ダム内通路

さて、少し間が空いてしまいましたが、前回の横山ダム見学の続きです。
発電所の見学を終えたあとは、いよいよ、ダム内部の自由見学をすることにしました。
ふたたび、ダムの内部に入り、ファンタジーホールの受付を通って、
進路の指示に従い、通路を進みます。
もっとも、広大で複雑なダムの内部には、トイレの設備はありませんので、
外に設置されたトイレで、用を足しておく必要があります。

ほどなくすると、ファンタジーホールと同様の、巨大な空洞に出ます。
内部に空洞を持つ「中空重力式コンクリートダム」は、全国でも珍しいと言います。
なぜ、このような形式になったかというと、かつてはコンクリートが高価で、
しかも、その輸送にもコストがかかるため、使用するコンクリートを少なくする意味で、
こうした中空方式がとられたそうです。

なにしろ空洞ですから、音がよく響きます。
そのため、ファンタジーホールや、各空洞の通路などに、
ハンドベルが置いてあったりします。
手にとって鳴らしてみると、たしかに、よく響きます。

ただ前回も書いたように、内部の湿気はかなりのものです。
ライトアップされている照明器具の周辺では、空中を舞う細かなミストの粒が見られます。

高い天井

天井もとても高く、何メートルあるのか見当もつきません。
とくにこうして写真になってしまうと、比べるものがなにもないため、
スケール感がよくわからなくなってしまうかもしれませんね。
なにしろ、窓も何もありませんから……。

上部の渡り廊下

ただ、ところどころ、こうして上部にある渡り廊下状の通路が見えますので、
それで、スケール感がわかっていただけるかもしれません。
実写版宇宙戦艦ヤマトの撮影では、
この空洞を、地下のヤマト建造工場にしました。
ただ、ヤマトが入るには、ちょっと狭いと思いますが……。
(たしか、映画では、CGも駆使して、もっと広大な空間にしていたように思います)

こうして、さらにトンネルに入り、次の空洞空間へと入るという感じになります。
これらトンネルの内側には、石灰質の白い結晶が浮き出ていました。

エレベーター部

そして、エレベーターが設置された場所に到着。
エレベーターはローテーションが決まっていますので、
自分の好きな階に行くことはできません。
次は地下の最下層に行きます。

空洞の底部分

最下層はもう、ぐっと気温が落ちます。
肌寒いくらいですが、なにしろ暑い日でしたので、このひんやり感は心地よかったです。
通路は途中で柵によって仕切られ、見学できる箇所はごく限られた箇所になっていますが、
それでも、充分、各所を見て回ることができます。
ただ、空洞そのものは、どこも似たようなもので、大きな変化はありませんでした。

グリフィスゲート

ふたたびエレベーターに戻り、その次は上部の地下二階へと向かいます。
ここからまた、一気に気温があがります。
この階からは、グリフィスゲートという水門の構造物を見ることができました。
ダム内のコンクリートは、かなり年月を経過したもののように見えますが、
このゲートは、錆や痛み、汚れなどもなく、かなり新しいように見受けられました。
ゲートの上部には、巨大な油圧シリンダー装置らしきものがありました。

ダム湖の光景

そして最後は、ダムの上部へと上がります。
ここからはダム湖が一望のもとに見えました。
といっても、ダム湖はさして大きいものではありません。
また、溜められている水の量も、けっこう少ないように見受けられましたが……。

発電施設を臨む

こちらは下流の発電所側です。
ついさきほど、内部を見学させてもらった、あの発電所ですね。
あたりが深い山の中だということが、よくわかっていただけるショットかと思います。
木々の緑が青々としていて、とても自然豊かなところです。

このあと、ふたたびファンタジーホールに戻り、
ヘルメットや番号札の返却を行い、アンケートに記入してきました。
帰りには、ダムのパンフレットや、ダムカードのおみやげなどもありました。

スタッフの方々もとても親切で、おかげでとても有意義な時間を過ごすことができました。

来月には上流の徳山ダムでも見学会が催されるとのことです。
もっとも、すでに見学の定員に達してしまっているとのことらしですが、
飛び込みで行っても、自由見学のエリアは見学できそうです。
こちらにも、もし時間があれば、足を運んでみたいと思っています。


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ダムを間近に見て

先週の土曜、揖斐川水系にある『横山ダム』というところで、
年に一度の見学会が開かれました。
このダムは中空重力式コンクリートダムといい、
内部に大きな空洞を持つ非常に珍しい構造をしており、
キムタク主演の宇宙戦艦ヤマト実写版のロケでも使用されたと言います。
今回の見学会では、予約制で発電所施設の見学会も行われるとのことでしたので、
さっそく事前予約し、当日、見学に行ってきました。

横山ダムは、岐阜県の西端、揖斐郡揖斐川町というところにあり、
私の故郷の飛騨ほどではないにしろ、けっこうな山の中です。
このダムの上流には、多目的ダムとしては日本一の規模を誇る「徳山ダム」もあり、
まさに、著名なダムが点在するダム銀座とでもいうべき状態になっています。

この日は絶好の好天となり、ダムの内部を見学するにはもったいないほどでしたが、
山道を走るのは、なかなかに気持ちよく、
さほどの遠距離ではないのですが、とてもいいドライブになったように思います。
(今回の出動者はヨメのプジョーです)

駐車場

現地横山ダムでは、この日、臨時の駐車場やトイレをしつらえ、
また、国道には案内の人員を配置しておくなど、
見学者の利便性にかなり配慮しているようでした。

しかも、予想通りというべきなのか、けっこうな人出です。
私がこの見学会を知ったのは、岐阜県図書館にあった告知用のプリントなのですが、
さほど大きな告知活動をしていたとは思えません。
それでも、これだけの集客があるということは、ダムに興味を持っていらっしゃる方が、
多いということかもしれません。

横山ダム外観

こちらが駐車場(下流側)から見た横山ダムの全景です。
上流の徳山ダムと比べれば、半分ほどの規模になってしまいますが、
それでも、巨大な建造物です。

横山ダム入り口

というわけで、まずはダムに入って受付を済ませることにします。
今回の見学会では、事前予約がなければ発電所の見学をすることはできませんが、
仮に予約をしていなくても、ダムの内部は自由に見学ができます。
ダムの内部はとても広大ですので、これだけでも、
充分すぎるほどの見学ができると思います。

ファンタジーホール

入り口の通路を抜けると、ファンタジーホールと称される第一の空洞に出ます。
横幅はさほどではありませんが、天井がとても高く、
なんとも不思議な、非現実的な空間です。
しかも、外は炎天下なのに、ここはひんやりとしています。
もっとも、かなり湿気が多く、空洞の壁面に結露がつくようで、
ときどき、水滴が落ちてきたりしました。
ここが受付のホールとなっていました。

パネル展示の数々

受付ホールにはさまざまなパネル展示も行われています。
ここで受付番号のカードと、ヘルメットを貸与されました。
以後、ダムの内部は常にこのヘルメットをつけて散策することとなります。

発電所の見学は、午後一時半からの予定となっていました。
ですが、このとき時刻は12時40分。
まだ時間があるので、とりあえず、ダムの内部をいろいろ散策して見ることにしました。
というわけで、奥に進んでみます。

通路を進む

コンクリートの通路に階段。
普段は見ることのない、特殊な施設にやってきたという気持ちが、
ふたたび心のうちに込み上げてきます。

恐怖の階段

が、行き着いた先は極端に急な階段。しかもかなり長そうです。
これを上るのか……、と思わず絶句してしまいます。
ヨメはこの階段を見てギブアップしてしまいました。

順路に沿って進む

というわけで、私一人だけで果敢に階段を登ります。
順路という矢印が出ていますし、入ってはいけないところはきちんと柵がしてあるので、
迷うことはありません。
それにしても、湿気が多く、床は濡れています。

そしてさらに進むとまたしても急な階段が……。
高所恐怖症の私にはダム見学はハードルが高いのかもしれません。
それでもなんとか階段を登りきると、なんだかごく普通の家庭にあるよう、
レバー状のドアノブがある扉に行き当たります。
が、ドアには鍵がかかっていて開きません。
すぐ横にスチール製のドアがあるのですが、こちらも、わずかに動くだけで、
開く気配がありません。
結局、ここで行き止まりのようです。

えっ、これって、どういうこと、と思いつつも、仕方なく引き返します。
途中、やってきた見学者の人とすれ違いましたが、その人も、
ドアが開かないことに気づいて、私と同様、引き返してきていました。
「ドア、閉まってましたよね」言葉を交わしつつ、互いに今来た道を戻ります。
すると、ギブアップしたはずのヨメが、階段を登ってきました。
この先は行き止まりだと告げて、嫁とふたり、階段を降りることに。
ですが、これがかなりの恐怖。
足を踏み外したら大怪我しそうですし、この場所では、
怪我人を運び出すのもたいへんそうです。

そんなわけで受付のあるホールまで戻ってきたのですが、
そこではじめて、別の進路があることに気づきました。
どうやら私は、進路を間違ったようです。

というわけで正規の進路に戻り、見学を続けようかと思いましたが、
ダム内の巡るエレベーターは、止まる階の順番などがあらかじめ決められており、
一度エレベーターに乗ってダム内の見学を始めてしまうと、
発電所見学の集合時間に間に合わなく恐れがあります。
というわけで、とりあえず、ダム内見学はあきらめ、
発電所見学を優先させることにしました。

発電所施設へ

そして定刻の1時半になると、職員の方が、20名の見学希望者を連れて、
発電所へと移動します。
ここで中部電力の職員の方にバトンタッチし、詳しい解説をしていただくこととなりました。

二機の発電機

この横山ダムには二機の発電機が設置されています。
発電機が据え付けられたのは、いまからおよそ60年前だそうです。
オーバーホールは何度かしているそうですが、
基本的に、発電機の交換自体はしていないそうです。
発電機というのは、とても長持ちするもののようですね。

扉の奥へ

発電機の最下層には小さな扉があるのですが、ここから、
タービンを見学させてもらえることになりました。
といっても、20人はとても入れませんので、交代で内部に入ります。

タービン装置

これがその内部の構造部です。
このしたに、タービンの本体があり、水流の力によって回転し、
上部にある発電機へと繋がる軸を回転させてます。
この発電機は縦置き構造となっています。
機械の構造としては、横置きにするより縦置きにしたほうが、はるかに都合が良さそうです。

軸部分

この軸の上が発電機になるそうです。
軸のフランジの下端には、とてつもない巨大ボルトが入っていました。
発電機やタービンのオーバーホールは、施設の上部にある、
150トンクレーンで釣り上げるのだそうです。
ちょうど案内の方の手が写っているので、この物体のスケール感がわかるかと思います。

こうして、およそ30分ほどをかけて、発電所内部を見学させていただきました。
中部電力のスタッフのみなさま、ありがとうございました。

このあとは、いよいよダム見学へと移りますが、
その時の模様は、また次回、ご紹介したいと思います。



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四季の森

暑かった八月もいよいよあとわずかになってきましたが、それでもまだ、
酷暑の日々は続いており、しかもまた、台風がくるとのことで、
今年の夏は、さまざまな面で、過ごしやすくはなかったかなと思っています。
酷暑のニュースは、夏になれば、毎年のように聞くように思いますので、
これから先、さらに暑くなっていくのかな、などと、
なんだか不安になってしまいます。
数年後には、夏の40度越えは、さして驚くようなことでは、
なくなっているかもしれません。

さて、そんな夏の終わりに、岐阜県の美濃地方にある、
四季の森というところで、バーベキューをしてみました。
場所は関市板取というところで、美濃といってもかなり北にあたり、
周囲は山に囲まれた静かなところです。
ここに、バーベキューが可能な数棟の個別ブースと、
棟続きになったグループ用ブースが建っています。
今回の参加者は、私たち夫婦と、ヨメの妹さん夫婦と子供たち、
計六人となりました。

○ 岐阜県関市板取 日帰りバーベキューハウス『四季の森』の情報はコチラ ~

この日は土曜日、ということで、当日は早朝から動く予定でしたが、
なかなか出発できず、しかも途中で買い物に寄ったりするなどしたため、
すっかり遅くなってしまい、結局、現地に着いたのは、お昼でした。
そんなわけで、駐車場はすでに満杯状態。
周囲には、家族づれやカップル、仲間同士でバーベキューしている人がたくさんいて、
四季の森は、なかなかの人気のようです。
近くにはドッグランもあるということで、愛犬家の方にとっても、
楽しめる施設となっています。

ただ、この日は、台風の影響もあり、空模様はいまひとつ。
現地に向かう途中には雨がぱらつくこともあり、ちょっと先が思いやられる感じでしたが、
カンカン照りもまた、暑くてつらいですから、考えようによっては、
これくらいの天候が、ちょうどいいのかもしれません。

炭をおこして

すでに妹さん家族は現地に着いており、手早く炭を起こしたりしてくれていました。
(遅れてしまって、すみません)
そんなわけで、遅掛けですが、さっそく、バーベキューをスタート。
タンを手始めに、しいたけや野菜、あつあげなどを焼いていきます。

BBQ開始

じつは私、バーベキューが苦手というか、こまめに肉や野菜の焼け具合を見たり、
網のうえに新たな食材を追加していったり、ということが、なかなかできません。
(単にズボラで、気が利かないだけなんですが…)
なので今回も、なにもせずに食べるだけです。
すみません。

ステーキだ

そんなズボラ者、怠け者の私ですが、
しっかり、ステーキとか、頂いてしまいました。
霜降りで、もう、とろけるように柔らかいお肉でした。
ああ、しあわせ。

川に降りられる

バーベキュー棟のしたには、川が流れており、
しっかりした階段が取り付けられていて、川面に降りられるようになっています。
川面にはうっすらともやが立ち込めて、なんだか幻想的な風景です。

川遊び

この日は、台風の余波が残っていたため、川の水は濁り、流れも急で、
水遊びはできませんでしたが、それでも、川面は涼しく、
多くの人で賑わっていました。

その後も、ねぎま、焼きおにぎり、手羽先、などなど、
さんざん食べました。
気がつけば午後3時、お腹もいっぱいになったところで、
おひらきにしました。

帰り道、ちょうど帰路の途中に位置しているということで、
以前にもいったことがある、モネの池へ行ってみました。
このモネの池、テレビなどで取り上げられたこともあって、かなりの賑わい。
近場の駐車場はすでに満杯で止めらそうにありません。
そんなわけで、400メートルほど離れた駐車場にクルマを止めて、
現地まで歩いて行ってみることにしました。

久しぶりのモネの池

こちらがそのモネの池です。
この日は、先にもいいましたが、台風の余波が残るあいにくの天気だったのですが、
夕方頃からは青空も覗くようになり、まずまずの行楽日和になりました。
ただ、夕暮れの斜めからの光は、写真撮影にはあまりプラスとならなかったようで、
前回のように、いい画像は撮れませんでした。残念です。

モネの池

ただ、この池、実際いみるとかなりきれいです。
私たちは、2度目の来訪ということで、やはり最初の時のような感動はもうないですが、
それでも、なかなかの満足度です。

というわけで、八月下旬の土曜日、夏の一日を満喫してきました。
また、機会があれば、風光明媚な場所で、バーベキューをしたいものです。
(でもまた、食べるだけで、食材を焼いたりとか、しないと思いますが)



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美濃クラシックカーミーティング

先週の土曜と日曜は、所用ため、
夫婦ともども、私の実家のある飛騨高山へと行かなければならず、
久しぶりに、土日はお休みにしました。
雪深い飛騨高山も、三月に入ってからは、それほど多くの積雪はないようで、
路肩にこそところどころ雪はあるものの、路面にはまったくなく、
クルマでも、比較的、安心して行き来することができました。
このまま、すんなりと春になってくれれば、うれしい限りです。
(でも、高山の寒さは、やはり岐阜市とは違い、まだまだ、厳しいものでした)

その高山からの帰路、通り道にあたる岐阜県美濃市で開かれていた、
『美濃クラシックカーミーティング2017』を見物に行ってきました。
このイベントは、今年で8回目を迎えるとのことですが、
見物に行くのは今回がはじめて。
というよりも、同じ県内にある町なのに、
いままで、美濃市にはまったく行ったことがなく、
今回ははじめての美濃市探訪ということにもなりました。

おりしも、イベント開催日の12日は、天候にも恵まれ、
参加車輛の撮影にも、絶好の日和となりました。

美濃に到着したのはお昼頃。
ですが、すでにイベントを見物するための人が数多く詰めかけており、
駐車場はどこも満車…。
が、一度駐車を断られた駐車場に、急遽空きが出て、
ラッキーにもうまく駐車することができました。

この日の出動車はヨメのプジョー。
運転もヨメがしてくれました。

駐車場にも旧車

今回のイベントの参加車輛ではないのでしょうが、
駐車場には、旧車があちこちに止めてありました。
おそらく、旧車オーナーが、同じ趣味の人たちの集まりということで、
自慢の愛車を駆って見物に来たものと思われます。

そんなわけで、さっそくイベント会場となっている、
美濃市の古い町並みへと向かってみます。
この町並みは『うだつの上がる町並み』と呼ばれており、
飛騨高山の古い町並みと同様の、昔ながらの景色が楽しめます。

その町並みのなかに、イベント参加車輛が乗り入れてきました。
私たちは現地への到着が遅かったため間に合いませんでしたが、
参加車輛のパレードも、すでにあったそうです。

モーリスマイナー

最初に目撃したのは、モーリス・マイナーでした。
このあと、ロータス・エラン、ロールスロイスとイギリス車が続きます。
クラシックMINIもくるかも、なんて思っていましたが、残念ながら、
現れることはありませんでした。

ナゾのクルマ

その後はマスタングなどのアメ車が続いて入ってきました。
なかでも、とくに目を引いたのはこのクルマ。
コレ、いったい、なんですか…!?。
とにかく、インパクト絶大です。

しかも、このクルマ、ナンバープレートがついているところを見ると、
車検を通っているということでしょうか…。

日本車がメイン

次いで、日本車の一団がやってきました。
今回の参加車輛のなかで、いちばん数が多かったのが、
これら日本車だったと思います。

コンサートも始まって

しかも、近くの広場では野外コンサートも始まり、
盛り上がりに華を添えていました。
(コンサートが始まる前には、紙芝居もやったりしていました)

そうこうするうちに、お昼も過ぎてしまい、
とりあえず、近くの屋台でやきそばを買って食べ、
その後は、定位置に駐車された参加車輛を詳しく見て回ることにしました。

当初は気がつかなかったのですが、別の通りにも、
参加車輛が整列しており、そちらも順に見て回ることにしました。

ジャガーEタイプ

イギリス車はこちらにもありました。
真っ赤なジャガーEタイプと、MGBです。
このアングルから見るEタイプは、とても美しいですね。
しかも、保存状態も極めて良好のようです。

フルビア

こちらはイタリア車コーナーにあったランチア・フルビア。
この車輛、なにかのイベントで見たことがあるような気がしますが…。
いずれにしろ、とても貴重な車輛だと思います。

イセッタ

今回、はじめて実車を見たBMWのイセッタです。
かわいいし、すごく状態も良好です。
実車もミニカーみたいですね。

ハインケル

そしてこちらも、イセッタ、かと思いきや、
なんと、トロージャンという車輛だそうです。
イギリス製とのことですが、もともとはドイツのハインケルで製造されていたものを、
ライセンス生産した車輛だそうです。
ハインケルといえば、第二次大戦中に、
爆撃機などを製造していた航空機メーカーがありますが、
この車輛は、その航空機メーカーであるハインケルのものだそうです。

1940年の『バトル・オブ・ブリテン』のさい、
ドイツ空軍は、ドーバー海峡を超え、ロンドンなどイギリス本土を航空攻撃しました。
いうまでもなく、ハインケルの機体も、この戦いに参加しており、
そのせいで、ハインケルという名はイギリスでは評判が悪いらしく、
仕方なく、トロージャンという名前にされたそうです。

塗装も美しく、錆などもまったくありません。
しかも、ウェザーストリップなどのゴムパーツも、とてもきれいです。
オーナーの方からは、さまざまな苦労話 (といっても、楽しいお話ですが) を、
いろいろと伺うことができ、私も旧車オーナーとして、
とても共感するところがありました。

酒蔵ジャズコンサート

また、近くの酒蔵では、蔵を使ったジャズコンサートが行われていました。
クルマの見物もしたいのですが、この酒蔵ジャズコンサートも聞きたい、
ということで、さっそく酒蔵へ。
しっかりと拝聴させていただきましたが、この場所は、
思いのほか寒く、ヨメは途中で退出してしまいました。

コスモ・スポーツ

こちらは日本車コーナーにあったコスモ・スポーツです。
現在もそうですが、マツダのデザインには、この当時から、先進性を感じます。
また、ローターリーエンジンを搭載した初の量産車輛だったかと思います。
まさに、時代の先を行くクルマだったのでしょうね。

ロータス・ヨーロッパ

サーキットの狼の主人公「風吹裕也」乗車仕様のロータス・ヨーロッパですね。
このマーキングを見て、サーキットの狼、とすぐわかるのは、
50台以上の人でしょうか…。

というわけで、初春の一日を、旧車に囲まれて、
楽しく過ごしてきました。
この日は、名古屋で、戦車マニアの集まりである『中京AFV』の会が、
開かれており、そちらにも行きたかったのですが、
今回は参加を見合わせてしまいました。

次回は、AFVの会に行きたいものです。



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御開帳の善光寺

今年は、長野市にある善光寺が、七年に一度の御開帳を迎えます。
御開帳というのは、秘仏である御本尊の御身代わりである、
前立本尊 (まえだちほんぞん) の公開が行われる、一ヶ月ほどの期間を指します。
この期間中には、善光寺のすぐ前に、回向柱という大きな木製の柱が立てられ、
いつにも増して、大勢の参拝客でにぎわいます。

我が家にとって、善光寺は、すでに何度も訪れている場所であり、
今回の御開帳も、当然のことながら見過ごすことはできません。
というわけで、GWを直前にした先日、長野市まで参拝に行ってみることにしました。

今年は、北陸新幹線が金沢まで延伸したということで、
途中の長野駅も、大いに活気づいていることと思います。
そうした交通事情も手伝って、今年の御開帳は、以前と比べても、
かなりの混雑が予想されるのではと思います。
そんなわけで、出発の当日は、我が家では珍しく、朝5時という早朝に起床し、
身支度も慌ただしく、急いで出発することにしました。

今回の出動車は、前回にひきつづき、私のMINIとなりましたが、
ここ飛騨高山から長野市に向かうには、
アップダウンやカーブが多い山道ばかりを通らなくてはならず、
名実共にオールドな私のMINIには、少しばかり厳しいドライブになりました。
もっとも、早朝ということで、山道にクルマの姿はほとんどなく、
おかげで、自分のペースで運転することができました。

早朝の平湯

こちらは、岐阜県と長野県の県境あたりです。
朝の空はすがすがしく、そのしたをドライブするのは気持ちよかったです。
写真には映っていませんが、あたりには、まだ雪がかなり残っていました。

安曇野で休憩

こちらは途中の安曇野にある道の駅です。
このように、お天気もまずまずで、しかも、その後は気温もどんどん高くなり、
4月にしては少し汗ばむほどでした。
道の途中には、まだ雪も多く残っていたというのに、
あまりの気温の変化に、少し戸惑ってしまいました。

というわけで、難無く長野市内へ到着。
MINIもがんばってくれました。
長野市ではある程度は渋滞に遭うものと覚悟していましたが、
時間がまだ早いせいか、思ったほどの混雑はなく、
また、駐車場も、最初こそ満車のところが目立ちましたが、
結局のところ、さほど苦労することもなく、クルマを止めることができました。
これはありがたかったです。

表参道

こうして、無事、MINIを止め、いつものように表参道へと歩いていきます。
GWになると、この表参道は花で埋め尽くされるといいます。
ちょっと残念な思いもしましたが、おそらくは、たいへんな混雑になると思われます。
GW直前のいまの時期を選んで、よかったと思っています。

御開帳に善光寺を訪れるのは、これで三回目。
前々回の2003年の時は、私はまだ独身で、ひとりで泊まりがけできました。
そして前回の2009年の時は、ヨメとふたりできました。
今回もこうして、ヨメ共々、お互いに健康で、参拝ができるということは、
とてもありがたいことです。

○ 前回の御開帳の様子はコチラへ

その前に、まだお昼にはなっていなかったのですが、
早めに昼食をとろうということで、近くのお蕎麦屋さんに入りました。
長野に来たら、やはり蕎麦、という思いがしますが、
お昼前にもかかわらずお店は混んでいて、すんなりとは入れませんでした。

いよいよ善光寺へ

昼食後は、いざ善光寺へ。
ですが、やっぱりかなりの人出ですね。
そのせいか、あたりには、どこか華やいだ雰囲気が満ちていました。

かなりの人出

進むにつれ、どんどん人は増えていき、
手水舎のまえでは、すでに行列ができていました。

善光寺ふたたび

そして、いよいよ善光寺の前まで来ました。
御開帳のシンボルである回向柱が、青空を貫くように立っています。
この回向柱に手を触れると、ご利益があるということで、
長い行列ができています。

こうして、無事、回向柱に触ってきました。
その後は、善光寺内に入り、びんずるさまに触れ、参拝をしましたが、
内陣参拝やお戒壇巡りは、かなり混雑しており、結局、あきらめました。
まあ、回向柱を触れたので、これで、御開帳にきた意味はあるかな、と、
考えています。

さらなる参拝客が…

善光寺での参拝を終え、外に出てみると、
人の波がこちらにおしよせてくるところでした。
午後になり、いままで以上に参拝客が増えるようです。
すでにかなり混んでいるのに、これ以上人が増えると、たいへんです。
ということは、比較的、人出が落ち着いていた時間帯に、
お参りできたのかもしれません。

その後、英霊を祀った忠霊殿に行き参拝、
目の健康をお守りいただけるという爪彫如来や、濡れ仏、六地蔵などをお参りさせてもらい、
また、大勧進なども参拝しました。

こうして、内陣参拝こそあきらめたものの、存分に各所をお参りしてきました。

涅槃像も参拝

そして、善光寺にきた折りにはいつも立ち寄る、
こちらの釈迦堂にも行ってきました。
ここには涅槃像が祀ってあります。

ここの雰囲気というか、たたずまいが好きで、ここ最近、善光寺参拝の折りには、
いつもお参りさせてもらっています。

○ 善光寺の情報はコチラへ…

善光寺でのすべての参拝を終えた後は、長野駅方面まで歩いていってみました。
このときはすでにかなり暑くなっており、近くのタリーズコーヒーに飛び込んで、
オレンジジュースを飲んで一息つきました。

というわけで、長野市を満喫し帰路についたのですが、
帰り道は、行きとは違うルートを通ってみることにしました。
長野市南部から、中条、小川村を経由して、白馬方面に向かってみることにしました。

白馬でのMINI

こちらは、白馬の道の駅です。
山道ばかりでしたが、ここでもMINIはがんばりました。

というわけで、2015年の善光寺御開帳も、無事、参拝できました。
次回の御開帳も、また、今回と同じように参拝できればと、
気の早いことを思っています。





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