
梅雨まだ開けない先週の日曜、
福井県にある「永平寺」に行ってきました。
この永平寺は、禅宗である「曹洞宗」の総本山で、
およそ八百年近く前、道元禅師によって開かれたといいます。
私は、このような宗派については、はなはだ知識がなく、
なんともお恥ずかしい限りなのですが、
なぜか、神社仏閣を見物するのが、大好きです。
永平寺を訪れるのも、これで、四回目になります。
当日は、鈍色の雲が低く垂れ込めていましたが、
永平寺の静かなたたずまいは、そんな天候も、またよく似合います。
ひとたび、正門をくぐると、外界とは違う「凛」とした空気を感じます。
そして、拝観料を払って永平寺の中へ。
まずは畳敷きの間に正座して、若い雲水さんの解説を聞きます。

解説を聞き終えたあとは、いよいよ、七堂伽藍へ。
板張りの長い回廊を登り、仏殿、法堂(はっとう)に向かいます。

こちらが、法堂(はっとう)です。
七堂伽藍のいちばん奥に位置し、広い畳敷きの間がある建物です。
永平寺には、きらびやかな印象はまるでありません。
質素で、ストイックです。
七堂伽藍のなかで、最も古い建物である「山門」に至っては、
この地の自然の厳しさが、深く刻み込まれています。
そのために、なおさら、木々の緑が、鮮やかに目にしみます。
この光景に、心静まる思いがします。
落ち着きいた時間の中で、世俗の垢が浄化されるような気さえします。
(などというと、大袈裟かもしれませんが…)
そして、この地に、またしても魅了されてしまいました。
さて、このあと、福井市中心部へと向かったのですが…。
その模様は次回に…。

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