
今年の夏、北陸の美術館では、私にとって、
魅力的な企画展が行われていました。
そのうちのひとつが、金沢21世紀美術館で行われていた、
ロン・ミュエック展です。
以前、富山市の紀伊国屋へ行ったさい、
私は、美術書コーナーで、たまたま、ミュエックの作品集を手に取りました。
そして、紙面に掲載された作品の数々に目を見張ったものです。
それは、驚くほどリアルで、そして巨大な、人物オブジェだったのです。
こうした作品をじかに見ることができるとあって、
この企画展は、私にとって、ぜひとも訪れたいものでした。
また、時期を同じくして、福井市美術館では、
プラモデルのパッケージとなったリアルイラストレーションの、
原画展が行われていました。
こちらも、私にとっては、とても興味深いもので、
この機会に、なんとしても見ておきたいものでした。
ですが、気がつけばすでに8月も終わりに近づき、
それぞれの企画展の会期である8月31日になってしまいました。
というわけで、それぞれの企画展のどちらかをあきらめざるを得ないかな、
と、思っていたのですが、どちらも、北陸地方で行われているものであり、
一度に回ろうと思えば、できなくはない、ということで、
美術館を巡る北陸行脚の旅に、8月最後の日曜、出掛けたのです。
それぞれの企画展の終了時間を確認すると、
21世紀美術館が午後6時まで。福井市美術館が午後5時過ぎまでとなっており、
いくらか遅い時間まで空いている21世紀美術館を、
後で回ることとしました。
したがって、先立つ目標は福井。
ここ飛騨高山から福井市に向かうには、国道158号線を、
ひたすら西に向かうことなります。
なにしろ、かなりの強行軍が予想されるため、
朝5時には起床。6時過ぎには出発しました。

ここのところ、ゲリラ豪雨が東海地方を襲い、この日も、天候が心配でした。
案の定、朝のうちは霧が立ち籠め、雲も多かったのですが、しだいに、
空模様はすこぶるよくなり、ついには、絶好のドライブ日和となりました。
(今回の出動車はヨメのプジョーです)
道も空いていて、快適なドライブを続けること3時間半。
めざす福井市美術館に着きました。

逆円錐形の、なかなか、モダンな建物です。
さて、この続きは……。
ボックスアート展の詳細は、また、次回、アップします。
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