孫子の旗指物

さて、ちょっと時間が空いてしまいましたが、
前回に引き続き、今回も『MINIで行く富士五湖湖畔ドライブ』の続きを、
ご紹介したいと思います。

六角堂に行ったあとは、駐車場に戻ってふたたびMINIに乗り、
反時計回りに、河口湖の湖畔を走ってみました。
その途中、大石公園という、比較的大きな公園に立ち寄ってみました。

この公園は、三年前の甲府&富士五湖旅行のときにも立ち寄ったのですが、
そのときは、薄い雲こそ出ていたものの、好天に恵まれ、
富士山の姿がはっきりと見えました。
ところが、今回は、この期に及んでも、天候の回復はまったくなく、
富士山はまったく拝めないままでした。

前日に七時間半という長い時間をかけて甲府まできて、しかもこの日は、
さらに一時間半ほどかけて富士五湖まで登ってきたというに、ほんとうにがっかりです。
きっと、日頃の行いが悪いんでしょうね。
はあ〜、残念です。

もっとも、雨が降る気配は、以後、終日なかったので、
その点では、さいわいだったかと思いますが……。

小さなMINI

ちなみに、こちらが、大石公園の駐車場に止めたMINIの姿です。
それにしても、やっぱり、MINIは小さいですね。
この小さな車体で、はるばる岐阜市から河口湖までやってきたのかと思うと、
いまさらながら、よくやった、という思いもします。
まあ、実際に乗ってみると、それほど車内が狭いという印象はなく、
エアコンがないということを除けば、快適なんですが。

富士山のかすかな山頂

ちなみに、この公園に滞在しているあいだ、ほんのわずかな時間でしたが、
なんとか富士山の頂上を拝むことができました。
といっても、見えるか見えないかの、極めて微妙なところなんですけどね。

ちなみに、この大石公園では、MINIを駐車した直後に、
初老の男性から、声をかけられました。
なんでもその方は、以前、MINIに乗っていたそうで、
懐かしくなって、声をかけてくださったそうです。
また、外国人観光客が、MINIといっしょに写真を撮ったりしていました。
Nice carなどといわれて、ちょっとうれしかったです。

道の駅かつやま

その後は、河口湖を一周し、道の駅かつやまによったりするなど、
湖畔ドライブをして、甲府の宿へと帰りました。

翌日は岐阜に帰る日ですが、そのまえに、
甲府市内にある武田神社に寄ってみることにしました。
この神社は、武田信玄の居館がだった『躑躅ヶ崎館』の跡地にあり、
現在は神社として地域の人たちに慕われているそうです。
こちらには、前回の甲府旅行の際にも立ち寄りましたが、今回もまた、
足を運んでみることにしました。

躑躅ヶ崎館跡

ちなみにこの日は、前日に比べれば、お天気もよく、
(といっても、快晴というほどではないのですが)
まあまあの行楽日和となりました。

一昨年、NHKのBS放送で、武田信玄の軍師『山本勘助』の生涯を描いた、
大河ドラマ『風林火山』が、再放送されました。
私もこの風林火山を毎週欠かさず見ていましたが、
こうした大河ドラマの再放送もあったためか、境内のあちこちに、
孫子の旗がはためいていました。

風林火山

速きこと風の如く、静かなること話の如く、
侵掠すること火の如く、動かざること山の如し……。
内野聖陽のナレーションが思い出されますね。ああ、かっこいい。

ほんとうの入り口

ちなみにこちらは、武田神社の東側にある出入り口です。
武田神社は南側を正門としていますが、躑躅ヶ崎館は、この東側を正門としていたようで、
大河ドラマ風林火山や、武田信玄で、使番の馬が駆け込んでくるところは、
この東側の門だったと思われます。

というわけで、境内にある資料館にも入ってみました。
この資料館には、足利義昭の書状、晴信の母である大井夫人の短刀、
孫子の旗、『毘』の字が入った上杉謙信の旗指物などが展示してあり、
歴史好きの人ならば、狂喜しそうな展示物が溢れています。

この武田神社で、歴史ボランティアガイドさんに、
ガイドをお願いしようと思っていたのですが、
タイミングが悪かったのか、その姿を見かけることはありませんでした。
ですので、神社のすぐ前にある新設された資料館で、
ガイドさんに関する問い合わせをしたのですが、あいにく出払っているとのことで、
結局、ガイドさんをお願いすることは、かないませんでした。
なかなかおいそれとはこれないところなので、とっても残念です。

新設された資料館のすぐそばには、以前にはなかった飲食店もありました。
その名も、なんと『由布姫』。
やっぱり、風林火山の影響が大きいようですね。

ちなみに、大河ドラマ武田信玄では、由布姫の名が『湖衣姫』となっていました。
信玄の側室にしたこの姫の名は、実際には不明だそうで、
由布姫や湖衣姫という名は、ともに、架空の名称のようです。
(実際には、諏訪御料人と称されることが多いようです)

あごだしラーメン

この『由布姫』で、昼食をとることにしました。
ヨメともども、あごだしラーメンをいただきました。

その後は、武田信玄が築いたという『信玄堤』へと行ってみることにしました。
信玄堤に行くのは、今回がはじめてとなります。
とはいえ、カーナビなどない私のMINI。
大いに道に迷い、しかも、ものすごくせまい住宅街の道へ入り込んだりと、
なかなか苦労しました。

またまた小さなMINI

まあ、いろいろありましたが、どうにかやっとで信玄堤に到着。
ただ、駐車場が大きくはなく、しかも車はけっこう止まっていて、
どうにか一台、スペースを確保できました。

信玄堤

古来、甲斐の国は肥沃ではなく、雨季にはこの釜無川が頻繁に氾濫したといいます。
甲斐国主となった武田晴信(信玄)は、このあばれ川であった釜無川に、
大規模な堤防を築いて、洪水被害を防ごうとしたといいます。

ここ甲府において、信玄公は、いまでも絶大な人気があるようですが、
その理由は、戦に強い武将というだけでなく、こうした治水事業を行って、
領民の生活を守ろうとした姿勢にも、あるのかもしれません。

ちなみに、この場所では、おみゆきさんという、男性が女性の格好をしてお神輿を担ぐ、
ちょっと変わったお祭りも開かれるそうです。
これにて、甲府観光は終了。
あとは、ひたすら岐阜を目指して下道を走るのみです。
こうして、北杜市を経由して茅野へ行き、杖突峠、高遠を経由して、
権兵衛トンネルを超え、岐阜まで帰ってきました。

長い長いドライブでした。
でも、今回も、MINIは順調に走ってくれました。
またロングロングドライブに行きたいものです。


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MINIで旅行

今年に入ってからあまり出番がなかった我がMINIですが、
先週末、泊りがけで、甲府、および富士五湖周辺に、ほんとうに久しぶりに、
ドライブに行ってきました。
なにしろ、三月にオイル交換をして以降、ほとんど初めての長距離ドライブということで、
大いに張り切って出かけたわけですが、気になるお天気はというと、
これがまた、なんとも微妙な感じで……。

ネットなどによると、気象に関するサイトや、テレビの予報では、
晴れマークが出ているものの、空模様は不安定になるという情報が出てきました。
ちょっと不安になる感もありましたが、とりあえず、
ヨメとともに、出発してみることにしました。

初日は、まず、宿をとった甲府まで行くことしました。
そのルートは、まず国道21号線に乗って東進し、次いで国道19号に出て、
瑞浪、中津川などを経由して長野県に入り、今度は北上。
木曽福島を超えたあたりで、進路をふたたび東に向け、
権兵衛トンネルと通り、伊那市に出ます。
伊那市から岡谷市に向かい、諏訪、茅野を経由して、山梨県に入り、
北杜市を通り過ぎ、甲府に至るというコースをとることにしました。
南アルプスがあるために、このような大きな迂回をしなければならず、
また、古いMINIで走ることから、高速道路に入るのも不安で、
(MINIにはETCなんて付いていませんし)
結局、今回も、すべて下道を通ってのドライブとなりました。

出発したときには、たしかに微妙な空模様で、ときに陽が差したり、
また、雲が出てきたりと、不安定な様子でしたが、雨が降るようなことはなく、
なんとか、お天気としてはもってくれました。

今回は、途中、諏訪湖を眺めてドライブしたいということもあり、
ただでさえ迂回路を通るのに、さらに遠回りをすることになりました。
もっとも、諏訪湖のあたりでは日差しもあり、かといって、
炎天下というわけでもなく、快適に走ることができました。
(すみません、運転中のため、道中の写真が撮れませんでした)

この空模様はその後もかわることはなく、ありがたいことに、
天候の急変はなかったのですが、山梨県の韮崎に入っても、
南の空は雲に覆われていて、富士山の姿は、まったく見えませんでした。
遠路はるばるここまできたのに、もうとっても残念です。

スーパーホテル甲府昭和

こうして、無事、甲府市に到着。予約を入れていた宿にチェックインしました。
もっとも、正確にいうと、山梨県中巨摩郡昭和町というところで、
歩いてすぐに甲府に入れるというところです。

到着時刻は午後七時前というところでした。
出発が十時過ぎでしたので、途中の食事や休憩の時間を差し引くと、
おおよそ、八時間のドライブということになります。
けっこうハードな長時間ドライブですが、MINIは元気に走ってくれました。
いつもありがとう。MINI。

いざ出発

そんなわけで、その翌日は、いよいよ富士五湖へ向けて、
さらなるドライブに挑みました。
ところが、この日も、空模様はなんとも微妙な感じで、日差しは時折差すものの、
空は雲がちで、もちろん、富士山はかけらも見えません。
う~ん、残念です。
それでも、気を取り直して出発しました。

ちょうど三年前、MINIで同じ甲府&富士五湖にきたことがありますが、
そのさい、甲府市から富士五湖に行くために、若彦トンネルを経由するルートを、
使いました。
ところが、このルートはほんとうに坂道が急で、もう、ほんとうにたいへんでした。
なにしろ、もう延々と、延々と、えんえんと、セカンドギアで登らねばならず、
非力な1000ccキャブのMINIには、かなりの重労働でした。
そんなこともあって、今回は、大月、都留を経由して、
富士吉田市に入るルートを選択してみました。

またしても大回りですが、このほうがずっと勾配が少なく、
クルマには、負担をかけずに済むと思ったからです。
そして案の定、実際に急勾配はかなり少なかったです。

道の駅

こちらは途中立ち寄った道の駅『甲斐大和』というところです。
こちらでちょっと休憩して、ふたたび出発。

こうしてお昼前に、富士吉田に到着。
レーダードームのある道の駅富士吉田に行ってみることにしました。

レーダードーム到着

で、お天気はというと、時折陽は差すものの、
空はところどころ鈍色の雲が覆うという感じで、ご覧のありさまです、
本来ならここから富士山が見えるはずなんですが、またしても、
かけらも見えません。ショボーン。

遠方に見えるレーダードーム

ただ、レーダードーム側の空は青空が覗いていました。
この雲の切れ間が、富士山にかかることを祈りました。

その後気、空のペットボトルをお土産物店で購入し、
まずは富士の湧水を汲んでみました。
この水汲み場、たいへんな人気で、たくさんの人が水を汲みにきていました。
みなさん、やっぱり富士山の水が好きなんですね。

吉田うどん

そのあとは麺がちょっと硬めの吉田うどんを食べてみました。
以前も、吉田うどんを食べたのですが、そのときは、麺の固さにビックリ。
が、ここ富士吉田の道の駅の吉田うどんは、麺の固さはあるものの、
食べやすい状態になっていました。
しかも、出汁がとてもおいしかったです。

その後は、河口湖に行こうとしましたが、西に向かうほど雲行きがあやしくなってきました。
しかも、事前のリサーチ不足で、道を間違えてしまい、
道の駅なるさわへと向かってしまうことに……。
とりあえず、こちらに立ち寄ってみることにしました。
が、ここで、とうとう雨が降り出してきてしまいました。
富士山が見えないばかりか、雨にたたられるなんて、ほんとうに不運です。

道の駅なるさわ

が、雨は霧のような小雨がほんのわずか降っただけで止んでしまいました。
まあ、降ったうちにはとても入らないような感じで、これには、
内心胸をなでおろしました。

自衛隊集結

ちなみに、この道の駅には、なぜか、陸上自衛隊車両が集結していました。
こういう光景は、この地方ではよくあることなのでしょうか。
高機動車 1/2tトラック、3.5tトラックなどでしょうか……。
軍用車マニアとしては、こうした車両を見物できるのはうれしいことなのですが、
なんだか、物々しくて威圧感ありますね。

ここであちこち散策したり湧き水を飲んだりしつつ、ふたたび、
きた道を引き返し、今度こそ、河口湖へと向かいます。
なにしろカーナビがないMINIですので、いろいろと道に迷ってしまいましたが、
(今回は、とくに道に迷うこと多し!)
なんとか、目的地にしていた河口湖畔の駐車場までたどり着きました。
駐車場は北原照久おもちゃ博物館そばの駐車場です。

折しもこの数日前、テレビの朝の番組で、現在、河口湖の水位はとても下がっており、
ゆえに、河口湖内の小さな島にある『六角堂』というお堂まで、
歩いていけるようになっている、という情報が紹介されていました。
このような機会はそうそうはないとのことですので、
今回、歩いて行ってみることにしました。

といっても、歩くにはなかなかの距離。
でも、運動不足の私達夫婦には、ちょうどいいウォーキングになったかもしれません。

時折差す光

というわけで、途中の八木崎公園までたどり着きました。
空は相変わらずの曇天ですが、ときおり、雲の間から陽が差し込んできます。

六角堂へ

湖岸に降りてみると、たしかに、六角堂までは歩いていけるようですね。
実際、歩いて湖を渡る人影がちらほらと見えました。

ふだんは湖に没している部分ですが、どこも濡れてはおらず、
歩くのに、まったく支障はありませんでした。
しかも、この場には、噴石らしき岩がゴロゴロしています。
ほんとうに噴石なのかどうか、わからないのですが、それらしい雰囲気です。
あいかわらず、天気はよくありませんが、雨の気配はなく、ホッとしました。

六角堂到着

こうして六角堂到着。
しかし、お堂のなかには、文字が対処された板が置いてあるだけで、
なにもありませんでした。
神社のようになっているものと想像していましたので、
ちょっと違っていましたね。

でも、せっかくやってきたわけですし、これから先は、もう、これないと思いますので、
お賽銭を扉に入れて、お参りしてきました。

というわけで、この続きは、また次回、書きたいと思います。



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戸隠神社奥社参道

本ブログは、紹介する出来事が実際に起きた時と、
記事がアップされる日時とのあいだに、
けっこう大きなタイムラグが生じてしまっています。
というのも、記事を書くのにいつもかなりの時間がかかってしまって、
なかなか、リアルタイムに近いかたちで、アップができません。
今回も、御多分に洩れず、ご紹介する出来事が、
三週間もまえのことになってしまいます。
これからは、もっと素早くアップできたらいいなと思っています。
(といっても、なかなかそんなことはできないかと思いますが)

さて、今回は、今月の10日に、
長野県の戸隠神社に参拝に行ってきたことなどを紹介したいと思います。
戸隠神社といえば、私達夫婦にとって、大のお気に入りスポットで、
いままでにも、何度か、出かけています。
ところが、2014年の四月に戸隠神社参拝をしたあとは、
一度も行っておらず、今回、四年ぶりの戸隠神社詣でとなりました。
なぜ、この間、戸隠に行かなかったのか、というと、その理由は、
やはり、飛騨高山から岐阜市に活動の拠点を移したことと関係があります。
高山から戸隠神社までは、下道を使っても四時間ほどでいけますが、
岐阜市からとなると、そうはいきません。

というわけで、前日の夜にいったん飛騨高山の実家に入っておいて、
翌日、高山から戸隠に向けて出発することにしました。

そのルートは、まず高山から東の長野県境へと向かい、安房トンネルを抜けて、
安曇野、松本に至り、そこから国道19号を使って、長野市にはいり、
浅川ループ橋を通って、戸隠にはいるというものです。

安曇野周辺

出発の日は曇り。
とはいえ、途中の沢渡あたりでは、雲の間から太陽が顔を出し、
色づいた紅葉を照らすなど、この先、天候が回復するのかな、
という気配もあったわけですが……。

戸隠へ登る

ところが、国道19号線を北上するあたりから、なんとなく、
雲行きが怪しくなってきました。
長野市から戸隠へと向かう浅川ループ橋を越える頃には、
空は鈍色の雲に覆われてしまい、ほんのすこしですが、
ウインドウグラスにも雨滴がつくようになりました。
このときは、もう戸隠行きは中止して、長野の善光寺にでも、
行ったほうがいいのではないか、などと思うほどでした。

でも、気を取り直してそのまま進み、
まずは戸隠神社五社のひとつである、宝光社へと行くことにしました。
当初から、混雑する紅葉シーズンが終わってから戸隠へ行こうと思っていたので、
渋滞などもなくスイスイと走ってくることができましたが、
それでもそこはやはり戸隠神社、すでに駐車場は満杯でした。

ですが折良く出て行く車がありましたので、どうにか、
駐車をすることができました。

宝光社石段

というわけで、宝光社の長い石段を登ります。
それにしても、ほんとうに久しぶりです。
また、こうしてこの場所にくることができ、感無量です。

火之御子社

こうして、宝光社の参拝を終え、その次は、火之御子社へと向かいます。
ただ、この火之御子社は、坂の途中にあり、しかも駐車場は3台分しかありません。
(なにしろ、火之御子社はとても小さいので)
向かう道中、うまく駐車できるかなと思ったのですが、
行ってみると、駐車車両はなく、難なく駐車できました。

というわけで、それほど参拝客はいないのかと思ったのですが、
石段を上がると、なんとそこには大勢の参拝客が……。
いままで、この火之御子社で人を見かけることがなかったので、
この賑わいには驚きました。
どうやら、御朱印目当ての人が多数訪れているようです。

そして次に向かうのは、中社です。
こちらは広い駐車場が完備されていますが、それでも、
駐車場はいっぱいで、出て行く車を待っての駐車となりました。
(といっても、さほど待つことなく駐車できましたが)

中社

中社のあたりは、人も多ければ車も多く、
観光バスも行き来するなど、かなりの賑わいです。
しかもこのあたりは、そば屋さんなどのお店も多く、
食事をするにも便利なところです。

というわけで、まずは中社を、しっかりと参拝させていただきました。

気がつけば、まもなくお昼ということで、
この中社の周辺で、昼食をとることにしました。
お店は、戸隠にきたときにはいつも行く『岩戸屋』さんです。
岩戸屋さんの写真を撮ることを失念してしまいいましたが、
お店は坂道に面したところにあります。

しかしお昼時ということで、岩戸屋さんのまえには、
すでに何人もの人が待っていました。
これはなかなかに時間がかかりそう、とも思ったのですが……。
意外とすんなりと席に案内されました。

岩戸屋のお蕎麦

というわけで、温かいお蕎麦をいただくことにしました。
じつは私は、ざるそばよりも、こうした暖かいお蕎麦のほうが、
好みです。

天候回復

こうして無事昼食をとり、次に奥社へと向かいます。
当初は雨を心配していましたが、天候はしだいに回復。
時折、晴れ間も覗くようになりました。
道の途中、戸隠行きを中断しようかとも思いましたが、
(というのも、奥社への長い参道を傘をさして行くのはつらいですから)
やっぱり、こちらにきてよかったです。

奥社の駐車場に車を入れ、参道へと向かいます。
この駐車場のみ、いまは有料となっています。
(以前は無料だったんですけどね)

参道を行く

この参道を歩くのも四年ぶり。
ふたたびこうしてこの地を訪れ、この参道を歩くことができたことに、
またしても、感慨深い感情が湧いてきます。

ちなみに、写真では、さほど人がいないように見えますが、
実際には、多くの人が歩いていました。
森のなかの長い参道を行く人の姿は、
映画『十戒』の割れた海のあいだを行く人の群れのようです。

随神門

そしてこちらが、参道の途中にある随神門です。
この門を超えると、空気感が変わります。

杉並木

いきなり、林立する杉並木が現れます。
いちばん最初に戸隠神社に来たときには、この杉並木の壮麗さに、
圧倒されたものでした。

やがて坂道に

杉並木を過ぎると、次は坂道になります。
このあたりは息が切れるポイントともなりますが、
私は、関ヶ原の松尾山登山で鍛えられたせいか、なんの苦もなく、
踏破することができました。
(ヨメはかなりつらかったようです)

奥社石碑

こうして無事、奥社、九頭龍社に到着。
手水舎で手と口を清め、いざ参拝です。

奥社到着

ここにも、御朱印をいただけるところがあって、多くの人で賑わっていました。
私がはじめてこの場所にきたときは、御朱印をもらう人は、
ほとんどいなかったのではないかと思います。
ですがいまは、御朱印を目当てとする人が、とても多くなりました。

川の向こうへ

帰り道は、途中にある末社を参拝したり、屋敷のあとらしき場所に寄ったりと、
参道を満喫しました。

こうして、晩秋の戸隠を、思いっきり満喫してきました。
紅葉はすでに終わっていましたが、ところによっては、まだ、
色づいた木々を見ることもできました。

というわけで、最後に、戸隠の隠れた名物(?)、
ヨメのたっての希望で、七曲りの急坂に行ってみました。

恐怖の七曲り

この尋常じゃない坂と急カーブ、長野ならではですよね。
岐阜も山深いところですが、こういうところはありません。
交通の難所として知られる安房峠だって、もっと勾配はゆるやかですし……。

それにしても、戸隠は、心がリフレッシュされる場所です。
遠方ゆえに、おいそれとはなかなか行けませんが、また、ぜひ、
参拝したいものです。



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奈良国立博物館

今回も、前回に引き続き、雨の奈良旅行について、少し書いてみたいと思います。
二月堂から春日大社に向かう予定で、雨のなかを歩いていましたが、
さすがに、これ以上の徒歩行軍は困難と諦め、奈良国立博物館へと行ってみることにしました。
奈良県立博物館に行くのは、今回が初めてとなります。

まず最初に立ち寄ったのは、博物館の東側にある新館 (東新館、西新館) ですが、
どうやらこちらは、現時点では営業はしておらず、
地下の通路を使って、本館 (なら仏像館) へと行くことを勧められました。
この地下通路は、とても広く、しかも、ミュージアムショップや、
カフェも併設されるなど、かなり楽しめるスペースとなっています。
なにより、外の大雨を避けて移動できるだけでも、とてもありがたかったです。
(ただ、ちょっとカフェはお値段高めに設定されているようでした)

というわけで、奈良国立博物館本館の、なら仏像館へ。
こちらでチケットを買い、さっそく館内へと入ってみました。
それにしても、雨の日は、美術館、博物館見学に限りますね。

館内は、中央に大きな展示室があり、その部屋を囲むように、
展示室が配置されている感じです。
順路としては、向かって右の部屋から各部屋を回るようになっています。

展示された仏像の多くは、平安時代、鎌倉時代のものが多く、
主に、木造、鋳造による金銅仏などが展示されています。

仏像の造形が時代ごとに変遷する様子が見られたり、また、
ユーモラスなものや、筋肉の隆起や風の動きを表現したものなど、
とかく静謐な雰囲気のする仏像のなかで、躍動感にみちたものも多数ありました。
(ちなみに、撮影は禁止されていますので、写真はありません。すみません)

私事で恐縮ですが、これほど多くの仏像を、
いままで一度に目にする機会はなく、そのせいでしょうか、
今回、各仏像の顔の造形の違いが、際立って見えました。
私の印象として、仏像の顔というのは、どれもおだやかで思慮深げで、
その一方で、ともすれば無個性なイメージがあったのですが、
今回、仏像をひとつひとつ間近で見ることで、
その顔がまさに千差万別であることを再発見しました。
また、好きな顔、そうでない顔、といった、
好みも感じた次第です。

また、衣服の皺の表現に、時代による差異があったり、
素材による表現力の違いなども、つぶさに見て取ることができました。

とくに、鋳造製の金銅仏などは、極めて小粒なものが多くあるものの、
表現がユニークで、とても興味深かったです。
また、十二神将像も、力強く、極めて動的な造形で、
見ていて、楽しかったです。

○ 奈良国立博物館のサイトはコチラヘ ~

また、このなら仏像館には、中国の青銅器を展示した別室もあり、
こちらも、見応えのあるものとなっています。
なにしろ、これら青銅器は、時代がさらに古く、
それでいて、形状はしっかりと保たれており、
細かな彫刻などもはっきりと見ることができます。

古代中国がいかに先進的な技術を持っていたか、いまさらながら、
思い知らされる気がします。

こうして、なら仏像館を思いっきり堪能して、
ホテルへの帰路に着いたのですが、雨は小降りになったとはいえまだ降っており、
結局、またしても傘の出番となってしまいました。
今回もまた、奈良歩きの夢は絶たれてしまいました。残念です。

奈良の鹿

帰り際、奈良市内の公園を見ると、さびしく鹿が雨に濡れていました。
なんだかかわいそうな気がしました。

というわけで、ホテルまで戻ってきて、高架下駐車場に入れたMINIを見に行くと、
なんと、高架下で雨が当たらないはずなのに、雨漏りするところがあるらしく、
ちょうどMINIのところに、雨が落ちていました。
もっとも、MINIを駐車したさいには、この場所くらいしか空いておらず、
こちらに止めたのですが、どうやらここは、雨漏りポイントとして、
敬遠されていたのかもしれません。

というわけで、MINIをさっそく移動。
しかし、他にめぼしい場所も空いておらず、このあと、二回も移動することになりました。
(この場面の写真を撮っておけばよかったのですが、あいにく、
撮り忘れてしまいました)

奈良駅前

そして、いよいよ帰る日になって、朝のうちこそ雨が降っていたものの、
しだいにお天気は回復してきました。
ああ、なんということでしょう。
これも私の日頃の行いの悪さのせいでしょうか…。

この日は、とりあえず、奈良の町をふたたび散策。
カレーショップの看板を見つけたので、またしても、カレーを食べてみました。
今回は、奈良カレー三昧の旅でもあります。

カレーのランチ

こちらがそのカレーランチ。
けっこうなボリュームがありました。
お肉はとてもやわらかく、しかも、それほど激辛でもなく、
食べやすい感じでした。

その後は、奈良市の高の原というところに行き、
イオンショッピングモールで買い物をし、京都を迂回しつつ、
大津方面を経由するかたちで、帰ってきました。

帰りは晴天

なかなかのロングドライブでしたが、MINIは快調に走り抜けてくれました。
また、ドライブの最中は雨になることはなく、気持ちよく走ることができました。
本格的な酷暑のまえに、またどこかに行きたいものです。



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土砂降りの二月堂

またしても、長いあいだ、更新ができませんでしたが、
(ブログを書くのは、なんと、ほぼ1ヶ月ぶりです)
五月の大忙しもようやく一段落し、土日も仕事ということは、
いまのところは、なくなってきました。
というわけで、先週末、泊まりがけで、MINIに乗って奈良へと行ってきました。
今回の目的は、奈良国立博物館が所蔵する仏像を見学するのが、主な目的です。

なにしろ、MINIに乗るのも久しぶりです。
もっとも、これからの暑い季節には、冷房装置もなく、
また、オーバーヒートの危険がつきまとうMINIには、また乗れなくなるでしょうし、
いまのうちに、可能な限り、MINIを動かしておきたいものです。

ここ岐阜から奈良市へ向かうには、いろいろなルートがとれるのですが、
今回は、京都の街中を通るコースを選んでみました。
まず、ここ岐阜県から、国道21号線を西に走り、
天下分け目の合戦場である関ヶ原を抜けて、隣県の滋賀県へと入り、
米原から、琵琶湖湖岸に沿って伸びている『湖岸道路』を走ることにします。

湖岸道路は、琵琶湖東岸を走る国道8号線と、部分的に並行して伸びていますが、
8号線ほど混み合うこともなく、また、信号も少ないため、
比較的、走りやすい道路ではないかと思います。
なにより、場所によっては、青い湖面を横目に走ることができ、
格好のドライブコースです。

近江路をゆく

しかも、道中には道の駅なども点在しており、
また、湖岸沿いに駐車場もあるなど、休憩スポットにも恵まれています。

もっとも、そのまますんなりとドライブできるかというと、
一概にもそうとはいえず、草津のショッピングモール『イオンモール草津』が、
間近に迫ってくるあたりから、道はしだいに混んできます。
というわけで、このイオンモール草津の手前で、湖岸道路から逸れ、
今後は近江大橋を渡り、大津市へと入り、大津からは南に進路を変え、
国道1号線にスイッチします。
そのまま1号線を走って、京都の山科へと入ってみました。

京都突入

こちらが、MINIの車窓から見た京都の風景です。
できれば、この京都で、いろいろと観光していきたいところですが、
駐車場の場所がよくわからないことや、
(なにしろうちのMINIは、フラップ板が設置してある駐車場には入れませんから)
先を急ぎたいということもあり、京都観光は次回ということにして、
とりあえず、街中を走ります。

池田屋

こちらは、そのときたまたま通りかかった、池田屋です。
池田屋といえば、幕末に、
尊王攘夷にはやる志士たちを、新選組が急襲した、あの池田屋事件の池田屋です。
いまでは、居酒屋になっているんですね。
ここで、動乱の幕末期を駆け抜けた、攘夷派、佐幕派、それぞれの志士に思いを馳せ、
一献傾けたいものです。

京都を南進

それにしても、京都の道は、クルマでは走りづらいですね。
クルマの数はもちろん多いのですが、タクシーも多いですし、原付も多い。
そのうえ、路上駐車をしているクルマもことのほか多く、
みな、車線をまたがったようにして走ります。
やっぱり京都は、クルマで走るより、歩いて巡りたいものです。

というわけで、京都を通り過ぎて南進し、古都奈良を目指します。
当初、京都に入る道は渋滞するものと覚悟はしていたのですが、実際にはそれほどではなく、
逆に、渋滞を予想していなかった京都〜奈良のあいだを結ぶ国道24号線が、
あまりスムーズに走れませんでした。

ビエラ奈良

まあ、それでも、予定通りに奈良に到着し、駅前の高架下駐車場にMINIを入れました。
ながいあいだ、ドライブシャフトを原因とする異音に悩んできたMINIですが、
この部分を交換後は、トラブルもなく、快調に走り抜けてくれました。

翌日の天気予報は終日雨となっているのですが、この高架下駐車場であれば、
雨に濡れることことはないはずです。
(写真では、駐車場の端にMINIを止めていますが、
実際には、もっと中央寄りの場所に止めています)
なので、雨でも安心、などと、思っていたら、結果はそうではなかったのですが…。

三条通り

ホテルにチェックインをすませた時点でも、
まだ外は明るかったので、三条通りのあたりを散策してみました。
この通りはいつも賑わっていますし、今回も、ことのほか、
外国人観光客が多かったように思いもます。

そして翌日、いよいよ奈良の町へ徒歩で出かけます。
が、予報の通り、空はどんよりと曇っていて、まさに雨の予感がします。
まあ、梅雨時なので仕方がないところですが、とりあえず、朝のうちは、
雨に見舞われることもなく、出発できました。

興福寺

というわけで、まずは興福寺を見学。
とはいえ、こちらは以前に阿修羅像を見学に来たときに充分見て回っているので、
今回はさらりと通り過ぎてしまいました。

カレー

そのままあたりを散策しつつ、
東大寺の手前にある幡・イノウエという雑貨店兼カフェでお昼ご飯。
こちらでカレーランチをいただきました。

日替わりランチ

ヨメは日替わりランチでした。
カレーランチは、普通に食べるカレーとはちょっと違っていて、
ほのかな酸味と辛味があり、とてもおいしかったです。

が、このカフェでまったりと過ごすうちに雨が降り出し、
やがて、土砂降り状態となってきました。
こうなると、もう、なんだか外に出るのはおっくうになってしまいます。

それでもなんとか気を取り直して、外に出ると、
とりあえず、二月堂に向かってみることにしました。
(東大寺は前回に見学したので、今回はパスします)
当初の計画では、この二月堂から、春日大社まで歩くつもりでいました。

雨に濡れる石段

というわけで、どうにか二月堂到着。
なのに、やはりこの雨のせいか、人影はまばらです。
以前にこの二月堂に来た時も、土砂降りの雨で、今回もまた、
雨に祟られてしまいました。
なにしろひどい雨ですので、カメラを取り出しての撮影は、
ほんとうに一苦労です。
なので、今回は、写真も少なめとなってしまいました。
それにしても、かえすがえすも残念です。

二月堂を見上げる

まあ、雨に煙る奈良というのも、風情があっていいのですが、
実際に歩くとなると、それはもうたいへんです。

というわけで、その後も南に向かって歩いたのですが、
雨はひどくなりばかりで、もう、歩くどころの騒ぎではありません。
ジーンズもシャツもベタベタで、ヨメは履いている靴の中がビショビショだといいます。

というわけで、ここで徒歩行軍を断念。
奈良歩きができず、ほんとうにガッカリですね。
で、予定よりも早く、奈良国立博物館に向かうことにしました。
その時の模様はまた次回に、書きたいと思います。



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