
12月も半ばを過ぎた今月17日から、
日本列島は強い寒波に覆われ、各地に大雪をもたらしているそうです。
もちろん、ここ岐阜県飛騨地方も例外ではなく、
それまで、ほとんど雪など見なかったのに、
一気に、冬景色となってしまいました。
ちょうどそんな折、岐阜市への出張が入ってしまい、
降りしきる雪の中、出掛けなくてはならなくなりました。
悪いことに、この前々日から、どういうわけか、ひどい腰痛を発症。
こんな状態で、雪道を運転するのは、あまりにも気が引けます。
というわけで、今回は、JRを使って岐阜市まで向かってみることにしました。
我が家の真ん前には、JR飛騨一ノ宮駅という、小さな駅があります。
このひとつ北の駅が、高山駅なのですが、
飛騨一ノ宮駅は、無人駅で、急行列車などは止まらず、
各駅停車の列車にしか乗ることができません。
しかも、岐阜行きの本数は一日に数えるほどしかなく、ひとつ列車を逃せば、
もはや、目的の会議に出ることもままなくなります。
出張の日は18日の金曜。
会議は午後5時からなのに、午前10時46分に出発しなくてはなりません。
この日、冷え込みは厳しく、乗り込んだ列車の窓から見る景色は、
一面、銀世界でした。
特急に乗れば、二時間足らずで岐阜に到着できるのですが、
各駅では、ゆうに三時間を超える長旅となります。
ですが、ひさしぶりに各駅停車の列車に乗ってみると、意外と、
退屈しないものでした。
各駅停車って、けっこう、楽しいものですネ。

クルマでいつも走っているコースと、JR高山線の路線は、多くの部分で、
隣接し合っているのですが、クルマでは得られない視点が、列車にはあり、
とても新鮮でした。
こうして、列車に揺られ、乗り換えを一度して、ようやく、
岐阜駅に辿り着きました。
岐阜市は、私が住んでいる地域とはまるで違い、絶好の快晴。
風が冷たく、体感温度は低いですが、日差しには暖かみを感じました。
同じ県内でも、岐阜と飛騨高山では、もうまるで気候が違います。

岐阜駅手前は、かねてから、ずっと工事中だったのですが、
いまでは、とてもきれいに整備されていて、写真には写っていませんが、
金メッキの織田信長像が立っていました。
こうして、予定の時間までドトールコーヒーで時間をつぶし、会議に出席。
その後は、懇親をかねたお食事会(というか飲み会)になったのですが、
帰りの心配がある私は、早々においとまをさせていただき、
たまたま、数日前から、所用のため岐阜市近郊の実家に行っていたヨメに、
岐阜駅までクルマで迎えにきてもらい、
そのまま、ヨメの運転で帰路につくことにしました。
岐阜市は夜半に入っても空は晴れ渡っていましたが、
北上するにつれ…、岐阜県関市を通過するあたりで、いよいよ雪が降りはじめました。
路面も凍結しはじめ、なんと、RV車の事故を、二度も目撃してしまいました。
四輪駆動車は雪道にも凍結路にも強いはず。
なのに、そんなクルマが立て続けに事故をしているところをみると、
ドライバーは、四輪駆動を過信していたのかもしれません。
とにかく、ちょっとでも油断をすれば、事故につながりかねません。
自宅に着くまで、わずかでも気を抜くことは許されません。
そうこうするうち、飛騨金山に至る頃には、雪が降りしきる状態となりました。

道路は完全な雪道。12月に入って、はじめての本格的な雪道です。
かなり運転が厳しい状況です。
実際、路上に大型トラックが立ち往生していたりして、
肝を冷やすこともありました。

その後は本格的な吹雪に。
しかし、予想していたよりも早く、無事、我が家に辿り着けました。
というのも、北に進む連れ、道の雪がしっかりと締まり始め、
かえって、運転しやすい状態になったのです。
というわけで、今回も、ヨメ、雪道運転を完遂しました。
(ホントにありがとネ!)
それにしても、これ以上、大雪が降らなければいいがと、
願うばかりです。
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