
先週、僕は、名古屋の「アスナル金山」という、
ショッピングモールに行ってきました。
この施設に併設されたギャラリーで、
Coppers早川さんという方の個展が、行われていたのです。
この早川さん、じつは、お一人ではなく、おふたり…。
なんと、親子で、
銅をメインとしたオブジェを作っておられる作家さんなのです。
僕が、この早川さんの作品を初めて見たのは、
名古屋のポートメッセで開かれていた、
クリエイターズマーケットの会場でした。
大勢の方の作品がところ狭しと並ぶなかで、
早川さんの作品は、圧倒的な存在感と吸引力を放っていました。
というわけで、早川さんのブースに、
べったりとくっついてしまったワタクシ。
次回は、名古屋の金山で個展を行うと聞き、
さっそくお邪魔したという次第です。
早川さんのオブジェは、一見すると皮のようにも見えますが、
先にも述べたように、銅で作られています。
(部分的に真鍮が使われています)
金属を加工して作られたオブジェは、
視覚的にも、質量を感じます。
(写真では実物の持つ雰囲気が伝わらなくて、残念です)
作風は、レトロフューチャーといった雰囲気で、
フリッツ・ラング監督の映画「メトロポリス」に登場した、
アールデコ調のロボットを彷彿とさせます。
ですが、早川さんは、とりたてて、
何かをイメ?ジソースにすることはないといいます。
このようなオブジェを作るさいは、
綿密なスケッチを事前に描きそうなものですが、
早川さんにお話をお聞きしたところ、
いきなり、製作に入るとのことです。
無計画に試行錯誤を繰り返すうちに、自分でも予期しない、
おもしろいカタチや、造形が生み出されるといいます。
この感覚、僕にも、よくわかります。
偶然が、当初は意図しない、新しいモノを生み出すことって、
ありますネ。
というわけで、この日は、早川さん親子が呆れるほど、
居並ぶ作品をじいっ??くり穴の開くほど見てきたのでした。
(でもって、いつものごとく、
作者のおふたりと、ベラベラとお喋りしてきたのでした)