
二月のはじめからから三月中旬にかけて、とても忙しくなってしまい、
この一ヶ月半のあいだは、終日に渡って家にこもりっぱなし、という状態が続いていました。
もちろん、日曜であっても仕事をしなければならず、
そんなわけで、当ブログも、半ば放置気味となってしまいました。
ですが、15日にまとめて納品を終え、
いま、時間にも気持ちにも、かなり余裕が出てきました。
ですので、今後もまた、
このブログは、マイペースながら、続けていきたいと思っています。
さて、忙しかった自分へのご褒美的な意味で、
ハイエンドのコンパクトデジタルカメラ「オリンパスXZ-1」を買っちゃいました。
ボディーカラーは、黒と白の二色が用意されているとのことでしたが、
迷わず、黒を選びました。
今回、このカメラを買うに至ったいきさつは、
昨年の春に買ったコンパクトデジタルカメラ「オリンパスμ7050」の画質に、
まったく満足ができず、写真を撮るたびに、ストレスを感じていたからです。
…と、こんなことをいうと、
オリンパスのカメラを気に入っていなかったのに、
なぜ、今回もまた、同じメーカーの製品を選んだのか、と、
不思議に思う方もいらっしゃるかもしれません。

そのワケはこちら。
我が家の初代デジカメである「オリンパスCAMEDIA C770」の画質に、
とても満足していたからなのです。
もっとも、CAMEDIAは、現在のデジカメの水準から考えると、
画素数も少なく、また、液晶モニターも小さく、
それでいながら、レンズ部分の高さ(長さ)があるため、
持ち歩くのには不便という、不満な点も少なくないカメラでした。
ですが、今見ても、その画質については、文句なしです。
どのモードで撮っても、映りに不満を感じたことはありません。
コントラストもほどよく、シャープでキリッとした画像が撮れました。
本ブログの、第一回の記事(2006年12月)から、
2011年4月までの記事に使われていた画像は、
ほとんどすべて、このCAMEDIAによって撮られてものです。
というわけで、よくも悪くも、私の中で、このCAMEDIA画像が、
満足できるデジカメ画像のひとつの基軸として、
インプリンティングされてしまいました。
が、昨年の4月、そのCAMEDIAのレンズが外れて落下し、
表面に傷が入ってしまいました。
(その数日前、クルマの座席から地面に落下させたことが、その原因だと思われます)
すぐにオリンパスに修理が可能かどうか問い合わせたのですが、
古い機種ゆえ、交換するレンズの在庫がない、といわれてしまいました。

そこで、同じオリンパスの画質を期待して、μ7050を買ったわけですが、
こちらはまったくの期待はずれ。
画像は白けた感じで、しかも眠く、明るいところは白飛びし、
暗いところは黒くつぶれてしまいます。
同じコンデジとはいえ、
CAMEDIAと、1万円ちょっとで買えるコンデジとを比べるのは、
無理があるのかもしれませんが、とにかくμ7050にはがっかりでした。
もっとも、私は、写真マニアではありませんし、カメラに詳しいわけでもありません。
ですので、コンデジ呼ばれる機種で必要にして充分なのですが、
それでも、意図した画像が撮れないと、気分はよくないです。
というわけで、今回、新しくカメラを買うにあたっては、
一定の水準の画質が撮れるであろう、
ハイエンドのコンデジをピックアップすることにしました。
ですが、当初は、もはやオリンパスは候補に入れず、
ニコンクールピクスP7100を念頭に置いていました。
実際、ネットで見て、購入寸前まで気持ちが高まっていました。
が、店頭で実際にP7100を手に取ってみると、意外と大きい…。
しかも、そのデザインにはかなりクセがあり、好みのものではありませんでした。
ネットでみているぶんには、さしてデザインは気にならなかったのですが、
実際に手に取ってみると、そのゴツさは見過ごせません。
(やっぱり、実物を手に取って見る、というのは、大事なことですね)
ポケットに入るほどの携帯性、というところまで、私は追求しませんが、
ふだんの生活のなかで、大きなカメラを持ち歩きたいとも思いません。
(大きいカメラでいいのなら、デジイチを候補にします)
この一件で、デジカメ選びはふりだしに戻ってしまいました。
ただ、予算ばかりを気にして安い品を買えば、
ふたたび画質に満足できない、などということにもなりかねません。
そうなると、まさに「安物買いの銭失い」です。
ですので、今度は、予算についてもP7100よりちょっとアップして、
再度、候補をしぼりこみました。
そこで視界に入ってきたのが、パナソニックLUMIX LX-5、と、シグマDP2xです。
価格,comでの評価が高かったことがこの両者をピックアップした理由ですが、
そうこうするうち、仕事が忙しくなってしまって、カメラ選定どころではなくなり。
その間、キヤノンからPower Shot s100が発売され、
また、オリンパスXZ-1もじわじわと値下がりし、気がつけば、射程圏内に入ってきました。

というわけで、この四機種をメインに、ターゲットを絞っていったわけですが、
いろいろ悩んだあげく、最終的には、XZ-1が残りました。
理由は、メーカーがオリンパスだということ、
また、価格.comやamazonのレビューでも比較的高評価だったこと、
そして、店頭で実際にXZ-1を手に取ってみて、
デザインや質感に満足できたこと、が、最終的な決め手になりました。
購入したお店は、最安店ではなく、
実際の店舗を持っていて、かつ購入後の保証も手厚い店、ということで、
岐阜の三星カメラに決めました。
(10年の延長保証、物損保証をつけました)

それでは、レビューを…。
といっても、まだ、それほどいじっていないので、充分なものではありません。
まあファーストインプレッションみたいなものになりますが、
XZ-1の購入をお考えの方は…、また、デジカメ選びで迷っている方は、
参考にしてください。
先にも述べたように、ボディの質感は高いと思います。
(ボディはプラではなく、アルミを黒く塗装しているようです)
携帯性にすぐれる、ということはないですが、適度な重さ、質量感があり、
手にする満足感があると思います。
デザインは、レトロ路線になりすぎず、かといってゴツくなりすぎず、
シンプルでカッコいいと思います。
もう少しエッジの効いたデザインだといいのにな、とは思いますが、
私としては、好みのデザインです。
ボディ正面下にある「F1.8」のロゴがカッコ悪い、という意見が多々あるようですが、
私は、さほど気になりません。
ただ、カメラを手で持ったときのホールド感はあまりよくなく、
ニコンのP7100と比べると、ちょっと劣ると思います。
レンズには収納シャッターがなく、自分の手でキャップを外さなくてはなりません。
(キャップを外さず電源を入れると、伸びるレンズがキャップを押し出してしまいます)
ですが、CAMEDIAも同じ方式でしたし、こちらについても、さほど気になりません。
むしろカメラらしくていいかなと思っています。
さて、肝心の画質ですが、
好みの問題もあるので一概にはいえませんが、
全体にマゼンタ寄り、というか、赤いです。
しかも、SCNモードのなかの「風景」を選択すると、
「Vivit」という色調モードが自動選択されるため、
彩度が上がり、よけいに赤かぶりが強調されるように感じます。

iAUTOモードでは、ライブガイドによって色調を変えられますが、
こちらを使って赤かぶりを調整しようとすると、不自然になるように思います。
私の買った個体がこうしたクセをもっているのかもしれませんが、
レビューで見ると、同意見の方が散見されますので、
個体の差ともいいきれないかもしれません。
ただ、この赤かぶりは、ホワイトバランスを調整することで、
自然な色合いにすることが可能です。
WBモードは、オートの場合や晴天、曇天のものなど、個別に調整可能ですので、
好みの色の雰囲気に調整できます。

こちらは、ホワイトバランスを調整した画像です。
A方向(赤-青)をマイナス1に、G方向(緑-赤紫)をプラス2にしてみた画像です。
まだ微調整が必要かもしれませんが、肉眼で見た状態に近い、自然な色になりました。
実際、XZ-1をお持ちの方のブログを検索したところ、
この同じWB設定をお使いになっているようでした。
このホワイトバランスを微調整さえすれば、画質そのものは、かなり良質だと考えています。
最後に操作性についてですが、もともとμ7050を使っていたので、
さほど不都合は感じませんでした。
ただ、かねてから、μの操作性には不満も感じていましたので、
このXZ-1も、操作性がすぐれているとはいえないのかもしれません。
まあ、このあたりは、もう少し使ってみないとわかりません。
オリンパスXZ-1の詳しい情報はコチラいよいよ春になってきましたし、このカメラをもって、
天気の良い日にはでかけてみたいな、と、思っています。
その節には、もう少しくわしく、このカメラのレビューが書けるかもしれません。
コチラをクリックしてくださるとうれしく思います。
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