
さて、ちょっと時間が空いてしまいましたが、
前回に引き続き、今回も『MINIで行く富士五湖湖畔ドライブ』の続きを、
ご紹介したいと思います。
六角堂に行ったあとは、駐車場に戻ってふたたびMINIに乗り、
反時計回りに、河口湖の湖畔を走ってみました。
その途中、大石公園という、比較的大きな公園に立ち寄ってみました。
この公園は、三年前の甲府&富士五湖旅行のときにも立ち寄ったのですが、
そのときは、薄い雲こそ出ていたものの、好天に恵まれ、
富士山の姿がはっきりと見えました。
ところが、今回は、この期に及んでも、天候の回復はまったくなく、
富士山はまったく拝めないままでした。
前日に七時間半という長い時間をかけて甲府まできて、しかもこの日は、
さらに一時間半ほどかけて富士五湖まで登ってきたというに、ほんとうにがっかりです。
きっと、日頃の行いが悪いんでしょうね。
はあ〜、残念です。
もっとも、雨が降る気配は、以後、終日なかったので、
その点では、さいわいだったかと思いますが……。

ちなみに、こちらが、大石公園の駐車場に止めたMINIの姿です。
それにしても、やっぱり、MINIは小さいですね。
この小さな車体で、はるばる岐阜市から河口湖までやってきたのかと思うと、
いまさらながら、よくやった、という思いもします。
まあ、実際に乗ってみると、それほど車内が狭いという印象はなく、
エアコンがないということを除けば、快適なんですが。

ちなみに、この公園に滞在しているあいだ、ほんのわずかな時間でしたが、
なんとか富士山の頂上を拝むことができました。
といっても、見えるか見えないかの、極めて微妙なところなんですけどね。
ちなみに、この大石公園では、MINIを駐車した直後に、
初老の男性から、声をかけられました。
なんでもその方は、以前、MINIに乗っていたそうで、
懐かしくなって、声をかけてくださったそうです。
また、外国人観光客が、MINIといっしょに写真を撮ったりしていました。
Nice carなどといわれて、ちょっとうれしかったです。

その後は、河口湖を一周し、道の駅かつやまによったりするなど、
湖畔ドライブをして、甲府の宿へと帰りました。
翌日は岐阜に帰る日ですが、そのまえに、
甲府市内にある武田神社に寄ってみることにしました。
この神社は、武田信玄の居館がだった『躑躅ヶ崎館』の跡地にあり、
現在は神社として地域の人たちに慕われているそうです。
こちらには、前回の甲府旅行の際にも立ち寄りましたが、今回もまた、
足を運んでみることにしました。

ちなみにこの日は、前日に比べれば、お天気もよく、
(といっても、快晴というほどではないのですが)
まあまあの行楽日和となりました。
一昨年、NHKのBS放送で、武田信玄の軍師『山本勘助』の生涯を描いた、
大河ドラマ『風林火山』が、再放送されました。
私もこの風林火山を毎週欠かさず見ていましたが、
こうした大河ドラマの再放送もあったためか、境内のあちこちに、
孫子の旗がはためいていました。

速きこと風の如く、静かなること話の如く、
侵掠すること火の如く、動かざること山の如し……。
内野聖陽のナレーションが思い出されますね。ああ、かっこいい。

ちなみにこちらは、武田神社の東側にある出入り口です。
武田神社は南側を正門としていますが、躑躅ヶ崎館は、この東側を正門としていたようで、
大河ドラマ風林火山や、武田信玄で、使番の馬が駆け込んでくるところは、
この東側の門だったと思われます。
というわけで、境内にある資料館にも入ってみました。
この資料館には、足利義昭の書状、晴信の母である大井夫人の短刀、
孫子の旗、『毘』の字が入った上杉謙信の旗指物などが展示してあり、
歴史好きの人ならば、狂喜しそうな展示物が溢れています。
この武田神社で、歴史ボランティアガイドさんに、
ガイドをお願いしようと思っていたのですが、
タイミングが悪かったのか、その姿を見かけることはありませんでした。
ですので、神社のすぐ前にある新設された資料館で、
ガイドさんに関する問い合わせをしたのですが、あいにく出払っているとのことで、
結局、ガイドさんをお願いすることは、かないませんでした。
なかなかおいそれとはこれないところなので、とっても残念です。
新設された資料館のすぐそばには、以前にはなかった飲食店もありました。
その名も、なんと『由布姫』。
やっぱり、風林火山の影響が大きいようですね。
ちなみに、大河ドラマ武田信玄では、由布姫の名が『湖衣姫』となっていました。
信玄の側室にしたこの姫の名は、実際には不明だそうで、
由布姫や湖衣姫という名は、ともに、架空の名称のようです。
(実際には、諏訪御料人と称されることが多いようです)

この『由布姫』で、昼食をとることにしました。
ヨメともども、あごだしラーメンをいただきました。
その後は、武田信玄が築いたという『信玄堤』へと行ってみることにしました。
信玄堤に行くのは、今回がはじめてとなります。
とはいえ、カーナビなどない私のMINI。
大いに道に迷い、しかも、ものすごくせまい住宅街の道へ入り込んだりと、
なかなか苦労しました。

まあ、いろいろありましたが、どうにかやっとで信玄堤に到着。
ただ、駐車場が大きくはなく、しかも車はけっこう止まっていて、
どうにか一台、スペースを確保できました。

古来、甲斐の国は肥沃ではなく、雨季にはこの釜無川が頻繁に氾濫したといいます。
甲斐国主となった武田晴信(信玄)は、このあばれ川であった釜無川に、
大規模な堤防を築いて、洪水被害を防ごうとしたといいます。
ここ甲府において、信玄公は、いまでも絶大な人気があるようですが、
その理由は、戦に強い武将というだけでなく、こうした治水事業を行って、
領民の生活を守ろうとした姿勢にも、あるのかもしれません。
ちなみに、この場所では、おみゆきさんという、男性が女性の格好をしてお神輿を担ぐ、
ちょっと変わったお祭りも開かれるそうです。
これにて、甲府観光は終了。
あとは、ひたすら岐阜を目指して下道を走るのみです。
こうして、北杜市を経由して茅野へ行き、杖突峠、高遠を経由して、
権兵衛トンネルを超え、岐阜まで帰ってきました。
長い長いドライブでした。
でも、今回も、MINIは順調に走ってくれました。
またロングロングドライブに行きたいものです。
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