
昔の人たちが空想した、未来の都市や、建築物、乗り物などを、
概して「レトロフューチャー」と呼んだりします。
この言葉を、わかりやすい日本語に置き換えると
懐かしい未来、ということになるでしょうか…。
こうした、レトロフューチャーなビジュアルは、
映画やイラストなどで、時折、見かけることができます。
フリッツ・ラング監督の「メトロポリス」や、
宮崎駿監督の「天空の城ラピュタ」
大友克洋の「スチームボーイ」といった作品には、
レトロフューチャーなガジェットが、多数、登場しています。
また、現時点の視点から見ると、アールデコ様式も、
広義のレトロフューチャーといえるかもしれません。
私は、このレトロフューチャーをモチーフに、いままで、
いくつもの作品を作ってきました。

コチラは、このブログのトップ画像にもなっている、マンモスのメカニクスです。
古めかしさを出すために、全身にリベットを打ち、
空冷のシリンダブロックなどをつけて、機械らしさを演出しました。

また、こちらは、空を飛ぶ船です。
蒸気機関を用い、翼をはばたくように駆動させ、空を飛ぶ機械…。
そんなイメージを頭に思い描きながら、製作しました。

お仕事でも、レトロフューチャーなビジュアルを、
描かせていただいたこともあります。
こちらは、週刊アスキーのWindowsビスタ特集のイラストです。
さて、先日、この「レトロフューチャー」という言葉を、
なんとなく、Googleで検索してみました。
その結果、まず最初に出てきたのは、
ネット上のフリー百科事典である「ウィキペディア」-Wikipedia-でした。
さっそく、ウィキペディアに飛んでいくと、
そこには、レトロフューチャーについて、詳細な解説が書かれており、
また、関連する事項についても、しっかりと記載されています。
ウィキペディア/レトロフューチャー
で、画面をスクロールさせ、徐々に下段へと読み進み、
レトロフューチャーの元となる関連事項の「デザイン」という項目まで行くと…。

な…、なんと、野林賢太郎、と、私の名前が…。
ホントにコレ、私ですよね。
しかも、恐れ多いことに、
あの超偉大な建築家、丹下健三さんと同じならびにあるではないですか。
もう、ビックリ!!、です。
本人も知らぬところで、私は、けっこう有名人だったりして…。
しかも、私の名前の後には、公式HPと記されているのですが…。
その公式HPをクリックして飛んでいった先は、私のサイトではなく、
メカものだけに特化した私のブログ「K's hangar」でした。
ええっ!?、こっちに飛んでいくの?、と、驚くばかり。
K's hangar / 夢想機械格納庫
しかも、いま、K's hangarの最新記事は、レトロフューチャーではなく、
現代的な低床式路面電車の画像です。
これじゃあ、ちょっとまずいですネ。
やっぱり、レトロフューチャーなガジェットがトップに出てこないと…。

しかも、このブログ、ここのところ、まったく更新しておらず、
なんだか、申し訳ないような、そんな気持ちになってしまいました。
とにかく、今回は、たいへんびっくりしました。
どこのどなたかはわかりませんが、
私の名前を、レトロフューチャーの項目に加えてくださったことを、
たいへん光栄に思っております。
ありがとうございました。
これを励みに、今後も、
さらにもっとおもしろいガジェットやビジュアルを生み出していきたいと思います。
というわけで、K's hangarも、よろしくお願いいたします。
コチラをクリックしてくださるとうれしく思います。
FC2 Blog Ranking