大石公園

今年の三月に、甲府市や富士五湖方面へと行ってきたと、
当ブログにも書きましたが、
そのときは、遠路はるばる出掛けたものの、終日お天気に恵まれず、
ほとんど、富士山の姿を垣間見ることができませんでした。

そのリベンジというわけではないのですが、
先週末に、ふたたび、同じ甲府市や富士五湖へと行ってみました。
GW中、私たち夫婦は、日帰りで出掛けることはあったものの、
旅行にはまったくでかけなかったので、遅ればせながら、
今回のドライブが、私たちにとってのGWのようなものです。

また、前回は、ヨメのプジョーに乗って出掛けましたが、
今回は、私のMINIでのドライブとなりました。
三月の時点でも、MINIでのドライブができれば、などとは思っていたのですが、
このときはまだ、MINIの異音発生問題が解決できておらず、
やむなく、ヨメ車を使うこととなりました。
とはいえ、四月以降は、MINIの問題も解決でき、
今回、本格的なロングドライブをしてみることとなりました。

宿は甲府市にとったので、まずは甲府を目指すこととなりました。
辿ったルートは、前回と同じ、
長野県の茅野を通る『北回りコース』を選択することとなりました。

まず、岐阜市を出て、東の国道19号に入り、その後は北上して木曽へ。
途中、国道361号線に入って、権兵衛トンネルを抜け伊那へ。
その後は杖突峠を通って伊那に入り、国道20号線に入って甲府を目指す、
という感じです。
下道ばかりをのんびりと走ることにしましたので、
時間はかなりかかってしまいましたが、この日は、前回と違って、
少しガスがかっているものの、お天気はよく、気持ちよくドライブすることが、
できました。

こうして甲府に入り、翌日はいよいよ富士五湖を目指します。
この日も、前日同様、少しガスがかかっているものの、
青空が見えていました。

甲府方面から富士五湖にいくルートは、いくつかあるようですが、
こちらも前回と同じように、若彦トンネルルートを選んでみました。
このルートは交通量が少なく、比較的、走りやすいのではないかと、
思ったからなのですが…。

厳しい坂道

ヨメのプジョーではさして苦にならなかったのですが、
この道はかなりの勾配で、1000ccのMINIでは、昇りがかなりキツいです。

安房峠などで坂道はなれているはずなのですが、
この道は、安房峠などとは違って、
道幅こそ広いものの、とにかく坂がいつまでも延々と続き、
なかなか終わりません。

坂道は続く

道自体は、景色のよいところもあって気持ちのいいものでしたが、
MINIには、ちょっと苦しいルートだったかもしれません。
とはいえ、他の道を通ったとしても、厳しい坂道という条件は、
それほど変わらないのかもしれません。

こうして、ようやく富士五湖のひとつである河口湖の北岸に到達。
MINIもがんばってくれました。

その後は西湖方面へと向かってみました。
少しかすんでいますが、今回は富士山の姿も見ることができました。
(ただ、思いのほかかすんでいて、バッチリというわけにはいきませんでしたが)

脇道に入ってみると…。

そのさい、湖畔方向へと伸びる測道を発見。
そちらに乗り入れてみました。
が、最初はスイスイと走っていたものの、やがて、路上に、
速度を出させないためと思われる、大きな凸部帯が表れ、
車高の低いMINIには大ピンチに…。

一時的にヨメに降りてもらい、ソロソロと慎重に走りながら、
凸部帯をクリア。
ですが、この凸部帯、繰り返し繰り返し表れます。
というわけで、この箇所をうまくやりすごすのに神経を使って、
とても景色を楽しむどころではありませんでした。
トホホです。
MINIでは測道にむやみに入り込むのは危険かもしれません。

長い急坂や凸部帯に悩まされながらも、MINIは快調に湖畔を走り、
河口湖を通り過ぎて西湖へ。
そして西湖を巡ったあとは、河口湖の南岸へとやってきました。

好天の河口湖

おだやかな日差しのなか、湖の周囲にはたくさんの人がきていました。
写真ではそれほど人出がないようにも見えますが、実際には、
もっと多くの人がいました。

河口湖でMINIをパチリ

その後、河口湖駐車場へと移り、
お土産物屋などをあちこち眺めつつ、湖畔を散歩するなどして、
過ごしました。

ただ、このとき、長時間の散歩をしてしまい、
顔も腕も、おもいのほか真っ赤に日焼けしてしまいました。
富士五湖のあたりは、標高が高いためか、紫外線も強いように思います。
女性の方は、日傘を持つなど、注意が必要かもしれません。

赤富士ワイナリー

昼食をとったあとは、赤富士ワインセラーというところに行ってみました。
こちらでは、若くてかわいいお姉さんが、ワイン蔵などを案内してくれます。
また、ワインの試飲などもできますが、
ドライバーの私は、試飲などできるはずもなく、ちょっと悔しい思いでした。
(もっとも、ワインのもととなるブドウジュースはいただくことができました)
こちらでは、お勧めの赤ワインを買ってきましたが、
これがお世辞抜きにとってもおいしいです。

浅間神社参拝

そのあとはふたたび河口湖畔に取って返し、
富士御室浅間神社へ参拝に行ってみました。
この浅間の名を冠する神社は、富士五湖や周辺地域にはたくさんあるようで、
前回お参りをした富士吉田の神社も、たしか、
浅間の名がついていたように思います。
そのほとんどが、富士山が見える地域にあるようなので、
おそらくは、富士への山岳信仰にまつわる神社なのかな、と、思います。

MINIは小さい…。

駐車場に帰ってくると、MINIのとなりに観光バスが…。
MINIの小ささが際立つショットです。

次いで、河口湖大橋を渡り、また河口湖北岸へと行き、
大石公園というところに行ってみました。

富士山とMINI

ここからは富士山がバッチリ臨めます。
ガスが少しかかっていても、富士山が見えると、気持ちも盛り上がります。
ここでも、散歩したり、お土産物を見たり、
ソフトクリームを食べたりするなど、のんびりと過ごしました。

と、そうこうするうちに、夕方になってしまい、結局、
山中湖方面まで行くことはできませんでした。

もっとも、前回、山中湖へと行った時は、道が渋滞しましたので、
それでよかったのかもしれません。

その後、ふたたび甲府へと戻りました。
翌日は家に帰らなければなりませんが、最後に、少しだけ、
甲府観光に出掛けることにしました。

その模様は、次回また、ご紹介したいと思います。




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光前寺御開帳

すでに五月も半ばを過ぎてしまい、なにをいまさらという感じもしますが、
前回の記事で予告をさせていただきましたので、
遅ればせながら、今回は、GWのことをかいつまんで書いてみたいと思います。

もっとも、我が家の今年の連休は、ヨメの実家の法事などを挟んだりしたために、
どこかに旅行に行くというようなこともなく、いわば、
ごくごく普通に過ごしました。
まあ、GW中は宿も高いですし、予約もなかなかとれません。
そんなわけで、我が家では、GWが終わったあとに、
少しだけお休みをとって、どこかに行くことにしています。

とはいっても、GWのあいだ、まったくどこにも行かなかったわけではなく、
とりあえず、実家の飛騨高山に戻り、
そのさいに、ちょっと足を伸ばして、長野市の善光寺、
そして、駒ヶ根市の光前寺へと行ってみました。

飛騨高山に住んでいたころは、
長野市は比較的短い時間で行くことができましたが、
岐阜市に住んでいると、以前のように、気軽に行くことができません。
ですが今回は、まずは高山に一泊して長野市へと出掛けたので、
さほど時間をかけずに、行くことができました。

お天気は『絶好の好天』というわけには、残念ながらいきませんでしたが、
雨に降られることもなく、また、暑からず寒からずの、
過ごしやすい感じでした。

当初は、GWということで、渋滞にあうことも覚悟していましたし、
また、駐車場にクルマを入れられるかどうかも、少し心配していましたが、
道路は空いていて、また、難無く駐車場にも入れました。

空いている駐車場

こちらは、長野にきたさいにはいつも利用する駐車場です。
いつも難無く駐車できるのですが、GWの今回もすんなり入れました。
善光寺にも近く、料金も安く、たいへん重宝しています。
ただ、駐車場の設備は一新されたようで、地面に車輛の無断出庫を禁止する、
金属板が取り付けられていました。
この方式だと、ヨメのプジョーの場合は問題はないのですが、
私のMINIだと、マフラーの触媒部分が引っかかってしまいそうで、
駐車はためらわれます。

久々の善光寺

そして、ひさかたぶりに善光寺へ。
表参道から善光寺までは、さすがに人も多く、連休の気分にもなりました。

無事お参りをすませました

こうして今年もまた、無事、こちらにお参りできたことを、
たいへんうれしく思います。
(爪彫り地蔵や、釈迦堂の涅槃像も、お参りしてきました)

その翌日、岐阜市に帰るさい、ちょっと遠回りをして、
またしても、長野県側に行ってみました。
今度は駒ヶ根方面です。

光前寺参道

こちらは駒ヶ根にある光前寺というお寺の参道です。
過去にも何度か、参拝をさせてもらっています。

並木道が落ち着いた雰囲気を醸し出しています。
参道の石垣には、ひかりごけがあるとのことで、
注意深く石垣を見学する人の姿も見受けられました。

しかも、このGW中、
ここ光前寺は「御開帳」の時期に当たっているとのことで、
偶然にもここにきてほんとうによかったと思いました。

山々に囲まれて

こちらが、光前寺の本堂です。
決して大きな建物ではないのですが、
深い緑のなかになかば溶け込むように鎮座しており、
参道同様、落ち着いた雰囲気を醸し出しています。

私の勝手な考えですが、光前寺は、信州屈指の名刹といっていいと思います。

三重塔

こちらは三重塔です。
この建物も、きらびやかさはないのですが、
その古びた佇まいが、周囲の緑とうまく融合していて、
心を落ち着かせてくれます。

こうして、信州の寺を巡ってきました。

MINI

ちなみに、岐阜に帰ってきてから、MINIにも乗ってみました。
今回は越前の海沿いや越前朝倉氏の遺跡である一乗谷にいってみましたが、
この日は、すっきりした好天だったものの、
風がことのほか強く、海沿いの道をドライブするには、
極めて不向きでした。

そんなわけで、その日の夜に、さっそくコイン洗車場に駆け込み、
潮風を受けたボディを洗い、それだけではあきたらず、
後日、二回も洗車しました。
MINIで海の近くにいく時には、
空模様だけでなく、風の強さや向きにも、充分に注意しないといけないようです。




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ステンレス製赤とんぼ

気がつけばもう5月…。
世はすでにGWということで、本来であれば、
連休の出来事などを、いろいろと書いてみたいところですが、
今回は、それよりも少し前のことを、まずはご紹介したいと思います。

先日、岐阜県笠松町にある「笠松町歴史未来館」という施設で開かれていた、
『ステンレス模型 〜 飛べ!なつかしのプロペラ機 〜 』という企画展に、
行ってきました。

この催しは、題名の示す通り、
ステンレスを加工して作られた模型飛行機を、一同に展示する、
というもので、
それら飛行機は、地元笠松町でステンレスの加工業を営んでいるご兄弟が、
長い年月をかけて製作されたとのことです。

笠松町という街は、笠松競馬で有名なところなのですが、
ここ岐阜市からもほど近く、かくいう私自身が模型に興味津々ですので、
この機に見学に行ってみることにしました。
とはいえ、近くではあるものの、笠松町という地域にはまったく馴染みはなく、
笠松町歴史未来館を捜すのに、ちょっと苦労してしまいました。

この施設がある周辺は、道幅も狭く、建物がかなり入り組んで建っており、
外部の人間には、場所がけっこうわかりづらいかと思います。
今回、ヨメの運転するプジョーで出掛けたのですが、
うまく歴史未来館に辿り着きながらも、それとわからず、
一度は通り過ぎてしまいました。

クルマをUターンさせ、あたりを慎重に見回しながら走っていると、
館内にいた方が、私たちのクルマを見て、
手招きで案内をしてくださり、なんとか到着できました。

笠松町歴史未来館

こちらが館の正面玄関です。
手前が駐車場になっていて、建物は少し奥まった位置にあります。
間口はそれほど大きくありません。
博物館というより、銀行のようなたたずまいです。
(実際、もともとは銀行だったとのことです)

○笠松町歴史未来館のサイトはコチラへ

館内に入ると、ピカピカに輝く飛行機の模型がずらりと並んでいました。
案内をしてくださった方は、これら飛行機の制作者の方で、
聞けば、すべて1/30スケールで統一して作られているとのことでした。
もともと、ステンレス加工のお仕事をされているとのことでしたので、
こうした工作はお手の物なのかもしれません。

二式大艇

そのなかでもとくに目を引くのは、この二式大艇です。
この機は、周囲の展示物を圧倒する巨大さで、
他のものと比較することで、
それぞれの大きさの差やスケール感を体感することができました。

二式大艇について、私は詳しくは知らないのですが、
この機を見ていると、昔読んだ、
松本零士の戦場漫画シリーズ、ザ・コクピットの「大艇ふたたび帰らず」を、
思い出します。

一式陸攻

こちらは一式陸攻です。
すぐ隣には、人間爆弾である桜花も陳列されています。
これらの機も、ザ・コクピットの「スタンレーの魔女」や、
「音速雷撃隊」を思い出させます。

それにしても、ステンレスの模型は、見た目にも重量感があり、
鏡面のような光沢は、独特の存在感があります。

会場内

これらの作品のほかにも、震電、飛燕、五式戦、百式司偵など、
大戦中の日本の陸海軍機が展示されていました。
(ドイツ機、アメリカ機などはありません)

制作をされた方は、いまでこそ
ステンレス加工のお仕事をされているとのことですが、
もともとは、ここ笠松町で、船大工をされていたといいます。

木造船の模型

こちらが、かつて作っていた船の模型だそうです。
ステンレス模型もすばらしいのですが、
この船の模型も、とても緻密にできています。
笠松町は大きな川 (木曽川) に面しており、
かつては船を使った物流の中心だったそうで、
街には多くの船大工がいたそうです。

この船は『焼き玉エンジン』という駆動装置を持ち、
昭和30年代くらいまで、使われていたといいます。
物流の中心がトラックに取って代われるようになると、
こうした船も姿を消していったようです。

新型の航空機模型

館の二階には、常設の展示があり、
三菱リージョナルジェットやH-IIロケットの模型などを筆頭に、
この地域が貢献している産業や生産物などが紹介されています。

笠松の歴史

また、地域の歴史を紹介する展示物も多々揃えられています。
こちらは、当時の笠松の様子を再現したジオラマと古地図です。
飛行機模型を制作された方がもともと営んでいた船大工のお家も、
この地図の中に記されているそうです。

週末のひととき、こうした展示物をじっくりと堪能してきました。
また、模型の制作をされた方には、飛行機のお話だけでなく、
笠松の歴史などについても、幅広く解説をしていただきました。

この『ステンレス模型 〜 飛べ!なつかしのプロペラ機 〜 』展は、
5月の15日まで開かれているとのことですので、
お近くの方、興味をお持ちの方は、ぜひ、一度、ご覧いただければと思います。
入館は無料です。

○ ステンレス模型 〜 飛べ!なつかしのプロペラ機 〜

また、笠松町歴史未来館では、今後も、
さまざまなイベントや催しがあるようですので、
機会があれば、私も、またこちらに行ってみたいと思っています。





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