
引っ越し後はなにかとバタバタしていて、
お出かけすることもなかなかままならなかったのですが、
先週末(23日)、少しばかり長距離のドライブに出掛けてみました。
目的地に選んだのは、福井県の三方五湖というところで、
六〜七年ほど前にも一度行ったことがある場所なのですが、
引っ越し先であるここ岐阜市から向かったことはなく、
よって、いままでにないルートを通ることとなりました。
今回の出動車は私のMINI、といいたいところですが、
まだまだ暑い日が続いており、
結局、エアコン完備のヨメのプジョー208で出掛けることにしました。
この日は絶好の好天で、まさにドライブ日和…。
自宅を出て国道21号線に入り、まずは西の滋賀県方面に向かいます。
このあたりの地理についてはヨメが詳しく、
さまざまな脇道 (?) を通り、難無く滋賀県へと入ることができました。
その後、今年の春に行った『小谷城跡』の脇を掠め、琵琶湖北端へと向かい、
福井県へと入ります。
道は混んでおらず、スムーズに走ることができました。

というわけで、ほどなくして美浜町に到着。
久しぶりに日本海を眺めました。
…と、気がつけば、時刻はすでにお昼に近く。
どこかで昼食をと思っていたのですが、たまたま立ち寄ったお土産物屋さんで、
食券方式の飲食店が併設されていたので、ここでお昼ご飯をとることにしました。

美浜町にきたということで、地元名産のへしこを使った、
へしこ茶漬けをいただくことにしました。
へしこというのは、鯖を塩と糠で漬けた郷土料理で、
もう、ものすごく塩辛いものです。
以前にこの地に来た時に、はじめてこのへしこをいただいたのですが、
そのときは、あまりの塩辛さに、びっくりしてしまいました。
ですが、クセになる味というか、
辛いといいつつも、ついつい、箸が進んでしまいました。
お茶漬けでいただくのは、今回がはじめてですが、
この塩辛さがあいまって、お茶漬けにはとてもあうようです。

その後は、常神半島の突端にある「大ソテツ」を見に行くことに。
半島沿いに走る道は右に左にカーブし、
眺めも変化に富んでいて、ドライブしていて楽しいです。
以前にこの地に来た時には、大ソテツを発見できず、
結局、引き返してしまったのですが、
今回は、ようやくその場所が確認できました。

案内板を見ると、民家が立ち並ぶこの細い路地を行った先に、
大ソテツはあるというのですが、こうした迷路のような細道を行くのは、
なんだかワクワクします。

が、あっという間に大ソテツに辿り着いてしまいました。
この大ソテツは、樹齢千年を越えるといい、しかも、ソテツが育つ北限が、
この若狭とのことです。
ソテツは巨大ですが、鎮座しているスペースはお世辞にも広いとはいえず、
目一杯バックしても、その全景を写真に納めることはできませんでした。
こうしてソテツ見物を終え、次は小浜方面に向かってみました。
お土産物屋さんでもらった観光パンフによると、
小浜方面には内外海半島という半島があり、
そこには、エンゼルラインという道が延びているらしいのです。
というわけで、そちらに向かってみることにしました。
エンゼルラインは、かつては有料だったらしいのですが、
(途中に料金所の跡がありました)
いまでは、無料解放されています。
そのせいか、道路は少し荒れており、メンテナンスは行き届いていません。
路肩の草は伸び放題です。
しかも、かなりの登り坂で、こんな山道だとは思いませんでした。

ですが、その景観はすばらしく、道の途中、何度も、小浜の街が見渡せました。
標高が高い分、胸のすくような眺めです。

そして、頂上についたのですが、なんと、雲の中…。
あたりは濃霧につつまれたような状態で、眼下の景色は、
ほとんど見えませんでした。
しかも、気温もかなり低く、海の近くでここまで標高が高いことにも、
驚きました。
しばらく待てば、この霧も晴れるのでしょうが、
せっかちな私たちは、そのまま下山することに。

ただ、途中の道では、景色を楽しむことができました。
以前住んでいた飛騨高山からこの小浜まで行こうと思ったら、
かなりのロングドライブを覚悟せねばならないところですが、
岐阜からだとさほど遠くはありませんでした。
今後は、滋賀、福井、三重、方面に、足が伸びそうですが、
いままで頻繁に行っていた、長野県方面がかなり遠くなってしまいました。
信州はドライブコースに恵まれていたため、
残念で仕方ないのですが、また、機会を捉えて、
長野県方面にもでかけてみたいものです。
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