
昨日の日曜は、あいにくのお天気でした。
ですが、三連休の中日ということで、
ヨメはどこかに出掛けたくて、前日の夜からウズウズしていました。
というわけで、近くの神社に左義長にいったあと、
MINIで、近場をドライブに出掛けてみることにしました。
今回は、とりあえず雪のある地域を避け、
さしてあてもなく、南へ、南へ、と向かってみました。
まずは加子母村というところまで行き、そこから、西へと転進。
国道256号線に入って、白川町方面へと向かったのです。
空模様は、南下すればよくなるものと期待していましたが、
相変わらずよくなることはなく、やがて、小雨がぱらつくようになりました。

こちらが、お昼に寄った道の駅「茶の里会館」というところです。
クルマの姿はまばらだったのですが、意外と、なかは人がいっぱい。
このあたりは、お茶どころということで、
茶にまつわる品がたくさん並べられていました。
そんなわけで、ここで、昼食をとることにし、茶そばをいただきました。
そのあと、ふたたびMINIを走らせ、きまぐれに、
佐見方面へと向かってみます。

すると、道は一気に山道に。
道幅もグッと細くなってしまいました。
ですが、かなり上のほうまで、民家と茶畑が連なっていました。
地域の人にとっては、重要な生活道路なのでしょう。

茶畑のある光景は、なかなかいいものです。
というわけで、ところどころ、MINIを止めて、写真を写したりしました。
そんなわけで、調子良くMINIは走っていたのですが、
いきなり、エンジンストップ。

とりあえず、ちょうど路肩に広い箇所があったので、そちらへ避難しましたが。
なんと、その後は、キーをひねっても、
充電警告灯も油圧警告灯もつかず、セルも回りません。
つまり、電気がきていないのです。
去年の四月、長野県三岳村で起きた症状とまったく同じ。
あのときは、バッテリーターミナルをいじると、エンジンがかかったのですが…。
今回はターミナルをいじってもダメ。
で、ライトをつけてみると、見事に点灯します。
ということは、バッテリーターミナルが原因ではありまえん。

であるならば、問題はヒューズ。
ヒューズボックスのいちばん上に取り付けられている、
35アンペアのガラス管ヒューズが、切れているのかもしれません。
でも、交換しても、ウンともスンともいいません。
こうなると、お手上げです。
考えてみれば、去年、同じ症状で止まった時、
バッテリーターミナルを少しいじると、エンジンがかかってしまい、その後、
いつもお世話になっているクルマ屋さんに、MINIを持っていったのですが、そのさい、
「もう一度、同じ症状を出さなければ、エンジン停止の原因は、特定できない」
と、いわれました。
そんなことをいわれても、好きな時に同じ症状を出せるわけがありません。
いたしかたなく、JAFの無料レッカーの範囲距離内で、
もう一度、同じ症状を出すべく、MINIを一日かけて乗り回したのですが、
結局、エンジンは快調そのものでした。
というわけで、バッテリーのターミナルがあやしいのだろうと、
勝手ながら結論することに。
たしかに、このMINIのターミナルは、うえから被せるタイプになっており、
問題も起きやすいパーツとして、専門誌などでも紹介されています。
こうして、不安は残るものの、ターミナルを左右からネジでカシメるタイプに交換。
その後、症状はまったく出なかったのです。
なので、やっぱり、バッテリーターミナルが悪かったんだろうなあ、と、
思い込んでいたのです。
でも、今回のトラブルは、おそらく、去年、三岳村で経験したあのエンジン停止が、
根本的な解決を見ないまま、再発したのではないか、と、私は考えています。

それにしても、場所さえわからない、鳥も通わない山の中。
近くには川が流れていて、天気と季節がよければ、いいところなのでしょうが…。
こんなところで止まってしまうなんて、もう、途方に暮れます。
さいわい、ヨメが、ここに至る少し手前に、バス停があることを憶えており、
そこまで歩いていってバス停の名前を確認してくれました。
それを手がかりにJAFに電話。
それから、30分強で、積載車が迎えにきてくれました。
(このあと、肉体的にも精神的にもバタバタすることになり、
写真を撮る余裕がありまえせんでした。
しばし文面だけとなりますが、お読みいただければ、さいわいです)
積載車を運転していた業者さんが、とりあえず、MINIをテスター検査。
すると、ヒューズボックスの端子まで、電気がきていないとのことです。
つまり、この手前のどこかで、なんらかの接触不良がおきているようです。
その場では処置なしなので、金山町というところにある、
この積載車を所有しているクルマ屋さんまで、
MINIを運んでもらうことになったのですが…。
なんと、そこでは外車は修理できないとのこと。
でも、まさか、この場においておくわけにはいかないので、
とりあえず、MINIを荷台に引き上げて、移動。
無事、金山町まで運んでくることができました。
その後、私は、加入している自動車保険に、
無料レッカー50キロがついていることを思い出しました。
それでも、飛騨高山にある、懇意にしているクルマ屋さんまでは、遠くて運べません。
近場ドライブの予定とはいえ、このあたりは、すでに高山から50キロ以上離れています。
なんとか、50キロ圏内で、このMINIを修理できるところはないか…。
というわけで、保険屋さんに電話。
すると、保険会社が設けているフリーダイヤルに電話して相談してみるのが
いまのところの最善の策だと、アドバイスをもらいました。
さっそく、フリーダイヤルに電話し、事情を説明。
そうすると、下呂温泉にある業者さんであれば、MINIを修理できるというのです。
下呂なら、無料レッカー50キロ圏内にもなり、
加えて、方向的に、自宅にも近くなります。
そんなわけで、今度は、下呂の業者さんからの積載車を待つことに。
日もとっぷりと暮れた頃、積載車がきてくれました。
ここで、30キロを移動し、下呂へ。
道すがら、積載車を運転している先方の業者さんに、
エンジン停止に至ったいきさつを説明し、修理を依頼。
私たちは、下呂温泉駅で下ろしてもらい、そこから、JR高山線で、
帰路につくことになりました。
まさか、クルマで出掛けてJRで帰ることになろうとは。
でも、ある意味、思い出深いドライブにはなりましたが。

こちらはそのときに撮った下呂温泉の町です。
いろいろあった長い一日の果ての光景で、なんだか、
妙に感慨深かったです。

ちなみに、この時にかかったJRの移動代金は、
保険会社のほうで、補填してくれるそうです。
とてもありがたいサービスですね。
というわけで、この日は、ほんとうに長い一日になりました。
でも、考えてみれば、止まったのが、先日の名古屋行きのときでなくて、
ほんとうによかったです。
名古屋の町中でエンジンが止まったら、たいへんです。
それに、深夜の帰り道で同じ状態になったら、もっと、
悲惨なことになっていたかもしれません。
MINIの修理は連休明けからになるそうですが、今回のこの機会に、
なぜ、電源供給が絶たれたのか、その原因を、がっちり特定してもらいたいものです。
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