オイル交換開始

三月も半ばを過ぎ、時折寒さが戻ってくることはあるものの、
いよいよ春めいた気候になってきました。
あたたかな季節になることは、ほんとうにありがたく、
同時に、気持ちも明るくなるというものです。

そんな最中、MINIのオイル交換を済ませました。
(交換したのは17日のことなので、すでに一週間以上前のことなのですが)
もっとも、我がMINIは、オイル交換の交換目安としている3,000キロを、
まだ走りきってはいないのですが、前回のオイル交換が昨年の九月であり、
ちょうどいま半年が経過したということで、
この三月に交換してしまうことにしました。
これから先、本格的な春になったら、
ロングドライブもするという機会も、増えると思いますからね。

というわけで、まずはオイルの購入から。
隣町にある『プラント6』という大型ホームセンターで、
いつも使っている、バルボリンVR-1レーシング20W-50を入手します。
以前、飛騨高山に住んでいたころは、このオイルを店頭で手に入れることができず、
ネットで買い求めていましたが、ここ岐阜市に拠点を移してからは、
比較的、簡単に入手することができるようになりました。
(プラント6だけではなく、ビバホームというホームセンターにも、
在庫があるようでした)

バルボリンの鉱物油

MINIにはやはり鉱物系の硬いオイルを入れたいということで、
ここ五年ほどは、ずっとこのバルボリンを使っています。
とりたてて問題はなく、そのため、おそらくは今後も、
このブラントを使い続けるかと思います。

もっともこの日、オイル交換する予定はなかったのですが、
いろいろ事情があって、急遽、作業に取り掛かることにしました。

グリルを外して

というわけで、まず、オイルエレメント交換のために、ラジエーターグリルを外します。
通常、オイルエレメントの交換は、オイル交換2回のうち一回、などといわれれいますが、
ここ最近、私は、オイル交換のインターバルが六ヶ月に一回と、
比較的長期になっていることもあって、毎回エレメント交換をしています。

私のMINIにはワンタッチグリルボタンがないので、作業は面倒です。
しかも、両脇のモールの固定や、グリル本体の固定には、
木ネジが使用されていて、このあたりは、
けっこうアバウトな止め方がなされています。

ドレンボルト位置

次は、ドレンボルトを外す作業に移行するのですが、
そのまえに、もし廃油が床に垂れてしまうと困るので、
車体のしたの床に、古新聞を敷き詰めます。
そして、次に重要なのが、オイルパンとアンダーガードとのあいだに、
キッチンペーパーを突っ込んでおくことです。

このキッチンペーパーを突っ込むのを忘れてしまうと、ドレンボルトを外した後、
オイルがアンダーガードの上面 (オイルパン側に向いた面) へと落ち、
それが思わぬところから床へと落ちていきます。
ですので、これは必須です。

写真ではまだ突っ込む前ですが、ドレンボルトのすぐ下の、
アンダーガードとの隙間に、キッチンペーパーを突っ込む感じです。

というわけで、ドレンボルトを外します。
いつも、それほど強くは締め付けていないつもりなのですが、
(強い締め付けはご法度ですから)
それでも、外すのはたいへん力がいります。

そして、オイルエレメントを、フィルターレンチを使って外します。
いつもユニパーツのエレメントを使っていましたが、
生産が終了したとのことで、前回からマーレというメーカーのオイルエレメントを、
使い始めました。
85年式の私のMINI (マニュアル車) の場合は、OC-21という品番のものが、
適合するとのことです。

オイルエレメント

で、いつものように、外そうと思ったのですが、
これがぜんぜん外れません。
エレメントが固く締め付けてあるのがその主たる原因かと思いますが、
それよりもなによりも、フィルターレンチがうまくかからないのです。
かかったかなと思うと、滑ってしまって、なんとも、
力が入りません。

また、ディストリビューターを雨から守るプラ製の板があり、
これが邪魔になって、レンチを回転させるだけのスペースが取りづらい、
ということもあるかと思います。

ですが、いつものユニパーツのエレメントだったら、
ここまで苦労することはなく、外れるのですが…。
今回のマーレのエレメントは、もう、まったく外れる気配がありません。
とにかく外れません。

もちろん、エレメントを取り付けるさいは、
フィルターレンチといった工具の類はいっさい使わず、手の力だけで締めています。

というわけで、悪戦苦闘すること30分、やっとで外すことができました。
いや~、ホッとしました。
というわけで、あまりのたいへんさに、写真を撮るといったことを、
すっかり失念してしまいました。
なので、ご紹介できるような画像がなく、すみません。

とにかくまあ、外れたのならあとはこっちものもの。
新品のオイルエレメントのパッキン部分に指でエンジンオイルをつけ、
また、手で締めこんでいきます。

ただ、このとき、手はオイルで汚れていますので、
ゴム手袋を嵌めて、作業します。
これなら、滑ることなくエレメントを手で締め込められます。
もっとも、今回、エレメントがまったく外れなかったことを考えると、
たとえ手とはいえ、強く締め付けるのはためらわれます。
かといって、締め付けがゆるいのも、あとあと心配ですし、
このあたりは、どうしたものか、迷うところです。
ですが、やはり、ある程度強く締めこんでおくことにしました。

MINI1000のエンジン

そのあと、ドレンボルトを締めこみ、ラジエーターグリルを取り付けて、
用意していたオイルを注入にしていきます。
バルボリンのオイルは、一本のボトルに1クォートという単位のオイルが入っています。
これはおよそ946ミリリットルとのことで、1リットルに若干足りません。

このボトルを、五本入れると、4.47リットルとなり、
MINIには、ほぼちょうど良いオイル量になるかと思います。
ただ、エレメント交換もすると、あともう少し、オイルが必要になりますので、
(5~5.2リットルくらいでしょうか)
その分を、慎重に足していきます。

こうして、オイル交換が終了したら、一度エンジンをかけて切り、
10分ほど待ってから、オイルレベルゲージでオイルチェックします。
今回は、レベルゲージのHとLのちょうど真ん中に来ていました。

いつもは、ちょうどHのところまで、ギリギリ入れるのですが、
今回は、これでよしとし、以後、こまめにチェックすることにしました。

というわけで、無事、オイル交換終了です。
オイル交換をするまえとしたあとで、エンジンの調子はまったく変わらないのですが、
交換後は、走り出しにおいて、若干ギアの硬さを感じます。
ただ、これは、走るにつれて感じなくなるのですが…。

オイル交換終了

というわけで、春の準備が整いました。

といっても、まだグリスアップが終わっていないのですが、
足回りに付着しているかもしれない融雪剤を高圧洗浄機で落とした後に、
グリスアップしようと思っています。

このあと、テストドライブをしてみましたが、その模様は、
また、当ブログでご紹介をしたいと思います。



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