
昨日の日曜(14日)、ここ飛騨高山で、旧車のイベントがありました。
イベントの正確な名称は、ちょっとわからないのですが、
昭和のクルマが集合、といったようなキャッチフレージがつけられていたように思います。
このイベントに、
ヨメのクルマ仲間(フィアット500チンクエチェントのオーナー)のみなさんも、
来てくださるとのことで、ごいっしょさせていただくこととなりました。
もっても、ヨメのチンクは、いま、車検切れでガレージに保管中となっているので、
私のMINIで、待ち合わせ場所に。
現場に着いたのは、待ち合わせの午前十時ギリギリの時間。
みなさん、すでに集まっていました。

その後は、旧車イベントの会場まで、チンク軍団といっしょに走りました。
ほんの五分ほど走って会場である、ショッピングセンター「ピュア高山」の駐車場に到着。
旧車の展示会場となっているのは、ピュア高山の北側に位置する駐車場なのですが、
とりあえず、みなで、東の大きな駐車場に車を乗り入れました。

ここで、チンクが一列に並ぶこととなりました。
一応、MINIも、遠慮がちにその隣に…。
すると、すぐさま、見物の人たちがあちこちから寄ってきました。
これだけのチンクが並ぶと、やはり、人目をひきますネ。
さて、いよいよ、旧車イベント会場に行ってみることに…。
イベントの規模は、さほど大きくはなかったのですが、
それでも、かなり珍しいクルマが集まっていました。

まず、こちらは、フェラーリ・ディーノ。
私たちの世代なら、おそらく、このクルマを見て、
漫画「サーキットの狼」を思い出すのではないかと思います。
実際、私は、サーキットの狼で、ディーノや、
ロータスヨーロッパなどのクルマの名前とカタチを覚えました。
それにしても、美しくセクシーなボディラインです。
古い車ですが、その優美なデザインは、時代を経ても色褪せません。

こちらは、シンガー・ヴォーグというクルマらしいです。
見たことがないクルマなのですが、なんでも、
日本に一台しかないとのことで、すごい希少車です。
そんな希少車だと、部品入手などにかなり苦労しそうです。
とにかく、塗装もなかなかきれいでした。

そして、私としてはいちばんのお気に入り車輛、ウイリスMBです。
(なにしろ私は、軍用車輛マニアですから…)
俗にジープと呼ばれる車輛ですが、ウイリスMBと、
フォードGPWは外観上の違いはほとんどなく、判別は難しいのですが、
オーナーの方にお話をうかがったところ、この車輛は、最後期型のウイリスだそうです。
生産年は1945年。もともとは、沖縄にあった車輛で、
MPが使用していた、とのことでした。
塗装はオリジナルのままで、オリーブドラブの色見本といえるかもしれません。
(経年変化で色は変化してしてまうので、見本とはいえないのでしょうが)

MBのエンジンは、いまでは絶滅してしまった、サイドバルブエンジンです。
ですが、この車輛のエンジンは、
ヘッド部分を改造してOHVエンジンになっているそうです。
聞けば、サイドバルブエンジンを調整できる職人は、いまの日本にはすでに少なく、
実用性を持たせる意味で、このような改造をしたとのことでした。
ほかにも、このMBは、現代の交通事情に合うように、ミッションを改造してあり、
また、初代ジムニーのパーツや三菱ジープのバーツなども、使ってあるとのことです。
なにしろ、古い車ゆえ、パーツがないものも多く、
オリジナル性にこだわりすぎると、実働状態にならなくなるとのこと。
このあたりは、旧車マニアの悩みかもしれません。
このあと、チンクオーナーのみなさんと、板蔵という飛騨中華そば屋さんへ移動。
ところが、私は、ウイリスMBオーナーの方と長話をしてしまい、
ちょっと出遅れることに…。
というわけで、急いで、チンクのあとをミニで追いかけます。
途中でなんとか追いつき、チンクといっしょに、隊列を組んで走りました。
(部外者にもかかわらず、すみません)
板蔵というのは、国道158号線に面したおおきな中華そば屋さんです。
信州と飛騨とを結ぶ安房トンネルが出来て以来、ここは、日曜ともなると、
観光客で賑わいます。
で、中華そばを食べ、雑談。
というわけで、みなさんと、楽しいひとときを過ごすことができました。
ありがとうございました。
また、ご一緒させていただく機会があるかと思いますが、
その節は、よろしくお願いいたします。
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