
ここのところ、ずっと仕事ばかりで、
恒例のお出かけもままならない状態でしたが、
今回は、そんな鬱憤を晴らす意味で、ちょっと無理をして時間を作り、
春に続いて、ふたたびの長野旅行に行ってきました。
この旅行、じつは、数ヶ月前から計画していたのですが、
いざ行こうとすると、仕事の面で予想外の事態が発生するなど、
思うように時間を作ることができず、
一時は、この調子じゃ中止かも、とも思ったのですが、
どうにか、うまく時間を調整することができました。
しかも、お天気も上々。
台風が発生したとの情報もありましたが、こちらについてもまた、
さいわいなことに、旅行期間中に日本に近づくことはないとのことで、
穏やかな秋の空の下を、旅することができそうでした。
そんなわけで、今回の出動車は私のMINI。
ひさしぶりのロングドライブとなりました。
今回は、まず長野市を目指すことになったわけですが、
最短のコースは取らず、ちょっと遠回りしてみることにしました。
ここ飛騨高山から長野市を目指すのであれば、
まずは、岐阜県と長野県の県境の安房トンネルを越えて松本に入り、
そこから国道19号線に乗り換えて北上するのが、一般道を通る場合の、
最適のコースです。
ですが今回は、とりたてて急ぐ旅でもないため、
ドライブがてら、大回りの上田市経由のコースをとってみることにしました。

穏やかな天気の中、朝10時少し前に出発。
まずは東の県境である平湯を目指しました。
そこから、トンネルではなく、安房峠を越えてみようと思ったのですが、
あいにく、峠は工事のため通行止め。
仕方なく、トンネルを通って長野県側へ出ました。
たしかに、トンネルを通るとかなりの時間短縮になるのですが、
景色を楽しむということはなく、ちょっと物足りない思いもします。
その後は、松本に入り、ほんの少し国道19号を北上。
次いで、国道143号線に入って、一路、上田を目指します。
この国道143号線は、軽井沢に行った時にヨメのクルマで通った道ですが、
これでも国道なのかな、と思わせる、かなりの山道です。
(この道の写真を撮っておけばよかったのですが、残念ながら、
結局、一枚も取らずじまいでした)
が、この道もMINIは難無く踏破。
上田市に入ってからは、進路を北にとり、長野市を目指します。
長野市に入ったところで、まずはジーンズを買うことにしました。
もちろん、ジーンズなど地元でも買えるのですが、
時間があるこの機会に、お店に立ち寄ることにしました
というわけで、長野市のケーズタウンというショッピングセンターによって、
テナントで入っているライトオンに行ってみました。
当初はリーバイスを買うことにしていたのですが、
店員さんの見立てで、made in Nipponというブランドの品を買ってきました。
細めのもので、ヨメにも高評価。
自分でも気に入っています。
ついでにシャツも買ってきました。
こちらはヨメのお見立てです。

その後はホテルにチェックイン。
そしてすぐに、まずはチラリと善光寺に寄ってみました。
夜は長野駅周辺をブラブラ。
ゆっくり食事をしたりして、ひさしぶりにのんびりしました。
さて、翌日は戸隠神社へと向かうことに。
当初は、どのルートを通って戸隠に向かうか迷いましたが、
結局、最短の時間で行ける浅川ループ橋を通ることにしました。
が、このループ橋に至る途中で渋滞。
ここで、ことのほか時間を食ってしまいましたが…。

渋滞を抜ければあとはスムーズ。
お天気にも恵まれ、緑のなかを快適にドライブできました。

今回は、延々と坂道を昇っても、水温計が上がることもなく、
安心して走ることができました。
ただ、20w-50の粘度のオイルは、この時期にはいまや少し硬いのか、
こころなしか、クルマが重く感じました。
ほどなくして、宝光社に到着。
長野市側から戸隠神社に向かった場合、
この宝光社が、戸隠神社五社(宝光社、火之御子社、中社、九頭龍社、奥社)
のなかで、一番最初に出会うお社となります。
が、この日は土曜日ということもあり、宝光社の駐車場は満杯。
運良く一台だけ空きがあり、そこにMINIを止めることができましたが、
この調子だと、中社、奥社は、もっと混雑しているかもしれません。

と、先のことを心配しても仕方ないので、まずは宝光社を参拝。
が、いつものことですが、この宝光社の石段はキツいです。
もう、息は切れるし、足は上がらなくなるしで、
まさに這々の体で石段を登ります。
こうして、宝光社参拝を終え。
次に目指すのは火之御子社ですが、この火之御子社には、
満足な駐車場はありません。
であるならば、この宝光社の駐車場にMINIを置いたまま、
火之御子社まで歩いていこうか、とも思ったのですが、
歩くには少々距離があり、また、道中はずっと登り坂となります。
そんなわけで徒歩での火之御子社参拝はあきらめ、
(というより、ヨメにより却下された、というほうが正確です)
とりあえず、MINIで、火之御子社まで向かってみることにしました。
が、実際にいってみると、火之御子社にはクルマが一台止まっているのみで、
難無く駐車ができました。これは僥倖といえるかもしれません。
ただ、もともと、この火之御子社を訪れる人は少ないらしく、
そもそも駐車にはあまり困らないのかもしれませんが、
宝光社でさえ混雑していたので、このとき、火之御子社に、
すんなりと駐車できたのは、やはりラッキーだったと思います。
さて、その次に向かったのが中社。
が、こちらの駐車場はすでに満杯。
土曜日の戸隠神社の混雑は、いまや、かなりのもののようです。
では、どうするか…。とにかくクルマを進めると、道案内の警備員さんに、
戸隠スキー場駐車場に向かうよう指示されます。

このスキー場駐車場から、シャトルバスが運行されているとのことでした。
そしてスキー場に到着。そこにすぐバスがやってきて、待ち時間なく、
中社へと向かうことができました。

というわけで、やっとで中社到着。
まさか、バスに乗ってここまでやってくることになろうとは、
当初は、思いもよりませんでした。
そして次に、奥社へと向かおうと思ったのですが、
秋のこの時期、バスは、中社から奥社へと直接向かうことはなく、
鏡池を経由して行くとのことです。
というわけで、バスを待ち、鏡池へと向かうことに。
鏡池にはいままで行ったことがなく、立ち寄ってみたい気持ちもありましたが、
やはり、早く奥社に行きたい、という気持ちのほうが強く、
鏡池では下車しないことに決めました。

こちらがその鏡池。バスの中からの撮影です。
戸隠の紅葉はまだいまひとつですが、この鏡池周辺は、
紅葉の始まりを垣間見ることができました。
そしてバスは次の停車場である奥社へ。
こちらも、やはりというべきか、かなり混雑していました。
ですが、駐車場が満杯、という状態でもなさそうでした。

さて、いよいよ奥社参拝へと向かいます。
今年は、春に続き、二回目の参拝となりますが、それでも、
心躍ります。

大好きな参道です。
春にこの地にやってきたとき、この参道は深い雪に覆われていました。
ですがいまは、いつもの参道に戻っています。
土を踏みしめ、奥へ奥へと向かいます。
戸隠にきてよかったと思う瞬間です。

そして隧神門を越えると、壮麗な杉並木が目の前に現れます。
この光景を、再び見ることができたことに、感謝の念が込み上げます。
こうして道を進むにつれ、道は登り坂となり、
息も上がってきます。

この日は、また紅葉シーズンに入った土曜日ということもあり、
路上には多数の参拝者の姿があり、なかには、転倒する人もいました。
混んでいるなかでは、自分のペースで道を登るのは難しく、
それがために、かえって転倒を誘う結果となっているようでした。
路上にはところどころ石段があるため、いざ転倒となれば、
大きな危険を伴います。
もし、これから、戸隠神社奥社に向かおうとお考えの方がおられましたら、
道中、充分に気をつけてください。
可能であれば、混雑する土日は避け、平日の参拝をお勧めいたします。
こうしていよいよ奥社に到着。
手水舎で手と口を清め、奥社と九頭龍社に参拝します。
この日は参拝客が多いため、列を作って順番を待つかたちとなっていました。
ですので、ゆっくり参拝する、というわけにはいきません。
それでも、ここまできてお社の前に立てるのは、うれしいことです。
当初は、あまりの混雑のため、戸隠神社五社すべてを回るのは、
不可能ではないか、とも思ったのですが、
これですべてお参りすることができ、感激もひとしおです。
そしてふたたび来た道を戻り、あたりを散策していたところ、
ちょうど、戸隠スキー場駐車場へ行くバスがやってきました。
というわけで、ふたたび待ち時間なしで、バスに乗ることができました。
今回は、最初から最後まで、ラッキーでした。
そして、この夜、
善光寺の「十夜会-じゅうやえ」を見学させていただいたのですが、
それはまた次の記事で詳しくご紹介したいと思います。
コチラをクリックしてくださるとうれしく思います。
FC2 Blog Ranking