
というわけで、昨日の続きです。
かんてんぱぱは、正式には伊那食品工業株式会社というそうです。
その本社は、伊那西部広域農道という、名前こそ農道というものの、
ドライブコースに最適な道に面して建てられています。
昨日の記事でも触れましたが、本社のある一帯には、
かなりの敷地面積で、売店、工場、蕎麦屋、レストラン、
そして、茶房、ホールなど、さまざまな施設が併設されています。
この日は、日曜日ということもあってか、かなりの人出。
ここは、伊那の観光名所的な存在になっているのかもしれません。
山野草園などもあり、休日のひとときを、充分楽しめる施設になっています。
というわけで、まずは売店へ。こちらもすごい人出。
商品はかんてんぱぱで製造している商品のみに限られていますが、
思いのほか多数のアイテムがあります。

そしてこちらは、山野草園のなかの遊歩道。
なかなかいい雰囲気でした。

チューリップ畑もきれいです。
そのあとは、歩道橋を渡って、本社社屋を横目に見ながら、
かんてんぱぱホールへと入ってみます。
こちらでは、フォトアートギャラリーと、油絵展が開かれていました。
とてもきれいで立派なホールで、入場はすべて無料。
茶房も併設されています。

その背面には、ベリーガーデンという庭園があり、その奥に、
真新しい建物が建っています。
この建物が、野村陽子植物細密画館と銘打たれた施設です。
野村陽子さんという方を、私はこのときまで存じ上げなかったのですが、
植物の極めて詳細な細密画を創作している作家であるといいます。
もともとは、南箕輪村の出身とのことですが、現在は、清里にて、
創作活動を行っているといいます。

植物細密画館のなかには、野村さんの手掛けた植物細密画、
いわゆるボタニカルアートの原画や、創作活動の模様を映した映像の上映室、
売店、休憩室などがあります。
植物画は、リキテックス(アクリル絵の具)で描かれており、
雄しべ雌しべや、茎の表面にある細かな毛や、根の形状など、
とにかく、徹底的なディティール追求が行われています。
描かれた作品は、どれも、
対象物と、描き手との、深く濃密な時間の記録ともいえるような、
精緻な仕上がりとなっています。
じっと見つめていると、描き手の、植物への深い愛情とともに、
ハンドメイドイラストレーションの、楽しさ、おもしろさ、
パワーを、ひしひしと感じることができます。
デジタルイラストには、原画などというものはありませんが、
ハンドメイド作品には、一点ものの原画あり、そこには、
描き手の魂がやどっているようにも思います。
こうした作品群を前にすると、自分でも、
手描き作品を仕上げてみたい、という、強烈な想いを抱きます。
今回、この展示館を見つけたのは、まったくの偶然だったのですが、
たいへん有意義な時間を過ごすことができました。

最後に、売店で作品のポストカードをいくつか買ってきました。
展示されている作品は、七月に入れ替えられるとのことでしたので、
そのさいには、またこの場を訪れたいものです。

そのあと、また売店に戻ってみました。
この時になって気がついたのですが、ここには、寒天ゼリーなどの試食室があるのです。

こちらがその試食品。ちゃんとテーブルに座って食べることができます。
向かって左が、通常の寒天ゼリーで、右側が牛乳で作る寒天ゼリーだそうです。
この牛乳寒天が、めちゃうまでした。
(でも、おみやげに買ってきたのは、寒天トマトスープでした)

とにかく、思った以上に、かんてんぱぱガーデンは、楽しめるところでした。
ヨメ的にも、大満足だったみたいです。
さて、話は変わって、MINIですが、
今日、修理が完了したとのことで、引き取りにいってきました。
土曜日のテストドライブで、エンジン停止という症状を再現することが出来ず、
故障箇所の完全な特定は無理でしたが、おおよそ、ここが原因ではないか、
という部分は、みつかったとのことです。
そこは、やはりというべきか、バッテリーターミナルでした。
1985年式のウチのMINIは、上から被せるタイプの、
ちょっと特殊なバッテリーターミナルがついています。
コイツには、純正のユニパート製などの海外製バッテリーしか、原則として付きません。
うちのMINIは、そこにデルコのバッテリーを強引につけていたのですが、
結局、微妙に端子のテーパーが合わず、ターミナルがしっかり嵌っているように見えても、
通電箇所はわずかだった可能性があるとのことでした。
実際、ターミナルの内側は汚れや錆が付着しており、
接触不良が強く疑われる状態になっていました。
というわけで、この部分はすべて交換。
ここが、エンジン停止を招いた箇所だったと確実には言い切れませんが、
ほぼ、間違いないと見ていいようです。
とにかく、これからも、MINIには、元気に走ってほしいです。
次回はMINIで、信州に行きたいです。
コチラをクリックしてくださるとうれしく思います。
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