蒲郡の街

いよいよ今年もあと一ヶ月と少しとなり、
なんだか気忙しい心境になってきましたが、
そんな11月の最後の週末 (連休) に、MINIで蒲郡へのプチ旅行に行ってきました。

とはいえ、晩秋のこの時期、ここ飛騨高山では、
ともすれば降雪の恐れもあるため、もし、天候が大きく崩れるようであれば、
今回の旅の計画は、あきらめるつもりでした。

というわけで、日程や予定についてはかなり以前から決めていたものの、
来る日も来る日も、天気予報とにらめっこをするばかりで、
なかなか決行を決断できませんでした。
結局、雪の心配がないとわかった当日になって、
急遽、蒲郡行きを決めることとなり、じつに慌ただしい出発となりました。
(ただ、目当てにしていた蒲郡のホテルにはすでに空きがなく、
 泊まる先は蒲郡からほど近い豊川市に決めました)

空模様をこれほどまでに気にした理由は、
このとき、MINIのタイヤをノーマルのままにしていたためです。
もちろん、雪を警戒して、
前もってスタッドレスタイヤに交換しておいてもよかったのですが、
当然のことながら、蒲郡も、その道中も、雪の心配はほぼない地域ばかりで、
もし、降雪があるのであれば、
高山市のすぐ南にある宮峠周辺くらいです。
このわずかな区間のために、スタッドレスで長大な距離を走るのは、
かなり気が引けることでした。
ですので、雪の心配のない空模様の中、出掛けたかったのです。

出発の時間は午後1時半と、かなり遅めになってしまいましたが、
とにかくこの日は、絶好の空模様で、雲ひとつない青空が広がっていました。
こうして、ときに紅葉を眺めつつ、順調にドライブしていったのですが、
岐阜県多治見市から、愛知県瀬戸市に向かう途中で、
大渋滞に巻き込まれてしまいました。

この道でクルマが詰まるようなことはいままで経験したことがないのですが、
とにかく、ぜんぜん車列が前に進まないのです。
ひょっとしたら、事故渋滞なのかもしれません。

というわけで、この渋滞中に日没を迎えることとなってしまいました。
それでも居並ぶクルマの列はほとんど進むことはなく、
この調子だと、いつになったら蒲郡に着けるのか、皆目検討もつきません。
ついにはしびれをきらし、脇道にそれたのですが、今度はただ道に迷うばかり。
結局はもともと走っていた道に引き返す羽目になりました。

が、戻ってくる頃には、渋滞も少しずつ解消していて、
ほんとうに、やっとの思いで、瀬戸市を通過し、豊田市へと向かいました。
事故車輛があったわけではないので、渋滞原因は不明ですが、
とにかく、このタイムロスはまったくの予想外で、
初日の予定は、大幅に狂ってしまうこととなるのです。

そんなわけで、当初は、まずは蒲郡にいって、
ラグーナ蒲郡辺りを見て回ろうと思ったのですが、
時間も遅くなってしまったので、余計な寄り道はせず、
まずはとにかくホテルをとった豊川市に向かうことにしました。

岡崎市から国道1号線に入り、豊川市のホテルに到着したのは、
予定より2時間近く遅れてのことでした。
まあとにかく疲れました。

その後は豊川駅前の居酒屋さんに行って遅めの夕食をとったのですが、
ロングドライブを経たせいなのでしょうか、
何を食べても、とてもおいしく感じられました。

豊川稲荷1

そして翌日も、気持ちのいい快晴。
というわけで、まずはすぐ近くの豊川稲荷へ。
夏にもこの豊川稲荷にお参りにきましたが、そのときは天気が悪く、
気分的にもイマイチでした。
が、今回はほんとうにすっきりとした青空が広がっていて、
とても気持ちがよかったです。

そしていよいよ蒲郡へ。
まず行ってみたのは、金剛寺。
このお寺のある山はとても眺めがよく、また、
回すことでお経を唱えたことになる、マニ車という大きな仏具があり、
またこれを回してみたいと思っていました。

金剛寺

こちらが金剛寺。落ち着いた雰囲気です。
もちろん、大小のマニ車を回してきました。
その後は、近くにある弘法大師像や、
ラバーズヒルというところにも行ってみました。

ラバーズヒル

ラバーズヒルからの眺めも絶景。
手すりに鈴なりになっている無数のピンクの物体は、
ハート形のアクリル板をつけた南京錠です。
どうやら、恋人たちがこの場所に鍵をつけていくようで、
愛の誓いということらしいです。

竹島へ

次いで、蒲郡駅そばにあるアピタに寄り、そして、竹島の八百富神社へ。
とにかく天気がいいので、とても気持ちよかったです。
ただ、竹島に向かう海の上の橋は、相変わらず、強風が吹いていました。

竹島/八百富神社

こうして、のんびり竹島をお参り、散策し、駐車場に戻ってきたのですが…。
なんとなく、駐車しているMINIの後ろ姿に、なんともいえない違和感を感じました。
と、思う間もなく、マフラーのサイレンサーが、
とても下がっていることに気がつきました。
というわけで、車体のしたを覗き込むと、
サイレンサーとサイレンサーとのあいだのパイプが折れて、後方側のサイレンサーが、
したに垂れ下がっていたのです。
(我がMINIには、サイレンサーが前後にふたつあるマフラーがついています)

折れたMINIのマフラー

この垂れ下がった後方側のサイレンサーは、マフラー末端のステーによって、
かろうじて車体に固定されていますが、いわばブラブラの状態で、
このまま走れば、遠からず落下する可能性もありそうです。

ですので、とりあえず、
不安定な状態の後方のサイレンサーを取り外す必要に迫られました。
が、MINIに常備している手持ちの工具ではうまく外せず、
結局、JAFさんにお世話になることになりました。

JAFを待つ

こうして、待つことおよそ45分。
駆けつけてくれたJAFの指定工場の方のおかげで、
無事、サイレンサーの取り外すことができ、当面の走行は可能となりました。

が、ここで大きく時間をロスしてしまい、時刻はすでに夕方。
前日にひきつづき、またしても、予定は狂うばかりです。

というわけで、この後は、
ラグーナ蒲郡のフェスティバルマーケットに行ってみることにしました。

ラグーナ蒲郡のイルミネーション

このラグーナではイルミネーションが始まっていて、
少し早めのクリスマス気分を味わうことができました。

ラグーナの花火

おりしも、その夜、ラグーナ蒲郡では花火があがるということで、
こちらも、見物することができました。

こうして、ラグーナ蒲郡を満喫して、ホテルに帰る途中、
またしても渋滞に遭遇。
このときは事故渋滞のようで、わずかですが、
路上に事故車両の姿を垣間見ました。
救急車も来ていたようなので、怪我をした方もいたのかもしれません。
たいしたことがなければいいがと、ひとごととはいえ、
願わずにはいられません。

この影響で、本来通るべき道が通行不能となってしまい、
迂回路を通ることとなりました。
不慣れな土地で、しかも、夜に迂回路を通るのはちょっと気が引けましたが、
無事、ホテルに帰り着くことができました。

その翌日はあいにくの天気。というわけで、どこにも寄ることなく、
帰ることだけに専念しました。

マフラーが折れるという事態に見舞われたMINIですが、
かなりの長距離を、無事、何事もなく、走り抜けてくれました。

今回のMINIでの旅は、
予想外のアクシデントに見舞われることが多かったのですが、
それでも、好天のなか、とても楽しく過ごすことができました。
やっぱり、旅はいいですネ。

また、MINIのマフラーを修理して、どこか遠くに出掛けたいものです。


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平泉寺白山神社/拝殿

夏場はあれほど暑かったのに、ここ最近は、急に冷え込みが厳しくなり、
いったい秋はどこにいってしまったのか、という思いがする今日この頃ですが、
そんな短い秋を満喫しようと、終末、遠出してみることにしました。
出動するのは私のMINI、といいたいところですが、
今回は、ヨメのプジョーにて出掛けてみることにしました。
(運転もヨメが担当しました)

今回の行き先は、とりあえず西の福井県方面にしました。
というのも、越前の海に行ってみたい、とヨメがいいだしたからなのですが、
今回は、出発前にストーブ用の灯油を買いにいったり、
また、引っ越しに使った大量の廃ダンボールを、
集積所に置きにいったりしたため、出発時間がかなり遅くなってしまいました。
せっかく早起きしたのに、これではいつもと変わりませんね。

というわけで、結局、出発した時刻は、午前11時頃となってしまいました。

紅葉の中を行く

ちなみにこの日は、夕方から雨になるという残念な予報がでていましたが、
朝からお昼にかけてはまずまずのお天気で、
少し終わりかけながらも紅葉を眺めながらのドライブができました。

今年は、夏が長く秋が短いということもあって、
紅葉の色付きはいまひとつとのことですが、
それでも、彩られた山々を眺めるのは、楽しいものです。

こうして、プジョーは順調に山道を走り抜けましたが、
出発の遅れは取り戻しようもなく、結局、越前の海まで行くのは断念し、
福井県勝山市にある、平泉寺白山神社へと、行ってみることにしました。

○ 国史跡 白山平泉寺旧境内

この神社は、かねてから行ってみたいと思っていたのですが、
おおよその場所こそ覚えていたものの、神社の名称を不覚にも忘れており、
そのため、いくらか道に迷ってしまいました。
それでも、なんとか無事に、目的に到着することができました。

プジョーin平泉寺

こちらは平泉寺白山神社の駐車場です。
参拝客は各地から来ているようで、
駐車場には、他県ナンバーのクルマがたくさん止まっていて満杯気味でしたが、
第二駐車場にはすんなり止めることができました。

平泉寺白山神社

そしてこちらが、平泉寺白山神社の参道です。
深い森の中に向かって緩やかな坂道が伸びており、とても風情がある景観です。
この時間には空は曇ってしまい、陽の光は感じられなくなりましたが、
参道は、こうした曇りがちの天気も似合っているように思います。

やがて鳥居が…

杉並木の続く参道には枯れ葉が舞い落ち、秋の雰囲気にあふれています。
時刻はすでに午後三時になっていて、そのためか人影も少しまばらでした。

そのまましばらく進むと、道の先に大きな鳥居が見えてきました。

拝殿

鳥居をくぐると、一面苔に覆われた庭園状の空間に行き当ります。
この荘厳な景観は、ほんとうにすばらしいの一言に尽きます。

ちなみに、この平泉寺白山神社は、
一向一揆の余波を受け天正二年に全焼してしまったそうで、
その後、秀吉の庇護もあって復興したとのことでした。
消失する前は現在よりもさらに規模が大きかったとのことで、
壮麗だったであろう当時のさまを、ふと、想像してみたりしました。

三之宮へ

こちらは、拝殿よりもさらに上方にある三之宮に通じる参道です。
あたりには鳥の声もなく、まさに静寂。
心静かなひとときを過ごせました。
その後も、各社をひととおり参拝し、下山しました。

レトロなポスト

神社を出ると、昔懐かしいポストがありました。
あたりの景観とマッチしていると思います。

今回は、出発が遅れたり、また、道に迷うなど、
いろいろありましたが、それでも、無事、目的を果たすことができ、
有意義な週末を過ごすことができました。

次回は、もっと天気のいい時に、行ってみたいものです。





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エンジン

先月25日に事務所兼自宅の引っ越しを終え、
ここ最近は、ようやく、新居での生活も少しばかり落ち着いた感があります。
とはいえ、まだまだ荷物の片付けは終わっておらず、
この調子だと、物心ともに完全に平常となるのは、
年末あたりかも、というような雲行きです。

やっぱり、引っ越しというのは、物理的にも精神的にもたいへんですね。
しかも、当然のことながら、その間も仕事はしなければならないわけで、
気持ちばかりが焦ったりもします。
また、名刺の印刷といったことも手配しなくてはならず、
引っ越しをすませた後にも、いろいろな雑事に追われるものです。

さて、そんななか、MINIの車検の時期が迫ってきており、
今回も、およそ一ヶ月前倒しで、車検整備に出すこととなりました。
整備をお願いしたのは、いつもお世話になっているSモータースさんです。

今年は猛暑だったといわれていますが、
ここ岐阜県飛騨地方では、休日の天候に恵まれることがあまりなく、
MINIの出番は、いくらか少なかったかもしれません。
ですが、それでも、この秋には、
週末のロングドライブを何度となく敢行したりしました。

谷汲にて

そのたび、いつも何事もなく快調に走ってくれたMINIですが、
古い車ゆえ、いろいろと気になる箇所もあり、それらの点のチェックも、
この機会にお願いすることとなりました。

さて、その気になる点ですが、まずひとつ目は、
エンジンを固定しているアッパーステディロッドのブッシュです。
エンジンの振動を吸収するゴム製このパーツは、当然のことながら消耗品で、
定期交換が推奨されているもののひとつです。
このパーツは、ドライバーの乗り方によって摩耗の度合いが変わるため、
交換の時期は一概にはいえないようです。
我が家のMINIは、さほど摩耗が進んでいないということで、いままで、
比較的長いあいだ、交換をせずにきましたが、それも限界のように思えます。
今回は、このパーツのチェックと、必要であれば交換をお願いしました。

次いでプラグ。
こちらも消耗品ながら、ながいあいだ、交換していません。
現在、走行にまったく問題はありませんが、
こちらも、この機に、プロの目でチェックしていただくこととなりました。

それからブレーキローター。
このパーツは、前回の車検で、外周部分にサビがでてきており、
それがブレーキパッドとの密着面積を狭めているとの指摘を受けていました。
現在、ブレーキの効きにそれほど不満はないのですが、
(マスターバックのない我がMINIは、国産車のようなブレーキの効きは、
 もともと最初から望めません)
もし、前回の車検のときよりサビが進行していれば、
ローターは交換せざるを得ないということになりそうです。

最後はバッテリー。
じつは、我がMINIは、今年で購入から10年経つのですが、
その間、ただの一度もバッテリーを交換していません。
つまり、同じバッテリーをほぼ丸十年、ずっと使っているのです。
それでも、セルは普通に回りますし、なにも不都合は起きていません。
まあ、我がMINIには、エアコンもラジオもなく、夜間に乗ることも少なく、
電気を使うことがあまりないというのもその理由でしょうが、
さすがに10年は使い過ぎかとも思います。
こちらも、状態如何によっては交換ということにしたいと考えていました。

MINIボンネットオープン

そんな事情を説明し、整備をお願いして、
先週末、MINIは車検を終えて私のもとへと帰ってきました。

まず、ステディロッドのブッシュですが、こちらはやはり交換となりました。
内部のカラーが錆びていて外すのに手こずったとのことでした。

次のプラグですが、摩耗もなく、いい色に焼けているとのことで、
何の問題もないとのことでした。
まあ、乗っていて異常は感じないのですから、当然のことかもしれませんが、
そういわれると安堵します。

ブレーキローターは相変わらず外周が錆びているとのことでしたが、
二年前より錆が進行しているということはなく、現状でもまだ使えそうでした。
ですが、クルマにとって要となるパーツですから、次回車検時か、
もしくはその前に、交換となりそうです。

最後のバッテリーですが、こちらは、テスターで電圧を測ってもらうと、
針は「要交換」というレベルを差します。
まだまだ使おうと思えば使えるバッテリーですが、こちらはさすがに、
交換してもらうこととなりました。
(ただいま取り寄せ中ですので、いまの時点では旧バッテリーが入っています)

バッテリーは、たとえ普通に使える状態でも、五年を過ぎたら、
やはり交換をしたほうがよいとのことでした。
一定の年数を経過したバッテリーは、セルを回すのに支障がなくても、
性能自体は落ちていて、オルタネーターに余計な負担をかけたり、
また、プラグに充分な電流を送らない要因になったりするとのことです。

駐車場にて

ちなみに今回、
ノーマークだったタイロッドエンドが交換となりました。
運転中やタイヤ交換のさいに、とくにがたつきを感じなかったのですが、
このパーツはすでにもうダメとのことでした。

というわけで、これでひととおりのチェックがすみました。
今後もまた、MINIで遠くに行きたいものです。
ただ、冬にはあまり乗れないとは思うのですが…。






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