洗い立てのMINI

先週の土曜は、MINIのオイル交換をしなければ、と思っていたのですが、
あいにくのお天気だったため、どうにか雨もあがった翌日の日曜に、実家の駐車場で、
作業を行うことにしました。

とはいえ、予報を診ると、午後からまたしても雨…。
作業は朝からはじめ、とりあえずグリスアップは後回しにし、
まずはオイル交換のみを行うことにしました。

今回は、例の「接触不良」の件があったために、あまりMINIに乗れず、
結局、前回のオイル交換から、なんと、半年近くも経ってしまいました。
(この接触不良の件については、
 当ブログの三つ前の記事をご覧ください)

それにしても、規定の走行距離を走り切るのに、
これほど時間がかかったことは、はじめてかもしれません。

名古屋を走る

ちなみに、先日は、名古屋まで出張があったのですが、
このときは、MINIで出掛けてきました。
接触不良の一件が一応の解決をみてから、
まさに最初のロングドライブとなったわけですが、
我がMINIは、片道180キロ近い距離を、難無く走り抜けてくれました。
(このときも、すべて下道ルートで走破しました)

MOZOワンダーシティ

ヨメもいっしょに行ったので、帰り道では、
MOZOワンダーシティに寄ってみました。
こちらには初めて来たのですが、やっぱり、名古屋近郊にあるだけあって、
さすがに広いですネ。
しっかりウインドウショッピングしようと思うと、
一日近くかかるかもしれません。

エレメント交換

さて、ちょっと脱線しましたが、
オイル交換の話題に話を戻します…。
というわけで、今回は、オイルエレメントも交換。
エレメントの交換は二回に一回と決めているのですが、
今回は、オイル交換までのインターバルが長いこともあって、
前回に引き続き交換することにしました。

グリスアップは後日行うこととしましたが、
とりあえず、ジャッキアップだけはして、
ドライブシャフトブーツに、いつものようにラバープロテクタントを、
吹き付けておきます。

ドライブシャフトブーツに異常発見

が、運転席側前輪(右前輪)のドライブシャフトブーツに
濡れているかのようなへんなツヤが…。
雨のなかを走ってきたわけではないので、濡れているわけはありません。
この時点で、いやな予感がしてきます。

で、指で降れると、黒いものが指先についてくるではありませんか。
間違いなくブーツからグリスが漏れています。
見た目には、ブーツのどこかに亀裂や穴があるようにはまったく見えませんが、
どこかで、ブーツが破けているのです。
この事実にはショックを受けました。

それにしても、いつから、この状態だったのでしょうか。
四月にスタッドレスタイヤを夏用タイヤに交換した時には、
異常はありませんでした。
(このとき、ブーツはしっかり点検したので、間違いありません)

オイル交換開始

おそらく、このひと月くらいのあいだに、
この状態になったのかもしれません。
名古屋にも、ブーツが切れた状態で行ったに違いないですね。

ただ、まださほどグリス漏れしておらず、各所への飛び散りも、
たいしたことはありません。

しかし、この状態を知ってしまうと、
もう乗るのはままならず、したがって、前回診てもらった、
富山のMINI専門店に自走して持っていくこともかないません。

というわけで、いつもお世話になっている地元の業者さんに持ち込むことに。
そこで、たしかこのMINIはインナー側ブーツにも、
たしかピンホール状の小穴が空いていた、という話になり、
(その小穴はごく小さいものなので、応急的に塞いであるのですが)
せっかくなら、この機会に、ドライブシャフトを抜いて、
一気呵成にアウター側、インナー側、それぞれのブーツを
交換してしまったほうがいい、という話になりました。

オイルを交換を終えれば、これからまたガンガン乗れる、
というときに、またしてもトラブルで、ほんとうにガッカリです。
まあ、このMINIは製造からすでに26年を経過しており、
消耗品であるゴムパーツがある程度ヤラレテくるのは致し方ないことなのですが。

でも、今回は、トラブルの箇所がはっきりわかっているわけですし、
発見も、まあ早かったので、いましばらく、しんぼうするしかありません。

それにしても、また、どこか遠くに行きたいです。



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田植機による田植え体験

今週の月曜日、高山市上宝町見座にある「和仁農園」さんで、
初夏の農業体験(田植え体験)が行われました。

和仁農園さんは、おいしいお米を作ると評判の農園で、そのお米の味は、
権威あるお米のコンクールである「米・食味分析鑑定コンクール」で、
史上最多の得票数を得て、金賞を獲得するという、
輝かしい快挙を達成しています。

私は、この和仁農園さんが発行する、
情報紙「奥飛騨農園だより」の記事を担当させていただいており、
今回は、取材のため、この田植え体験を、
見学させていただくこととなりました。

もともと、この田植え体験は、
今月11日の土曜日に行われる予定だったのですが、
なにぶんにも梅雨時ゆえ、天気の予報が思わしくなく、
結局、大事をとって、翌週の月曜(13日)の開催へと変更されました。

とはいえ、当日の13日の天候は曇り…。
決して晴天ではないのですが、逆に雲ひとつない晴天だと、暑さが身に堪え、
かえって作業はしづらいものとなります。
ですので、このくらいの薄曇りが、田植えには最適といえるかもしれません。
(汗だくでの労働は、きついですから…)

朝十時を回る頃、参加者のみなさんが、田の回りに集まりました。
今回は、奥飛騨温泉郷にある旅館「槍見館」さんに、
お泊まりのお客さんも参加してくださり、
若い方からお年寄りの方まで、多くの方がいらっしゃっていました。
どの方も、奥飛騨の水をたたえた美しい田を目の前に、
作業への意欲も満々という雰囲気でした。

手作業による田植え体験

今回、手作業による田植えで使われる品種は、
通常のものとは違うとのことで、その特性を生かすため、
一回の植え込みに使うのは、苗一本のみとすることとなりました。
というわけで、一同で田に入り、身を屈めて、丁寧に苗を植えていきます。
(私自身は田のなかには入りませんでしたが…)

一本植え

一本づつ植えられた苗は、やはりというべきか、
見た目にはかなり弱々しく、かなり頼りなげな印象です。
ですが、今後はたくましく成長するとのことで、秋の実りがいっそう楽しみです。

作業をすすめていくなかで、
みなさん、しだいに手つきも慣れ、思いのほかテンポよく進んでいきます。
結局、一時間ほどで、予定していた手植えによる田植え作業は、
あらかた終わってしまいました。
きっと、炎天下のなかだったら、こうはいかなかったかもしれません。

田植機スタンバイ

その後は、別の田に移り、機械による田植え体験を行ってみることとなりました。
この機械による田植えには、手植えの時に使ったものとは違う、
通常の苗を使うこととなります。

真新しい田植機が広い水田のなかに下ろされると、
次々に苗がセットされ、準備が整いました。
参加者のみなさんは、ひとりづつ、和仁農園さんのスタッフの手ほどきを受けて、
運転席へと座り、田植機を発進させます。

発進後、レバーを倒して、車体後方の田植え機構部分を田の水面に下ろします。
そのまま、アクセルを踏むと、自動的に、複数の回転アームによって、
粛々と田植えがなされていきます。
それにしても、田植機って、うまく作られていますね。
その動きには、思わず、じっと見入ってしまいます。

この田植機運転は、私も体験してみました。
もっとも、昨年も一度体験させていただきましたので、
これで二度目のトライとなります。
前回は、まっすぐ進むのがうまくできなかったのですが、
(田のなかに大きな石があると、車体が傾き、それに驚いて、
 思わずハンドルを大きく切りすぎてしまいました)
今回は、前回よりはまだマシだったようです。

そしてこの作業が終わると、ちょうどお昼に…。
参加者のみなさん、そして和仁農園スタッフのみなさん、ともに、
すぐ近くの建物へと移動し、そこで、
和仁農園さんの誇るおいしいお米をいただくことに。

うどの天ぷら

おかずは、うどのてんぷら、つけもの、お味噌汁といった素朴なものですが、
どれも、どれもとてもおいしく、その素朴さゆえか、
ごはんのほのかな甘みや食感が、より引き立っていました。

このおいしさは、むやみに「味を足す」のではなく、
逆に無駄なものを削ぎ落とす、いわゆる「味を引く」ことによって、
生み出されるものかもしれません。
自然素材の持つ、ほんとうの味、本来の味が、身にしみてわかる食事でした。

また、けいちゃんの鉄板焼きも振る舞われ、
大自然のなかで、みなさんと談笑しつつ、楽しいひとときを満喫することができました。

和仁農園のみなさま、
今回も、貴重な体験をさせていただき、ありがとうございました。
また、おいしい昼食をいただき、ほんとうに感謝しております。
この場を借りて、厚く御礼申し上げます。




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ファントムピークス表紙

今年のGWに、信州の安曇野にある「烏川渓谷緑地」を訪れたと、
このブログにも書きましたが、先日、
その烏川渓谷緑地が舞台となっている小説を、
偶然、書店の店頭で見つけました。

タイトルはファントム・ピークス。

物語は、烏川渓谷緑地の奥にある「二の沢」で、
茸狩りに行った主婦が、行方不明になるところから始まります。

その主婦は、東京から安曇野に移住してきた三井周平の妻「杳子」で、
地元警察や消防団が必死の捜索をしても見つかることはなく、
結局、翌年の春になって、白骨遺体となって発見されます。

ですが、その発見場所は、行方不明になった二の沢ではなく、
方向が違う「本沢」だったのです。
人一倍、山を警戒していたはずの杳子が、
なぜ、ひとりで急峻な渓谷である本沢に行ったのか…。
杳子の夫である周平は、かねてから疑念を持ち続けています。

そんなある日、同じ本沢付近で、
キャンプにきていた女子大生が、不意に消息を絶ってしまいます。
同時に、幼い子供を連れた若い母親も行方がわからなくなります。

この山には、なにかがいるのか…。
謎を追う三井周平のもとに、やがて、「それ」が姿を現すのです。

ファントムピークス中面

私がこの小説を手に取るきっかけになったのは、
帯に「宮部みゆき氏絶賛」と、書かれていたからです。
このコピーは、本を手に取らせるのに、とても効果的かもしれませんね。

で、肝心の内容についてですが、
ミステリー(推理)小説を期待して読むと、期待はずれになります。
カレーを注文したつもりだったのに、
スパゲティーがでてきたような感じでしょうか。

ですが、内容としては、期待はずれではありません。
読み物として、じゅうぶん、楽しむことはできます。
ストーリー展開のテンポもよく、読者を飽きさせませんし、
強引な展開もありません。

作者が長野県出身者ということで、安曇野一帯の地理の描写は、
とてもきめ細かく、丹念に、リアルに書かれています。
この地域に対する作者の愛着を感じるほどです。

この小説は、松本清張賞の受賞候補作になったそうです。
ですが、最終的には、賞からは外れたのかもしれません。

審査結果は厳しいものだったといえるのでしょうが、
私も、本作は「賞」に手が届くまでには、至っていないように思います。
読み物としてはおもしろくとも、弱い部分が内包されていると思います。

ネタばれになるといけないので、具体的には書きませんが、
本筋の物語の横で進行する「謎解き」の部分は、いささか中途半端です。
この部分をうまく描くことができていたなら、本作はぐっと厚みを増したはずです。
ですが、なんだか、とってつけた感が否めません。
ラストも、いささか直線的で、あと、もうひとひねり欲しいと感じます。

息をもつかせぬ展開と繊細な情景描写、手慣れた文体で、
まるで映画を見ているかのように楽しめるのですが、
小説としての「重み」や「歯ごたえ」が、もうひとつ、足りないように思います。
ヒロインの人格描写も、冒頭と後半では、一貫性がないようにも思えます。

ただ、これだけのストーリーをまとめあげることができる人なので、
次回作、次々回作は、とても期待できるはずです。

作者は、その次回作を執筆中に、すでにガンのため他界したとのことですが、
おそらく、ご本人も無念の極みだったでしょうし、
読者である私も、とても残念でなりません。

烏川

さて、この本に触発されて…、
というか、高速道路無料化実験の終了で、信州へ行くための安房トンネルが、
今月下旬から有料化される、ということもあって、
先週の日曜、ふたたび、安曇野の烏川渓谷緑地に行ってみました。

今回は、GWにこの場を訪れたときより、ずっと奥に入ってみることにしました。

烏川渓谷緑地の道1

それにしても、かなりの山道。
急カーブに急坂が連続しています。
この道を、劇中登場する丹羽巡査が、ジムニーで駆け上がっていくのですが…。
鬱蒼とした深い森は、その奥に魔物が潜んでいそうな雰囲気を醸しています。
(とはいえ、時折、道は広くなります)

二の沢への道

まゆみ池の脇から、
三井杳子が消息を絶つ二の沢への道が伸びています。
もっと先まで歩いて行ってみたかったのですが、
行方不明になりそうなので、このあたりでやめておきました。

最深部の駐車場

そして、こちらは、道の終点です。
おそらくここは、志村夫妻がオデッセイに乗ってやってきた場所です。

ただ、この日は天候がいまひとつ。
晴れていれば、きっと、山の姿もひときわ美しく見えたと思います。
この山は、おそらく、常念岳か、蝶ヶ岳ではないかと思います。

延命水

こちらは、杳子が行方不明になる直前に水を汲んだと思われる「延命水」です。
切り立った斜面から幾筋も水が流れ落ちていて、独特の趣があります。
この場所は、道のすぐ脇にあるのですが、周囲は木々に囲まれていて、
暗い森のなかの秘密の場所、といった雰囲気があります。

というわけで、たまたま持ち合わせていた水筒に、この水を収めてきました。
延命できるかどうかは、不明ですが…。

烏川渓谷橋

物語のクライマックスは、この烏川渓谷橋で繰り広げられます。
ここで、最後の対決が行われます。
思わず、その場面を妄想してしまいます。

小説の現場を実際に確認してみる、というのも、また、
おもしろいですね。



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