MENGティーガーII

昨年末は、ブログに書きたいネタが、ほんとうにたくさんあったんですが、
年が明けてからというもの、ほとんど、
どこかに出掛けることもなくなってしまい、また、生活面においても、
新しい変化があるわけでもなく、そんなわけで、
まったくといっていいほど書くことがありません。

しかも、ここのところ、雪が降るなど、天候にも恵まれず、
そのために、MINIにもあまり乗っていません。
(先週の土曜は、ちょっとだけテストドライブしてみましたが…)
それならば、ということで、お仕事ネタでも書こうかと思うのですが、
ネットでの発表については、諸々、許可をいただかなければならず、
それらもできていないままですので、掲載もできません。
う〜ん、それにしても、こんなにネタがないなんて、
いやはや、困ったものです。

とはいえ、当ブログでは、最低でも月二回は、
記事を書くことがお約束となっているため、
(誰かとお約束をしたわけでもなんでもないのですが…)
ネタがないなかでも、取り敢えず、新規投稿をアップすることにしました。
今回は、苦しいときの『模型ネタ』ということで、
いってみたいと思います。

MENGティーガーII

まずは、最近の買い物のご紹介。
MENG MODEL (モンモデル) 製の、1/35 ティーガー II のプラキットです。
中国発の新興メーカーとして、模型界にデビューしたMENGですが、
その最初の製品であったメルカバは、
品質の高さで、模型ファンの心をわしづかみにしました。
また、製品の品質だけでなく、パッケージのイラストの出来、
説明書のわかりやすさ、といった部分にも配慮がなされており、
このメーカーは、模型造りを楽しむ『文化』がしっかりと理解できています。

ただ、製品化するアイテムにおいては、どちらかといえば現用モノが多く、
(第一次大戦時の戦車なども精力的に製品化していますが…)
日本での売れ筋と思われる、第二次大戦中のドイツ戦車などは、
いままで、ほとんど製品にしてきませんでした。

アイテム選びにも、メーカーのポリシーが現れるところだと思いますが、 
MENGとしては、おそらくは、タミヤや、ドラゴンモデルズと競合しないように、
大戦中のドイツ戦車は、あえて製品化しない路線をとっているように思えました。
というのも、それらドイツものは、人気があるとはいえ、
すでに繰り返し製品化されており、ゆえに、
現時点で高品質の商品が、複数のメーカーから出回っています。
こうした状況で、あえて製品化しても、あまり意味はないようにも思えます。

が、なんと、NENGは、いきなり、
最も人気の高いティーガー II (キングタイガー) を製品化をリリースしてきました。
これはまったく思いもよらないことでしたが、
高いクオリティを誇るMENGから、ティーガーが出るとなると、
いやがうえにも、期待が高まりました。

で、実際に発売となると、またしても驚くことが…。
ここのところ、1/35の戦車キットは、価格が高騰しており、
10,000円の大台を超えることも、珍しくなくなってきていました。
が、MENGのティーガー II は、なんと、
定価4,000円強という価格設定となっており、
模型店の店頭やネットなどでは、ほぼ、3,000円台で販売されています。
まさに、驚異の低価格です。

1989年にタミヤがティーガー I をリニューアル販売したときは、
たしか、定価3,800円くらいだったように思います。
(間違っていたら、すみません)
それから20年以上も経過しているのに、
MENGは、ほぼ同じ価格帯で発売してきたというわけです。

金属製挽き物砲身

というわけで、岐阜市近郊の岐南町というところにある、
ホビーショップ タム○ムで、さっそく購入してきました。
箱も大振りで、金属製の砲身は入っているわ、エッチングも入っているわ、
防盾も二種入っているわで、内容は価格を上回る充実ぶりです。
しかも、インテリアや連結式可動履帯は別売にするなど、よりコアなファンのためには、
選択肢を増やしているなど、心憎い設定もなされています。

車外工具類

モールドもいい感じです。
車外に取り付けられる工具類には、クランプもモールドされています。
もちろん、エッチングパーツにはかないませんが、
プラスチックによる表現としては、限界までやっているのかも…。

それにしても、まさか、成形色を、
錆び止め塗料の色であるオキサイドレッドでやってくるとは思いませんでした。
この点も、いわゆるサプライズかもしれません。

砲塔上面

砲塔上面にある溶接跡なども、再現度は高いです。

つい先日、TAKOMが同じ1/35のティーガーIIを出したばかりですし、
ちょっと前にも、ICMやズベズタが製品化し、
ドラゴンも数種類のティーガーIIを出していますし、
もう、ティーガー祭りの様相を呈しているかと思います。

こんなキットをさっそく組んでみたい、と心はやるのですが、
いまは忙しくて、とても手を出せません。

しかも、我が家には、作りかけのまま放置されている戦車が、
そこかしこにあります。

シャーマン1

そのうちのひとつ、タミヤの1/35M4A3E8シャーマンです。
タミヤブランドから発売されたものといっても、
中身はアスカモデル社からの供給を受けた、いわゆるOEM製品です。

映画「フューリー」を見て購入、さっそく組み立てたのですが、
その後、見事に放置状態になっています。
しかも、撮影のため、テレビ台の下から取り出してみたら、
埃だらけになっていました。
塗装はおろか、組み立て自体もまだ完了していません。

シャーマン2

アスカのキットはすばらしい出来です。
組み立て式連結可動履帯、エッチングによるライトガード、
部分的に可動するHVSSサスペンションなどなど、妥協なく再現されています。

後にタミヤは、自社開発で、まったく同じM4A3E8シャーマンを発売しましたが、
だからといって、このアスカ版のシャーマンが、色褪せることはないかと思います。

ちなみに私は、戦車などの軍用車輛に興味を持ち始めた子供の頃、
シャーマンを見て、なんてかっこ悪くてダサい戦車だろうと、よく思ったものです。
ドイツ軍のパンターやティーガーはすごくかっこいいのに、
米軍戦車はどれもモッソリしてて不格好…。
なので、それほど好みませんでした。
ですが、いまになってみると、シャーマンは、
ダサいなりに味があって、これはこれでカッコいいと思うようになりました。
いまではすっかりシャーマン党です。
あっ、そういえば、M50スーパーシャーマンも作りかけ放置状態にしています。

デザートシボレー1

こちらは、タミヤの古いキットである、デザートシボレーです。
タイヤだけ、レジン製のものに変えてありますが、
いま思えば、自重変形タイヤにすべきだったと、公開しています。
昔のように細部工作するとか、よけいなことを考えると、完成しないので、
サラッと作るつもりだったのですが、やっぱりこちらも、
放置状態になっています。

デザートシボレー2

戦車よりも、こうしたトラックが好きかもしれません。
このデザートシボレーも、とてもカッコいいです。
古いキットなので、省略も激しいのですが、フォルムの捉え方は、
秀逸だと思います。

シャーマンも、デザートシボレーも、もう少し時間があったら、
作れるんだけどなあ、と思いつつ、毎日が過ぎていきます。

そういえば、もう少し時間があったら、
司馬遼太郎の「城塞」と「国盗り物語」読みたいんですが、
こちらも「積んどく状態」になっています。

なにぶんにも、時間が欲しい今日この頃です。
(ただ、時間はなくてもこのブログだけは、細々と続けるつもりです)




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イラストレーター年鑑2017

ちょっと遅くなってしまいましたが、あけましておめでとうございます。
昨年末、丸10周年を迎えた本ブログ『K's BAR』ですが、
今年も、また、11年目という新たなスタートを切るつもりで、
さまざまな話題を、取り上げていきたいと思っておりますので、
お付き合いをいただければと思っております。
2017年も、どうぞ、よろしくお願いいたします。

さて、昨年末のことになりますが、
東京は赤坂にあるイラストレーションエージェンシー『SUGAR』さまより、
『活躍する日本のイラストレーター年鑑 2017』が発刊されました。
今回、この書籍に、私のイラストを、いくつか掲載させていただきました。

本書は、毎年、年末に刊行されていますが、
今回のように、誌面に作品を掲載をさせていただくのは、
6~7年ぶりのこととなります。

今回、久しぶりに、本書への掲載をお願いした理由は、
私の活動拠点が、飛騨高山から、より交通の便が良いここ岐阜市に移り、
ゆえに、お仕事の受注体制についても、さまざまに変化してきた、
ということがあります。
ですので、これを機に、より宣伝に力を入れようと思い、
掲載 (1ページ分) のお願いをした、という次第です。

掲載ページ

前回の掲載時の反省などをふまえ、今回は、
ロボットなどの掲載はとりやめ、より現実的なものをモチーフとしました。
また、オリジナル作品だけでなく、
実際にお仕事で製作したイラストなども掲載してもらうことで、
実績紹介という面においても、強調をしたつもりです。

作品A

今回のメインに選んだ作品はコチラです。
自動車のメカが透視された状態のイラストですが、
こちらは、私の個人的なオリジナル作品であり、お仕事による製作ではありません。
ですが、こうしたかたちのイラストを、以前手がけたことがあり、
そのさいは、納期などの条件で、思うように製作ができなかった、
ということがあり、制約のない個人作品ということで、再度、製作してみました。

自動車の外形デザインについては、こちらもまた、
架空のオリジナルというかたちにしていますが、アウディをモデルとしています。

この作品は、私のサイト『野林賢太郎アートワークス』でも、
3DCGイラストの新作として、昨年末より、公開していますので、
そちらもまた、ご覧をいただけると、うれしいです。

作品B

次にご紹介するのは作品ですが、コチラは今回初公開となるものです。
こちらは、名古屋のストックフォトエージェンシー『イマージュ』さまより発刊された、
デジタル作品のカタログ『D-ギャラリー』に掲載させていただいた作品を、
リニューアルしたものとなります。

以前の作品では、飛行船のボディは真鍮状の金属テクスチャーでしたが、
今回は、赤く塗装されている状態にしました。
また、虹なども追加してみました。
楽しく、明るく、にぎやかなイメージです。

Dギャラリーの作品は、ほんとうにとてもよく売れましたが、
これもそうなればいいな、などと、
ちょっと都合のいいことを思いつつ製作しました。
が、考えてみれば、進歩がない行為ともいえるかもしれません。

作品C

こちらは、ポプラ社さまのWONDA人体用に描いた、
メディカルイラストレーションの一部です。
実際にお仕事に使用したイラストを、関係者のみなさまのご好意で、
今回、本誌面に掲載をさせていただきました。

これらメディカルイラストの掲載は、今回が初めてのことですが、
こうした分野のイラストも、私にとっては、いまでは主力となっているため、
載せていただくことにしました。

○ amazon 活躍する日本のイラストレーター年鑑2017 ~

この書籍は、クライアント企業さまへ無料配布をされているとのことですが、
同時に、全国の書店でも販売がなされており、Amazonなどのネット書店でも、
取り扱われています。

いずれにしましても、本書が、広く、みなさまの目に触れることを切に願っています。
(本ブログに掲載のイラストには著作権があります。無断使用はご遠慮ください)


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