
早いもので11月ももうすぐ終わり…。
というわけで、今年も残りあと一ヶ月となってしまいました。
毎年のことですが、一年という時間はとても早いと思ってしまう、今日この頃です。
今年は、年始から夏までは非常に忙しかったのですが、秋になると、
時間の空いてしまうことも多く、なんとも、バランスの悪い年でした。
もう少し平均化してくれると、精神的にも体力的にもラクなのですが…。
そんなことはさておき、今回は、私のインドア系趣味について、
少しばかり、書いてみたいと思います。
当ブログではほとんど取り上げてきませんでしたが、
私の趣味のひとつに、じつは、模型製作があります。
この趣味に走り始めたのはかなり昔で、その起源をさかのぼれば、
小学生の頃になります。
1970年代の中頃、バンダイからは、1/48縮尺の戦車のプラモデルが発売されており、
これがたいへんな人気を博していました。
(ガンダムがブームになるずっと前の話です)
ヨンパチシリーズと呼ばれていたこれら一連の商品は、
価格も手頃で、また、戦車の内部構造も適度に再現されており、
しかも、パッケージの裏面には、ジオラマの作例写真が貼り付けてあるなど、
興味や制作意欲をそそる趣向がさまざまに凝らされていました。
当時、私を含めたクラスメートの多くが、このジオラマ写真を見て、
こんなふうに作れたら、と、夢見たものです。
そして実際に、見よう見まねでジオラマ制作を始めたりしたものです。
そのうちに、興味の対象は、バンダイのヨンパチシリーズから、
タミヤ模型の1/35スケールの戦車へと移り、地元模型店のコンテストなどの影響もあって、
ますます、この世界にのめり込んでいきました。
それから長い年月が経っていますが、
いまでも、このときのときめきは色褪せることなく心に残り続けていて、
時折、赤と青のふたつの星マークの新製品を買い求めたりしています。
とはいえ、せっかくキットを買っても、仕事などで時間がなく、
作り始めたものが完成することは、ほとんどありません。

こちらは、私が20年近く前に作ったジオラマ作品です。
模型誌のコンテストのために作ったものなのですが、
このような、比較的おおがかりなジオラマを完成させたのは、
これが最後となっています。
いま、このジオラマは、高山市内の玩具模型専門店「アラジン」さんに、
展示してあります。

こちらも、15年ほど前に作ったもので、私にとって最後の完成品です。
戦車模型の愛好会である「AFVの会」という催しに持ち込む作品として、
作り上げたものです。
これが、大小問わず、私にとって最後の完成品となってしまいました。
ちなみにこちらも、アラジンさんに展示してあります。
その後は、ほんとうに時間がなく、なにも完成させることができないのですが、
それでも、わずかな時間をみつけつつ、チマチマとですが、
作業を続けているものもあります。

それがこちら。ドイツ軍のIII号突撃砲という車輛で、タミヤの製品です。
こちらは、制作から15年以上経っていますが、いまだに完成しません。
というのも、ハッチをプラ版で作りなおしたり、また、
キャタピラを別メーカーの連結可動式にしたりと、
いろいろと手を加えようとしたりして、そのうちに、収拾がつかなくなりました。
車体がグレーに塗られていますが、これはサーフェイサーと呼ばれる下地処理剤で、
本塗装にはまだ入っていません。
いまは時間がないのですから、昔のように、あちこち手を加えようとせずに、
キットを素組にしたほうがいいのではないかと思います。
そうでないと、サグラダファミリアのように、完成ははるか未来になりそうです。

そしてこちらは、戦車を運搬したり回収車するための、M26という車輛です。
こちらも、前出のIII号突撃砲同様、タミヤの1/35スケールの製品ですが、
こりもせず、資料を見ながら、ウインチ部分を追加工作したり、などと、
チマチマやっているため、制作から10年以上を経ても、いまだ完成しません。
そのうえ、さらに、ブレーキパイプなどをとりつけようなどと考えていて、
しかもそのための資料がないなど、そんなことをしているうちに、
このまま、お蔵入りとなってしまっています。

こちらは、塗装も一部が行われており、
ほかのものに比べ、完成まで近づいている、シトロエン2CVです。
ピカピカの新車ではなく、使い込まれ古びた状態に仕上げるようと画策しています。
ただ、こちらは、ヨーロッパ風景のジオラマにする予定なので、
仮に車輛が完成したとしても、真の完成はまだまだ先です。
学生時代のように時間があれば、ふたたび、熱意をこめて、
これらを一気に完成させるのでしょうが、いまの状態では、
なかなかそうもいきません。
いつか、まとまった時間がとれたら、これらを、一気に完成させたい、
などと思っていますが、そのころには、老眼鏡ごしに作業をすることになるかも、
と、思っています。
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