モーガン 青バージョン

気がつけば2月も間もなく終わりですね。
今月は、ブログの更新が頻繁にできるかな、などと、思っていたのですが、
実際には、もうとてもいそがしい月となってしまい、
結局、新規記事の投稿もなかなかできないままになってしまいました。
(そんなわけで、日曜日のお出掛けもほとんどできませんでした)

ですが、今日は、ちょっと一息つける状況となり、
こうして、あたらしく記事を書けるようになりました。

というわけで、今回は、イラストネタの投稿となります。
(もっとも、このイラスト、先月の段階で、ほぼ完成していたもので、
 ようやく、ご紹介の運びとなりました)

さて、当ブログでは、以前、
バイクのアナログ風デジタルイラストを取り上げさせていただいたことがありましたが、
今回、お披露目となったのは、同様の手法を用いて描いた、クルマのイラストです。
もっとも、この車輛は、通常のクルマのような四輪車ではなく、
後輪が一輪しかない、いわば三輪車となっていて、
厳密にいうと、クルマというより、バイクと四輪車の中間をいくようなもの、
といったほうが適当かもしれません。
名前は、モーガン・スリーホイラーといいます。

ちなみに、バイクのイラストの記事はコチラ。

モーガン・スリーホイラーは、1930年代にイギリスで生産され、
年代によって、いくつものバリエーションが生み出されたようです。
今回のイラストのモデルとなったのは、
石川県小松市にある「日本自動車博物館」所蔵の車輛ですが、
愛知県のトヨタ博物館にも、同じ車輛があります。
ですが、双方は、細部の形状にかなり違いがあり、また、ネットで同車の資料を集めても、
みな、それぞれに細部が異なり、まったく同一の車輛は、私の見たところ、
ありませんでした。

オーナー側での独自改造などもされているのかもしれません。
なんとも興味深い車輛です。

エンジンのアップ

この車輛の最大の特徴は、
ラジエータグリルの前に置かれた剥き出しのエンジンです。
考えてみれば、すごいレイアウトですね。
なぜ、エンジンを、ボンネットの中に収納しなかったのでしょうか…。
しかも、ラジエータがエンジンの後方にあるなんて、なんとも不思議です。
これでは、エンジンが邪魔で、冷却が満足にできないような気がしますが…。

ただ、ビジュアル的には、このスタイルはとても面白みがあり、
また、イラストの対象としても、まさに絶好です。
エンジン回りを細かく描くことで、イラストとしても密度が上がり、
また、メカニカルなおもしろさや味が出ます。

今回も、前回のバイクのイラスト同様、フォトショップで彩色してみました。
ですが、前回のイラストが、水彩画と同じように、
地の白を生かすようにハイライト処理をしたのに対し、
今回は、こってり塗り込んでみる手法をとってみました。

ですが、いま見ると、バイクのイラストで試した手法のほうが、
いいのかな、と、思っています。

モーガン 赤バージョン

さて、デジタル手法の便利な点のひとつに、
簡単に色を変えられる、ということがあります。
というわけで、このイラストも、ボディ色を変えてみました。
ちょっと雰囲気が変わって、こちらも、魅力があると思います。
また、こちらのレッドバージョンでは、メッキとフェンダーの質感を、
変えてあります。

とにかく、このアナログ風デジタルイラストの作成、おもしろいですね。
今後は、クルマなどだけではなく、他のモチーフも描いてみたいと思います。





コチラをクリックしてくださるとうれしく思います。
FC2 Blog Ranking
奥飛騨農園だより

私の住むここ飛騨高山は、面積においては、東京都に匹敵する広大な市であり、
そこには、多くの山々や森林、そして山村なども含まれています。
なかでも「奥飛騨」と呼ばれる地域は、たいへん自然豊かで、
北アルプスの懐に抱かれた、すばらしい景観と環境を誇っています。
そんな奥飛騨の上宝町見座地区には、とてもおいしいお米を作るということで、
いま、評判になっている農園があります。

その農園は、和仁農園さんといいます。

和仁農園さんは、もともとは建設会社を営まれていますが、
農業分野にも進出を計り、既存の枠にとらわれない独自の農法と、
地域の環境にも配慮した農地の育成で、
全国屈指のおいしいお米を生み出すまでになったといいます。

その味は、米・食味分析鑑定コンクールという、権威あるお米の競技会で、
三年連続で賞を獲得するという、まさに折り紙付きのもので、
ネットなどでも、人気急上昇中とのことです。

和仁農園さん(奥飛騨新鮮村)のサイトはコチラ

そんな和仁農園さんが、
今回「奥飛騨農園だより」という新聞を創刊することとなりました。

この新聞の企画とデザインは、地元高山を含め、各地で広く活躍されている、
販売促進プランナー、ヒラマリコさん(スタジオ・ディライト主宰)が担当し、
私は、記事の執筆、及びイラストの作画をさせていただくこととなりました。

スタジオ・ディライトさんのサイトはコチラ

文章作成、または記事作成といったお仕事は、以前からいくつかいただいておりますが、
「新聞」というスタイルを採用した出版物のお仕事は、
私にとっても、今回が始めての経験でした。

記事は、ヒラさんの企画意図や、クライアントである和仁農園さんが抱いている思い、
そして、読者のみなさんに伝えたいメッセージを、各所に散りばめながら、
作成させていただきました。

もっとも、こうしてできあがった記事は、いささかボリュームが増えすぎてしまい、
ヒラさんには、各所の文章を適度に削ってもらうなど、
いろいろと、ご迷惑をかけてしまいました。

いずれにしろ、今回は創刊号ということで、
ほかにもざまざまな紆余曲折や試行錯誤がありましたが、
こうして、なんとか、印刷物となって仕上がったことで、
ホッと胸を撫で下ろしています。

和仁社長さま。

ちなみにこちらは、今回描かせていただいた、社長さんのキャラクターイラストです。
線画は手描きで行い、彩色はPhotoshopを使いました。
アナログとデジタルの両方の手法を採ったイラストです。

水田風景

さて、この和仁農園さんでは、単においしいお米を作るだけでなく、
「田んぼふれあい制度」というシステムを設け、
全国のみなさんに、米作りのすばらしさと、
飛騨の豊かな自然を知ってもらおうと、力を注いでいます。

この田んぼふれあい制度の会員になってくださった方には、
年間40kgのおいしいお米(黄金の煌き)をお送りするほか、
和仁農園さんが行う農業体験などのイベントに、優先的に参加できます。
(会費は年間30,000円。イベント参加のさいには別途3,500円が必要です)

詳しくは、フリーダイヤル0120-61-2030まで、ぜひ、お問い合わせください。

昨年の体験農業

ちなみにこちらは、昨年の秋に催された、体験農業の一コマです。
この農業体験では、稲刈りやはさがけなど、一連の作業を体験できます。

緑豊かな美しい風景の中で、農業体験をして、
おいしいお米をいただくのは、やっぱり格別だそうです。





コチラをクリックしてくださるとうれしく思います。
FC2 Blog Ranking
国分寺節分祭

昨日の2月3日は「節分」でした。
というわけで、今年も、この節目の日に、
飛騨国分寺の節分行事「星祭」に、出掛けてみました。
もっとも、この話題は、毎年、同じ時期に書いているので、
もうすでに、ちょっと食傷気味かもしれませんが…。

星祭とは、立春以後の新しい一年を、
無病息災で暮らせるよう祈る、護摩焚き行事です。
もちろん、節分の豆まき行事も、その最後に行われています。

折しも、節分のこの日は、朝から雪がちらつくなど、あいにくのお天気。
午前10時頃になると、雪も止み、ときおり青空が覗くようになりましたが、
2月のこの時期、冷え込みはやはり厳しく感じられました。
(でも、昔なら、いま以上にもっと冷え込んだと思います)

そんななか、飛騨国分寺の大師堂では、朗々と般若心境の読経のが響き、
護摩を焚きながら、参加者の名を呼び上げて、厄除けの祈願が行われました。
炎と煙が上がるその模様は、なんとも荘厳で、じっと見つめていると、
身の引き締まる思いがするものです。

この行事は、一時間強ほどで終わり、そのあとは住職からのお話があり、
そして最後に、豆まきが行われます。
このときは、いままでの厳粛なムードが一転、
室内はワーキャーの大騒ぎになります。

撒かれる豆の中には、いつも、ほんの少数ながら、銀杏が入っており、
その銀杏をキャッチした人には、寅の絵が描かれた、
絵馬がもらえるということになっていいます。
その銀杏を、なんと、ヨメがキャッチ。
絵馬をいただくこととなりました。

じつは、亥年のときも、ヨメは絵馬をいただいたはず…。
銀杏はたった12個しか含まれていないといいますから、
これは、かなり幸運かもしれません。

冬の三重の塔

ちなみにこちらは、国分寺の三重の塔の光景。
一時は晴れ間がのぞいたとはいえ、天候はその後下り坂。
冷え込みはあいかわらず厳しいままで、
護摩炊きの行われた大師堂の中に至っては、じっとしているのがつらいほど、
寒さが身にしみました。
そんなこともあってか、三重の塔も、
鈍色の空のしたで、いつもより凛としてとして見えました。

冬枯れの大イチョウ

そしてこちらは、大イチョウです。
秋には鮮やかな紅葉を見せるこの木も、冬の時期は、
このような寂しげな姿になっています。
春が待ち遠しいですね。

国分寺の門

というわけで、無事、すべての行事を終え、
例年のように、お札をいただいて帰ってきました。
(古いお札はお清めをしていただきました)
そして、新しいお札を神棚にお祀りし、新しい年の無病息災を、
改めて祈りました。

いよかん

話は変わりますが、節分の前日の晩、
我が家の真下の部屋に住んでいる方から、いよかんをいただきました。
(この方たちとは、駐車場でよくお会いするのです)

しかも、とってもたくさんいただいてしまって、ほんとうに恐縮です。
ありがとうございました。

いよかん、いま、おいしくいただいています。





コチラをクリックしてくださるとうれしく思います。
FC2 Blog Ranking

公開セミナーパンフ

昨日の日曜(1月31日)、飛騨高山の市内にある高山市文化会館において、
NHKドラマ「坂の上の雲」に出演していらっしゃる、
藤本隆宏さんを招いて、公開セミナーが開かれました。

坂の上の雲とは、日露戦争を描いた司馬遼太郎の長編小説で、
昨年秋から、NHKにて、スペシャルドラマとして放映がなされています。
このブログでも、坂の上の雲については、何度か、取り上げています。

坂の上の雲の記事はコチラ。


郷土に残る日露戦争記念碑の記事はコチラ。


今回の公開セミナーは、ハガキによる抽選によって、
事前に入場者が決められるというシステムが採られていたのですが、
私の父親が、この抽選に、応募、当選したとのことで、二名分の入場権を得ていました。
(ひとつの応募当選で、ふたりぶんの入場が認められるらしいです)
というわけで、父親とふたりで、この催しに出掛けてみることにしました。

ちなみに藤本隆宏さんは、この坂の上の雲が、テレビドラマの初出演作になるとのことです。
ですので、いままで、テレビでは、藤本さんの姿をお見かけすることは、
ほとんどなかったかもしれません。
実際、私も、藤本さんの名前も顔も、坂の上の雲を見る以前は、まったく知りませんでした。
が、いまでは、この仕事を機に、さまざまなメディアで取り上げられるようになり、
各方面で、話題となっています。
(昨年末は、朝日新聞のニュース週刊誌アエラでも、藤本さんを取り上げています)

そんな藤本さんが、このドラマで演じる役は、
主人公である秋山真之の親友である、広瀬武夫中佐です。

広瀬武夫中佐は、日露戦争のさい、
遼東半島の旅順港に碇泊するロシア太平洋艦隊を無力化させるための、
いわゆる「旅順校港閉塞作戦」に参加しました。
この作戦は、港の狭い出入り口部分に、味方の乗る船をわざと自沈させ、
敵の船が港の外に出られないよう、出入り口を沈没船で塞いでしまおう、というものでした。

ですが、この作戦は危険きわまりなく、また脱出も困難で、結局は失敗に終わりました。
広瀬は、自らの乗る船を沈めて脱出するさい、
行方がわからなくなった部下を懸命に捜したといいますが、
そのとき、不幸にも敵弾を受け、武運つたなく戦死してします。
ですが、広瀬の振る舞いは美談として語られ、のちに、日本最初の軍神にもなりました。

この広瀬中佐は、幼少期の六年間、父親の仕事の都合で、飛騨高山に在住しています。
その事実も、以前、私のブログで取り上げています。

広瀬中佐の記事はコチラ。

というわけで、高山にゆかりのある広瀬中佐を演じたということで、
藤本さんが、この地で開かれるセミナーのメインゲストに選ばれた、ということのようです。

公開セミナー会場

公開セミナーは、まず、司会者の紹介を受けて、
制作サイドであるNHKのプロデューサーの方が登場し、
その後、ひとしきりして、藤本隆宏さんが舞台に姿を現しました。

藤本さんは、水泳の元オリンピック選手だったということで、
さすがに、筋骨たくましい大柄な人でした。

その後、司会者、プロデューサー、藤本さんの三人で、
坂の上の雲のメイキング映像などを見ながらトークする…、
と、そんなかたちで、会が進行していきます。
ですから、セミナーというよりも、トークショーといったほうが適当かもしれません。

藤本さんは、水泳選手を経験された後、
劇団四季に入り、以後、舞台俳優として活躍したといいます。
そんな藤本さんにとって、テレビドラマの収録は、カメラを前に演技をするという、
いままでにない経験だったそうで、主人公を勤めるモックンこと本木雅弘さんに、
さまざまなアドバイスを受けたそうです。

トーク中、藤本さんは、多弁ではなかったのですが、
生真面目な性格が、聞き手側であるこちらにも、よく伝わってきました。
このドラマにかける思い入れや、演技に対する真摯な姿勢なども、
ひしひしと感じられました。

それに、NHKが、坂の上の雲にかけている熱意も、強く感じられました。
なにしろ、わずかなシーンを撮るだけでも、海外にまでロケ地を求めているほどです。

今後の、坂の上の雲が、大いに楽しみです。
もちろん、このドラマだけでなく、の藤本さん個人の今後の活躍にも、
大いに期待しています。

ちなみに、この日は夫婦別行動。
うちのヨメは、私の母親と、高山市内の酒蔵巡りにいっていました。
そのさい、かたせ梨乃さんと斉藤恵子さんが、
旅番組らしきもののロケをしていたそうです。
さすが、観光地高山です。

ヨメの酒

こちらが、そのときに買ってきた酒だそうです。
いっしょに映っているおちょこは、酒蔵でもらったものだそうです。
このおちょこが、なかなかいいですネ。






●ブログランキングに参加しました。
コチラをクリックしてくださるとうれしく思います。
FC2 Blog Ranking