
今月16日の月曜、新規のお仕事の打ち合わせのため、
京都に出張にすることとなりました。
その内容は現時点では詳しく申し上げられませんが、
いずれにしろ、高山市に住んでいる頃であれば、京都への出張は、
移動時間の都合から泊まりがけでなければかなり難しく、
それがために、発注が得られない、といった結果にもなっていたかと思います。
ですが、岐阜市に引っ越してきたことによって、京都は、
いまや完全な日帰り圏内となり、すぐに打ち合わせにも行けるようになりました。
岐阜市に引っ越してきてからというもの、
ヒマな日々を過ごすことも多かったのですが、ここにきてようやく、
この新しい地に住むメリットが、ようやく出てきたという感じです。
ここ岐阜市から、手っ取り早く京都に行くには、
岐阜市近郊の羽島市までクルマで行き、
そこから新幹線に乗る、という方法があります。
(羽島市には、なんと新幹線の駅があるのです)
我が家から岐阜羽島駅まではクルマで30分弱、
この岐阜羽島から京都までは、新幹線であれば40分くらいと、
もう、メチャクチャ早いです。
いまもまだ、私のなかには、京都というと、
はるか彼方の地というイメージがあるのですが、
あまりの早さに、なんだか、呆然とする思いです。
打ち合わせの時間は午後四時。
ですが、その一時間前に、京都駅での待ち合わせがあるため、
午後三時までに京都に着いていれば問題はありません。
ですが、それではもったいない気がしたので、
お昼前には京都に着くように家を出ました。
お恥ずかしい話なのですが、私にとって、
新幹線への乗車は、20年ぶりくらいかもしれません。
なにしろ高山市に住んでいた頃は、上京するさいなどは、
高速バスを利用していたので、新幹線に乗る機会は極めて少なかったのです。
駅のホームに滑り込んできたのはN700系で、
この車輛に乗るのは、今回が初となります。
私は、鉄道マニアではないのですが(戦車マニアですが…)
やっぱり、ちょっと心ときめきます。

こうして、定刻通り、お昼前には京都駅につきました。
ひさしぶりの京都にカンゲキしつつも、新幹線の速さには、
なにをいまさらという感じですが、あらためて驚かされました。

しかも、京都駅にはすでに巨大なツリーも飾られていました。
こうした飾り付けを見ていると、いやがおうにも、
今年もあとわずかなんだなと、思わされてしまいます。
それにしても、京都駅は、平日といえどもたいへんな活気で、
そこかしこで、外国語が飛び交っていました。
その後、昼食を慌ただしく済ませ、とりあえず、
徒歩で行ける最寄りの観光地を目指そうということで、
まずは西本願寺へと向かってみました。
(じつは、東本願寺に行く予定が間違えて西本願寺に行ってしまいました)

西本願寺前では、ナゾのゆるキャラが愛想を振りまいていました。
おりんちゃんというそうです。

この日は月曜ということもあってか、境内には人影もそれほど多くなく、
しかも、お天気にも恵まれ、のんびりと西本願寺を参拝、堪能しました。

そのあとは、東本願寺へ。
ヨメと結婚する前、婚前旅行で京都に来たことがあるのですが、
そのときは、東本願寺は修復工事のため、見ることができませんでした。
いまは、山門や境内の一部こそ修復工事のため見られませんでしたが、
ようやくその全貌を見学することができ、まさに感無量でした。
西本願寺と東本願寺。このふたつの寺を巡っただけなのですが、
それでも、やっぱり京都はいいなあ、と、あらためて感じました。
東本願寺の建物(御影堂)は、とても歴史あるもののように見受けられますが、
じつは、幕末の「蛤御紋の変」のさいに焼失したとのことで、
現在の建物は、明治期に再建されたものとのことです。
(大河ドラマで久坂玄瑞が自刃する場面をふと思い出してしまいました)
もっとも、その前にも、何度も火災に見舞われているようですが…。
こうして、東本願寺を参拝したその後は、ふたたび駅方面に戻り、
ヨドバシカメラなどをブラブラ見て回り、
今度は、駅の建物を見学したりしていました。
そうこうするうちに待ち合わせの時間となり、その後、
打ち合わせの場所である京都大学へ、タクシーで移動しました。
打ち合わせそのものは、一時間ほどで終わりましたが、
とても興味深く、有意義なお話をお伺いすることができました。
もちろん、お仕事も、気合いと情熱を込めて励みたいと思います。

ふたたび駅に戻ると、すでに陽は傾いており、刻々と夕闇が迫ってきました。
京都駅の大階段では、イルミネーションがきらめき、
付近にはカップルが多数つめかけていました。
巨大なツリーも設えられ、気分はもうクリスマスです。

こうなると、このまま京都に泊まっていきたい、という気持ちが、
ムクムクと心の底から沸き上がってきます。
ヨメに電話で聞いたところによると、キャンセルがあったのか、
比較的安価な宿も、ネット上ででてきたといいます。
ですが、その後の仕事等の予定なども考えると、やはり、泊まってしまうのは、
厳しいと思わざるを得ず、結局、このあと、ふたたび新幹線に乗って、
羽島市へとトンボ帰りすることにしました。
後ろ髪を引かれる思いでしたが、また、ぜったきたい、と思いつつ、
夜の京都に別れを告げました。

というわけで、一日限りの上洛でした。
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