
さて、昨日の続きです。
青空のなか、MINIで走り抜けること四時間強。
ようやく、当初の目的地であった、能登金剛へと辿り着きました。
(もっとも、途中、旧福浦灯台をはじめ、いろいろと寄り道をしましたが…)
能登金剛とは、およそ30kmに渡って続く、断崖や巨岩の続く海岸の総称で、
松本清張の小説「ゼロの焦点」の舞台となったことでも、
たいへん有名になったといいます。
恥ずかしながら、私はまだ、ゼロの焦点は読んだことがないのですが、
近いうちに、ぜひとも読んでみたいと思っています。
(じつは今日、立ち寄った本屋さんで、
ゼロの焦点を捜したのですが、残念ながら、見つかりませんでした)
というわけで、駐車場にMINIを止め、
巨岩がひしめく海岸へ…。能登金剛屈指の景勝地「巌門」へと降りてみます。

こちらが、巌門の、洞窟状の穴が空いた巨岩です。
穴の向こう側には、ちょうどこのとき、遊覧船がいたのですが…。
写真では、ちょっとわかりづらいかも。

そしてこちらは、巌門の内部を通る、もうひとつの洞窟。
こちらは、通路が設けられていて、通行可能です。
こういう場所を通ると、なんだか、インディージョーンズみたいで、
ちょっとワクワクします。

洞窟を通り抜けると、岩ばかりの海岸に出ます。
この黒々とした岩は、まるで、流れ出した溶岩が、
海水に触れて固まったかのように見えるのですが…。
いずれにしろ、まるで、地球ではなく、どこか別の惑星のような風景です。
実際、クレーターにそっくりの凹みまでありました。
こうした岩場ばかりの海岸は、
能登半島に限らず、北陸の沿岸部では多く見られるように思います。

そしてこちらは、巌門からクルマで十数分の距離にある、
機具岩(はたごいわ)という場所です。
三重県の二見にそっくりなので、能登二見とも呼ばれているようです。
私は、およそ十年前、この地に、ひとりでふらりと来たことがあるのですが、
そのときは、このふたつの岩越しに、夕日がものすごくきれいに見えたものです。
能登半島の西側の海岸は、天候さえよければ、どこでも、
美しい夕日が見られるようです。
それにしても、十年ぶりに出会った能登二見の光景に、ちょっと感慨深かったです。
ふと、この十年間という時間を、振り返ったりして…。
その後もMINIを北に走らせ、今度は、
日本一長いベンチへと行ってみました。

こちらがそのベンチ。
たしかに、すごく長いですネ。ギネスモノです。
ベンチもさることながら、この場所からは、
砂浜越しに海が見え、とてもすばらしい景観を楽しむことができました。
打ち寄せる波の音も、耳に心地いいです。
次いで、さらに北を目指したのですが、
あまりにも、あちこち寄り過ぎて、時刻はすでに夕方に…。
というわけで、ヤセの断崖まで行くのは、断念しました。残念。
そして帰りは、能登島を経由するコースを採ってみました。
なんといっても、のとツインブリッジ、能登島大橋、の両大橋を
渡ってみたかったですから。

こちらがその能登島大橋。かつては通行量が必要な橋でしたが、
いまでは、無料で渡ることができます。
海の上をまっすぐ伸びる道。走ってみると、気持ちいいです。

ここで、まさに、海に陽が落ちていきました。
こうして、七尾市、氷見市、富山市を経由し、飛騨高山へと戻ってきました。
ほんとうに、長い長いドライブでしたが、
今回も、我がMINIは、しっかりと走り抜けてくれました。
(同じ陽の午前中、富山市のMINI専門店に寄ったことが、遠い昔のように感じられました)
次回も、どこか遠くに行きたいです。
あっ、今回行くことが出来なかったヤセの断崖に、今度は、行ってみたいです。
(そのときまでに、ゼロの焦点、読んでおかなくては…)
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