
さて、信州旅行記もこれで最後となります。
日曜日の朝、どういうわけか5時という時間に目が覚めてしまった私は、
この機会に、善光寺のお朝事(おあさじ)に行ってみることにしました。
このとき、ヨメも目を覚ましていたのですが、
(私がゴソゴソと支度を始めたので、目を覚ますのも当然かもしれませんが)
前日の戸隠神社での石段昇りがかなりこたえているようで、
とてもこの早朝に善光寺まで行くのは無理とのことでした。
というわけで、私ひとりで、善光寺へと向かいました。
途中、権堂という、長野市の歓楽街を通ったのですが、
この朝まで飲んでいる人がいるらしく、空が白み始めたというのに、
路上には、まだ、嬌声が飛んでいました。
時刻は5時半少し過ぎ…。
それでも、表参道に出ると、キビキビとした足取りで、
善光寺へと向かう人の姿が、ちらほらと見受けられました。
こうして、善光寺前の石畳通りに入ったのですが、なんと、
すでに開いているお店も、わずかですがあり、
人の姿も、思いのほか多く見かけました。
さすが、善光寺のお朝事は有名なようです。

何度も泊まりでこの長野にきている私ですが、お朝事に行くのは今回がはじめて。
ですが、このお朝事にこないなんて、やっぱりもったいなかったと、
このときは、いたく感じました。

そして、前日の十夜会のときと同じように、本堂前に集まった人は、
徐々に列を作り、お数珠頂戴の準備に入ります。
こうして、今回も無事、お数珠を頂戴し、その後、本堂内へと入り、
お経に聞き入ることとなりました。
朝の凛とした空気の中で行われる法要は、前日の十夜会とはまた違った趣で、
ふたたび、貴重な体験をさせていただきました。
それにしても、この早朝に、善光寺を訪れていた人は、
どの人もとても敬虔な人ばかりで、
善光寺境内の各所にある仏像や、周辺の寺院に、
きちんと手を合わせたり、お辞儀をしたりしていました。
そんな様子を見ていると、こちらも、同じように、
手を合わせてしまいます。
その後、ふたたびホテルに戻り、今度はゆっくりとシャワーを浴びたり、
テレビを見たりしながら、身支度を整えました。
午前10時前にはチェックアウト。
ホテルの駐車場は、チェックアウト後の駐車もOKとのことでしたので、
そのまま、この日二度目の善光寺詣でをすることになりました。

好天に恵まれた日曜の善光寺は、やはりかなりの人出でした。
やっぱり善光寺のネームバリューはすごいです。
そして今回は、拝観料を払って本堂に入り、お参りをさせていただくと、
有名なお戒壇巡りもさせていただきました。
前回と同じように、今回も、お戒壇巡りは賑やかなものでした。
こうして、一連の善光寺詣でをすませると、今度は、
MINIに乗って、妙高高原までドライブすることとなりました。
前回の長野旅行のさいも、妙高高原には行ってみたのですが、
恐ろしいほどの濃霧に覆われていて、何も見ることができなかったのです。
ですが、晴天の今回は、妙高のあちらこちらを、見物できそうでした。

こちらは、県境です。
妙高高原というのは、なんとなく、長野県にあるようなイメージでしたが、
実際には、新潟県にあるんですね。
(新潟のみなさま、すみません)
当面の目的地は、十年以上前に、ひとりで訪れたことがある、
いもり池だったのですが、案内看板は乏しく、
道に迷ってしまいました。
が、途中で、素敵な場所を発見。
というわけで、速攻、立ち寄ってみることにしました。

ここは、妙高高原スカイケーブルターミナルのあたりです。
それにしても、ここまでよく登ってきました。
MINIはがんばりました。

このあたりは赤倉という地名だそうです。
はるか山の上にはホテルがあり、このホテルからの眺めは、
さぞかし素晴らしいだろうと思われます。
いつか、泊まってみたいものですね。
その後もいもり池を捜してMINIで走りましたが、折しも、
運良く、いもり池への案内看板を発見。
というわけで、どうにかいもり池に行くことができたのですが…。
いもり池はかなりの賑わいで、駐車場はいっぱいのように見受けられました。
これでは駐車は難しいかな、と思っていたら、空きのある駐車場を発見。
難無くMINIを止めることができました。

こちらがいもり池です。
独身時代、先代MINIに乗って、このいもり池をひとりで訪れた時のことが、
思い出されました。
いまはヨメといっしょにくることができたわけで、
なんだか、感慨深いものがあります。

このいもり池は、周囲を取り囲むように歩道が設けられ、
とても美しく整備されています。
湖面には蓮が浮き、なんとも風光明媚です。
こうして、いもり池を満喫し、いよいよ、帰路につくことになりました。
当初は、このまま、上越まで行き、そこから、国道8号線に乗り、
糸魚川を経由して富山市に至り、高山へと帰ろうかな、と、思っていました。
ですが、国道8号線は、滑川から富山までのあいだが、
走っていて、あまり楽しい道ではありません。
ですので、ふたたび長野市まで戻り、そこから、
国道406号線を通って、白馬に行き、大町、安曇野を経由して、
高山へと帰ろうと思いました。

というわけで、長野から白馬へ向かう国道406号線を通ったのですが、
この道、かなりの山道で、しかも延々と続きます。
ドライブコースとも言い難く、結局、時間の無駄にしか、ならなかったようです。
それにしても、今回の旅も、ほんとうにとても楽しく、
また、有意義でした。
ですので、帰り道は、ブルーになってしまいます。
また、二泊くらいの旅行に出掛けたいものです。
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