
いよいよゴールデンウイークに突入しましたネ。
というわけで、かねてから行こうと思っていた、長野の善光寺に、
昨日(30日木曜)、行ってみました。
今年、善光寺では、七年に一度の御開帳(ごかいちょう)が、五月末まで催されており、
どうしても、この時期に、いってみなくては、と、思っていたのです。
善光寺行きの日を30日にした理由は、
連休中とはいえ、この日は、土日でも祝祭日でもないいわば平日であり、
ある程度は、混雑を回避できるのでは、という思いがあったからです。
というわけで、出発予定日の前日である29日に、
MINIのオイル交換を行い、長野市までのドライブに備えました。
(ちょうど、オイル交換をしなければならない距離数になっていましたし…)
さて、当日は朝から絶好の好天。
ネットやニュースの天気予報によると、全国的に終日晴れるとのことで、
行楽には、まさにうってつけの日となりました。
ところが、私もヨメも朝から寝坊…。
結局、出発は8時半を回ってしまい、ちょっと遅いスタートとなってしまいました。
(といっても、まあ、寝坊はいつものことですが…)

さて、ここ飛騨高山から、善光寺のある長野市に向かうには、
まず、国道158号線に乗って、ほぼ真東に進路を取って、
岐阜県と長野県との県境にある温泉地「平湯」を目指すこととなります。
平湯には、安房トンネルという、ふたつの県をまたぐ長いトンネルがあり、
ここを抜けて、松本方面へと向かいます。
いつもは、このトンネルを通らず、細く急な峠道を通って長野県に行くのですが、
いまの時期は、峠はまだ、積雪のため閉鎖されており、トンネルが唯一のルートです。
松本市に着いたら、今度は国道19号線に乗って、北を目指します。
もちろん、松本市から長野市までは、高速道路を使って行くことが可能ですが、
私のMINIには、ETCなどというものはついておらず、料金割引の恩恵は受けらないので、
(まあ、もっとも、この日は割引のない平日ですが)
一般道である国道19号線に乗って、一路、長野を目指すことにしました。

この日、国道19号は、渋滞などまったくなく、
極めてスムースに走ることができました。
空は青く、左手には北アルプスを臨むことができ、
とても、爽快な気持ちになります。
そして正午を少し回った頃、ようやく長野市に到着。
さて今度は、駐車場を捜さなくてはなりません。
とりあえず、善光寺の裏手にある善光寺駐車場のあたりに行ってみますが、
やはり、クルマの列ができています。
平日とはいえGW。
しかも御開帳の時期ですから、いつもの休日より、人出は多いようです。
そんなわけで、市内をグルグルすること15分ほど。
ようやく、長野駅と善光寺の中間のあたりに、無事、クルマを止めることができました。
(車高の低いMINIは、駐車場によってはマフラーの触媒あたりを擦ることがあるため、
駐車場選びには、毎回苦労します)
それでは、いよいよ善光寺へと向かいます。
表参道に行くと、たくさんの観光客の姿がありました。
この通りには、明治時代に建設されたと思われる古い西欧風建築物が多くあり、
ついつい、あちこち、見入ってしまいます。

仁王門くぐって山門へ。
以前、善光寺を訪問したさい、この山門は修復中で、
味気ない覆いが架けられていましたが、今回は、
その威容をしっかりと見ることができました。
しかも、いま、この山門へも一般客が入れるようで、山門の上部の階には、
観光客の姿が、そこかしこに見えました。

ついに、善光寺本堂へ。
あたりはいよいよ混雑を極めてきます。
平日といえども、連休の中日は、やはり多くの参拝者で賑わっています。
本堂の前に立てられている木の柱は、
回向柱(えこうばしら)と呼ばれるものです。
この回向柱に触れることで、善光寺ご本尊とのご縁が結ばれるとのことで、
参拝客の多くは、この柱に触れようと、長い行列を作っていました。
もちろん、私も触れてきました。
その後は、拝観料を支払って本堂のなかへと入り、
七年に一度、開帳される前立本尊(まえだちほんぞん)を参拝します。
ここから先は、撮影禁止のため、画像はありませんが、
とにかく、本堂のなかはすごい人です。
まるで、通勤電車並みの混雑です。
それにしても、本堂は、重厚ですばらしい建物です。
天井も、柱も、建築後の長い年月を物語るかのように、どれも黒く煤けたように見え、
ストイックな雰囲気をかもしています。
結局、本堂のなかに入って一時間ほど待って、
ようやく、前立本尊を参拝することができました。
周囲を照らす赤みを帯びた蝋燭の光が、とても厳かで、かつ幻想的で、
喧噪のなかにあってさえ、どこか、心休まる思いがします。
さて、その後は、お戒壇巡りへと進むのですが、こちらは、
さらに待ち時間が長くなるとのことです。
しかも、このとき、ヨメは腰痛を悪化させてしまい、
(ただじっと突っ立っていると腰が痛くなるというのです)
結局、今回は、残念ながら、お戒壇巡りをパスすることとなりました。
その後は、あらゆるお経を納めてあるという経蔵(きょうぞう)や、
資料館を見て歩きました。

というわけで、気づけば夕方。
あれほどいた人も、だんだんとまばらになってきました。
というわけで、このあとは、ブラブラとお土産屋さん巡りです。
善光寺名物の一味や、般若心経が書かれた手ぬぐいなどなどを、
いろいろ、買いました。
というわけで、表参道を歩き、途中、コンビニで飲み物を買って、
クルマに乗り、帰路についたのですが、なんと、ヨメ、ここで、
野菜ジュースをこぼしてしまい、着ていた白い服に、ぶどう色に大きな斑点を、
ふたつほどつけてしまいました。
これもまた、忘れられない(?)思い出になりました。
そんな話はさておき、善光寺には、ほんとうに、行ってよかった、と、思います。
次回の御開帳は七年後ですが、また、ぜひ、行きたいものです。
コチラをクリックしてくださるとうれしく思います。
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