
抜けるような青空に恵まれた三連休。
ここ飛騨高山では、秋の高山祭が開かれ、大勢の観光客で賑わったようです。
そんな行楽日和の日曜日、私たちは、地元の祭りをよそに、
白馬まで、MINIで出掛けることにしました。
たしかに、高山祭の呼び物である豪華絢爛な祭屋台(山車)の引き揃えを見てみたい、
という気持ちもあったのですが、秋の穏やかな日差しのなかを、
風を受けながらドライブしたい、という誘惑には、勝てませんでした。
(だいいち、祭は二日間あるわけですから、その翌日でも、見物は可能です)
そんなわけで、この日は早起きに成功。
この調子なら、かなり時間に余裕を持って、家を出られる、と思っていたのですが、
どういうわけか、結局、出発は10時くらいに…。
まあ、いつものことなのですが、これでは、
いったいなんのために早起きしたのやら、という感じです。
とにもかくにも、この日は絶好の晴天。まさに雲一つない空。
これ以上はないというほどのドライブ日和です。
今回の目的地は、先にも述べたように、長野県の白馬です。
もちろん、ここには、いままでにも何回か行ったことがありますが、
今回は、さらに北へ進んで、海まで…、
新潟県の糸魚川市まで出てみる、というコースをとってみることにしました。

というわけで、まずは東の長野県を目指して、国道158号線を走ります。
その途中、飛騨と信州を結ぶ『安房峠』を通ってみるつもりだったのですが、
いざ、安房峠に行こうとすると、渋滞に出くわすことに…。
トンネルが造られたいま、細く険しい峠を通ろうとするクルマはほんのわずか。
普通なら、その峠を目指す道が渋滞するわけはないのですが…。
安房峠の入口手前には、上高地に行く行楽客のための駐車場があり、
どうやらこの渋滞は、その駐車場に入るためのクルマが引き起こしているようです。
連休の中日でしかも希に見る晴天…。
となれば、上高地を目指す人はいつもよりかなり多いはず。
ですが、ここまでの渋滞を引き起こしているとは、まさに予想外でした。
というわけで、結局、安房峠行きをあきらめ、トンネルを通って信州へ。
予想外の事態に、ちょっと残念な気持ちになってしまいました。
そのあと、158号線を松本市に向けて走ったのですが、
上高地を目指す行楽客のクルマが、
道のそこかしこにクルマが路上駐車していました。
これほどの数の路上駐車を見るのは初めてで、上高地の混雑ぶりがうかがわれました。
が、松本に向かうクルマは、さほど多くはなく、
比較的スムーズに安曇野に入ることができました。

安曇野に入ったところでちょっと休憩をして、
ふたたび、白馬を目指して、真っ青な空の下を走り抜けました。

このあたりの道は、木漏れ日が美しく、すがすがしい気持ちになります。
こんな道を、どこまでもずっと走り続けたいですね。
そして、木崎湖、青木湖を横目に見ながら、白馬に到着。
上高地の先例があるため、こちらもさぞかし人が多いことだろう、
と、予想していたのですが、そこまでの混雑はなく、
かといって適度な賑わいもあり、ほどよい雰囲気でした。

こちらは1998年の長野オリンピックで使用されたジャンプ台です。
日の丸飛行隊の晴れ舞台となった場所です。
こちらにきたのは、ちょうど五年ぶりになるのですが、
いまみても、この施設の巨大さに圧倒されます。
しかも、選手が滑り出すスタート地点は、遥かな高みにあり、
高所恐怖症の私には、あの地点に立つことを想像するだけで、
足がすくむ思いです。

ジャンプ台の手前は広い芝生となっており、
腰を下ろして談笑する人、散策する人など、秋晴れの一日を、
みなそれぞれに楽しんでいるようでした。
さて、ここからさらに北に進んで、いよいよ糸魚川に向かいます。
白馬から糸魚川までのルートは、八年ほど前に通ったことがあるのですが、
以後、まったく走ったことがなく、そのためか、風景の記憶も曖昧です。
このルート、かなりトンネルが多いです。
その昔、通ったとき、これほどトンネルはなかったように思うのですが…。

そしていよいよ、海に…、糸魚川に到着。
山深い場所から開けた海に出ると、感激もひとしお、といった心持ちです。
ただ、新潟県に入ってから、少しだけ、薄く雲が出てきました。

このあとは、上越方面に走り、弁天岩というところに向かってみました。

こちらがその弁天岩。
この日予定していた、最後の目的地です。
弁天岩には厳島神社という小さな神社があり、そのうえには、
小さな灯台がありました。
海に突き出した橋の先に、小さな島がある光景は、蒲郡の竹島を思わせますが、
この弁天岩は「岩」というだけあってか、竹島よりさらに小さく、
道も狭く急なものでした。

こちらは、その島からの帰り道、橋の上から撮った夕日です。
水面を照らすオレンジ色の光。美しいです。
その後は、黒部、魚津、富山を経由して、高山へと帰ってきました。
長い長いドライブでしたが、今度はもっと遠くまで行ってみたいな、と、
思ったりもしています。
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