
先週の土曜と日曜は、所用ため、
夫婦ともども、私の実家のある飛騨高山へと行かなければならず、
久しぶりに、土日はお休みにしました。
雪深い飛騨高山も、三月に入ってからは、それほど多くの積雪はないようで、
路肩にこそところどころ雪はあるものの、路面にはまったくなく、
クルマでも、比較的、安心して行き来することができました。
このまま、すんなりと春になってくれれば、うれしい限りです。
(でも、高山の寒さは、やはり岐阜市とは違い、まだまだ、厳しいものでした)
その高山からの帰路、通り道にあたる岐阜県美濃市で開かれていた、
『美濃クラシックカーミーティング2017』を見物に行ってきました。
このイベントは、今年で8回目を迎えるとのことですが、
見物に行くのは今回がはじめて。
というよりも、同じ県内にある町なのに、
いままで、美濃市にはまったく行ったことがなく、
今回ははじめての美濃市探訪ということにもなりました。
おりしも、イベント開催日の12日は、天候にも恵まれ、
参加車輛の撮影にも、絶好の日和となりました。
美濃に到着したのはお昼頃。
ですが、すでにイベントを見物するための人が数多く詰めかけており、
駐車場はどこも満車…。
が、一度駐車を断られた駐車場に、急遽空きが出て、
ラッキーにもうまく駐車することができました。
この日の出動車はヨメのプジョー。
運転もヨメがしてくれました。

今回のイベントの参加車輛ではないのでしょうが、
駐車場には、旧車があちこちに止めてありました。
おそらく、旧車オーナーが、同じ趣味の人たちの集まりということで、
自慢の愛車を駆って見物に来たものと思われます。
そんなわけで、さっそくイベント会場となっている、
美濃市の古い町並みへと向かってみます。
この町並みは『うだつの上がる町並み』と呼ばれており、
飛騨高山の古い町並みと同様の、昔ながらの景色が楽しめます。
その町並みのなかに、イベント参加車輛が乗り入れてきました。
私たちは現地への到着が遅かったため間に合いませんでしたが、
参加車輛のパレードも、すでにあったそうです。

最初に目撃したのは、モーリス・マイナーでした。
このあと、ロータス・エラン、ロールスロイスとイギリス車が続きます。
クラシックMINIもくるかも、なんて思っていましたが、残念ながら、
現れることはありませんでした。

その後はマスタングなどのアメ車が続いて入ってきました。
なかでも、とくに目を引いたのはこのクルマ。
コレ、いったい、なんですか…!?。
とにかく、インパクト絶大です。
しかも、このクルマ、ナンバープレートがついているところを見ると、
車検を通っているということでしょうか…。

次いで、日本車の一団がやってきました。
今回の参加車輛のなかで、いちばん数が多かったのが、
これら日本車だったと思います。

しかも、近くの広場では野外コンサートも始まり、
盛り上がりに華を添えていました。
(コンサートが始まる前には、紙芝居もやったりしていました)
そうこうするうちに、お昼も過ぎてしまい、
とりあえず、近くの屋台でやきそばを買って食べ、
その後は、定位置に駐車された参加車輛を詳しく見て回ることにしました。
当初は気がつかなかったのですが、別の通りにも、
参加車輛が整列しており、そちらも順に見て回ることにしました。

イギリス車はこちらにもありました。
真っ赤なジャガーEタイプと、MGBです。
このアングルから見るEタイプは、とても美しいですね。
しかも、保存状態も極めて良好のようです。

こちらはイタリア車コーナーにあったランチア・フルビア。
この車輛、なにかのイベントで見たことがあるような気がしますが…。
いずれにしろ、とても貴重な車輛だと思います。

今回、はじめて実車を見たBMWのイセッタです。
かわいいし、すごく状態も良好です。
実車もミニカーみたいですね。

そしてこちらも、イセッタ、かと思いきや、
なんと、トロージャンという車輛だそうです。
イギリス製とのことですが、もともとはドイツのハインケルで製造されていたものを、
ライセンス生産した車輛だそうです。
ハインケルといえば、第二次大戦中に、
爆撃機などを製造していた航空機メーカーがありますが、
この車輛は、その航空機メーカーであるハインケルのものだそうです。
1940年の『バトル・オブ・ブリテン』のさい、
ドイツ空軍は、ドーバー海峡を超え、ロンドンなどイギリス本土を航空攻撃しました。
いうまでもなく、ハインケルの機体も、この戦いに参加しており、
そのせいで、ハインケルという名はイギリスでは評判が悪いらしく、
仕方なく、トロージャンという名前にされたそうです。
塗装も美しく、錆などもまったくありません。
しかも、ウェザーストリップなどのゴムパーツも、とてもきれいです。
オーナーの方からは、さまざまな苦労話 (といっても、楽しいお話ですが) を、
いろいろと伺うことができ、私も旧車オーナーとして、
とても共感するところがありました。

また、近くの酒蔵では、蔵を使ったジャズコンサートが行われていました。
クルマの見物もしたいのですが、この酒蔵ジャズコンサートも聞きたい、
ということで、さっそく酒蔵へ。
しっかりと拝聴させていただきましたが、この場所は、
思いのほか寒く、ヨメは途中で退出してしまいました。

こちらは日本車コーナーにあったコスモ・スポーツです。
現在もそうですが、マツダのデザインには、この当時から、先進性を感じます。
また、ローターリーエンジンを搭載した初の量産車輛だったかと思います。
まさに、時代の先を行くクルマだったのでしょうね。

サーキットの狼の主人公「風吹裕也」乗車仕様のロータス・ヨーロッパですね。
このマーキングを見て、サーキットの狼、とすぐわかるのは、
50台以上の人でしょうか…。
というわけで、初春の一日を、旧車に囲まれて、
楽しく過ごしてきました。
この日は、名古屋で、戦車マニアの集まりである『中京AFV』の会が、
開かれており、そちらにも行きたかったのですが、
今回は参加を見合わせてしまいました。
次回は、AFVの会に行きたいものです。
コチラをクリックしてくださるとうれしく思います。
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