
昨日の日曜、MINIでオデカケすることとなりました。
今回の行き先は、長野県の穂高町というところです。
すでに何度も信州には行っていますが、捜せば、まだまだ、
知らないスポットがたくさんあるようで、今回は、この穂高町にある、
大王わさび農場というところに、行ってみようということになりました。
先週、ようやくMINIが修理から戻ってきて、
富山までのテストドライブを難無く終えたので、
今回は、ハードな長距離コースを走破してみることにしました。
ここ飛騨高山から、信州に行くためには、北アルプスという障壁があるために、
ルートが限られます。
ひとつは、高山市高根町から木曽福島に抜ける、長峰峠ルート。
そして、もうひとつは、同じ高根町から奈川に抜ける、野麦峠ルート。
(この野麦峠は、映画にもなったとても有名な峠です)
残る三つ目は、平湯温泉から安曇野方面に抜ける、安房峠ルートです。
安房峠にはトンネルがあるため、このルートが、飛騨と信州を結ぶ、
メインのルートといってもいいでしょう。
安房トンネルはとても立派なのですが、我が家では、いつも、旧道の峠を通ります。
なにしろ、コチラの峠は、とても景色がきれいですから。

この峠、当ブログではすでに何回も登場していますが、
道幅は狭く、しかも急カーブの連続で、かなりの難所です。
(画像では、道幅が広く見えますが、このような箇所はまれです)
ですが、秋のいまの時期は、紅葉も少しづつですが始まっていて、
格別の美しさがあります。
さらに秋が深まれば、もっときれいになることでしょう。
道はハードでも、通る価値、アリです。

お天気もよくて、気持ちも晴れ晴れとします。
この景色を楽しもうと思ってか、峠を通るクルマの姿をちらほらと見かけました。
(ふだんは、みな、トンネルを通ってしまうので、この峠にやってくるクルマは、
少ないのです)
ただ、日差しは強くても、このあたりは標高が高いために、いささか肌寒く感じられます。
こうして、峠を越え、長野県側に出ます。
そして、上高地の入口である「釜トンネル」を右目に見ながら、
松本方面に向かって進んでいきます。が…。
ほどなく行くと、反対車線が大渋滞に。
このあたりは沢渡 - さわんど - といって、
上高地へ向かうバスのターミナルとなっています。
マイカーの侵入を規制している上高地へは、この地で、マイカーを止め、
バスに乗らなければなりません。
ですが、ここの駐車場は、すでにほぼ満杯状態になってしまっていて、
駐車場に乗り入れようとするクルマが列をなし、そのまま、渋滞を引き起こしているのです。
私の走る車線は、さほど渋滞しませんでしたが、びっしりと並ぶ対向車を見て、
好天の日曜に上高地に向かうのは、なかなかたいへんだな、と、思ってしまいました。
さて、その後、波田町の手前で北東に進路を変え、穂高町へと向かいます。
なにしろ初めて訪れる地なので、多少は道に迷うことを覚悟していたんですが、
比較的スムーズに穂高町に着くことができました。
そして、まずは穂高神社へ行ってみることにしました。

穂高神社の奥宮は、上高地の明神池というところにあり、そちらには、
何度か参拝したことがあるのですが、この穂高町にある本宮には、
いままで、一度も来たことはなく、機会があれば、一度、行ってみたいと思っていました。
さて、その穂高神社本宮は、とても立派で、しかも清潔で真新しく、
おりしも七五三ということで、小さい子供を連れた若い夫婦が、たくさんきていました。
そのあまりの新しさに、神社としての趣に欠けるように思ってしまいますが、
新設されているのは、拝殿と呼ばれる部分だけのようで、この拝殿から奥を覗くと、
古めかしい本殿の一部を垣間みることができます。
その次は、日本スイス村というところを目指したのですが…。
いままではスムーズにきたものの、今度は、道に迷ってしまいました。
というわけで、とりあえず、最終目的地だった「大王わさび農場」に、
先に行ってみることにしました。

こちらが、その大王わさび農場です。
この施設、思いのほか大規模で、ちょっとびっくりしました。
広い敷地に延々とわさび畑が続いています。
しかも、入場は無料。けっこう穴場のスポットかもしれません。
そんなこともあってか、入場客もかなり多く、
駐車場にクルマを止めるのにも、ちょっと苦労しました。

きれいな水がわさび栽培には必要だとのことですが、
そのためか、畑には、常時、水が流れるようになっていました。
わさびのうえには、直射日光をふせぐためか、黒いベールがかけられています。
私は、わさび畑を見るのは、今回が初めてなのですが、
清流の中に積まれた玉砂利状の小石の上に、わさびが、緑の帯となって続く姿は、
いままで見てきた畑とはまったく異なり、とてもすがすがしいものでした。
おそらく、わさびのツンとしたあの味は、
繊細な日本の自然環境が生み出す妙なのでしょう。
これらわさび畑の周囲には遊歩道が伸びていて、
また、各所に橋がかけられていたりするなど、散歩するには、なかなか楽しいところです。
また、すぐそばには、カヌーができる川があったりと、アミューズメント施設としても、
楽しめます。
大王わさび農場のサイトはコチラ。
というわけで、ここで大王わさび農場オリジナルのわさび商品をおみやげに買い、
その後は、日本スイス村へ。
今度は、道に迷うこともなくすんなりと行けました。
スイス村は、土産物屋、ワイナリー、乗馬コースを併設した施設でしたが、
大きな道の駅といったかたちで、さほど見て楽しむものはありませんでした。
このスイス村でもお土産を買い、その後は、安曇野をドライブしがてら、
帰ってきました。
(この安曇野の道は、いいドライブコースです)

午後3時をすぎたら、気温が急に冷え込んできました。
今年の秋は、深まるのが早い気がします。
そして、最後に、ホビープロショップ・エアベースという模型店へ。
最近、このお店は、私にとっての、信州必須の立ち寄りポイントになっています。
片田舎に位置していながら、素晴らしい品揃えです。

こうして、MINIのロングドライブは無事、終了しました。
ちなみに、帰りも、また、安房峠を通りましたが、MINIは難無く走り抜けました。
夜の安房峠は、星を見るための絶好の場所です。
なにしろ、街灯なんて、まったくない山の中ですから。
また、信州、行きたいです。
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