フェリオの中庭

先日、富山市内にある、フェリオ総曲輪という百貨店に行ってみました。
といっても、私の目的は、各フロアをショッピングして回ることではなく、
最上階にある、紀伊国屋書店に行ってみることでした。

なにしろ、私が住むここ飛騨高山には、
都市部にあるような、大きな本屋さんがありません。
資料を捜すのにも、いろいろと苦労したりします。

というわけで、富山市内に、紀伊国屋がオープンしてくれたことは、
私にとって、とてもありがたいことなのです。

富山市まではクルマでおよそ2時間。
飛騨高山から最も近い人口10万以上の街といえば、ここ富山なのです。
休日ともなれば、高山市民は、
ショッピングに、富山市内に繰り出すこともしばしばです。

フェリオのエントランス

さて、こちらが、フェリオ総曲輪。
最近は、郊外型のショッピングセンターが賑わいを見せているようですが、
このフェリオ総曲輪は、富山市中心部にある総曲輪商店街の一角にあり、
地域の活性化に多いに寄与しているようです。

そして、一路、紀伊国屋へ。
ここ富山の紀伊国屋は、
東京や名古屋の紀伊国屋と比べれば、さすがに、規模は小さいですが、
それでも、私の住む町の本屋さんに比べたら、遥かに大きく、居並ぶ本も豊富です。

さっそくここで、美術書、ソフト解説書、などなどを立ち読み。

さすがに大きな本屋さんだけあって、
いままでネットでしか見たことがなかった専門書などがあり、
それらの中身に、実際に目を通すことができました。

こうして、手に取る本を次々に買っていけたらいいのですが、
そんなことをしていたら、あっという間に散財してしまうのでガマンします。
(それでも、必要な本は、買うことになるんですが)

その後は、ヨメさんと、
フェリオ総曲輪の各階をブラブラとウインドウショッピングして、
駐車場に戻りました。

駐車場にて

すると、私のMINIのとなりに、なんと、金沢ナンバーのMINIが…。
MINIが並んでいるということで、記念に一枚撮ってしまいました。

こうして、この日は、富山市内のショッピングセンターや模型店などを巡り、
一日を過ごしました。



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心臓模型(全景)

先日、3DCGてに心臓を作る、というお仕事をいただき、
そのさいの資料として、医学用の心臓の模型を送っていただきました。
(このお仕事は、いつものメディカルイラストではなく、別件です)

いままで、かなり詳細な心臓の図版(2D)を、
いくつか、描かせていただきましたが、
こうして、立体の資料を目の当たりにするということは、
今回が初めての経験です。

ちなみに、私のメディカルイラストはコチラ

実際に造形物を見ることによって、
「この部分は、こういう面から成り立っていたのか」と、目から鱗が落ちることも、
しばしばでした。

心臓模型(正面外観)

これが、その模型の全景です。
手と比べていただけけると、その大きさが、
ご理解いただけるのではないかと思います。

材質は硬質プラスチックのようです。
表面のモールドは少々甘めで、さして精密感はありませんが、
各所から突き出す動脈を一体整形していることから、
金型を使って作られた模型ではないように思われます。
おそらく、ガレージキットのように、
シリコンゴム型などを使って量産されているのではないかと思います。

心臓模型(底面)

手に取って、ぐるぐる回してみることができるのは、
模型ならではですね。
また、上の画像のように、あまり資料のない、底面からの心臓も、
模型なら、苦もなく見ることができます。

ただ、この模型では、大動脈弓部分が省略されています。
この大動脈弓があれば、もっと、一般的に知られている心臓のイメージに、
近くなると思うのですが。

心臓模型(内部構造)

しかも、この模型は、内部構造も再現されています。
弁を動かす構造も、別部品によって再現されています。
それにしても、複雑なカット面になっています。

もうひとつの模型

そしてこちらは、同梱していただいたもうひとつの心臓模型です。
同じ心臓を模型化しているのに、まったく別の臓器に見えます。

私たちイラストレーターは、主に2D的表現をしているわけですが、
(3Dを作っても、納品するのは画像データですから)
やはり、その過程で、立体を把握する、という作業が、
重要になってきます。
こうして、模型を手で触れる、とういのは、
貴重かつ、重要な体験のひとつです。



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緑地のミニ

月曜から、仕事が立て込んでいて、
なかなかブログが更新できませんでした。
(今夜も、ずっとShadeと格闘中です。トホホ)

…と、そんなことはさておき、先週の木曜から、うちのヨメさんは、
田植えの手伝いのため、岐阜県南西部にある実家に帰ってしまいました。
というわけで、久しぶりに、ひとりで過ごす週末となりました。

今回は、近場の、どこか眺めのいいところで、のんびり本でも読もうかと思い、
文庫本を持って出掛けました。

当初は、どこかの公園で、と、思っていましたが、
私の住む飛騨高山という街は、じつは、大きな公園がとても少ないところなのです。
市の中心からほど近い山の上に、城山公園というところがありますが、
規模が充分とはいえず、眺めも、さして特筆すべきものはありません。

というわけで、市街地を飛び出し、清見村(高山市清見町)へ。
適度にドライブも兼ね、一時間ほどドライブをして、
絶好の場所を見つけました。

広い公園

コチラの公園は、日曜にもかかわらず、ほとんど誰もいませんでした。
まさに穴場。
広い駐車場に止まるクルマは、私のMINIと、
画像には映っていませんが、もう一台だけでした。
この場所のベンチに陣取り、しばし読書タイムです。

滑り台のある公園

と、思ったのですが、
思いのほか風があり、のんびり木陰の読書ができたのは、
小一時間ほど…。
しかも、極彩色の毛虫がいるし…。
ヒィ??!!。

というわけで、ふたたびMINIに乗って出発。
今度は、南の馬瀬村という山村に向かって走ってみます。

この日の天気予報は雨でしたが、
時折、雲間から日が射す、まあまあのお天気になりました。

全開にした窓から吹き込んでくる風が心地よくて、
ついつい、遠くまで、どんどん走ってしまいました。

こうして、ひとりで、当てもなくドライブするのも、
また、楽しいものです。

石畳の路地

そして、着いた先は、今年の3月にも訪れた郡上八幡。
この場所を、また、ブラブラと歩いてみました。

郡上八幡の町並み

川沿いに無秩序に並ぶ家並み。
この街には、川にせり出すように林立する雑多な家の数々を見ることができます。

美しく作り込まれた観光名所の風景より、
こうした、生活感のある、ありのままの景観に、なぜか、心惹かれます。

知らない街の一人歩きというのも、なかなか、おもしろいものです。




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美ヶ原

さて、6月に入った最初の日曜、
好天に誘われ、信州のビーナスラインまで、MINIで行ってきました。

飛騨高山からビーナスラインに向かうには、
ほぼ真東に……、まずは長野県松本市に進路をとることとなります。

通常、岐阜県北部から、長野県の松本市方面へ行くためには、
県境の平湯温泉に安房トンネルを通るルートが一般的です。
ですが、私は、いつも、旧道である「安房峠」-あぼうとうげ-を好んで通ります。

この「安房峠」は、トンネルが開通する以前、
岐阜県北部と長野県中部を結ぶ、数少ない貴重な道路のひとつでした。
が、立派なトンネルが存在するいまでは、
ほとんどクルマが通ることはなくなってしまいました。

なにしろ、安房峠は、つづら折れの狭い坂道が続く、かなりの難所なのです。

しかも、11月末から翌年5月末のあいだは、積雪のため通行することができず、
今年は、先月の30日に入って、ようやく通れるようになったとのことです。

というわけで、今年もさっそくこの酷道、安房峠に乗入れてみます。

安房峠入り口

こちらが安房峠のゲート。
深い森のなかへ入っていくような感じで、なんだかワクワクします。
古びた「通行注意」の看板にも、ときめき(?)を感じます。

絶景の安房峠

そして、安房峠を行くと、絶景のパノラマが眼前に広がります。
木々の緑が、空の青さが、目に染みます。
ほんとうに、素晴らしい眺めです。
トンネルを通れば、通行時間は大きく短縮されますが、この美しい景観を、
楽しむことはできません。

雪が残る安房峠

そして、道中には、まだ雪を見ることができます。
6月に入っていながら、一般道の脇にいまだに冬の名残があることに、
驚いてしまいます。

こうして、安房峠を越え、長野県松本市に入ると、
そのまま市街地を抜け、今度は、アザレアラインと銘打たれた山道に乗り、
ひたすら、東に向かって、黙々と走り続けます。

やがて道は、ビーナスラインに行き当たり、T字路となります。
左に向かえば霧ヶ峰。右に向かえば、美ヶ原方面に行くことができます。

今回は、美ヶ原方面に向かってハンドルを切ります。

すると道は、急なカーブと坂が続く厳しい状態に変わっていきます。
(ただ、道幅は充分にあります)
どんどん高度はあがり、やがては、標高2000メートル近くとなります。

そして、頂上付近にある、山本小屋駐車場へ。
ここにMINIを止めて、高原を散歩してみます。

美ヶ原高原

前回、この美ヶ原に来た時には、霧で何も見えなかったのですが、
天候に恵まれたこの日、美ヶ原の魅力を、再発見しました。

地平線いっぱいに牧場が広がり、
あたりにのんびりと寝そべる、牛の姿を見ることができます。

もう、すごくいいところです。

ちなみに、美ヶ原のサイトはコチラです

美しの塔

こちらは、美しの塔という、モニュメント的建造物。
上部に鐘があり、塔内の紐を引くと、鐘を鳴らすことができます。
(もちろん、鳴らしてみました)

あたりの空気はひんやりとして冷たいのですが、
日差しがあるため、寒さを感じることはありませんでした。
ぜひ、もう一度行きたい場所です。

高原のミニ

1000ccのMINIにはかなりハードなドライブコースでしたが、
今回も、我がMINIは、バッチリ走り抜けてくれました。



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