
気がつけば、早いもので、もう四月。
三月の終わりに、いくらか寒の戻りがあったものの、
ようやく、私の住む岐阜県飛騨地方にも、遅い春がやってきたようです。
そんな春の到来を告げる行事として、私が住む地域(高山市一之宮町)では、
毎年「生きびな祭り」という、神事が開かれます。
このお祭りは、「生きびな」と称される、
飛騨高山を含む飛騨地方各所から選抜された9名の若い未婚女性が、
きらびやかで古式ゆかしい衣装をまとって、
神事の中心となる水無神社の付近を行列したり、
また、神社に設えられ舞台から餅撒きをする、といった、
素朴ながらも、春らしい華やかさのあるものなのです。
お祭りは今日(3日)の午前10時から始まったのですが、
私は、11時から、仕事の打ち合わせが入っており、
残念ながら、午前中から見物というわけにはいかなかったのですが、
帰宅後、すぐに、水無神社へと出掛けてみました。
水無神社は、私の住むマンションから徒歩15分の距離です。
この神社は、当ブログで過去何度か取り上げていますが、
古い歴史を持ち、飛騨一円ではとても名の知れたところです。

こちらは神社の側を流れている宮川という川の川辺を利用した、
臨時駐車場です。
平日にもかかわらず、すでに数多くのクルマが駐車していました。
それにしても、祭日和の絶好の好天です。
はるか彼方には、雪をいただく北アルプスの姿さえ、臨むことができました。

そして、神社の前はすでに多くの人だかりが…。
ふだんの平日であれば、ひっそりとしているのですが、
さすがに、今日は違います。
鳥居をくぐって、境内に進むと、
ちょうど、行列を終えて神社内に戻ってきたいきびなさまを見つけることができました。
とはいえ、生きびなさまの周りはさらなるひとだかりができ、撮影もままなりません。

ですが、果敢に前進し、いきびなさまを撮影。
雅な衣装が美しいです。

その後、いきびなさまご一行は静かな足取りで粛々と社殿の奥へ。
十二単を間近で拝見することができました。

その後は、舞台上で奉納芸能が行われたりしました。
前回、この生きびな祭を見に来た時も、絶好の好天でしたが、
今回も、青空と春の日差しに恵まれました。
どうやらこのお祭りは、私の知る限り、お天気にはいつも恵まれているようです。
さて、この生きびな祭りが終わると、飛騨地方には、
あと少しで、桜が咲き乱れる時期が到来します。
そんな飛騨の春の情景を、また、このブログでご紹介できれば、と、
思っています。
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