伊良湖岬灯台

さて、三河を巡るドライブの第二回です。
明けて翌日、この日の目的地は、渥美半島の突端にある伊良湖岬となりました。
というわけで、ふたたびプジョーに乗り出発。
空には、最初のうちこそ、
どんよりとした鈍色の雲がいくつか垂れ込めていましたが、
走るにつれて、次第に晴れてゆき、
やがては、すっきりとした青空が広がるようになりました。

ただ、前日に引き続き、風だけはとても強く、
わずかでも車外に出ると、震え上がるほどの強烈な寒さに襲われます。

私たちが住む飛騨高山は、この時期、マイナス10度以下になることもあり、
冷え込みの度合いは、三河地方とは桁違いといってもいいくらいです。
ですが飛騨では、冬場に風が吹くことはほとんどなく、こうした強風による冷えは、
寒さには慣れっこのはずの私にも、まさに耐え難いものでした。
それでも、青空の下のドライブは気持ちのいいものです。

伊良湖のプジョー208

折しも、海が見える絶好の場所があり、
プジョーを止め、車体に出てみたのですが、このときの風の強さは、
もはやハンパないもので、吹き飛ばされそうになりました。
しかも、砂浜からは砂が吹き付け、口のなかはシャリシャリする状態に。
写真をほんの数枚撮って、一目散に退散しました。

その後、道の駅「クリスタルボルト」に到着したのですが、
ここでも強烈な風は変わることなく、もはや、
外にいるのは苦痛以外のなにものでもありません。
とはいえ、意外と多くの人で賑わっていました。

そんなわけで、もはや長居は無用と判断し、
今度は、渥美半島の南側を走ってみようと、国道42号線に乗り入れたのですが、
その直後、海側に続く横道を発見し、急遽、そちらに入ってみることにしました。

伊良湖岬

こちらにも駐車場があり、その向こうには、岬を巡る遊歩道が続いています。

青い空、青い海、絵に描いたような美しい光景ですが、
とにかく、風が強い…、ものすごく風が強いです。
それでも、ここまで来たからには、伊良湖岬灯台まで行ってみよう、
ということになりました。

伊良湖岬遊歩道

こうして、大強風のなか、ジリジリと歩を進め、
なんとか、灯台まで辿り着きました。

こうして見ると、とてもいい眺めですが、当時は、
身を縮めながら、そして寒さと風で涙目になりながら、
やっとの思いでこの写真を撮りました。

強風の吹き荒れる砂浜

砂浜にはカップルの姿もありました。
若いってすばらしいですね。
愛する二人には、この強烈な寒風も気にならないようです。

こうして、這々の体で伊良湖見物を終え、
次に目指すのは静岡県の浜松です。
国道42号線を東に向かって走り、その後、国道1号線に入り、
浜名湖を越え、ひたすらに走ります。

国道1号線

静岡県側に入った直後の国道1号線は、まるで高速道路のようで、
遠く砂浜を見渡すことができ、まさに、胸のすく思いでした。

浜松市

浜松には、今回はじめてやってきましたが、
意外と都会なので、驚いてしまいました。
(ただ、国道1号腺を降りて浜松市の中心にやってくるまで、
 またしても、道に迷ってしまいました)

ここ浜松での目的は、ジオラマ作家である山田卓治さんの作品を展示した、
ジオラマファクトリーに行ってみることでした。

ジオラマ作品1

こちらがそのジオラマファクトリーの展示作品です。
順路の最初の一角は、昭和の雰囲気が漂うジオラマ作品が並べられていました。
TVチャンピオンという番組で放映された作品も展示されていました。

ジオラマ作品2

ガンダムや宇宙戦艦ヤマトのジオラマもありましたが、
やっぱり、ジオラマといえば、ミリタリーモノですネ。
とくにこのパリ開放のジオラマは、雰囲気満点でした。

というわけで、思う存分ジオラマファクトリーを楽しんできました。

ちなみに、この浜松でも風の強さは相変わらずで、
この日は、終日、寒さとの戦いに明け暮れた、という感じです。
前回も書きましたが、
今度は、もっと暖かい時期に、もう一度、三河、浜松を訪れたいものです。





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豊川稲荷

先週末、ヨメのニューカー「プジョー208」で、
所用を兼ね、泊まりがけのロングドライブに行ってみました。
今回の行く先は愛知県蒲郡市。
海洋アミューズメント施設のラグーナ蒲郡のある街です。

飛騨の山奥に住む私たちにとって、真冬のいまの時期は、
自然と雪のない南に行きたくなるもので、
我が家からほぼ真南の位置にあたる蒲郡が、真っ先に旅先の候補となりました。

今回も、使うルートはすべて下道です。
まず、国道41号線を南に向かって走り、
下呂温泉で国道257号線に乗り換え、中津川市へ…。
そこから、国道19号線へと入り、多治見市で248号線に乗り換え、
ふたたび南下します。
その後、愛知県瀬戸市、豊田市、岡崎市を経て、蒲郡へと入りました。
空模様もまあまあといったところで、気持ちよくドライブできました。
ただ、この道程は、さすがに長いものでした。

ホテルのチェックインをすませるころにはすでに夕方。
それあと、ホテル備え付けのレンタルサイクルを使って、
ラグーナ蒲郡の「フェスティバルマーケット」に行ってみることにしました。
ホテルからフェスティバルマーケットまでは、歩いてもいけるほどで、
自転車であれば、わずかな時間で行くことができました。

フェスティバルマーケット

こちらが、そのフェスティバルマーケットです。
明るくてキレイでしたが、あまり人出は多くありませんでした。

マリーナ夜景

そしてこちらが、夜のヨットハーバー。
なかなかステキな光景ですが、
南国といえども、やはり夜の冷え込みは厳しく、
しかも、海から吹き付ける風は強く、のんびりあたりを散策する、
というわけにもいきませんでした。

このラグーナを含め、蒲郡にやってきたのは六年ぶりのことなのですが、
どういうわけか、それだけのタイムラグを感じることはなく、
もっと最近ここにやってきたような気がしました。

ラグーナでのプジョー

そして翌日は、予定が目白押しです。
まずは、前日と同じように、フェスティバルマーケットまで行き、
テナントで入っている眼鏡店「TGC」で、新しいメガネを買うことにしました。
じつは、前日も、TGCでメガネの架け比べをしてみたのですが、
結局、選びきれず、この日も引き続き、メガネの品定めをすることとなりました。

そんなわけで、充分吟味した結果、セルフレームのメガネをチョイス。
出来上がりは30分後とのことでしたが、ピックアップは夜に伸ばして、
次の目的地である豊川市の「豊川稲荷」へと向かうことにしました。

蒲郡から豊川稲荷までは、ほんの三十分ほどで行けるとのことですが、
私は、過去に何度も蒲郡に来ているのにもかかわらず、
いままで、近隣の豊川には一度も行ったことがなく、
今回がはじめての豊川稲荷訪問となります。

が、やはりというべきか、道に迷ってしまい、
(じつは、ヨメのプジョーにはカーナビがないのです)
あたりを無駄にウロウロとしてしまいました。

そうこうしつつも、なんとか無事に豊川稲荷に到着。
商店街の有料駐車場にプジョーを止め、ブラブラと歩きながら、
豊川稲荷を目指しました。

豊川稲荷到着

こちらが正門です。
豊川稲荷というと、その名前から、大きな稲荷神社なのかな、
と思っていたのですが、実際には曹洞宗のお寺だということで、
これにはちょっと驚きました。
それでも、正門をくぐって中に入ると、神社と同じように鳥居が立っていました。

鳥居の向こうには、ぽつりぽつりと骨董などを売る出店が出ていて、
(最初はフリーマーケットをやっているのかと思いました)
なんだか牧歌的で庶民的な雰囲気です。

さっそくお参り

そして、お参りをしたのですが、二礼二拍一礼したほうがよいのか、
ちょっと迷ってしまいました。

その後、順路に沿って各お堂を回っていきましたが、
そのうちのひとつである「霊狐塚」と呼ばれる場所は、
独特の雰囲気を放っていて、とても印象深いところでした。

霊狐塚へ

この折れ曲がる参道の先に霊狐塚があるのですが、
そこは、無数の狐の像が隙間なく祀られており、
気軽に撮影ができるような雰囲気ではありませんでした。
(なので、この先の写真はありません。すみません)

とはいえ、この場所は思いのほか多くの人で賑わっており、
なかには、鳥居横に鎮座する大きな岩を、
ペンのようなもので熱心に突っついている人が、少なからずいました。
岩にはそこかしこに隙間や穴が空いているのですが、
どうやら、そのなかにペンや箸のようなものを入れて、なにかを、
ほじくり出そうとしているようです。

ヨメがそのうちのひとりである若い男性に聞いたところ、
なんでも、この岩の隙間の中には、硬貨が押し込められていて、
それをうまく取り出すことができると、お金持ちになれるというのです。

が、岩の隙間や穴を見回しても、それらしいものは見当たらず、
おいそれと見つかるものでもなさそうです。

が、じっと目を凝らしていると、とある岩の隙間の奥に、
きらりと光る赤褐色の輝きが垣間見えました。
どうやら、10円玉のようです。

そのことを伝えると、ヨメは、
細い木の枝を使って、熱心に掘り出そうとします。
そして、ほどなく、10円玉を手にすることができました。
こうして、ヨメは、財布の中にあった10円玉を新たに岩の隙間に押し込め、
掘り出した10円を財布の中にしまいました。
はたしてこの先、ヨメはお金持ちになれるのでしょうか…。

その後も、各お堂を巡って参拝をすませ、再びプジョーに乗って、
今度は、砥鹿神社という神社に向かってみました。

砥鹿神社里宮

こちらがその砥鹿神社です。
賑やかな豊川稲荷とは違って、静かで落ち着いた雰囲気でした。
ちなみに砥鹿神社は、里宮と奥宮のふたつの社があり、
(写真は里宮になります)
奥宮は、クルマで40分ほど北に走った山の中にあるとのことでした。

今回、この奥宮にも向かってみたのですが、思いのほか標高が高く、
そのためか、道はところどころ雪で覆われていて、
納車されたばかりのピカピカのプジョーで走るのは、ちょっと不安、ということで、
思い悩んだ末、断念しました。
(なにしろ、ここでスリップしてクルマを擦ったりしたら、
 せっかくの旅がブルーなものになってしまいますから)
もっと暖かくなったら、行ってみたいと思っています。

さて、このあとの模様は、また次回に詳しくご紹介したいと思います。






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雪の中のMINI

ここのところ、クルマネタが続いていますが、
今回も、クルマのお話となります。
といっても、今回は、MINIについての投稿となります。

近年、各所に錆びが目立ってきた我がMINIですが、
そのなかでも、とくに症状が深刻だったのが、サイドのウインカー部分です。
我が家のMINIは、1985年式で、この当時、ウインカーは、
ネジで直にボディに止める、という方法がとられているようです。
(1986年式以降のMINIは、この方法が廃止されているようです
 私が以前乗っていた1986年式チェルシーは、ネジで止めるウインカーでは
 ありませんでした)

考えてみれば、かなり荒っぽい固定方法で、
しかも、使われているネジも、木ネジのようなタイプで、
なんともアバウトというか、工業製品的ではない気もします。
しかもこのネジは、どうやらステンレス製のようです。

ウインカーを押し出す錆び

ステンレスと鉄を直接接触させると、鉄が錆びます。
ステンレスの側に腐蝕は出ず、鉄に錆びが出ます。
これは電蝕と呼ばれる現象で、
旧車を専門に扱う「オールドタイマー」のような雑誌にも、
詳しい説明が載っていました。
(鉄にアルミを接触させれば、アルミのほうが腐蝕します)

1985年当時は、この電蝕現象があまり知られていなかったのか、
我がMINIには、いたるところにステンレスのネジが使われていて、
そこから、どんどんと錆びが発生しています。
ラジエーターグリルを止めるボルトもステンレス製で、
おかげで、ラジエーターグリルの基盤となる黒い鉄板部分は、
ボロボロに錆びています。
(まあ、ここはふだん見えるような場所じゃないので気にならないのですが)

もっとも、ラジエーターグリルは、このMINIを購入するさい、
Mk.IIIグリルに変えてもらっているので、もしかすると、
グリルを止めるネジは純正じゃないかもしれません。

いずれにしろ、ステンレスネジをボディなどの鉄に接触させることは、
確実に錆びの原因になります。

錆びが浮いたウインカー回り

ウインカー部分は、おそらくはこのネジのせいで、
両側とも、ひどい錆びに見舞われ、
ふくれあがる錆びがウインカーを外側に押し出すような状態になっていました。
錆び落しを使ったり、上から色を塗ったりしましたが、もはやそんなことで、
隠せるような状態ではなくなってきました。

我が家のMINIには、
電子サビ防止装置ラストストッパーのヘビーデューティータイプがついていますが、
それでも、このありさまです。

錆びがボディを膨らませている

しかも、ドア横の前部は、内側から錆びがきているせいか、
微妙に盛り上がってきています。
(この部分は以前にも錆びをとってもらったところなのですが、またしても、
 出てきてしまったようです)
また、ヘッドライトのしたあたりも、錆びが出ていました。

というわけで、これらの箇所を一気呵成に処理するために、
今年の初め、板金に出すことにしました。

そして一ヶ月半、ようやく、MINIが仕上がってきました。
もっとも、板金にこれだけの時間がかかったのではなく、
聞くところによると、ライトの点灯不良の解決のため、
納車に時間を費やしてしまったそうです。

とはいえ、このMINIは、ライトの点灯不良などありませんでした。
しかし、板金のため、ライトを外したところ、その後、再接続させても、
点灯しなかったとのことです。

結局、リレーを交換することで解決したとのことで、
いままでよりも、ウインカー類が機敏に点滅するようになりました。

補修されたウインカー回り

そしてこちらが、ひどい錆びが出ていたウインカー部分です。
錆びもなく、すっかりきれいになりました。
固定用のネジも、鉄製のものに交換してもらいました。

当初は、錆びの部分を切り取り、新たに鉄板を当てるのかと思っていましたが、
溶接をすれば鉄は錆びやすくなるので、火を使わず、
強化プラスチックを裏打ちするかたちでの補修となったそうです。

フロント部分

フロント部分にプチプチとあった錆びもなくなりました。
じつはこのMINI、10年前に買った時からすでに
フロント部分には無数の飛び石傷があり、時間の経過とともに、
そこから錆びが出始めていました。
今回、そのあたりはスッキリなくなりました。

ドア横のふくれあがりもなくなり、車体前部はスッキリしました。
ですが、リア回りも、フロントほどではないにしろ、じつは錆びが出ていて、
こちらも、いずれは、なんとかしなければならないでしょう。

プジョーといっしょ

これでまたMINIでお出かけ、といいたいところですが、
雪国である飛騨の道は、クルマに有害な融雪剤で真っ白です。
恐ろしいです。

ですので、本格的なドライブは、春になってからかな、と、思っています。




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MINICM0. TB0 TOP▲
雪の中の208

先日、当ブログに、ヨメが乗っていたテンサンラリーをついに手放す、
という記事を投稿しましたが、そのテンサンに変わって、
ニュープジョーが我が家にやってきました。
こちらが、そのプジョー208です。
ヨメにとっては、これで三代目のプジョーとなります。
(テンサンの前は、プジョー306に乗っていました)

ボディーカラーは紺。
プジョーといったら、やっぱりこの色というイメージがあります。
じつをいうと、納車は、半月ほどまえに、
すでにヨメさんの実家においてなされていたのですが、
テンサンが無事引き取ってもらえたので、今回、
この208を、本格路上デビューさせることとなりました。

といっても、じつは私は、プジョーを含むラテン車のことはあまりわからず、
いまでも、車種名をよく間違えてしまうほどです。
(なにしろ私はMINI一筋なので、他のクルマのことはよくわかりません)
いずれにしろ、こちらの地域では、このプジョーはあまり見たことがなく、
路上での注目度は、少し高いように思います。

ちなみに、プジョージャポンのサイトはコチラです。
208に限らず、他の車種についても、情報満載です。

PEUGEOT JAPON -プジョージャポン

このプジョーを、昨年末、
富山市にあるディーラーに見に行ったことがあるのですが、
そのときは、車体がことのほか大きく感じられ、
ちょっと戸惑いましたが、実際には、
それほどのことはなく、比較的コンパクトです。
もちろん、テンサンに比べたら、大きいのですが…。

インパネ

ちなみにこちらは、車内です。
ヨメの趣味で、もちろんマニュアルです。
マニュアル以外は受けつけません。
メーターは、向かって左がタコメーター、右がスピードメーターです。
なのに、中央にも、デジタル式のスピードメーターがあり、
ヨメによれば、このデジタルメーターはちょっとクドいとのことでした。
(まあ、そのうちに慣れるとは思いますが…)

ドアは2ドアで、このあたりは、ちょっと使い勝手が悪そうですが、
なにしろ、私たちは夫婦ふたりなので、さほど気になることもないと思います。

リアショット

もちろん、新車ということなので、近くの神社に、
交通安全祈願のお祓いに行ってきました。
これで、末永く、安心して乗れれば、と、思っています。

そんなわけで、先日の日曜、このプジョーでちょっと出掛けてみました。
この日は、冷え込みこそかなり厳しかったものの、
天候には恵まれ、まあまあのお出かけ日和となりました。

といっても、当てのないドライブで、しかも、雪が多い北、東、西、
に向かうのも気が引け、結局、南の方向へと走ってみることにしました。
ここのところ、出掛ける先は南ばかりで、ちょっと食傷気味なのですが…。

阿来川ダム

というわけで、ついた先が、岐阜県東峰地方にある、
阿来川ダムというダムの道の駅。
といっても、とりたてて何もないところなんですが…。

ヤッターワン

ただ、ヤッターワンが出迎えてくれました。
廃品などから作られているのでしょうか…。
色も派手ですし、路上からもとても目立ちました。
ただ、回りには何もなく、なんだかちょっとさみしいですネ。
今後は、ヤッターキングなどのお仲間を作っていただけたら、と、
勝手なことを思ってしまいます。

阿来川ダムにて

ちなみに、いまは冬の時期で、岐阜県北部、中部の国道は、
融雪剤をいやというほど撒いています。
なので、せっかくの新車が、この状態…。
もう、塩まみれです。

塩カリだらけ

錆びに苦しめられている乗っている私は、
この光景を見ただけで、もう、とてもブルーになります。
(ヨメにはいまのうちに徹底した防錆処理を受けることを強く勧めています)

というわけで、これからは、このプジョーで、
あちこちに出掛けたいと思っています。




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入善町にて

ほぼ四年にわたって、ウチのヨメさんの愛車だった、
プジョー106テンサンラリーと、ついにお別れの時がやってきました。

このクルマは、今時のクルマにはないシンプルなデザインと、
小気味よい操舵感が魅力で、ヨメさんもいたく気に入っていました。
(といっても、私は、このクルマをほとんど運転しませんでしたが)
が、昨年の11月に、岐阜県下呂市周辺で、走行中、マフラーが折れてしまい、
それ以後、ヨメの心も折れてしまい、今後も乗り続けることに、
大きな不安がでてきてしまいました。

ちなみに、そのマフラートラブルの模様は、こちらに詳しく書きました。

○ テンサン、下呂にてマフラーが…

たしかに、エンジンこそ調子はいいものの、
足回りのブッシュがヘタってきているのか、走っていると、
ごく小さなものですが、さまざまな異音が出るようになり、
車体のあちこちにガタがきていることは、明らかでした。

しかも、車検が、この2月15日に切れることとなり、いよいよ、
いっそ大掛かりな修理をするのか、もしくは新しいクルマにするのか、
その決断に迫られていました。

というわけで、結局のところ、もはやこのテンサンに乗るのは厳しい、と、
ヨメは判断し、愛着は大いにあるものの、
新しいプジョーに乗り換えることになりました。
そんなわけで、このテンサンは、泣く泣く手放すこととなりました。

東濃でのテンサン

思えば、このテンサンで、あちこち行きました。
こちらは、恵那、土岐のあたりだったと思います。
青空の下、白いボディが映えますね。

平湯峠でのテンサン

こちらは、平湯峠です。
平湯温泉に行くための峠ですが、いまではトンネルがあるため、
通行量の少なくなった峠です。
この峠を登り詰めた先に、乗鞍スカイラインがあります。
(一般のクルマはスカイラインに入ることはできません)

上宝にて

また、あるときは、大雪の日に出掛けたりしました。
こちらは、上宝村というところにある、レストランの前です。
いま思えば、この天候でよくいったものです。

きっときと市場にて

そしてこちらは、富山県の海王丸パーク近くにある、
「新湊きっときと市場」の駐車場です。
すでにこのブログで紹介済みの写真ですが、
晴天のもと、広々した駐車場で撮ったこの一枚は、
いまあらためて眺めても、お気に入りのものです。

道の駅しなのにて

こちらは、先週の日曜、最後のドライブに出掛けたさいの様子です。
愛知県瀬戸市の道の駅「瀬戸しなの」というところで撮りました。
(ちなみに、この道の駅では、多数の陶器を販売しており、
 おみやげにご飯茶碗とか買ってきました)

このように、テンサンに乗って、じつにいろいろなところに出掛けたのですが、
細かなトラブルこそあったものの、深刻な故障などはまったくなく、
(乗り始めた頃、スロットルボディが悪いとか、いろいろいわれたのですが)
じつに信頼性の高いクルマでした。

そんな思い出のいっぱい詰まったテンサンですが、
手放すといっても、すでに走行距離は10万キロを超えており、
年式からいっても、15年以上過ぎています。
通常の感覚なら値段などとてもつかず、廃車にするしかないところですが、
(実際、ヨメは廃車にするつもりでいました)
なにしろ希少なクルマですし、ボディは錆びもまったくなくキレイな状態で、
エンジンも調子がよく、ラテン車マニアになら、まだ、
充分、乗っていただけるのではないかと、私は思いました。
(もちろん、かなり大掛かりな修理をしなくてはならないでしょうが)

というわけで、同じ岐阜県内で、
プジョーを含むラテン車を取り扱っているスペシャルショップに問い合わせてみると、
クルマの状態がどの程度なのか、一度、見てくださるとのことでした。
対応もとても丁寧で、雰囲気もよさそうな感じでした。

折しも、ヨメは、実家のある岐阜県南西部に行くこととなっており、
この道すがらに、お店に寄ることになりました。
その結果、無事、引き取ってもらえることとなりました。
(が、その場にクルマを置いていくこととなったヨメは、電車に乗って、
 実家へと行ったそうです)

廃車にするはずのクルマが、わずかでもお金になった、ということは、
うれしいことですが、それよりも、このテンサンが、
たとえ部品取りになったとしても、ふたたび、
なにかの役に立つのなら、うれしい限りです。
なにしろ、廃車にするには、あまりにしのびなかったですから…。

ちなみに、このテンサンは、過去に事故の経験がないということで、
ちょっと珍しい、といわれたそうです。
(テンサンの事故率はそんなに高いのでしょうか…)
なので、状態如何によっては、ふたたび整備され、
また、どなたかに乗っていただける、という可能性もあるそうです。
もし、そうであれば、ほんとうにうれしいです。

いずれにしろ、テンサンとはお別れとなりました。
今度は、新しいプジョーが我が家にやってきます。
その紹介も、このブログで、また行いたいと考えています。




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