潮見坂にて

前回に続いて、またしてもMINIの話題となってしまい、
はなはだ恐縮なのですが、今回は、オイルの交換作業について、
ちょっと書いてみたいと思います。
というのも、オイル交換のことをブログに書いておくと、
自分にとって、とてもいい整備記録というか、備忘録になるものですから…。

今回のオイル交換は、前回のそれから、かなりの時間が経ってしまいました。
これほどまでに、オイル交換から次のオイル交換までの間隔が空いてしまったのは、
初めてのことかもしれません。
というのも、冬のあいだは、路上に撒かれた融雪剤を恐れて、
MINIをガレージの外に出さなかったため、走行距離がまるで伸びませんでした。
考えてみれば、1月から4月まで、
ほとんどMINIを動かしていないのではないかと思います。。
(もっとも、その間でも、定期的にエンジンはかけたりしていましたが…)

5月に入ってからは、かなりの長距離走行も行っており、
尻上がりに走行距離を伸ばしていたりもしましたが、
それでもなお、オイル交換の目安としている3,000キロという走行距離を、
なかなか消化できず、この6月末になってようやく、
規定の走行量に達したという次第です。

ボンネットを開けて

というわけで、今回は、お借りしているガレージ内で、
(このガレージは、奥行きこそあるものの、幅が狭く、作業はしづらいのですが)
作業に励むこととなりました。

バルボリンの鉱物油

これから季節は夏、ということで、
使用するオイルは、20w-50という、高い粘度のものを選びました。
オイルの銘柄は、いつものバルボリンVR-レーシング、鉱物油です。

固い鉱物油というと、BPのコースクラシックなどが、
入手も容易なのでしょうが、コイツはものすごく値段が高い…。
なんでこんなに高いんでしょうか、と、思うくらいです。

バルボリンのオイルは比較的安価で、ネットを使えば、
入手も容易に行えます。
以前は、BPのバービスネオなどを使っていましたが、
入手難になってきたため、このバルボリンに切り替えました。

オイルとエレメント

オイル交換のインターバルが長くなってしまったということも考えて、
オイルエレメントも交換することにしました。
そのため、ラジエーターグリルも外すことになります。

エレメントを外す

こちらはオイルエレメントを外したところです。
素手のみで締め付けてあるエレメントですが、外す時は、
かなり固く、フィルターレンチを使っても、簡単には外れてくれません。

エレメントを外すと、ここからもドッとオイルが出てきます。

古いオイルが充分抜け切ったところで、新しいオイルを入れ、
オイル交換は終了。
そのあと、作業はグリスアップに移ります。
グリス注入を確実に確認する意味でも、前輪は外して行うことにしました。
ジャッキアップして、サブフレームにウマを当てます。

いつもの作業ですが、やっぱりちょっとツライですネ。
それだけ、年をとったということかもしれません。

ちなみに、この作業の様子なども、できれば、撮影しておきたかったのですが、
もう、手は、オイルやグリスでドロドロで、カメラを持つこともできませんでした。

こうして、各ニップルにグリスを注入し、作業は完了。
いつもはオイル交換とグリスアップを平行して作業するのですが、
今回は、オイル交換を完全に終えてから、グリスアップをしたため、
けっこう作業に時間がかかってしまいました。

エンジン部分

というわけで、MINIの夏への準備が整いました。
また、どこかに出掛けたいものです。



コチラをクリックしてくださるとうれしく思います。
FC2 Blog Ranking

MINICM0. TB0 TOP▲
道の駅いおりにて

先月は、スズキ歴史館への長距離走行にも難無く耐えてくれた我がMINIですが、
その帰り道、車体下部から『キリキリ』という異音が出はじめ、
また、加速時にも、フケ具合にもたつきがでるなど、
いくつかプチトラブルがあり、今回、これらの問題を解決するため、
一気に、あちらこちらを修理することにしました。
(もっとも、この直前にも、インナージョイントブーツの交換を行っているのですが…)

今回の修理は、マフラーの交換のさいにお世話になった、
富山市のMINI専門店で行ってもらうこととなりました。
というのも、パーツのストックが潤沢にあり、
経験も豊富ということで、お願いすることにしました。

また、車体下部からの異音は、かなりの長距離を走らないと症状が出ず、
(このように、いつも症状が出るわけではない、というプチトラブルが、
 意外とやっかりだったりします)
富山までの走行のうちに、症状がうまく出てくれればと、
そんなことを見込んで、遠隔地の富山での修理を選んだということもあります。

おりしも、この富山までの走行で、うまくキリキリ音が発生してくれて、
(異音がでるのを期待するというのも、なんだか変な話ですが…)
専門店の方にも、症状を共有してもらうことができました。
というわけで、診断してもらったところ、
サブフレームを固定しているブッシュ(振動を吸収するゴム部品)が、
経年劣化によってヘタっているせいではないかとのこと。
もし、そうであれば、このブッシュを交換しなければなりません。
(今回は写真をほとんど撮っておらず、ビジュアルが少なくてすみません)

サブフレームはエンジンを乗せている重要な部品。
この箇所のブッシュ交換は、もしかすると、エンジンを降ろさなければ、
できないのかも…、と、かなりビビりました。
なにしろ、そんなことになれば、かなりの大仕事で、
手間も費用もかかりそうです。
ですが、そんなに手間をかけなくても、作業は可能とのことで、
とりあえず、この箇所のブッシュを交換することになりました。

また、昨年、MINIで愛知県豊田市に行ったさい、エンジンが止まってしまい、
家に帰れなくなる、というトラブルもあり、
こちらは、イグニッションコイルに繋がっている端子がグラグラになっていて、
接触不良が起きていた、という原因が明らかになっているのですが、
それでも、電気系の不安は拭えず、この機に再点検してもらうこととなりました。

というわけで、各部の修理が無事終わり、
先日、MINIを引き取りにいってきました。
まず、サブフレームのブッシュですが、こちらは、四カ所を交換。
これで、がたつきは解消されるものと思われます。
また、キャブを調整。
このときに、点火タイミングも点検してもらったのですが、
どうやら、このタイミングが狂っていたとのことで、発進時のもたつきは、
この狂いが原因とのことでした。
電気系や配線については、問題はなかったとのこと。

このあと、少しテストドライブをしてみましたが、
エンジンのフケ上がりはよくなり、もたつきやいきつきのような目立った症状は、
なくなりました。

ですが、サブフレームブッシュを交換したというのに、
またもキリキリ音が発生。
というわけで、今度は、エンジンと車体を固定している、
アッパーステディロッドについているブッシュを交換してみることとなりました。
すると、今度は、音が消え、しかも、ハンドリングも、
挙動も、しっかりとした安定感のようなものが得られました。
ステディロッドブッシュのへたりは、MINIの宿命のようなもので、
もっと気を配っておかなければと、反省するばかりです。

中島閘門

ちなみにこちらは、ブッシュ交換をした直後に、
テストドライブを兼ねていってみた、
富山市の中島閘門(なかじまこうもん)というところです。
この日は天気もよく、水の青さが際立って見えました。

運河

閘門というのは、ゲートを開閉させることで、水面の高さが違う場所でも、
船を行き来させることができるようにする装置だそうで、
パナマ運河などでも、この同じ方法がとられていたそうです。

富山市にはもう数えられないほど来ているのに、
この場所を知ったのは今回がはじめてで、
まだまだ、この街には、知らない名所があるようです。

MINIでドライブ

さて、MINIの話題に戻りますが、
じつは、このあとも、オイル漏れの原因になっていた、
チェンジロッドシール(ブーツ)の交換などをしたりして、
ここのところ、修理と縁が切れません。

まあ、うちのMINIは、私が乗り始めてから12年目となり、
(製造からは30年経っていますが)
走行距離も17万キロを超えています。
こうしたあちこち修理も、長く乗る上では、いたしかたないのかな、
とも思っています。

これからは暑くなる季節で、MINIには不向きですが、
今後もどんどん、走りたいものです。



コチラをクリックしてくださるとうれしく思います。
FC2 Blog Ranking


MINICM0. TB0 TOP▲