御岳とブルーライン

梅雨に入り、ここのところ、ぐずついた、はっきりしないお天気が続いています。
ですが、先週の土曜は、雨も降らず、ときおり日の指すまあまあのお天気でした。

とはいっても、土曜日はお休みではないので、
私としては、自宅事務所にひきこもっているはずだったのですが、
ヨメはこの好天の折に、どこかに行きたくてずっとウズウズしており、
結局、お昼から、近場へちょこっとドライブに出掛けてみることになりました。

行った先は、いつもの高根村(現高山市高根町)です。
でも、今回は、御岳ロープウェイのある、「御岳ブルーライン」という道に、
乗り入れてみることにしました。

運転するのはもちろんヨメ。
久しぶりの山道に、ヨメは燃えました。
右に左に、きびきびとハンドルを切って行きます。

御岳

ところが、進むにつれ、だんだんと雲が出てきました。
それでも、御岳の姿は、はっきりと見ることができました。

この御岳ブルーラインにやってきたのは、かなり久しぶりですが、
いかにも高原という雰囲気で、とても気持ちいいです。
新緑も、まぶしいほどです。

猿の群れ

そして、山のなかをピュンピュンと走ります。
猿の群れが、時ならぬクルマのエンジン音に驚いたのか、
こちらをじっと眺めていました。

石碑や鳥居

ここ御岳は、古来から山岳信仰の山であり、この山道沿いには、
石碑や鳥居などがたくさん建てられていました。

画像では、さほどではないように見えますが、実際には、
かなりの数の石碑が、いたるところに並んでいます。
その数のおびただしさは、目をみはるほどです。

そびえ立つ御岳の荘厳な姿は、人の心に、信仰の火を灯したのかもしれません。
たしかに、御岳に限らず、霊峰と呼ばれる山を見ていると、
神秘的なものを感じますネ。

さて、ふもとにおりて、今度は、信州の大動脈である国道19号線を北上。
奈川を経由して、ふたたび、岐阜県側へ戻るというルートをとります。

もちろん、また、つづら折れの細い山道を通ることとなります。
今度は、安房峠という峠道を通って、岐阜県側へと向かいます。

この安房峠は、このブログではたびたび登場している、交通の難所です。
いまではトンネルがあるため、この峠道を通るクルマは少なくなっていますが、
それでも、クルマの往来が途絶えてしまうことはなく、いつも、
何回か、対向車とすれ違います。

天候がよければ、かなりまとまった交通量があることさえあります。

安房峠1

その安房峠を、またしてもキビキビ走るヨメ。
テンサンラリーを飛ばします。
小気味よくシフトアップとダウンを繰り返します。

安房峠2

それにしても、ホントに飛ばします。
道はすごい山道。しかも、クルマがやっとすれ違えるほどの幅しかありません。
でも、まあ、マニュアル車を操るには楽しい道です。

飛ばすので、ピントもあいません。

丹生川の水場

そして、一日の締めは、水汲み。
帰りに立ち寄った丹生川村で、清水を汲みます。

この水はたいへんな人気で、いついっても、
すでに先客の方がいらっしゃるのですが、今回は、立ち寄ったのが、
夕方ということもあってか、すんなりと水を汲むことができました。
この水でコーヒーを入れると、おいしいです。

テンサンラリー

というわけで、ヨメが生き生きとクルマを運転した土曜の午後でした。




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受賞作品スチームパード

インターネットショッピングの最大手「amazon」-アマゾン-が主催した、
amazonデザインコンテストで、私の作品が、なんと、賞に入りました。

今回のコンテストは、ぜんぶで四つの部門がありました。
そのひとつ目はPhotoshop部門、もうひとつは、illutrator部門、
そして、動画部門であるflash部門と、3D部門であるShade部門、といった具合です。
このコンテストの応募総数は600を超えるそうです。

amazonデザインコンテスト入賞者発表

このコンテストは、artistsideというアート系SNSサイトから、
作品をアップするようになっていました。

artist side

私はShade部門に出品しました。
(私は、artistsideでは、ハンドルネームnoba-kenで登録しているので、
 作品制作者の名前も、noba-kenになっています)

テーマは自由に決められるとのことでしたので、
私の得意分野であるレトロフューチャーとし、
かねてからコツコツと制作していたメカニックを、この機に、仕上げることとしました。
ですが、締め切りに追われ、終盤に至っては、かなり慌てて制作してしまうこととなり、
自分としては完全に満足なものとまではいえませんでした。

しかし、どういうわけか一次予選を通過。
クオリティの高い作品がとてもたくさんよせられたなかで、
私の作品が予選を通過するだけで、かなりの驚きでした。
とはいっても、他の予選通過作品は、どれもみなほんとうに素晴らしく、
このなかで、私の作品が勝ち抜けるわけはないと思っていました。

が、先日、私の作品が「Shade賞」を獲得したというメールをいただき、
ほんとうに、ビックリした次第です。

予選通過でさえ驚いていたのに、まさか賞に入るなどとは思ってもおらず、
よろこびと同時に、ひょっとしたら間違いなのでは!?、とも、思ったほどです。

いまも、なぜ、私の作品が選ばれたのか…、疑問に思っています。

スチームバード制作風景

ただ、もしかすると、amazonのページの選評にもあるように、
私の妄想メカニックのオリジナリティ性と、
コツコツと作り上げた地道な努力が、認めてもらえたのかもしれません。
また、多のソフトを使用せず、ほぼShadeオンリーで作品を仕上げたことも、
よい方向に作用したのかもしれません。

とにかく、受賞できて、感無量です。

私の作品に投票してくださったみなさま。
この場を借りて、厚く御礼申し上げるとともに、
今後もまた、みなさんに楽しんでいただけるような、
パワーのある作品を作りたいと、思っております。

ちなみにこのメカは、私のもうひとつのブログ、
K‘s Hangarでも取り上げています。

ブログ K's hangar

K's Hangar / 夢想機械格納庫

こちらにも、遊びにいっていただけると、うれしいです。
そして、お買い物はぜひamazonで…。






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旧車イベント

昨日の日曜(14日)、ここ飛騨高山で、旧車のイベントがありました。
イベントの正確な名称は、ちょっとわからないのですが、
昭和のクルマが集合、といったようなキャッチフレージがつけられていたように思います。

このイベントに、
ヨメのクルマ仲間(フィアット500チンクエチェントのオーナー)のみなさんも、
来てくださるとのことで、ごいっしょさせていただくこととなりました。

もっても、ヨメのチンクは、いま、車検切れでガレージに保管中となっているので、
私のMINIで、待ち合わせ場所に。
現場に着いたのは、待ち合わせの午前十時ギリギリの時間。
みなさん、すでに集まっていました。

チンクが行く

その後は、旧車イベントの会場まで、チンク軍団といっしょに走りました。
ほんの五分ほど走って会場である、ショッピングセンター「ピュア高山」の駐車場に到着。
旧車の展示会場となっているのは、ピュア高山の北側に位置する駐車場なのですが、
とりあえず、みなで、東の大きな駐車場に車を乗り入れました。

ミニも並んで

ここで、チンクが一列に並ぶこととなりました。
一応、MINIも、遠慮がちにその隣に…。

すると、すぐさま、見物の人たちがあちこちから寄ってきました。
これだけのチンクが並ぶと、やはり、人目をひきますネ。

さて、いよいよ、旧車イベント会場に行ってみることに…。

イベントの規模は、さほど大きくはなかったのですが、
それでも、かなり珍しいクルマが集まっていました。

ディーノ

まず、こちらは、フェラーリ・ディーノ。
私たちの世代なら、おそらく、このクルマを見て、
漫画「サーキットの狼」を思い出すのではないかと思います。
実際、私は、サーキットの狼で、ディーノや、
ロータスヨーロッパなどのクルマの名前とカタチを覚えました。

それにしても、美しくセクシーなボディラインです。
古い車ですが、その優美なデザインは、時代を経ても色褪せません。

シンガーヴォーグ

こちらは、シンガー・ヴォーグというクルマらしいです。
見たことがないクルマなのですが、なんでも、
日本に一台しかないとのことで、すごい希少車です。
そんな希少車だと、部品入手などにかなり苦労しそうです。

とにかく、塗装もなかなかきれいでした。

ウイリスMB

そして、私としてはいちばんのお気に入り車輛、ウイリスMBです。
(なにしろ私は、軍用車輛マニアですから…)

俗にジープと呼ばれる車輛ですが、ウイリスMBと、
フォードGPWは外観上の違いはほとんどなく、判別は難しいのですが、
オーナーの方にお話をうかがったところ、この車輛は、最後期型のウイリスだそうです。

生産年は1945年。もともとは、沖縄にあった車輛で、
MPが使用していた、とのことでした。
塗装はオリジナルのままで、オリーブドラブの色見本といえるかもしれません。
(経年変化で色は変化してしてまうので、見本とはいえないのでしょうが)

MBのエンジン

MBのエンジンは、いまでは絶滅してしまった、サイドバルブエンジンです。
ですが、この車輛のエンジンは、
ヘッド部分を改造してOHVエンジンになっているそうです。
聞けば、サイドバルブエンジンを調整できる職人は、いまの日本にはすでに少なく、
実用性を持たせる意味で、このような改造をしたとのことでした。

ほかにも、このMBは、現代の交通事情に合うように、ミッションを改造してあり、
また、初代ジムニーのパーツや三菱ジープのバーツなども、使ってあるとのことです。

なにしろ、古い車ゆえ、パーツがないものも多く、
オリジナル性にこだわりすぎると、実働状態にならなくなるとのこと。
このあたりは、旧車マニアの悩みかもしれません。

このあと、チンクオーナーのみなさんと、板蔵という飛騨中華そば屋さんへ移動。
ところが、私は、ウイリスMBオーナーの方と長話をしてしまい、
ちょっと出遅れることに…。
というわけで、急いで、チンクのあとをミニで追いかけます。

途中でなんとか追いつき、チンクといっしょに、隊列を組んで走りました。
(部外者にもかかわらず、すみません)

板蔵というのは、国道158号線に面したおおきな中華そば屋さんです。
信州と飛騨とを結ぶ安房トンネルが出来て以来、ここは、日曜ともなると、
観光客で賑わいます。

で、中華そばを食べ、雑談。
というわけで、みなさんと、楽しいひとときを過ごすことができました。
ありがとうございました。

また、ご一緒させていただく機会があるかと思いますが、
その節は、よろしくお願いいたします。






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宇宙飛行士

さて、昨日の続きです。
井波をあとにして、ほどなく、高岡市に到着。
このあたりから、びっしりと雲が垂れ込めていた空が、快晴となってきました。
その後、国道160号線に乗り、いよいよ能登半島へと乗り入れます。

途中、国道415号線に乗り換え、
今度は、能登半島を東から西へ横断するかたちとなりました。

こうして、目指す羽咋(はくい)に到着したのですが、
なんと、またしても雲行きがあやしくなってきました。
この日は、晴れたり曇ったりと、なかなか、天候が安定しない日でもあったようです。

羽咋での目的地はふたつ…。
そのひとつは、コスモアイル羽咋という博物館。
残るもうひとつは、なぎさドライブウェイという、
海岸の砂浜が、そのまま一般の自動車道になっている場所です。

ですが、時刻はすでに四時に近く、ふたつの目標をそれぞれ満喫するのは、
時間的にかなりキツそうです。
というわけで、営業時間に限りがある、コスモアイル羽咋に行ってみることにしました。

コスモアイル羽咋

こちらが、そのコスモアイル羽咋です。

なんでも、羽咋市はUFO伝説のある町だそうで、
それにちなんで、このような、UFOの博物館を作ったようです。
まあ、なんにせよ、UFO博物館なんて、あやしくいかがわしい感じですが…。
(SF好きの私ですが、基本的に、UFO話は信じていません)
でも、話のネタに、今回、入ってみることにしました。

ちなみに、私は、以前にも、ここを訪れたことがあるのですが、
そのときは、すでに五時を過ぎており、なかに入ることは出来ませんでした。
今回は、やっと、内部を見学できました。

入場料は350円。かなりリーズナブルですネ。

展示会場は二階となっていて、
エレベーターは、ブラックライトで星が浮かぶ演出がされていました。
(この演出のため、エレベーター内は一時、消灯されます)

さて、会場に入ってみると…。

予想はいい意味で裏切られました!!。

私は、当初、UFO写真のパネル展示でもされているんだろう、
と、思っていたのですが、実際には、極めて真面目で、
科学的な展示がなされていました。

マーキュリー宇宙船

こちらは、マーキュリー計画で使われた宇宙船の実物大模型です。
レプリカといえばそれまでですが、ハリボテのような雰囲気はなく、
見応えのある作りとなっています。
展示台の説明によると、実物と同じ素材で作られているとのことです。

狭い船内

宇宙船内も極めてリアルに再現されています。
各メーターに配されたケーブルやコードなども、手抜かりなく作られています。
ただ、船内はかなりせまいですね。
閉所恐怖症の人が搭乗したら、息が詰まってしまうでしょう。

それにしても、この宇宙船を見ていると、
映画「ライトスタッフ」を思い出しますネ。ああ懐かしい…。

ボストーク

そしてこちらは、ガガーリンが乗っていた、
ボストーク宇宙船の大気圏突入用カプセルだそうです。

これは、な…、なんと、本物だそうです!。
「地球は青かった」といったあのガガーリンが乗っていた宇宙船が…、
人類初の有人宇宙飛行に成功した宇宙船が…、
能登半島の、さして大きくもない地方都市(すみません)に、鎮座しているのです。

ガガーリンの宇宙船

これは、大きな感動です。
かつて、明治村で、ポーツマス講和会議に使われたテーブルを見た時にも、
感動しましたが、コレも、それに匹敵する衝撃です。

この宇宙船を貸与したロシア政府の書類も、併せて展示されていました。

アポロ指令船

そして、こちらは、アポロ宇宙船の司令船です。
レプリカだそうですが、ハッチの裏側の複雑なヒンジや、ロック機構、
そして船内を埋め尽くしている装置群は、どれも極めて重厚感があり、
レプリカというよりも、訓練用の実物のようにも見えます。
このリアリティには、思わず目をみはります。

月着陸船

そしてこちらは、月着陸船です。
やはり大きいですね。迫力があります。

この月着陸船を、小学校のとき、図鑑などで何度も繰り返し見たものです。
おそらく、私たちの世代は、このゴツゴツとした不格好な宇宙船に、
一種のノスタルジーを感じてしまうのではないでしょうか…。
(その昔、プラモデルなども出ていましたよね)

惑星探査機ボイジャー

さらにこちらは、木星探査機ボイジャーのレプリカです。
こちらも、おもいのほか巨大です。

宇宙を飛行するストラクチャーのため、
地球上では、支えなしに展示することの出来ない構造となっています。

探査装置を設えたトラスフレームもなんだか弱々しい。
ですが、無重力下では、これでも強度的に何も問題はないのでしょう。

サウンドオブアース

そして、見上げるボイジャーの中央部分には、
太陽系の位置を示した、金色に輝く丸い金属板が…。

この金属板は、遥かな未来、
ボイジャーを回収するかもしれない地球外生命体に向けた、人類のメッセージです。
それにしても、こんなに目立つところに、取り付けられているんですね。

円盤のなかには、レコードが収められていて、地球上のさまざまな言語による、
挨拶の言葉が収録されているといいます。

いま、こうしているときも、ボイジャーは、
太陽系から遠ざかる孤独な旅を続けていますが、
そのボイジャーが、旅路の末に、何者かによって回収される、などということは、
ほとんど、万にひとつもないでしょう。
それでも、この円盤を眺めていると、さまざまな思いが、胸をよぎります。

月探査装置ルナ

さて、こちらは、旧ソ連の月面探査機ルナです。
アメリカの同一のメカニックと比べると、そのデザインラインの違いに驚愕します。

もう、このデザインは、レトロフューチャーと呼んでもいいくらいです。
(こちらは、バックアップ用に作られた本物だそうです)

日本海側の町は、地域的に、ロシアと関係が深いことが多いのですが、
ここ羽咋市も、旧ソ連の宇宙船が多数展示されていることから察するに、
ロシアとなんらかのパイプを持っているのかもしれません。

火星探査機バイキング

そしてこちらは、アメリカの火星探査機バイキングです。
レプリカだそうですが、模型には見えません。

それにしても、米ソ双方が宇宙開発に血道を上げた時代があったのだと、
いまさらながら、思い知らされました。

21世紀になったいま、人類は、宇宙開発という夢を、失ってしまったようにも思います。

ロズウェルの宇宙人

そしてこちらは、ロズウェル事件のさい、米軍に捕獲されたとされる、宇宙人の模型です。
なんだか笑ってしまいますが、こうした、UFOにまつわる、
あやしげなモノの展示はわずかで、大半は、人類の宇宙開発を支えた、
とても貴重なガジェットの展示となっており、
ここコスモアイル羽咋は、ほんとうに、予想以上のすばらしい博物館です。
すごいです。ブラボーです。ハラショーです。
(350円という入場料も、グッドです)

とにかく、期待がほとんどなかっただけ(すみません)に、
大満足できた博物館でした。

というわけで、閉店時間まで館内に留まり続けたため、
なぎさドライブウェイに行くのは、すでに時間的に無理で、結局、
そのまま、帰路に着くこととなりました。

途中、氷見という町のあたりで、海辺に面した公園を発見。
MINIを止めて海を見に生きました。

氷見の海岸

またまた天候は回復。
この日は、天気がいいのか悪いのか、よくわからない日でした。
それにしても、やっぱり海はいいですネ。

とにかく、この日は、瑞泉寺を見て回り、
宇宙船を見て回りと、とても充実感がありました。

ミニのドライブ

梅雨があけたら、また、ドライブに行きたいです。




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瑞泉寺へ

昨日の日曜は、梅雨入りを前にして、
好天に恵まれる最後の週末になるらしいとのことでした。
そんな貴重な日を満喫しようと、MINIで北陸方面に出掛けてきました。

今回の行く先は、当初、石川県の羽咋市か、同じ石川県の那谷寺にしようか、で、
チョット迷ったのですが、結局、羽咋市へと向かってみました。
羽咋にした理由は、ただの気まぐれなんですが…。

羽咋市は、能登半島の付け根あたり、半島の東側に位置しています。
ここ飛騨高山から、羽咋に向かうには、北西に進路を取ることとなります。

国道158号線

この日は、高速道路の料金が一律1000円になる日曜なのですが、
MINIにはETCは付いていないので、下道でのドライブとなります。
みな、高速に乗るためか、下道である国道158号は、やはり空いていました。
対向車とすれ違うこともあまりなく、スイスイと走れました。
しかも、予報通り、お天気もよく、ほんとうに気持ちいいです。

ほどなく、世界遺産である白川郷に行き着き、その後も、羽咋への経由地である、
富山県高岡市を目指して走ります。

途中、井波という町に着いたところで、ちょうどお昼時となり、
用意してきたお弁当を広げられる場所を捜したのですが…。

井波の公園

すぐにおあつらえ向きの公園を発見。
ですが、あれほどまでに晴れていた空が、井波に入る少し前から、
かなり曇ってきてしまい、なんだか、雨が降りそうな気配さえ漂ってきました。
(こんなことなら、北陸の天候も事前にチェックしておくべきでした)

…と、公園をうろつくうち、雨がぽつりぽつりと降ってきました。
というわけで、仕方なく駐車場に戻り、MINIのなかで、お弁当を広げることに…。
うう?ん、さすがにちょっと窮屈でした。
(が、雨は結局、ほんのちょっとぱらついた程度で上がってしまいました)

その後、ふたたび、高岡を目指そうとしたのですが、
たまたま寄った道の駅で、この町には、
瑞泉寺という大きなお寺があることを知り、急遽、そちらに行ってみることにしました。
(そういえば、このブログ、ここのところ、なぜか神社仏閣ネタが多いかも…)

瑞泉寺参道

こちらが、瑞泉寺へと向かう参道です。
石畳状のブロックが敷かれた、きれいな道です。
道の両端には、古い家屋などもあり、なかなか、風情があります。

瑞泉寺山門

そしてこちらが、瑞泉寺の山門です。
瑞泉寺がどんな寺なのか、まったく知らずにここまできたわけですが、
この山門の大きさには、ちょっとびっくりしてしまいました。

瑞泉寺本堂

山門をくぐると、瑞泉寺の本堂が鎮座しています。
井波というところは、お世辞にも大きな町とはいえないのですが、
この寺は、町の規模に比して、ちょっと不釣り合いとも思えるほどに、
とても立派で壮麗です。

というわけで、せっかくの機会ですので、本堂のなかにお邪魔させていただき、
参拝させていただくことにしました。

お堂は撮影禁止のため、画像はありませんが、
やはり、とても広く、整然と居並ぶ太い柱が、印象的でした。
ただ、一部、工事用の足場が組んであり、改修工事がなされているようでした。
住職の話によると、この井波のある地域は、地下に水脈が流れており、
そのせいで、地盤沈下が進むらしく、本堂は15cmほど、傾いているとのことでした。

そのため、ジャッキで建物を矯正しているのだといいます。

しかも、この寺は、過去、三度の火災を経験しており、現在の建物は、
明治時代に再建されたものだとのことでした。

本堂は、最初こそ人はまばらでしたが、
途中から、大型観光バスで来たらしい、たくさんの観光客で賑わうようになり、
(そのほとんどが、年配者ばかりでしたが)
住職の快活な説明もあってか、本堂のなかは、不似合いなほどに活気づいていました。

こうして、予想外の寄り道をしてしまいましたが、
その後は、また、羽咋を目指して走ることとなりました。

その模様は次回、詳しく書きたいと思います。
(次回は、神社仏閣ネタとは180度違う内容となります)





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フェリオにて

先月末の日曜、富山市の紀伊国屋まで行ってきました。

私が住んでいる飛騨高山には、大きな書店がないため、
時々、こうして、富山市まで出掛けています。
しかも、今回は、いま、話題になっている、村上春樹の小説「1Q84」を、
実際に、手に取って見てみたいという思いもありました。
(地元の本屋さんでは、この1Q84を見かける機会はありませんでしたから…)

それに、Shadeの指南本など、他にもたくさん見たい本があったので、
ドライブがてら、出掛けてみようと思ったわけです。

富山の紀伊国屋は、以前、このブログにも書きましたが、
総曲輪フェリオという百貨店の七階にあります。
私が知る限り、この富山紀伊国屋は、
富山市内で最も規模が大きく、品揃えも豊富な書店だと思います。
洋書の美術書などもあり、とても重宝しています。

富山市に到着したのは、日曜のお昼過ぎでした。
ところが、いつもの日曜と比べ、
今回は、なぜか、市内の交通量がとても多く、町中も賑やかです。
歩道には、出店のカラフルなテントが、ちらほらと軒を並べています。

どうやら、ちょっとしたお祭りの模様…。
というわけで、総曲輪フェリオ周辺の駐車場は、軒並み、満車のようです。

というわけで、市内をしばしグルグルと回り、目的地からは少し遠い、
市役所の駐車場にMINIを止めることに。

富山市役所

こちらが、その富山市役所です。
この場から、総曲輪フェリオまで歩き、目指す紀伊国屋へと行ったのですが…。

話題の1Q84は、特別にブースが設けられているにもかかわらず、
すでに上巻(1巻)はすでに売り切れ、二冊ほど下巻(2巻)が残っているだけでした。
テレビなどで取り上げられたこともあって、さすがに、たいへんな人気のようです。
海辺のカフカが発売された時も、かなり話題になりましたが、
今回はそれ以上かもしれません。

まあ、また十日もすれば入荷するとのことでしたので、
次回を待ちましょう。

その後、あちこち本を見たり、文房具を見て回ったりしました。
(高山にも、こんな本屋さんがあったらうれしいんですが)

総曲輪フェリオの中庭

さて、そのあとは、祭見物に行ってみようということになりました。
なにしろ、外に出ると、すごく賑やかなのです。
そんな華やいだ雰囲気を目の当たりにすると、思わず、寄り道したくなります。

お祭り見物

それにしても、すごい人出です。
富山市のなかで、これほどの人混みに遭遇するのは、今回が初めてかも知れません。
これでは、クルマを止めるのに往生するはずです。

それにしても、豚インフルエンザが日本中に蔓延しつつあるいま、
人混みのなかに入るのは、ちょっと気が引けるんですが…。
(でも、インフルのことを思い出した時には、すでに祭のど真ん中にいました)

前方に鳥居が…

あちこち見て回るうちに、はるか前方に鳥居が見えてきました。
どうやら、このお祭りは、山王祭というらしく、
富山市の日枝神社のお祭りのようです。
(飛騨高山の春祭も、山王祭と呼ばれています)

鳥居をくぐったら、混雑は激しさをぐっと増しました。
もう、デジカメを構えることもできません。
しかも、出店の数もすごいです。
最初は、ちょっとしたお祭りかと思ったのですが、
実際には、かなり規模が大きいようです。

富山市の神社

こうして、ようやく神社に到着。けっこうりっぱなお社ですね。
せっかくですので、鐘を鳴らして、参拝してきました。

その後は、一目散に人混みを抜け、MINIに戻りました。
次いで、クルマで市内を回り、家電量販店などによって、買い物をして帰ってきました。

それにしても、偶然とはいえ、お祭りを見て回ることができて、
ラッキーだったかもしれません。
(心配していたインフルも、もらわずにすみました)



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