
さて、6月に入った最初の日曜、
好天に誘われ、信州のビーナスラインまで、MINIで行ってきました。
飛騨高山からビーナスラインに向かうには、
ほぼ真東に……、まずは長野県松本市に進路をとることとなります。
通常、岐阜県北部から、長野県の松本市方面へ行くためには、
県境の平湯温泉に安房トンネルを通るルートが一般的です。
ですが、私は、いつも、旧道である「安房峠」-あぼうとうげ-を好んで通ります。
この「安房峠」は、トンネルが開通する以前、
岐阜県北部と長野県中部を結ぶ、数少ない貴重な道路のひとつでした。
が、立派なトンネルが存在するいまでは、
ほとんどクルマが通ることはなくなってしまいました。
なにしろ、安房峠は、つづら折れの狭い坂道が続く、かなりの難所なのです。
しかも、11月末から翌年5月末のあいだは、積雪のため通行することができず、
今年は、先月の30日に入って、ようやく通れるようになったとのことです。
というわけで、今年もさっそくこの酷道、安房峠に乗入れてみます。

こちらが安房峠のゲート。
深い森のなかへ入っていくような感じで、なんだかワクワクします。
古びた「通行注意」の看板にも、ときめき(?)を感じます。

そして、安房峠を行くと、絶景のパノラマが眼前に広がります。
木々の緑が、空の青さが、目に染みます。
ほんとうに、素晴らしい眺めです。
トンネルを通れば、通行時間は大きく短縮されますが、この美しい景観を、
楽しむことはできません。

そして、道中には、まだ雪を見ることができます。
6月に入っていながら、一般道の脇にいまだに冬の名残があることに、
驚いてしまいます。
こうして、安房峠を越え、長野県松本市に入ると、
そのまま市街地を抜け、今度は、アザレアラインと銘打たれた山道に乗り、
ひたすら、東に向かって、黙々と走り続けます。
やがて道は、ビーナスラインに行き当たり、T字路となります。
左に向かえば霧ヶ峰。右に向かえば、美ヶ原方面に行くことができます。
今回は、美ヶ原方面に向かってハンドルを切ります。
すると道は、急なカーブと坂が続く厳しい状態に変わっていきます。
(ただ、道幅は充分にあります)
どんどん高度はあがり、やがては、標高2000メートル近くとなります。
そして、頂上付近にある、山本小屋駐車場へ。
ここにMINIを止めて、高原を散歩してみます。

前回、この美ヶ原に来た時には、霧で何も見えなかったのですが、
天候に恵まれたこの日、美ヶ原の魅力を、再発見しました。
地平線いっぱいに牧場が広がり、
あたりにのんびりと寝そべる、牛の姿を見ることができます。
もう、すごくいいところです。
ちなみに、美ヶ原のサイトはコチラです

こちらは、美しの塔という、モニュメント的建造物。
上部に鐘があり、塔内の紐を引くと、鐘を鳴らすことができます。
(もちろん、鳴らしてみました)
あたりの空気はひんやりとして冷たいのですが、
日差しがあるため、寒さを感じることはありませんでした。
ぜひ、もう一度行きたい場所です。

1000ccのMINIにはかなりハードなドライブコースでしたが、
今回も、我がMINIは、バッチリ走り抜けてくれました。
コチラをクリックしてくださるとうれしく思います。
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