味噌蔵

ちょっとネタが古いのですが、今月の18日、愛知県の岡崎市にある、
八丁味噌の醸造元『まるや八丁味噌』さんに、工場見学に行ってきました。
今回は、遅ればせながら、そのときの模様をご紹介したいと思っています。

というのも、今回の記事は、じつはもっと早い時期にアップする予定だったのです。
ところが、なんと、先日から、
うちのMacの調子がにわかに悪くなり、ブログを書くどころか、
通常の業務にも大いに差し障りがある状態となってしまいました。
うう~ん、困ったものです。
その症状ですが、なぜか急に、Macが極端に遅くなってしまい、
ほぼほぼ、使い物にならない状態に…。
セーフモードで起動しても、重い状態は解消されないままで、
これはもう、ちょっとダメだという感じでした。

もっとも、以前から、日本語の入力が遅く、文字を打っていても、画面に反映されるまでに、
時間がかかったりということが頻発しており、なにかがおかしい、という感はあったのです。
ですがそれは、最新OSであるHigh Sierraの不具合なのだろうか、などと、
ちょっと悠長に構えすぎかもしれませんが、勝手に解釈しており、
いずれ細かいバージョンアップがされるさいに、こうした不具合は解消されるだろう、
と、安易に思っていました。
というのも、文字が打ちづらい状態も、一定の時間を置くことで、まあそれなりに、
改善はしていましたし、Shade3DやPhotoshopなどは、問題なく使えましたから、
あまり重大には考えていなかったのです。
しかし、深刻な状態になってしまい、いまさらながら、事態を甘くみていたと、
反省することとなってしまいました。

ところが、外付けHDDから起動すると、何事もなくスパスパと使えます。
(こちらの環境は、High Sierraではなく、Mavericksなのですが…)
ということは、もしかすると、内臓HDDの機械的な不具合なのかもしれません。
そんなわけで、いったん内臓HDDを初期化し、
High Sierraをクリーンインストールをしたのですが、
まっさらの環境なのに、なにかしら動作がおかしい…。
しかも、Time Machineを使ってのデータを復元にも失敗!。
もう、めっちゃショックでした。

リカバリーモードで起動して、Time Machineを使って、システムごと元に戻してやれ、
とも思ったのですが、APFSだからできませんとかなんとかメッセージがでてきて、
これも結局できませんでした。

というわけで、もう、あれこれいろいろ試したのですが、
以下の方法で解決しました。
まず、リカバリーモードで立ち上げてHDを初期化。で、
外付けのHDDを復元元にして、内臓HDDを復元先にして、とりあえず、
Mavericks環境に戻そうとしたのですが失敗。
いたしかたなく、初期化した内臓HDDにMavericksを新規インストールして、
まっさらなMavericks環境にします。
この環境では、OSの違いからTime Machineは使えません。
ですので、このMavericksからHigh Sierraにバージョンアップし、
それからTime Machineを使ってデータを復旧させました。
すると、元どおりになり、しかも、いままで出ていた挙動の不具合も改善されました。

巨大な樽

さて、冒頭から話が大きく脱線してしまいましたが、
本題の八丁味噌の工場見学の話題に、戻したいと思います。
(余計な話題が長くてすみません。でも自分自身への備忘録として、
ちょっと書いておきました)

じつは、岡崎市の八丁味噌の工場には、以前にも行ったことがあります。
ただ、そのときに行ったのは、カクキューさんという、まるやさんとは別の工場で、
今回見学に行ったまるやさんのすぐお隣にあるところでした。
八丁味噌を名乗れるのは、この並んで立つ二社のみで、
岡崎城から西へ八丁の距離にあることから、その名がついたといいます。

○ 八丁味噌カクキューさん見学の記事はこちらから ~

それにしても、私たちは、岡崎市がお気に入りなのか、
思えば、カクキューさんを含め、過去に何度も岡崎に行っています。
昨年は、岡崎城公園に行き、歴史ガイドさんに各所を案内してもらったり、
また、りぶらという施設のなかにある、内田修ジャズコレクションを見学したり、
徳川家の歴代将軍の位牌を収めた大樹寺という古刹にも行きました。
あっ、そういえば、岡崎のギャラリーで開かれていたジオラマ展にも行きましたね。

それに、岡崎市ってけっこう都会ですね。
いまの私の拠点である岐阜市よりも、印象としては、街並みも美しく、
発展しているように見受けられます。

いずれにしろ、ここ岐阜市からの岡崎市への道も慣れたもの。
このときはヨメのプジョーでのドライブとなりました。

ヨメ車

現地に着いたのはお昼過ぎ。
まずは駐車場手前の事務所で、工場見学のための受付をすませます。
見学にはガイドさんがついてくれるとのことで、30分おきにあるそうです。

待合室

こちらが、受付のある待合室の内部です。
当初は、私たちしかいなかったのですが、
見学の時間が近づくにつれ、しだいにお客さんの数が多くなっていきました。

いざ工場見学へ

そしていよいよ見学開始です。
案内の方の指示で、一同、工場の内部へと入って行きます。
工場の規模としては、以前行ったお隣のカクキューさんよりは、
少し小さいように思いました。

八丁味噌の製法

まず最初に、このパネルのまえで、八丁味噌の製作工程の説明を受けます。
まるやさんは、たしかに、カクキューさんほどの規模はないそうですが、
そのかわり、歴史は古いそうです。
ただ、創業当時から味噌を作っていたかどうか、そのあたりについは、
少しわからないところもあるとのことでした。

見学者の一行も、カクキューさんのときよりは、少し少なめだったかもしれません。
ですがそのぶん、なんとなくフレンドリーな雰囲気で、見学のみなさんからも、
いろいろと質問が出たりしていました。

味噌蔵

そして次に入ったのは味噌蔵です。
味噌の匂いがあたりに充満していました。
なんともおいしそうな、古い蔵らしい独特の匂いです。

樽のうえに乗っているのは、味噌に圧力をかけるための重しの石ですが、
この絶妙の組み方ができるようになるまでには、十年以上の歳月がかかるそうです。
一枚ものの重しをコンクリートで作って、それを被せてしまえばいいようにも思いますが、
味噌は時間の経過により微妙に上下したりするので、こうした石組みのほうが、
均等に圧がかかるとのことでした。

また、味噌樽には古いもの、新しいものがあるそうですが、
そうした樽の新旧の違いが、中身の味噌に影響するのかどうかを、
ガイドさんに尋ねたところ、やはり、味には微妙に影響するとのことでした。
ただ、よほどの味噌通でなければ、わからないそうです。

秀吉の井戸

そしてこちらは、日吉丸石投げの井戸、と呼ばれる井戸だそうです。
日吉とは、後の天下人であるあの豊臣秀吉のことです。

少年時代の秀吉は、この蔵に忍び込んだことがあったそうで、
そのさい、番人に見つかってしまい、たいへんなピンチに陥りました。
秀吉は、とっさの機転で、この井戸に石を放り込み、
井戸のなかに自分が飛び込んだと番人に勘違いをさせて、
そのすきにうまく逃げおおせた、という逸話が残っているとのことです。
井戸を覗き込むとかなり深く、けっこう怖い印象でした。

古い味噌蔵

そしてこちらは、古い味噌蔵です。
こちらでは、NHKのドラマ『純情きらり』の撮影が行われたとのことです。

味噌樽のカシメは、いまでは鉄製のものが使われているとのことですが、
ドラマでは、そのカシメが考証上そぐわないということで、急遽、
竹で作られたかのようなダミーのカシメを作り、ワイヤのカシメのうえから、
被せたそうです。

向かって右の樽の、上から二番目のカシメが、このダミーカシメだそうで、
NHKのスタッフの手によるものだそうです。

というわけで、とても楽しく貴重な経験をさせていただきました。
また、見学の最後には、八丁味噌を使った味噌田楽もいただき、
味噌の試供品もいただきました。

いまでは、売店で買い求めた八丁味噌で、毎日おいしく味噌汁をいただいています。

それにしても、ガイドさんの案内がついての工場見学は、
とても有意義な体験です。
また機会があれば、どこかに工場見学に行きたいものです。



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オイル交換開始

三月も半ばを過ぎ、時折寒さが戻ってくることはあるものの、
いよいよ春めいた気候になってきました。
あたたかな季節になることは、ほんとうにありがたく、
同時に、気持ちも明るくなるというものです。

そんな最中、MINIのオイル交換を済ませました。
(交換したのは17日のことなので、すでに一週間以上前のことなのですが)
もっとも、我がMINIは、オイル交換の交換目安としている3,000キロを、
まだ走りきってはいないのですが、前回のオイル交換が昨年の九月であり、
ちょうどいま半年が経過したということで、
この三月に交換してしまうことにしました。
これから先、本格的な春になったら、
ロングドライブもするという機会も、増えると思いますからね。

というわけで、まずはオイルの購入から。
隣町にある『プラント6』という大型ホームセンターで、
いつも使っている、バルボリンVR-1レーシング20W-50を入手します。
以前、飛騨高山に住んでいたころは、このオイルを店頭で手に入れることができず、
ネットで買い求めていましたが、ここ岐阜市に拠点を移してからは、
比較的、簡単に入手することができるようになりました。
(プラント6だけではなく、ビバホームというホームセンターにも、
在庫があるようでした)

バルボリンの鉱物油

MINIにはやはり鉱物系の硬いオイルを入れたいということで、
ここ五年ほどは、ずっとこのバルボリンを使っています。
とりたてて問題はなく、そのため、おそらくは今後も、
このブラントを使い続けるかと思います。

もっともこの日、オイル交換する予定はなかったのですが、
いろいろ事情があって、急遽、作業に取り掛かることにしました。

グリルを外して

というわけで、まず、オイルエレメント交換のために、ラジエーターグリルを外します。
通常、オイルエレメントの交換は、オイル交換2回のうち一回、などといわれれいますが、
ここ最近、私は、オイル交換のインターバルが六ヶ月に一回と、
比較的長期になっていることもあって、毎回エレメント交換をしています。

私のMINIにはワンタッチグリルボタンがないので、作業は面倒です。
しかも、両脇のモールの固定や、グリル本体の固定には、
木ネジが使用されていて、このあたりは、
けっこうアバウトな止め方がなされています。

ドレンボルト位置

次は、ドレンボルトを外す作業に移行するのですが、
そのまえに、もし廃油が床に垂れてしまうと困るので、
車体のしたの床に、古新聞を敷き詰めます。
そして、次に重要なのが、オイルパンとアンダーガードとのあいだに、
キッチンペーパーを突っ込んでおくことです。

このキッチンペーパーを突っ込むのを忘れてしまうと、ドレンボルトを外した後、
オイルがアンダーガードの上面 (オイルパン側に向いた面) へと落ち、
それが思わぬところから床へと落ちていきます。
ですので、これは必須です。

写真ではまだ突っ込む前ですが、ドレンボルトのすぐ下の、
アンダーガードとの隙間に、キッチンペーパーを突っ込む感じです。

というわけで、ドレンボルトを外します。
いつも、それほど強くは締め付けていないつもりなのですが、
(強い締め付けはご法度ですから)
それでも、外すのはたいへん力がいります。

そして、オイルエレメントを、フィルターレンチを使って外します。
いつもユニパーツのエレメントを使っていましたが、
生産が終了したとのことで、前回からマーレというメーカーのオイルエレメントを、
使い始めました。
85年式の私のMINI (マニュアル車) の場合は、OC-21という品番のものが、
適合するとのことです。

オイルエレメント

で、いつものように、外そうと思ったのですが、
これがぜんぜん外れません。
エレメントが固く締め付けてあるのがその主たる原因かと思いますが、
それよりもなによりも、フィルターレンチがうまくかからないのです。
かかったかなと思うと、滑ってしまって、なんとも、
力が入りません。

また、ディストリビューターを雨から守るプラ製の板があり、
これが邪魔になって、レンチを回転させるだけのスペースが取りづらい、
ということもあるかと思います。

ですが、いつものユニパーツのエレメントだったら、
ここまで苦労することはなく、外れるのですが…。
今回のマーレのエレメントは、もう、まったく外れる気配がありません。
とにかく外れません。

もちろん、エレメントを取り付けるさいは、
フィルターレンチといった工具の類はいっさい使わず、手の力だけで締めています。

というわけで、悪戦苦闘すること30分、やっとで外すことができました。
いや~、ホッとしました。
というわけで、あまりのたいへんさに、写真を撮るといったことを、
すっかり失念してしまいました。
なので、ご紹介できるような画像がなく、すみません。

とにかくまあ、外れたのならあとはこっちものもの。
新品のオイルエレメントのパッキン部分に指でエンジンオイルをつけ、
また、手で締めこんでいきます。

ただ、このとき、手はオイルで汚れていますので、
ゴム手袋を嵌めて、作業します。
これなら、滑ることなくエレメントを手で締め込められます。
もっとも、今回、エレメントがまったく外れなかったことを考えると、
たとえ手とはいえ、強く締め付けるのはためらわれます。
かといって、締め付けがゆるいのも、あとあと心配ですし、
このあたりは、どうしたものか、迷うところです。
ですが、やはり、ある程度強く締めこんでおくことにしました。

MINI1000のエンジン

そのあと、ドレンボルトを締めこみ、ラジエーターグリルを取り付けて、
用意していたオイルを注入にしていきます。
バルボリンのオイルは、一本のボトルに1クォートという単位のオイルが入っています。
これはおよそ946ミリリットルとのことで、1リットルに若干足りません。

このボトルを、五本入れると、4.47リットルとなり、
MINIには、ほぼちょうど良いオイル量になるかと思います。
ただ、エレメント交換もすると、あともう少し、オイルが必要になりますので、
(5~5.2リットルくらいでしょうか)
その分を、慎重に足していきます。

こうして、オイル交換が終了したら、一度エンジンをかけて切り、
10分ほど待ってから、オイルレベルゲージでオイルチェックします。
今回は、レベルゲージのHとLのちょうど真ん中に来ていました。

いつもは、ちょうどHのところまで、ギリギリ入れるのですが、
今回は、これでよしとし、以後、こまめにチェックすることにしました。

というわけで、無事、オイル交換終了です。
オイル交換をするまえとしたあとで、エンジンの調子はまったく変わらないのですが、
交換後は、走り出しにおいて、若干ギアの硬さを感じます。
ただ、これは、走るにつれて感じなくなるのですが…。

オイル交換終了

というわけで、春の準備が整いました。

といっても、まだグリスアップが終わっていないのですが、
足回りに付着しているかもしれない融雪剤を高圧洗浄機で落とした後に、
グリスアップしようと思っています。

このあと、テストドライブをしてみましたが、その模様は、
また、当ブログでご紹介をしたいと思います。



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