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先月、朝日新聞出版さまより発売された、
『さする&伸ばすで痛みを解消! 筋膜ストレッチ』という書籍の、
イラスト (全12点) を担当させていただきました。
この書籍は、いわゆる筋トレを指南するといったものではなく、
肩こり、腰痛、また、ひざや腕の痛みなどを、
それぞれに対応した簡単な体操 (筋膜リリースメソッド) を行うことにより、
解消させることを目的としたものとなっています。

本書は、それら体操の方法などを、モデルさんを使った写真によって、
詳しく、しかも、やさしく解説しており、老若男女を問わず、
どなたでもご利用いただけるものとなっています。

今回、私が担当させていただいたのは、
写真では解説ができない、全身の筋の詳細図です。
このような筋肉の解説図については、各種の医学書、
筋肉トレーニング解説書において、すでに何度も描いているので、
とりたてて悩むこともなく、スムーズに作業できました。
また、手元には資料もほぼそろっており、
こうした点に置いても、迅速に対応ができました。

正面人体

ただ、同様のイラストを、各所で多数描いており、
それらはどれも似たり寄ったりになってしまい、
できれば、少しタッチを変えて描きたいところなのですが、
そのあたりは、なかなか難しいところです。
(同じ人間が、同じアングルの同一画を描くわけですから、
 似るのはあたりまえといえば、当たり前なのですが…)

背面人体

かといって、自分らしい色の使い方や、グロテスクにならない表現方法などは、
積極的に出したい部分でもありますし、なにかと悩ましい部分です。

また今回は、あらかじめ輪郭線をひいておく、
という描き方で、作画しました。
本来であれば、輪郭線は引かず、
筋そのものの陰影を描くことによって、立体感を表現したいところなのですが、
その方法は、リアル感は出せるものの、作画には時間がかかってしまい、
今回は納期や予算の都合で、輪郭線方式をとることになりました。

頭部の筋肉

筋表面に走る微妙なライン状の凹凸は、いつも表現に苦労する部分でもあります。
今回は、ここ最近多用している、いったん引いたラインを指先ツールでぼかす、
という方法で、描画しています。
このあたりの作画方法は、まだまだ試行錯誤が続いており、
今後も変わっていくかと思います。

本書はすでに本屋さんの店頭に並んでいますので、
ぜひ、お手に取っていただいて、中身を確かめていただければ、と思っています。

筋膜ストレッチ

詳しい情報は、コチラでもご覧いただけます。
肩こりや腰痛に悩む方にとっては、お役たてていただけると思います。

筋膜ストレッチ中面

○ 朝日新聞出版 / さする&伸ばすで痛みを解消 筋膜ストレッチ

もちろん、amazonなどのネット書店でも発売されていますので、
そちらもご覧いただければ、うれしいです。
また、本ブログに掲載の各イラストには著作権があります。
無断使用はご遠慮くださいますよう、お願い申し上げます。

最後になりましたが、今回、出版社、編集制作会社のみなさまには、
たいへんお世話になりました。
この場を借りて、厚く御礼申し上げます。



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年が明けてから、ちょっとバタバタしていて、
ブログへの記事アップもままならないまま、
気がつけば、早いもので1月も半分以上が過ぎ去ってしまいました。
そんなわけで、なにをいまさら、という感じですが、
本年も、当ブログ『K's BAR』をどうぞよろしくお願いいたします。

いつもなら、新年の最初の話題は、
初詣の様子などを書いていたかと思いますが、
もはやすでにそんな時期でもありませんし、そもそも今年の年末年始は、
例年にない暖かい日が続き、お正月の気分にさえもなれませんでした。
大晦日の日には高山に帰りましたが、道中、どこにも雪の姿はなく、
今年は、ちょっと異常といえるほどの暖冬のようです。
そんな状態のうえに、昨年夏より、
南の岐阜市に仕事と生活の拠点を移しているので、
これまで感じていた冬の厳しさなどまったくなく、
なんとも調子が狂う、といった感じです。

いずれにしろ、雪国にいた私にとって、雪がない、というのは、
なによりありがたいことですが、やはり、季節感が感じられないのは、
少しさみしいのかもしれません。

などと思っていたら、いきなり、それまでの暖冬がウソのように、
冬らしい寒い日が続くようになり、ここ岐阜でも、
つい先日は、まとまった積雪を見ることになりました。
とはいっても、冬の厳しさは、ここ岐阜では、やはりさほどではなく、
積もった雪も、そのほとんどが一日のうちに溶けてしまいました。

トップページ

…と、前置きがずいぶん長くなってしまいましたが、
今回は、名古屋のデザイン事務所『オフサイド』さんのサイトが、
今年の1月1日にリニューアルされ、それにともない、
私に関する記事を、連載で掲載していただくこととなりましたので、
今回は、そのご紹介を、こちらで、少しさせていただきたいと思います。

○ オフサイドさんのサイトはコチラへ

かつて、このオフサイドさんには、
イマージュさんという、レンタルストックフォト部門があり、
そこでは、D-GALLERY (ディー ギャラリー) という、
デジタルイラストに特化したカタログ本を、シリーズ化して発刊していました。

レンタルストックフォトというと、一般の方には、
まったく馴染みがないと思いますが、簡単にいうと、
写真やイラストの『使用権』を販売するというビジネスです。

広告には、かならずといっていいほど、
写真やイラストといった、ビジュアル要素が使われますが、
これら写真やイラストを、新規に、カメラマンやイラストレーターにお願いすると、
どうしても、撮影料や制作料が高くなってしいまいます。
ですが、すでにある既存の写真やイラストを使うことができれば、
コストを低くしたまま、広告を制作することができるわけです。

たとえば、家族のイメージ写真がほしいとき、
モデルを複数雇い、さらにカメラマンに撮影をお願いしていたら、
とても高いコストとなってしまいます。
ですが、既存の家族写真を、その使用権利料だけを支払って、
広告に使うとすれば、グッと制作コストを下げられます。

そのため、ストックフォトを扱う会社は、自社の扱っている写真やイラストを、
カタログとして製本し、各地の広告代理店、デザイン事務所、
印刷会社に配布していました。
そのカタログを見たデザイナーが、
掲載の写真やイラストを広告に使用したいとなったときは、
まずストックフォト会社に連絡を取り、規定の使用料を支払って、
写真やイラストのポジフィルムを借りる、というかたちになっていました。

ですので、このビジネス自体を『レンタルポジ』あるいは『レンポジ』などと、
呼ぶことも多かったと思います。

D-ギャラリー全册

イマージュさんのD-GALLERYというカタログは、
1997年ころより出されたものですが、発刊にあたっては、
作品の募集があり、私もそれに応じるかたちで、
ある程度まとまった数の作品を、納めさせていただくこととなりました。

こうして、さまざまな作家さんの作品が、イマージュさんに寄せられ、
イマージュさんは、それら作品をひとつにまとめてカタログ化し、
それを、各地の広告代理店、デザイン事務所、印刷会社などに配布しました。

Dギャラリー作品3

作品を納めた当初は、どれほどレンタルされるのかは未知数で、
それほど大きな期待はしていなかったのですが、実際には、
たいへんよく売れ、私としても、
それまで趣味的な要素のほうが強かった3DCGで、
はじめてまとまった金額の報酬をいただくこととなりました。

Dギャラリー作品01

とくにこの飛行船の作品は最大のヒットで、
極めて長い期間に渡って、かなりの貸し出し数となりました。

Dギャラリー作品2

このD-GALLERYの成功がなかったら、
私は、3Dをここまでやってこられなかったと思います。

歳時記-ギャラリー全册

その後、D-GALLERYは一年に一回発行されるようになり、
また、それと平行して、歳時記シリーズや、
人物(ヒトモノ)シリーズなども発行され、それぞれに、
作品を納めさせていただきました。

これらの詳しい経緯については、オフサイドさんのサイトの、
『実験室』というコーナーで、連載記事として、
私のインタビューとともに、詳しく取り上げられていますので、
もしよろしかったら、一度、目を通していただけると、うれしいです。

○ オフサイドさんの『実験室』トップページ

私のインタビュー記事は、Dギャラリ−アーカイブの01から04ですが、
記事自体は、00から始まっていますので、もしよろしければ、
この00からお読みいただいたほうが、
より、内容を詳しくおわかりいただけるかと思います。

インタビューを受けたのは、昨年の11月だったと思いますが、
このとき、私の頭はボサボサ状態で
(ボサボサがデフォルト状態になっていますが…)
もうちょっとなんとかしたほうがいいんじゃないかという状態だったんですが、
とても上手に、写真を撮っていただけて、ホッとしました。

当初、D-ギャラリーのイラストはポジフィルムで貸し出されていましたが、
その後、データでの貸し出しとなるなど、その形体を変えていきました。

そんな時代の変化の中で、ストックフォトはダウンロードへの時代へと移行し、
カタログを使ってのレンタル事業というのは、やがて下火となっていきました。
そしてやがては、Dギャラリーシリーズも含め、
オフサイドさんのレンタルストックフォト部門であったイマージュさんも、
また、多くのレンタルストックフォトエージェンシーも、
その役割を終えることとなりました。

いずれにしましても、今回、インタビュー記事を制作してくださった、
Mさま、写真を撮影してくださったMさま、
また、社長に就任したKクン(専門学校時代のクラスメートです)、
みなさまに、たいへんお世話になりました。

この場を借りて、厚く御礼申し上げます。



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京都タワー2015

今月16日の月曜、新規のお仕事の打ち合わせのため、
京都に出張にすることとなりました。
その内容は現時点では詳しく申し上げられませんが、
いずれにしろ、高山市に住んでいる頃であれば、京都への出張は、
移動時間の都合から泊まりがけでなければかなり難しく、
それがために、発注が得られない、といった結果にもなっていたかと思います。
ですが、岐阜市に引っ越してきたことによって、京都は、
いまや完全な日帰り圏内となり、すぐに打ち合わせにも行けるようになりました。
岐阜市に引っ越してきてからというもの、
ヒマな日々を過ごすことも多かったのですが、ここにきてようやく、
この新しい地に住むメリットが、ようやく出てきたという感じです。

ここ岐阜市から、手っ取り早く京都に行くには、
岐阜市近郊の羽島市までクルマで行き、
そこから新幹線に乗る、という方法があります。
(羽島市には、なんと新幹線の駅があるのです)

我が家から岐阜羽島駅まではクルマで30分弱、
この岐阜羽島から京都までは、新幹線であれば40分くらいと、
もう、メチャクチャ早いです。
いまもまだ、私のなかには、京都というと、
はるか彼方の地というイメージがあるのですが、
あまりの早さに、なんだか、呆然とする思いです。

打ち合わせの時間は午後四時。
ですが、その一時間前に、京都駅での待ち合わせがあるため、
午後三時までに京都に着いていれば問題はありません。
ですが、それではもったいない気がしたので、
お昼前には京都に着くように家を出ました。

お恥ずかしい話なのですが、私にとって、
新幹線への乗車は、20年ぶりくらいかもしれません。
なにしろ高山市に住んでいた頃は、上京するさいなどは、
高速バスを利用していたので、新幹線に乗る機会は極めて少なかったのです。
駅のホームに滑り込んできたのはN700系で、
この車輛に乗るのは、今回が初となります。
私は、鉄道マニアではないのですが(戦車マニアですが…)
やっぱり、ちょっと心ときめきます。

京都駅正面

こうして、定刻通り、お昼前には京都駅につきました。
ひさしぶりの京都にカンゲキしつつも、新幹線の速さには、
なにをいまさらという感じですが、あらためて驚かされました。

京都駅のツリー

しかも、京都駅にはすでに巨大なツリーも飾られていました。
こうした飾り付けを見ていると、いやがおうにも、
今年もあとわずかなんだなと、思わされてしまいます。

それにしても、京都駅は、平日といえどもたいへんな活気で、
そこかしこで、外国語が飛び交っていました。

その後、昼食を慌ただしく済ませ、とりあえず、
徒歩で行ける最寄りの観光地を目指そうということで、
まずは西本願寺へと向かってみました。
(じつは、東本願寺に行く予定が間違えて西本願寺に行ってしまいました)

おりんちゃん

西本願寺前では、ナゾのゆるキャラが愛想を振りまいていました。
おりんちゃんというそうです。

西本願寺

この日は月曜ということもあってか、境内には人影もそれほど多くなく、
しかも、お天気にも恵まれ、のんびりと西本願寺を参拝、堪能しました。

東本願寺

そのあとは、東本願寺へ。
ヨメと結婚する前、婚前旅行で京都に来たことがあるのですが、
そのときは、東本願寺は修復工事のため、見ることができませんでした。
いまは、山門や境内の一部こそ修復工事のため見られませんでしたが、
ようやくその全貌を見学することができ、まさに感無量でした。

西本願寺と東本願寺。このふたつの寺を巡っただけなのですが、
それでも、やっぱり京都はいいなあ、と、あらためて感じました。

東本願寺の建物(御影堂)は、とても歴史あるもののように見受けられますが、
じつは、幕末の「蛤御紋の変」のさいに焼失したとのことで、
現在の建物は、明治期に再建されたものとのことです。
(大河ドラマで久坂玄瑞が自刃する場面をふと思い出してしまいました)
もっとも、その前にも、何度も火災に見舞われているようですが…。

こうして、東本願寺を参拝したその後は、ふたたび駅方面に戻り、
ヨドバシカメラなどをブラブラ見て回り、
今度は、駅の建物を見学したりしていました。
そうこうするうちに待ち合わせの時間となり、その後、
打ち合わせの場所である京都大学へ、タクシーで移動しました。

打ち合わせそのものは、一時間ほどで終わりましたが、
とても興味深く、有意義なお話をお伺いすることができました。
もちろん、お仕事も、気合いと情熱を込めて励みたいと思います。

京都駅大階段

ふたたび駅に戻ると、すでに陽は傾いており、刻々と夕闇が迫ってきました。
京都駅の大階段では、イルミネーションがきらめき、
付近にはカップルが多数つめかけていました。
巨大なツリーも設えられ、気分はもうクリスマスです。

階段イルミネーション

こうなると、このまま京都に泊まっていきたい、という気持ちが、
ムクムクと心の底から沸き上がってきます。
ヨメに電話で聞いたところによると、キャンセルがあったのか、
比較的安価な宿も、ネット上ででてきたといいます。

ですが、その後の仕事等の予定なども考えると、やはり、泊まってしまうのは、
厳しいと思わざるを得ず、結局、このあと、ふたたび新幹線に乗って、
羽島市へとトンボ帰りすることにしました。
後ろ髪を引かれる思いでしたが、また、ぜったきたい、と思いつつ、
夜の京都に別れを告げました。

夜の京都タワー

というわけで、一日限りの上洛でした。




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咽頭の構造図

今月 (2015年7月) の15日、ナツメ出版さまより、
『美しい高音が出せる ナチュラルボイス・トレーニング』という書籍が、
発売されました。
この書籍に使用されているメディカル・イラストレーションの制作を、
今回、私が担当させていただきました。

この本は、その名の通り、
美しい高音を出すための発声方法や、各種のストレッチなどを、
とても詳しく、しかもわかりやすく解説 / 紹介していますが、
声を出すメカニズムの、医学的な詳しい説明もなされています。
加えて、発声のさいに使用される、
頸部や、胸部から腹部にかけての筋肉の説明も、併せて行われています。
私のイラストは、こうした医学的な解説ページにて使用されています。

ボイストレーニング表紙

○ 美しい高音が出せる ナチュラルボイス・トレーニング

今回描いたメディカルイラストは、
顔面部正面、顔面部側面、頸部、胸腹部、の4点で、数は多くはないのですが、
ひとつのイラストに、正面と背面、浅層と深層が入るなど、
密度的には、比較的高いものとなっているかと思います。

顔面の筋肉図

こちらは、顔面の筋肉の状態を図にしたものですが、
同様のイラストは、医学解説書や筋トレ本を含め、
過去に何度も経験しており、それら過去作と、
なんとか差別化できないかとも思いました。

頸部の筋肉図

ですが、やはり、野林的カラーというか、タッチというか、
そういったものは、色濃く反映されてしまうわけで、またしても、
よくも悪くも似たような雰囲気になってしまったかもしれません。

とくに、冒頭に掲載した顔面側面部の構造図 (咽頭の構造図) などは、
同一の状態のものを、同じアングルで何度も描いているため、
とくに、差別化が難しかったと感じています。

胸背部の筋肉図

いずれにしても、医学用の専門書籍だけではなく、
こうした一般的な書籍でも、
メディカルイラストレーションを使ってもらえるというのは、
私にとってたいへんうれしい限りで、
今後も、さまざまな分野で、
同様のイラストを描かせていただく機会があれば、と願うばかりです。

すでに本書は、本屋さんの店頭には並んでいると思いますので、
もし、機会があれば、ぜひ、手に取って、ご覧いただければと思っています。
もちろん、発声や歌の練習をお考えの方は、
ご購入をお考えいただければ、うれしい限りです。

また、今回のイラスト制作に関しては、
関係者のみなさまに、たいへんお世話になりました。
この場を借りて、厚く御礼申し上げます。

まだ、引っ越しの準備のために、バタバタしていますので、
書きたいことはまだありますが、今回はこのへんで…。
次回は、新事務所の紹介ができればと思っております。





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IRHイラスト全景

今回はお仕事の話題を、ご紹介したいと思いますが、
じつは、制作をさせていただいのは、昨年のことになります。
ですが、先日、掲載の許可をいただくことができましたので、
遅ればせながら、こちらのブログでも、ご紹介をさせていただきたいと思います。

映画『三丁目の夕日』や『永遠のゼロ』の映像制作を行った、
イマジカ・ロボット・ホールディングスさんが、昨年、東証一部に上場しました。
そのさいの企業広告用の3Dイラストを、こちらで担当させていただきました。
イラストは、レトロな街といった雰囲気のもので、Shade 3Dにてモデリングし、
その後、さまざまな画像処理を加えて、完成させています。

このお仕事の場合は、発注をいただいてから納品までの時間は多くはなく、
連日、深夜に及ぶ作業となりました。
とはいえ、先方さまとのコミュニケーションは、
とてもスムーズにとることができ、限られた時間のなかではあっても、
効率よく作業は進められたのではないかと思っています。
また、建物の配置や形状については、詳細なラフスケッチをいただき、
そちらに従うかたちで、モデリングを進めることもできました。

今回も、先に申し上げたよう、Shade 3D ver14を使ってモデリングしています。
この作業の最中、当時のShade3D ver14の最新バージョンである、
14.1.1にアップデートしたのですが、その後、
ポリゴン編集のコントロールポイントの追加ができなくなってしまい、そのうえ、
画面の全体表示 (図面操作 → 図面に合わせる) という機能も、
使えなくなってしまいました。
(そのまえの14.1のときは、問題なく使えていたのに…)

最新状態にアップデートしたら、
より不便な状態に陥ってしまうというのは、なんとも困ったものです。
お仕事の最中であれば、事態は深刻です。
とくに、ポリゴン編集において、コントロールポイントの追加ができないのは致命的で、
結局、この部分については、Shade12で作業するということで、
不具合を回避しました。

Shade画面

もっとも、自由曲面のコントロールポイント追加については、問題なく可能でした。
このことからも、やはりShadeというのは、自由曲面が主体のソフトで、
ポリゴン機能は、付随的なものでしかないのかな、と、あらためて思いました。
Shadeマニュアルにも、ポリゴン編集の解説は、重きが置かれていないと感じます。
ですが、せっかくポリゴン機能もつけたのですから、こちらについても、
作例などを交えた、わかりやすい解説をしてもらえたらと思っています。

現在の最新パージョンである14.1.3であれば、
こうした問題はすでに完全に解消済みかと思いますが、
この一件が災いして、その後のバージョンアップをためらったまま、
現在に至っています。

いずれしろ、そんなこともあったので、このときは、ポリゴン機能はあまり使わず、
自由曲面での作業をメインとしました。
作業は難しいものではありませんでし、
建物などは、自由曲面で作っても、なんの問題もないものでした。
ただ、細かく作り込む必要があったので、そのために、
多くの時間が費やされることになりました。
(もっと細部の作り込みはしたかったのですが、
 納期との兼ね合いでできなかったところもあります)

モデリングの後は、夕日に見立てたスポットライト光源をいくつか配置し、
レンダリングして状態を見てみます。
リアルタイムレンダリング機能があるので、このような作業のときは便利ですが、
短時間とはいえ、リドローにはそれなりの時間がかかるので、
いままでどおり、レンダリングしてライトの状態を見ることにします。

Shade 3D 14には、レイトレーシングで影がぼかせるようになりました。
(Shade13でもできたのかもしれません)
この機能はとてもありがたいものです。しかも、パストレーシングよりも、
影のグラデーションはきれいにぼけました。
レンダリング速度も速いです。

ですので、IBLレンダリングをしてみようと考えました。
が、この方法でレンダリングすると、かなりの時間がかかるようで、結局、
納期の問題から、途中断念することとなってしまいました。
(このレンダリングがうまく行えたら、
 作品の雰囲気ももう少し違ったものになったかもしれません)

イラスト部分アップ1

レンダリングが終わったあとは、画像処理にて、
経年劣化を感じさせるような、さまざまなニュアンスをつけていくこととなりました。
その方法は、AFV(装甲戦闘車輛)のプラモデルで行われているものを、
デジタル環境に置き換えて行うといったかたちになりました。

このニュアンス付けについては、本来であれば、マッピングによって、
行うべきなのかもしれません。
ですが、この方法では、マップ制作に手間がかかりますし、
レンダリングしなければ効果確認がしづらいなど、制作時間が少ないなかでは、
リスクが大きいように思いました。
Photoshop作業のほうが、精神的にも負担が少ないかもしれません。

イラスト部分アップ2

そのなかで、最も多く行ったのが、
雨垂れによるしみ『レインマーカー』です。
ただ、やりすぎていしまうと、わざとらしいので、適度にとどめなくてはなりません。

いずれにしても、今回は、与えられた時間のなかで、可能限り努力はしたものの、
ここをこうすれば、もっとよかったかも、といった思いや、
この部分をこうしたかった、などという気持ちも、同時にあります。
そのうえ、こんなときに限って、
地元飛騨高山の祭り行列に参加しなくてはならないなど、
制作時間をさらに逼迫させる事情も発生しました。

振り返ると、苦しいことや反省点も多々あるお仕事でしたが、
このときも、楽しく、やりがいを感じつつ、作業させていただくことができました。

また、このお仕事のさいには、関係者のみなさまに、たいへんお世話になりました。
私が遠隔地に住んでいるがゆえに、みなさまには、
ご不便やご心配をおかけしたと思いますが、
さまざまなご配慮をいただき、スムーズな作業ができました。
この場を借りて、厚く御礼申し上げます。





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