品は、五感で感じる作品です。
また、揺れる光と陰など、動的表現がなされた作品も少なくありません。
作品の写真などでは、その魅力を伝えられませんので、
お近くにお住いの方は、ぜひ、会場に足を運んでみてください。

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それにしても、今回の上京で、国立新美術館にこられたことは、
ほんとうに大きな収穫でした。
ぜひとも、また、いきたいものです。



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展示会場前

早いもので、2019年もまもなく半分が終わろうとしています。
気がつけば、もう夏なんですね。
今年の夏も、去年と同じように厳しいのでしょうか……。
それを思うと、ちょっと気が滅入ってしまいますネ。

それにしても、ここのところ、お仕事については、いたって暇な状態になっています。
あまりに忙しいのも、それはそれで、かなりしんどいわけですが、
暇になると、今度は、精神的な面で不安になりますよね。
まあ、これが自営業のさだめというところでしょうか……。

もっとも、こんなときこそ、作品作りに専念したり、また、
スキルアップをしていきたいものです。
とくに今年は、晩秋から冬にかけて、東京の池袋で、
グループ展に参加をさせていただく予定ですので、
いま、この時間を使って、作品作りに日々勤しんでいます。

さて、そんな話はさておいて、本題に……。
すでに二週間以上も前のことになりますが、
名古屋の『ノリタケの森ギャラリー』で行われていた、
第14回オートモビルアート展2019の見学に行ってきました。
このエキシビションは、さまざまなクルマのイラストや模型を一堂に展示するもので、
毎年、ノリタケの森ギャラリーにて開催されています。

昨年は失念していて見学に行くことができなかったのですが、
今年は、DMが届いたこともあり、あらかじめしっかりと見学日の予定を立てておきました。
(そういえば、昨年は、そもそもDMが届いていなかったような気がします)
会場であるノリタケの森へは、クルマで40〜50分ほどで行くことができました。

さわやかな晴天

というわけで、お昼過ぎに、ノリタケの森に到着。
この場所は名古屋駅の目と鼻の先なのですが、とても自然豊かで、しかも静かです。
酷暑が予想されるこれからの季節は、お散歩にはあまり向かないかもしれないですが、
のんびりと歩くには、まさに最適の場所かもしれません。

いい雰囲気

庭内にはカフェやレストランもあり、しかも、どこも清掃や手入れも行き届いて、
ただ歩いているだけでいい気分になります。
まさに憩いの場という感じですね。

ノリタケの森ギャラリー

私は、このノリタケの森に来るのは二年ぶりなのですが、
それよりもまず、名古屋にくること自体が、とてもひさしぶりです。
岐阜から名古屋はそれほど遠くはないのですが、
去年から今年にかけて、なかなか名古屋にくる機会がありませんでした。
(ヨメはあまり名古屋のような人の多いところに行きたがりませんし)

キャラ

会場となったノリタケの森ギャラリーのまえには、スズキ・キャラが展示してありました。
このクルマは、希少車といってもいいのではないでしょうか。
いまでは、すっかり見かけなくなりました。

会場風景

会場に一歩足を踏み入れると、俄然、気持ちは盛り上がります。
壁面にはイラスト作品がところせましと展示され、
中央のブースには模型作品が並べられています。
模型は、モデルアートといった模型雑誌の作例となったものをはじめ、
どれもクオリティの高い作品ばかりです。
それにしても、イラストと模型の展示って、まさに夢のような取り合わせですね。

参加されている作家さんは、前回と同じ方々ばかりではないかと思います。
アドビイラストレーターを使って、リアルなカーイラストを製作されている方、
また、精緻な内部構造図を描かれている方、
ほのぼのとした画風の方など、さまざまな作品が壁面を飾っていました。
なかには、かわいいドット絵を描かれている作家さんなど、
今回はじめて見る作家さんもいました。

クルマの模型

こちらは、1/24のカーモデルです。
一見すると、ストレートにキットを組み立てたもののように見えますが、
とても手が入れられているようです。

BMW2002

こちらは1/24のBMW2002です。ハセガワの新しいキットですね。
このような旧車も、新製品として発売されています。
BMW2002のニューキットで出るなんて、それだけで、すごいことだと思ってしまいます。
いつかは、作ってみたいですね。
それにしても、塗装がとてもきれいです。ピカピカですね。

ガレージオラマ

タミヤのフィアット500を使った、ガレージのジオラマもありました。
夢のガレージライフも、1/24だったら、可能かも……。

金属製自作模型

そしてこちらは、模型展示の目玉といっていいかもしれません。
車体はすべてアルミ板を叩き出して自作し、エンジンは金属を鋳造で作り、
そのなかに、これまたすべて自作したピストン、コンロッド、クランクシャフトを納め、
さらには可動するという、まさに神業のような作品です。

しかもホイルは、実物と同じように、マグネシウムを使って作られています。
石膏の型を使って、マグネシウムを鋳造して作ったというのですが、
ディティールの再現度は、まさに完璧です。
(単に正確な形状を追求するのであれば、レジンでも十分なのですが、
マテリアルの面からも、リアルを追求しているんですね)
こうなると、もはや、模型というよりも、実物の縮小物といっていいものです。

この作品は、前回の展示会のさいにもあったのではないかと思いますが、
そのときは、あいにく、作者の方が在廊されておらず、
製作にまつわる詳しいお話を聞くことができなかったのですが、
今回は、ちょうど作者の方がいらっしゃったので、
さまざまな苦労話をお伺いすることができました。

この作品、なんと、ネジまで自作されており、
その最小のものは、0.4ミリサイズだといいます。
また、ラックアンドピニオンのウォームギアも自作されているのだそうです。
(ですので、ハンドルを切ると、実車同様ステアリングが切れます)
ほんとうに、もはや神域に達しておられるといっても、過言ではありません。

以前、三重の津で開催されていた模型展示会で、
ケミカルウッドをスクラッチして作ったクルマの模型を見たさい、
あまりのクオリティの高さに驚いたことがありますが、今回のこの金属製模型は、
そのときの感動を上回るものがありました。
それにしても、世の中には、ほんとうにすごい人がいるものですね。

タミヤのスーパー7

こちらは、同じ方が製作された、タミヤの1/12ケイターハムスーパー7です。
もともと精密なキットですが、それをさらに超絶ディティールアップし、しかも、
フロントカウルなどはアルミを叩き出して自作しているそうです。

手作りとは思えないあまりにもシャープな出来に、見ていて、感動してしまいました。
それにアルミそのものの質感が、いやがうえにもリアリティを高めています。
とにかく、今回の展示で、この自作模型が、もっとも印象に残りました。

ちなみに、このギャラリーでは、七月に柴田製作所さんの個展も開かれるとのことですので、
そのさいには、また見学をさせていただければと思っています。



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三式戦 飛燕

さて、ちょっと前の話になってしまいますが、今月の4日に、
岐阜県各務原市にある、航空宇宙博物館に見学に行ってきました。
今回は、その時の模様などを、いくつか写真を交えて、紹介したいと思います。
4日の日曜は、あいにくの雨になってしまい、お出かけをするには不向きな日でした。
ですが、こんな日こそ、屋内施設に出かけてみよう、ということで、
急遽、航空宇宙博物館への見学を思い立ちました。
なにしろ、この博物館では、旧陸軍の戦闘機、三式戦『飛燕』の実機展示が行われており、
私も、この機体を見学に行きたいと思いつつも、なかなかその機会がなかったのですが、
この雨の日曜日に、満を持して出かけてみることにしました。

とはいっても、ここ岐阜市から、各務原市まではとても近く、
クルマであれば、およそ三十分くらいで着いてしまいます。
もっとも、この近さゆえに『いつでも行けるから』という思いがあって、
いままで、見学をする機会がなかったといえるかもしれません。

ただ、この日も、午前中はほかのことをしていたりと、ちょっとバタバタしていて、
結局、お昼ご飯を食べてから、各務原に出かけることになりました。
ところが、途中、渋滞に引っかかるなどして、思いのほか、
現地到着までに、時間がかかってしまいました。
(国道21号線は、いつも混み合ってしまうものなのですが……)

目的地の各務原航空宇宙博物館に着いたのは、すでに午後二時過ぎ。
予定よりもちょっと遅くなりましたが、さっそくチケットを買って入場してみました。
館内は、とても多くの人で賑わっていました。
この施設の人気はとても高いようです。

じつは私は、十年以上前、この各務原航空宇宙博物館には、一度、来たことがあります。
ですが、その当時といまとでは、展示の仕方などが大きく変わっているようでした。

サルムソン2A2

こちらは、サルムソン2A2という偵察機だとのことです。
実機ではなく、復元された模型とのことですが、この機体は、かつて、
この博物館を訪れたさいにも、見学した覚えがあります。
クラシックな複葉機は、味わいがありますね。

ライトフライヤー

そのうえには、ライト兄弟が飛行に成功させたという、
ライトフライヤーが展示されていました。
ただ、天井から吊るすかたちでの展示ですので、細部を間近で見ることはできません。
展示スペースが限られているので、こうした吊るし型展示も、
やむを得ないところではありますが、できれば間近でディティールを見たいものです。

飛燕展示室

そして、次の展示室に進むと、そこにはすでに飛燕の勇姿が……。
その姿が目に飛び込んでくると、なんともいえないオーラのようなものを感じました。

胴体

機体は無塗装状態です。なので、撮影すると、モノクロ写真のような、
色彩を欠いた不思議な印象になりました。

私は、飛行機のことは詳しくないのですが、
この機体のフォルムは、やはり、ドイツ空軍のメッサーシュミットMe109に、
とてもよく似ていると思います。
とくに、エンジンの排気管の位置や、キャノピーのあたりは、
非常に類似しているのではないかと思います。
もっとも、この機体のエンジンは、メッサーシュミットと同様、
液冷V型エンジンを逆さにして搭載していますので、
どうしても、形状において、メッサーとの類似が出てしまうのかもしれません。
(イタリアのマッキも、似ていますよね)
ただ、メッサーの脚の折りたたみ方式と、飛燕の折りたたみ方式は逆になっており、
また、機体下端のラジエーターの空気取り入れ口も、メッサーと違って、
大きく張り出しており、このあたりは、この機の独自性のようなものを、
感じさせるかと思います。

機首部分

こちらは機首部アップ。鋲の位置などがよくわかります。
また、主脚格納庫はライトアップされていました。

キャノピー部分

キャノピー部は、一部、最近になって改修されたところなどもあるようです。
しかし、機体の多くの部分は、当時作られたオリジナルのようです。

上方から

施設には階段であがる中二階部分もあって、
優美な機体を上部からも見学できるようになっています。

倒立V型エンジン

こちらが、飛燕に搭載されていた、液冷のV型エンジンです。
逆さに搭載(倒立)されるので、カムカバーがしたにきています。

それにしても、なぜ、このように、逆さ状態でエンジンを搭載したのか。
そのあたりを、館内にいた職員の方に聞いたのですが、
このように、逆さ状態にすることによって、エンジン上部に、
機銃の銃座を取り付けることができるという利点があり、
また、機体の下方からエンジンの整備ができる利点もあったといいます。
しかも、被弾にさいしても、メリットがあったといいます。

さらに、張り出してしまうカムカバー部分がしたにくることで、
コクピットからの視界を確保するという利点、
加えて、排気管がしたにくるため、仮にオイルなどが漏れても、
キャノピーを汚す可能性が低くなるという利点までもあったといいます。

そうした点を考えると、倒立によるエンジン搭載は、いいことづくめのように、
思われていまします。

ただ、液冷エンジンは、当時の日本の技術力では、生産も整備も、
難しかったようで、機体の稼働率という面において、思惑通りにはいかなかったところも、
あったようです。

また、エンジンの生産は思うようにはかどらず、一方で機体だけは、
計画通り生産が進んでしまい、一部の飛燕の機体は、
空冷エンジンを積んだ『五式戦』として、生産されることになりました。

ちなみに、この飛燕を含む戦闘機には、
木製の増槽(予備燃料タンク)が搭載されていたといいますが、
その生産の多くは、私の出身地である、飛騨高山で多くが生産されたといいます。
実際、私も、高山で木製の増槽を作っていたという話は、子供の頃に聞いたことがあり、
木工製品の製造を得意とした高山らしいエピソードといれるかもしれません。

その増槽の実物の展示もされていたのですが、
職員の方とのお話に夢中になってしまって、撮影するのを忘れてしまいました。
残念です。

計器板

また、こうした計器類の展示や、飛燕に付随する展示も多くなされていました。

水上機

次の展示ブースは、大型の格納庫となっており、たくさんの機体が集められていました。
こちらは、大型の水上機のようですが、名称はわかりません。
こんな機体があったんですね。

F-104

こちらは、最後の有人戦闘機と呼ばれた、ロッキードF-104です。
すでに退役して久しい戦闘機ですが、いま見ても、直線的なフォルムはかっこいいですね。
また、機体のあちこちに書かれた注意書きも、メカ感をより高めているような、
そんな気がします。

T-2

こちらは、自衛隊の練習機T-2だったかな。
以前、浜松の航空自衛隊の基地で、コクピットに乗せてもらった機体かと思います。

飛鳥

STOL実験機の飛鳥の実機も展示してありました。
多大な研究費を投じて開発されたにもかかわらず、STOL機の需要がなくなり、
実験機の一機のみの生産で終わったという機体です。

P-51用エンジン

こちらは、アメリカ軍のP-51ムスタングなどに搭載されたという、
液冷エンジンです。こちらは、飛燕と違って、倒立にはされず、
カムカバーが上部にきています。
なんとなく、このほうが、見ていて安心しますね。

宇宙服

この時期は、宇宙関係の展示も広くされていました。
小惑星探査機のはやぶさや、宇宙実験室の展示などもありました。

というわけで、館内の見学を一通り終えて、そのあとは、屋外の展示物を、
見てみることにしました。

YS-11

こちらは、YS-11です。
ただ、屋外展示ですので、機体のコンディションは、
あまりよいものとは言えないようでした。

こうして、雨の日曜は、飛燕をはじめとする航空機見学で終わりました。
なかなかに有意義な一日でした。



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冬の大坂城

前回、当ブログで、大阪のギャラリースプーンさんで、
この年末に開催された企画展『絶滅動物展』のご紹介をさせていただきましたが、
今月の18日に、私も、遅まきながら、
参加されたみなさまの展示作品を見学するため、大阪まで行ってきました。

大阪へ行くのはちょうど二年ぶり…。
この二年前の大阪行きのときも、今回と同様、スプーンさんで行われた企画展の見学と、
(このときの企画展は、爬虫類をテーマにしたものでした)
会期のはじめに開かれたオープニングパーティー出席のためでした。

もっとも、今回の大阪への旅は、
泊まりではなく、日帰りということになってしまいました。
せっかく大阪まで出向くのであれば、観光も兼ねて、
ぜひとも泊まりがけで行きたかったのですが、年末のこの時期、
お仕事のうえで、成り行きを見守らなければならないものがいくつかあり、
泊まりがけというのは、ちょっとできない状況でした。
そんなわけで、不本意ながら、一日だけの大阪行きとなりました。

また、今回は、大阪へ行くルートも、前回とは変えてみました。
前回は、ここ岐阜市から、クルマで岐阜羽島というところまで行き、
そこから、新幹線に乗って大阪まで向かいましたが、
(岐阜羽島は新幹線の駅がある街なのです)
ですが今回は、在来線を使って大阪まで行ってみることにしました。

なにしろ、ヤフー路線検索で見てみると、在来線を使ったとしても、
それほど多大な時間がかかるわけではないようですし、
こうした新しい路線を使ってみることにも、少し興味があり、
今回は、この方法での大阪行きを決意しました。

もっとも、時間のない日帰りだからこそ、道中の時間を惜しんで、
新幹線で行くべきでは、とも考えましたが、そうしたところで、
やはり日帰りでは、どうせたいした観光はできないだろうと思い、
お楽しみはまた次回にとっておいて、とりあえず今回は、
在来線で行くのが、妥当かとも考えました。

というわけで、まず、岐阜市の隣の大垣市まで、ヨメの車で送ってもらい、
そこから、米原行きの電車に乗り、米原からは、姫路行きの快速に乗り換えます。
乗り換えの必要があるということから、待ち時間をとられそうな気がしますが、
乗る便をうまく選べば、双方の列車の連絡は、とてもスムーズです。
というわけで、難なく大阪まで行くことができました。

大阪駅到着

大阪はやっぱり大都会ですね。
もともと田舎者ですので、大きな街にくると、気持ちも高まります。
というわけで、大阪の御堂筋周辺で昼食をとり、
その後は、天満橋にあるギャラリースプーンさんへ向かおうとしました。
が、天満橋に着いたところで、ちょっとだけ大阪城に立ち寄ってみることにしました。

なにしろこの日は絶好の好天。
抜けるような青空がとても気持ちよく、
散歩がてら、街を歩きたくなってしまいました。

大坂城へ

そんな日和のせいか、平日といえども、たくさんの観光客があたりを散策していました。
とはいえ、聞こえてくるのは外国の言葉ばかりで、
日本人の観光客は、ほんのわずかといった感じでした。

私の出身地である飛騨高山もそうですが、
ここのところ、外国人の観光客が、とても多くなりました。
それは、どこの地域でも変わりはないようです。

天守

そしてこちらが、大阪城の姿です。
もっとも、時間がなかったので、城の中には入らずそのまま素通り。
城の近くには、無料ボランティアガイドさんの詰所があり、
初老と思われるガイドさんがふたりほどいましたので、
できれば、ガイドをお願いしたいところでしたが、これも今回は断念しました。
う~ん、残念です。

そうはいっても、このまま帰るのはさすがに名残惜しいので、
城の裏手にある、豊臣秀頼、淀殿、自刃の地へといってきました。

秀頼自刃の地

あたりには多数の観光客がいるにもかかわらず、
この場所に近づく人たちはおらず、ひっそりとしていました。
ですがそれがかえって、この場所にはふさわしい気がします。

この裏手の場所から城を見上げると、ふと、
大坂夏の陣で焼け落ちる大坂城を想像してしまいます。
炎に包まれる大坂城を草葉の陰から見た秀吉は、どんな思いだったでしょうか…。

そんなわけで、ひととき、豊臣政権の末路に想いを馳せつつも、
すぐにこの場をあとにして、今回の目的地である、ギャラリースプーンさんに向かいました。
ギャラリースプーンさんは、イラストレーションのマネジメント業などをされている、
株式会社スプーンさんが運営しており、私も、常日頃からお世話になっています。
というわけで、まずはスプーンさんにご挨拶をさせていただき、
それから、隣接するギャラリーを見学させていただきました。

今回は、在廊していた作家さんの方と、いろいろとお話をさせていただいたり、
また、おりしも、会場を訪れた立体作品の作家さんの方とも、
お話をさせていただきました。
私は、同業者の方のお知り合いがあまりおらず、こうして、
さまざまな作家さんとお話をさせていただけることは、
とても貴重で、有意義な時間を過ごすことができました。
(企画展 絶滅動物展は、12月21日に、好評のうちに幕を閉じました)

ちなみにこのとき、会場にカメラをもっていっておらず、
写真を撮影することはできませんでした。
ですが、今回、この場で、私の作品をご紹介したいと思います。

今回の作品

今回は新作が製作できず、過去作の出品となってしまい、
ちょっと不本意なこととなってしまいましたが、時間が許す限り、
わずかですが、手を加えています。

まず、レンダリング方法をパスとレーシングにし、
ライティングをイメージベースドライティング(IBL)方式に切り替えています。
この方法を使うと、よりリアルで、やわらかな陰影がつけられます。
ですが、このモデルに関しては、それほど大きな効果は出ませんでした。

その後は、マルチパスレンダリングにより得られた、
形状ID画像から選択範囲をつくり、ボディの錆などを、Photoshopで、
描き入れています。

とはいっても、マンモス自体は古いモデリングデータで、
現時点からみれば、とても稚拙なモデリングがされています。
すべての形状は自由曲面で作られていて、開口部は擬似ブーリアンを使っています。
いまだったら、オールポリゴンでモデリングし、擬似ブーリアンなど、
使わないのですが…。

次回、同様の機会があれば、今度こそ新作を作りたい、と、
強く思っています。

その後は、大阪の街を少しブラブラと歩いてみました。

中央公民館

こちらは、大阪の中央公民館で、たまたま行われていた、
プロジェクションマッピングのようすです。
テレビなどでは、プロジェクションマッピングを見る機会は多数あるものの、
実際に見物するのは今回がはじめてで、とても興味深かったです。

しかも、そこかしこにお店がでていたり、また、観客席が設けられていたりと、
クリスマスも近いことも手伝って、とても多くの人で賑わっていました。

イルミネーションロード

こちらはイルミネーションの通りです。
夜の闇が深まるとともに、イルミネーションの輝きは増していき、
見物客の数も多くなっていきました。

光のトンネル

こちらは、中華風の提灯がぶらさがった光のトンネルです。
幻想的な雰囲気で、気分も盛り上がります。

というわけで、短い時間でしたが、大阪の街を楽しんできました。
次回はぜひ泊まりがけで出かけたいものです。
また、スプーンさんには、今年も、たいへんお世話になりました。
ありがとうございました。
この場を借りて、厚く御礼申し上げます。


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ギャラリースプーン 絶滅動物展

今月 (2017年12月) の4日から、大阪のギャラリースプーンさんで、
グループ企画展『Extinct Animalss - 絶滅動物展』が開催されています。
夏にも、同じギャラリースプーンさんで『Deep Sea Creatures - 深海生物展』が開かれ、
私も参加をさせていただきましたが、今回の企画展開催の折りにも、ひきつづき、
お声をかけていただきました。

今回は、私を含む24人の作家、クリエイターの方々が、
さまざまな切り口で、絶滅生物をモチーフに作品を製作しています。
その範囲は、平面作品にとどまらず、立体作品などもあり、
バラエティに富んでいるとのことです。

じつは、もっと早く、この企画展のご紹介を、当ブログでしようと思っていたのですが、
以前の記事でも申し上げたように、この秋から冬にかけて、とても忙しく、
なかなかブログを書けずにいました。
というわけで、企画展はすでにはじまってしまっており、
ちょっと『いまさら』感はありますが、ようやく、こちらでご紹介することとなりました。

会期は4日から今月21日までです。もちろん入場は無料です。
開催時間は午前11時から午後7時までとなっています。
ただ、会期中の土日は、休廊となっていますので、
おでかけのさいは、くれぐれもご注意ください。

ギャラリーの場所 (大阪・天満橋) 等、詳しい情報はコチラです。
○ 大阪 天満橋 - ギャラリースプーン

じつは、同様の企画展は、一昨年の年末から始まっており、今回は4回目となります。
今回もまた、多くのクリエイターのみなさまとごいっしょさせていただき、
とても光栄に思っています。

絶滅動物展 DM宛名面

と、いいつつ、私は、いそがしさのあまり、
今回の企画展用の新作を製作することができず、過去作の出典となってしまいました。
新たな作品を作ることができなかったことは、大変無念でしたが、
幸か不幸か、過去作のなかから、テーマに合いそうな作品があり、
(当ブログのイメージ画像にも使われているマンモスを使った作品です)
やむなく、そちらを出展することとなりました。

今回の作品は3Dによるもので、しかも、十年近く前のものです。
もし新作が製作できたなら、3Dは使わず、
夏の企画展出展作品と同じように、2Dによる作品を出したいと考えていました。

企画展出展作品

こちらが夏の企画展のさいの私の出展作品です。
エンピツと、CLIP STUDIO PAINTを使って書いてみました。
今回も同じ方法で作品作りをしたいと考えていたのですが、
それもかなわず、しかも、マンモスのモデリングデータはとても古いもので、
当時の私の技術も稚拙であり、なんともお恥ずかしいというか、
忸怩たる思いがあります。

このマンモスを作った時期は、Shade3Dも、
まだポリゴンモデリング機能が弱く、
モデリングはもっぱら自由曲面に頼らざるをえませんでした。

が、この自由曲面というのは、じつに不自由なものであり、
しかも、すぐにシワがよるなど、扱いやすいものでありません。
私としては、不自由曲面と勝手に呼んでいるほどです。
Shade3Dを開発している側でも、それがわかっているのか、
バージョンアップを繰り返しても、自由曲面に関する使い勝手は進化はせず、
新しい機能も加えられないままで、
その一方で、ポリゴン機能の充実ばかりがはかられているように思います。

最新のShade3D ver.17では、NURVS曲線が使えるようになったとのことで、
(私はまだパージョンアップしていないのですが、年内には行なう予定です)
そうなると、自由曲面の出番はますます少なくなり、
自由曲面ソフトとしてのShade3Dの価値は、さらにあやふやになるように思います。

絶滅生物展出展作品

すみません、話がちょっと脱線してしまいましたが、
いずれにしても、マンモスは、自由曲面によって作られており、
しかも、開口部などは、疑似ブーリアンを使うなどしているため、
開口部のエッジは美しいものでありません。
こんな作り方をしていたんだなあ、などと思うばかりです。

とはいえ、古い作品をそのまま出すわけにもいかず、今回は、
レンダリングや画像処理については、新たに行なってみました。
まず、レンダリング方法を、通常のレイトレーシングから、IBLレンダリングに変えて、
再レンダリングしました。

ですが、レンダリング方法を変えても、古いモデリングデータは、
見違えるほどは変わらなかったようです。
そのうえで、さらに、画像処理を加えたりするなどして、完成させました。

いずれにしても、作品については、ギャラリースプーンさんで、
直接、ご覧になる方もいらっしゃると思いますし、私としても、
そちらをお進めいたしたいところですので、このブログでの紹介は、
作品の一部部分だけにして、全景のご紹介は、もう少しあとにしたいと思います。

私自身も、いま抱えているお仕事が一段落したら、
一度、大阪まで出向きたいと思っています。



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