雨の伊勢神宮

まだ暑い日こそあるものの、
いまや9月も下旬となり、真夏の猛暑の時期も過ぎたということで、
久しぶりにMINIに乗って、お伊勢参りへと出掛けてみることにしました。
今回は、下宮、内宮、のほか、月夜宮、伊雑宮、猿田彦神社などのお社にも、
足を運んでみたいということで、泊まりがけでの旅となりました。
とはいえ、どういうわけか今年の9月は、
晴れた日がほとんどなく、くる日もくる日も雨ばかり…。
お伊勢参りに選んだ日も、当初の天気予報では『晴れ』となっていたのですが、
実際には、まったく天候に恵まれないものとなりました。

伊勢神宮には昨年も参拝しましたが、今年になってからは今回が初。
前回同様、国道23号を南へとひた走り、
伊勢に入ったところで、国道42号線へと乗り換え、
まずは鳥羽市の二見にある『二見興玉神社』- ふたみおきたまじんじゃ - に、
立ち寄ってみました。
昨年もこの同じコースを辿り、興玉神社を参拝をしたのですが、
そのときは、さほど参拝客も多くなく、最寄りの駐車場にも難なく入れたはずです。
ところが今回は、どういうわけか、興玉神社周辺はたいへんなにぎわいで、
駐車場には入ることができず、
案内の方から別の駐車場へ行くよう指示されたのですが、
比較的近距離のそれはすでに満杯で、結局、
かなり離れた駐車場に止めるしかありませんでした。
それでも、駐車できただけ、ありがたかったのかもしれません。

この日は、かなり雲がちな空模様でしたが、まだ、
雨は降っておらず、興玉神社まではすんなりと歩いていくことができました。

神社につくと、それはもう、たいへんな人出です。
ですが、ほとんどの人は、スマホ片手になにかに熱中しているようで、
もしかすると、参拝が目的ではなく、ポケモンGOをしているのかもしれません。
(そういえば、先日行った岡崎公園でも、ポケモンGO祭状態でした)

歩きスマホ、座りスマホ、といった人たちのあまりに多いことに、
驚きと当惑を覚えつつ、鳥居を一礼してくぐり、
海沿いの参道を歩いて興玉神社を目指します。

二見

こちらは、有名な夫婦岩です。
一年ぶりの夫婦岩ですが、やっぱり、ちょっと空模様が残念ですネ。
その後、竜宮社、天の岩屋と参拝し、
さらに先にある夫婦岩ショッピングプラザを見物したりしてみました。
ショッピングプラザも、とても賑わっていました。

こうして、ヨメとふたりゆっくりと参拝、そして散策をして、
ふたたびMINIに乗り、南の志摩方面へと走ってみました。
が、このあたりから、それまで低くたれ込めていた灰色の雲から、
ついに雨が落ちてきました。
時刻は夕方…。曇天の空は、いつよりもずっと暗く感じます。
不案内な道で雨のなか日没になるのは、かなり不安なので、
取り急ぎ、ホテルへと急ぐことにしました。

今回は、伊勢市内に適当な宿を確保することができず、
志摩市にホテルをとったのですが、こちらの建物は、
一階が駐車場になっている、いわゆるピロティ形式の建物で、
夜間、MINIを雨にさらさなくてすむのが、たいへんありがたかったです。
ただ、一階駐車場はさほど広くはないため、チェックインが遅いと、
屋外駐車場に止めるしか手はなくなってしまいますが。

どんよりとした空

そして翌日、晴れる予報のはずが、またしてもどんよりとした空模様。
あわてて天気予報を見ると、この先もずっと雨とのことです。
その予報通り、ほどなくして雨が降り出し、しかも勢いは強くなるばかりです。
これにはほんとうにがっかりでした。

ですが、気を取り直して出発。
このような雨のなかをMINIで走るのは、かなりひさしぶりのことです。
(雨の日には、MINIを出さないようにしていましたので…)
伊勢市に入り、まずは下宮を目指しましたが、休日のこの日、
下宮駐車場に止められるかどうか、心配しましたが…。

なんと、混んでいるにもかかわらず、
一発ですんなりと駐車でき、ほっとしました。
とはいえ、外はもう、かなりの雨で、
もはや、カメラをもっていくのは、かなりしんどそうです。
というわけで、今回は、下宮の写真はいっさいありません。すみません。

大雨にもかかわらず、下宮はたいへんなにぎわいです。
しかもさすがに、この場所では、
スマホ片手にゲームに熱中している人はいませんでした。
こうして、無事、下宮御正宮、多賀宮、土宮、風宮、を参拝し、
そのあとは、神路通りを歩いて『月夜宮』に行ってみました。

月夜宮に行くのは、今回が初めてでしたが、下宮のにぎわいがうそのように、
とても静かで、凛とした空気に満ちていました。

その後、ふたたび下宮駐車場に戻り、今度は内宮を目指します。
内宮駐車場は、やはり、大雨といえど満杯…。
というわけで、かなり遠いですが、五十鈴川沿いの駐車場B5を目指します。

雨の中のMINI

こちらは、奥にいけばまだまだ駐車可能でした。
それにしても、ここまで雨に濡れることとなってしまって、
MINIにはかわいそうなことをしました。

おはらい町に行くと、たいへんな人出です。
しかも雨なので、当然のことながら、みな傘を差しており、そのために
路上はよけいに混雑しているように見えました。
それにしても、伊勢神宮の集客力はほんとうにすごいと、感心させられます。
我が故郷飛騨高山も、いつも観光客で賑わっていますが、
この雨のなか、これほどのにぎわいを生み出せるまでには、
さすがに至らないのではないかと思います。

雨なのに大勢の参拝客が

こうして、無事、内宮の鳥居の前まできましたが、そのころにはすでに、
靴のなかも、ジーンズの裾も、雨でビチャビチャに濡れています。
ほかの参拝客のみなさんも、きっと同じだったでしょう。
交通整理の方もカッパ姿で、かなりたいへんそうでした。

五十鈴川も増水

その後、宇治橋を渡って内宮へ。
手水舎で手を清めてから、五十鈴川へと向かいましたが、
この雨のせいで、当然のことながら、かなり増水していました。

そして、まずは瀧祭神を参拝。
いままで何度かお伊勢参りをしていますが、
いつも、この瀧祭神を参拝することを、
場所がよくわからないために失念しており、
今回はじめて、ようやく、念願がかなったという感じでした。
そのあとは内宮正宮を参拝し、次いで、荒祭宮を参り、
風日祈宮、子安神社、大山祗神社、と順に巡ってきました。

雨はこのとき、もう土砂降りといってもいいほどの状態です。
靴も裾もずぶぬれになりながらの参拝は、なんだか苦行のようにも思われましたが、
やはり、伊勢神宮のなかに身を置くのは、特別な時間であり、
また、この雨によって、身も清められたかのように感じました。
(そう思わないと、やってられない感もあるわけでしたが)

おかげ横町

その後は、おはらい町へ。とりあえず、遅い昼食をとることにしました。
食すのは、もちろん伊勢の名物『伊勢うどん』です。

伊勢うどん

ちょっと橋をつけてしまいましたが、これが伊勢うどんです。
ヨメによると、伊勢うどんは、
かつてはそれほどおいしいものではなかったとのことですが、
味の改良がなされたのか、とてもおいしくいただくことができました。

赤福もいただきました

そして、赤福本店にも行ってきました。
店はたいへん混雑していましたが、どうにか席が確保できたので、
店内で赤福をいただくことに。
この場でいただく赤福はまた格別という感じですね。
伊勢にきたという気持ちにもなります。

そのあとはおはらい町を散策し、今度は猿田彦神社へ。
同じ境内にある佐瑠女神社にもお参りさせていただきました。

終日、雨でした

そしてMINIに戻ったのですが、結局、この日は終日天候は回復せず、
まさに、雨、雨、雨の一日でした。

この続きは、また次回、くわしくご紹介したいと思います。




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ジオラマ全景

ここのところブログの更新がなかなかできず、気がつけば、
一ヶ月も滞ってしまいました。
FC2ブログは、この一ヶ月という期間のあいだ、更新がまったくなされなかった場合は、
冒頭に「スポンサーサイト」と題された広告が、表示されてしまう仕組みになっています。

このスポンサーサイトが出てしまうと、
いかにも、放置されたブログといったありさまになってしまい、
ちょっとみっともないことになってしまいます。

本ブログ『k’s BAR』は、ズボラな私にしては珍しく、10年近くも続いていて、
しかもその間、月に最低でも2回は新規記事を投稿しています。
先月は3回記事をアップしましたが、今月はといえば、いまだ何もないままでした。
ですので、今回は、ブログに書くネタがあまりないにもかかわらず、
広告を消す意味もあって、ちょっと強引に記事アップすることにします。

さて、私は、趣味の模型系に特化した『K’s STUDIO』というブログを、
当ブログとは別にやっていますが、このK’s STUDIOこそは、
正真正銘、完全に放置状態となっています。
ですので、今回は、模型ネタを、ここK’s BARにて、ご紹介したいと思います。

全体のレイアウト

こちらがその模型。
タミヤの1/24のクルマのキットをメインにした、ジオラマになります。
もちろん、見ての通り、まだ製作の道半ばという状態にあります。
ベースの塗装、地面の製作はまだ手つかずで、背景の家は塗装がされておらず、
クルマもまだ、窓ガラスやミラー、ヘッドライトのガラスが入っていません。
開けたボンネットを支えるステーもまだ作っていないため、とりあえず、適当なプラの棒で、
ボンネットを持ち上げています。

じつは、この状態のまま、すでに数年がすぎており、
その間、ときおり、押し入れから出してきて、
ちょっといじっては、また押し入れに戻して…、という、なんてことを繰り返しています。
(しかもその途中、かれこれ二回の引っ越しもしています)
なので、このジオラマも、いつ完成するのか、まったくわかりません。

AFVジオラマ

もともと私は、かねてから、ミリタリー系のジオラマを作ったりしており、
二十代、三十代の頃は、かなり熱を上げていました。
(上の画像は、30台の後半に作った、戦車ジオラマです)
が、ここのところは、模型店巡りなどはよくするものの、
製作からはほとんど遠のいています。
でも、好きなことは変えられず、いまでもこうして、チマチマと作業を続けています。

ボンネットを被せた2CV

このような、使い古されたクルマを扱ったジオラマは、
数年前から、模型誌などで取り上げられるようになり、
いまでは、ミリタリージオラマ同様、ひとつのジャンルとして、
定着した感があります。

かくいう私も、そうした作品に刺激され、また、
クルマも好きということで、手を出してみた次第です。

当初、登場させるクルマは何にしようかと迷いましたが、シトロエン2CVにしてみました。
ピカピカの新車という状態より、使い古されたイメージが、
とても似合うクルマのようにも思います。

ただ、クルマ好きとしては、あまりにヤラれた塗装にするのは、
なんともクルマがかわいそうですし、また、
廃車のような状態を作りたいわけでもないですので、
ウェザリング (汚し塗装) やダメージ表現は、控えめにしています。

ウェザリングについては、まず、エアブラシで、色あせの表現を行ったあと、
AFV模型では定番の方法である、ペトロールで溶いたエナメル塗料を薄く塗っては拭き取る、
という、ウォシングという技法を使っています。
そのあと、パステルエンピツで、車体表面の錆や傷を適度に描き入れています。

エンジンアップ

この2CV、エンジンが再現させているので、せっかくだから見せたいところです。
といっても、私は、2CVのことはよく知りませんし、また、このエンジンだけ、
過剰にディティールアップするのもジオラマのバランスとしておかしいので、
ほどほどに、手を入れてあります。

このあたりは、ディティールにこだわるよりも、
色味や雰囲気にこだわったほうが、いいのかもしれません。

というわけで、我が愛車であるMINIのエンジンルームなどを参考に、
ウェザリングしてみました。

エンジンのウェザリング

エンジンルームって、黒っぽく、粉っぽく、油っぽい、という感じでしょうか。
この部分のウェザリングにあたっては、
最近発売されたクレオスの『ウェザリングカラー』を使ってみました。

使用したのは主にステインブラウンで、よく振ってから、面相筆で、
パーツの奥まったところに流し込んでやります。
そのあと、専用薄め液を含ませた筆で拭き取るのですが、
このウェザリングカラーの特性でしょうか、
色味もよく、また、マットな雰囲気になり、思いのほか、うまくいきます。

この2CVを作り始めた頃は、こんないい専用塗料はまだなかったのですが、
ダラダラと時間をかけて作っているせいで、こうして、
最新の塗料を使えたりもするわけです。

車内には雑誌

車内にはキヤノンのプリンターで作った雑誌などを置いてみました。
ですが、屋根は、キャンバスを閉じた状態にしたいと思います。

ストラクチャー

こちらは、建物です。
スチレンボードによって作られており、壁面の石積みのパターンは、
鉄筆とシャープペンシルによって、筆圧を強くして、描きあげつつ彫り込んでいます。
スチレンボードは、発泡スチロールほどではないにせよ、表面が柔らかく、
こうした加工が比較的容易にできます。

このあと、石のテクスチャーをより際立たせるために、リキテックスのモデリングペーストを塗り、
塗装もリキッテクスを使って行う予定です。
かつては、ほぼ毎日、リキテックスを使っていたので、その扱いには、
なれているつもりです。

スクラッチした小物

また、傍らのテーブルは、タミヤ(イタレリ)の野戦整備セットから流用してきました。
テーブルのうえに載っている、ジョーロ、鳥の巣箱、
そして、家の窓の左右に取り付ける予定の鎧戸などは、それぞれスクラッチしていますが、
こうした小物は、これからも、場合によっては、いくつか自作することになるかと思います。

ベースとなる板は、木曽福島で道の駅あたりで買い求めたものです。
小口の処理もきれいにされていて、とても美しい仕上がりです。
この板は、オイルステインとニスを塗って仕上げる予定なのですが、
とてもいい檜の香りがするために、なにかを塗るのがためらわれてしまいます。

小物をレイアウト

いまはまだ、このような状態ですが、テーブルや小物を、古びた感じになるよう塗装し、
家の壁も、石の質感を感じさせるように塗り、また、地面や草をつけたりすれば、
印象はガラリと変わるものと思います。

ただ、その作業に進む前に、レイアウトなど、さまざまに検討を重ねなければなりません。

このジオラマが、いつ完成するのか、もうまったく検討もつきませんが、
また、進展があったら…。そして完成の暁には、当ブログで詳しくご紹介したいと思います。




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