健康のためということで、ここのところウォーキングに励んでいる私たちですが、
先週の週末は、ほんの少し足を伸ばして、敦賀市へとウォーキングに出かけてみました。
なにしろ、血液検査で腎臓機能の低下を指摘されていますので、
週末にはできる限り歩くようにしたいと思っています。
といっても、ただ歩くだけでは続きそうにありませんので、
近隣の町や公園に出かけたりして、気分転換も図っています。
週末はお天気がよくなかったのですが、敦賀は晴れるとヨメがいっていましたので、
今回は北陸まで行ってみることにしました。
とはいえ、道中の天気はかなり怪しく、この調子では、
現地についても晴天は期待できないだろうと思っていたのですが、
予報通り、日差しを浴びることができました。
しかも国道8号線からは新幹線の駅を見ることができました。
金沢まで来ている新幹線が福井まで延伸されるとは聞いていましたが、
今年、ここ敦賀までくるとは、不勉強ながら、知りませんでした。
ということは、この新幹線は、
東海道新幹線の駅がある米原までさらに延伸されるのでしょうか。
そうなると、ぐっと利便性があがりそうですね。
まず、駐車場ですが、金ヶ崎緑地公園というところに無料駐車場があります。
ここは、金ヶ崎の戦いの時に、信長が攻め落とした金ヶ崎城に近く、
また、杉原千畝の尽力によって、
ナチスの迫害を逃れてきたユダヤ人らの資料展示を行う施設もあり、
さらには、赤レンガ倉庫、敦賀鉄道資料館などもある、
なかなかの観光スポットでもあります。
こちらがその緑地公園から見た敦賀港です。
お天気がいいように見えるのですが、じつはちょっと雨が降っていました。
なのに青空が出て日差しが照りつけているという状態です。
でも、気持ちのいい眺めですね。
こうして敦賀にやってくるのは、金ヶ崎城跡を見学にきた時以来です。
さて、ユダヤ難民上陸の資料施設は以前に見学をさせてもらいましたので、
今回は、敦賀鉄道資料館の見学をしてみたいと思います。
なんと、この施設、見学無料。
しかも旧敦賀港駅舎を利用した歴史ある建物を使っています。
内部には、D51、C62といった機関車の大型模型が展示され、
そのほかにも、鉄道にまつわる貴重な資料、展示物が置いてありました。
鉄道ファンにとっては、聖地の一つかもしれませんね。
また昭和四年当時の旅券なども展示されていました。
敦賀から船に乗り、シベリア鉄道経由でヨーロッパに行くさいに使用された、
パスポートだと言います。
ジオラマ展示などもあり、鉄道ファンでなくとも、一見の価値ありです。
そんなわけで、ここから敦賀駅まで歩いてみようということになりました。
けっこう距離があるのですが、なにしろウォーキングに来たのですから、
歩かないと意味がありません。
ただちょっとお天気が心配で、青空が見えていても、
霧雨のような細かい雨がかなり降っていて、しかも風も強くて、
こんな調子で駅まで歩けるのかな、と、心配になってしまいました。
が、意を決して出発します。
まず、港沿いにある倉庫群を見学しながら、街中へと向かって見ることにしたのですが
日差しがある上に雨が降っているので、すごく綺麗な虹が出ました。
しかもとてもくっきりとしていて、虹の端から端までが、完全に見えます。
ここまで形状が揃った虹を見るのは、めったにないことかな、と思ってしまいました。
こうしてまずは気比神宮まで行ってみます。
お参りをしたいところですが、それは帰りにして、このまま駅まで進むことにします。
敦賀の街中は無電柱化がされていて、しかも道幅は広く、
アーケードの手前には駐車スペースがあるなど、とても美しく端正な状態になっています。
ここまで整備された街は少ないかもしれません。
もしかすると、原発マネーによるものかもしれませんね。
しかも、歩道の各所には、銀河鉄道999にちなんだ銅像が建っています。
以前からこの銅像を見てみたいと思っていたのですが、
今回、ようやく念願達成となりました。
こちらは銀河鉄道のラスト、地球に帰ってきたメーテルと鉄郎の別れのシーンです。
こちらは、銀河鉄道の車掌さんです。
もう、すごく懐かしいですね。
ほかにも、女王プロメシュームや、アルカディア号、ハーロックの銅像などがありました。
道の反対側には、宇宙戦艦ヤマトにまつわる銅像もあったようですが、
一部しか見られませんでした。
そしてようやくにして駅に到着です。
ここにくるまで、敦賀の街は、さほどの人通りもなくさみしかったのですが、
この駅周辺にくると、新幹線がくるということもあってか、俄然、賑やかになります。
建物なども新しく、清潔感があふれています。
こちらは駅の手間に新しく作られて「ちえなみき」という書店です。
今回駅までやってきたのは、このちえなみきに行ってみたいという気持ちもありました。
手前には芝生を敷いた広場もあり、市民の憩いの場になっているようです。
ちえなみきはとても美しくモダンな本屋さんでした。
本の取り揃え方も独特で、その分類もまた趣向が凝らされていました。
喫茶店が併設されていますが、とりたてて飲み物を注文しなくても、
商品である本を席に座って閲覧することができるようになっています。
ただ、雑誌はおろか、小説すらもありません。
(小説はあるにはあるのですが、コーナーとしてはないような感じでした)
ミステリやエンタテインメント系の小説がないのはいいとしても、
せめて岩波文庫くらいは置いておいてもいいのかな、と思ってしまいました。
これで売り上げが上がるのだろうかと、ちょっと心配になったりしてしまいます。
でも、入り組んだ本棚のレイアウトは見ていて楽しく、
知の森を探検するような気持ちを味わえます。
しかも二階にも売り場がありますので、面積としてもなかなかの規模です。
(もちろん、都市部の本屋さんにはとてもかないませんが……)
そのあと、敦賀駅に行ってみます。
新幹線がやってくるのが来月の16日ということで、けっこう盛り上がっていました。
お土産やさんも大盛況です。
そんなわけで、駅の建物についても探検してみましたが、
新幹線の駅舎は、在来線の線路のさらに向こう側にあり、ホームへの入場券でも買わない限り、
行けないようになっていました。ちょっと残念です。
こうして、来た道を引き返します。
途中、気比神宮に立ち寄り、お参りを済ませ駐車場まで戻ってきました。
歩数にして一万歩弱。けっこう歩いたつもりでも、一万歩には及びませんでした。
ですが、街中は見どころも多く、楽しいウォーキングになりました。
今後もまた、健康のため、近場の街を歩いて見たいと思っています。
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