
さて、前回の続きです。
林道を延々と……、ひたすら延々と走り続け、
ようやく、目指す戸隠に到着しました。
(いや?、ホントに遠かったです!!)
ここ戸隠にある戸隠神社は、
奥社、中社、宝光社、九頭龍社・火之御子社の五社から成っているそうで、
それぞれが、戸隠山の中腹に点在しているといいます。
ただ、現地にあった立て看板には、
当神社は、奥社、中社、宝光社の三社から成る、といった趣旨の文言が書かれており、
どうやら、この三つの社が、メインとなっているようです。
ちなみに、戸隠神社の詳しい情報はコチラ
なにしろ、各社は、山の斜面に点在しているため、
それぞれを結ぶ道路は、ほとんどすべてが坂道となっています。
また、各神社のあいだは遊歩道で結ばれているようですが、
思いのほか距離があり、さらには勾配もあるため、
歩いて巡るのはいささか困難です。
というわけで、安易ながら、クルマで各社を巡ることとしました。

まずは、中社から参拝していくことにします。
こちらは、中社のまえにあった、杉の木です。
本来なら、古式ゆかしい中社のたたずまいも撮影するべきでしょうが、
私は、このような場所に来ると、いつも、
社殿に不躾にカメラを向けることにためらいを感じてしまい、
今回も、ご多分に漏れず、周辺ばかりにレンズを向けていました。
そして、次に、奥社へと向かいます。
この奥社が、戸隠神社で最も神聖な場所のように思えます。
というのも、この奥社は、中社とは趣がまったく異なるのです。

まず、奥社の鳥居をくぐると、
どこまでもまっすぐ伸びる参道を歩くこととなります。
こんなに長い参道を、私は、いままで、見たことがありません。
道の左右は、白樺の林で、豊かな自然に囲まれた、美しい場所です。
取りのさえずりと、小川の流れる水音が相まって聞こえ、
心が洗われてゆくようです。
やがて、参道の向こうに、暗い朱色をした門が見えてきます。
この門をくぐると、景観は、劇的に一変します。

天高く伸びる杉の並木道が、目の前に現れます。
枝のあいだをすり抜けた陽の光が、いくつもの束となって斜めに差し込み、
息を呑む美しさと荘厳さがあります。
思わず、ここでしばし立ち尽くしてしまいました。
あたりの空気は凛として張り詰め、
俗世とは隔絶された、まさに神秘的という表現がぴったりな空間です。
そして、奥社への道はまだまだ続きます。
(ホントに遠い道のりです)

やがて、目の前に石段が現れます。
この石段が現れたら、奥社まではもう少しです。
こうして、ようやく奥社に到着。
この奥社社殿は、中社に比べれば小さく、ひっそりとしていますが、
長い距離を歩いてこの地まで辿り着いただけに、感激もひとしおです。
というわけで、ゆっくりと参拝してきました。
(奥社に隣接する九頭竜社は、工事中のため参拝できませんでした)
そして、また、来た道を、エッチラオッチラ引き返します。
この奥社は、鳥居から社殿までおよそ2キロの距離があるそうで、
体力がないと、参拝できない神社かも知れません。
駐車場に戻り、ふたたびMINIに乗って、今度は、宝光社へ。
この宝光社の石段はとても長く、しかも急で、ヨメは根を上げていました。
(もちろん、私も息切れしてました)
こうして、中社、奥社、宝光社と、すべて参拝できましたが、
火之御子社という神社は、場所がよくわからず、結局、参拝できませんでした。
残念ですが、次回、この地を訪れる時には、ぜひとも参拝しようと思っています。
こうして、戸隠神社を堪能し、いよいよ帰路につきました。
その帰路も、またまた、珍道中となるわけなのですが…。
その模様は、また次回に!。
コチラをクリックしてくださるとうれしく思います。
FC2 Blog Ranking