長命寺石段

早いもので、2019年の一月も終わろうとしています。
そんな一月最後の日曜日、ヨメのプジョーで、
近江の古刹である『長命寺』に、行ってみました。
このお寺、以前、MINIで琵琶湖畔をドライブしたとき、看板を見つけたのですが、
そのときはスルーしてしまい、その後も、何度も滋賀県にくることはあったものの、
行く機会がなく、今回、はじめて、参拝させていただくことになりました。

ここ岐阜市から長命寺に行くには、まず、西の関ヶ原方面へと向かって、
滋賀県へと入り、米原市から湖岸道路に入って、
そのまま、琵琶湖沿いに南進するかたちになります。
前日に冷え込みがありましたので、関ヶ原のあたりはやはり雪がありました。
新幹線も、関ヶ原に降る雪で悩まされたりすることもありますよね。

この日、天気予報では晴れだったのですが、実際には、
ときおり鈍色の雲が垂れ込む、あいにくの空模様。
しかも、わずかな時間でしたが、小雨もパラついたりして、ちょっと、
残念な感じでもありました。

じつはこのとき、目的地としていたのは、石山寺に行ってみようとしていたのですが、
距離的にちょっと遠いかな、という話になり、もっと近場の、
長命寺に目標を変更しました。
石山寺に行きたいのはやまやまでしたが、もともと長命寺にも行ってみたかったので、
まあ、これはこれでよかったかなと思っています。

というわけで、長命寺に到着したのですが、登り道には、
大型車の通行をさえぎるようなポールがたっていました。
おそらく、山道はとても細く、そのために、こうした措置がしてあるのだと思います。
さすがのヨメも、この先にプジョーを乗り入れる勇気がなかったようなので、
私がひとり、斥候として、坂道を徒歩で昇ってみることにしました。

さすがに細い道ですが、もともと飛騨高山に住んでいた私たちにとっては、
それほどの難所ではなかったかもしれません。
なにしろ、飛騨には、安房峠などといって、さらなる交通の難所がありますからね。
ちなみに、この間、写真を撮っていませんでした。
すみません。
でも、帰り道に写真を撮っておいたので、また、後ほど、ご紹介したいと思います。

というわけで、斥候として坂道を登り続ける私でしたが、
そんな私の帰りを待ちきれず、ヨメがプジョーで道を登ってきました。
途中で拾ってもらって、さらに坂を登って行ったのですが……。

長命寺駐車場

どうにか駐車場に到着。けっこう広かったです。
しかも、ほかにクルマの姿はまったくありません。

長い石段を登って

駐車場を奥に進むと、石段が。
じつはこの石段、ずっと下から続いていたようです。
登り口がしたにあったことを、このとき、初めて知りました。
こんなことなら、真剣に登り口を探したんですが。

もはやすでにクルマでここまであがってきてしまったので、
とりあえず、石段の途中からになりますが、登って行くことにしました。
ちなみにこの石段、したからだと800段を超えるそうで、
登るのは、なかなかにたいへんそうです。
でも、次回、こちらにくることがあったなら、ぜひ、この石段の全踏破をしたいところです。

さらに石段を登る

ようやくにして、長命寺到着。
急峻な山の斜面に立つお寺、ということで、うえに行けば、眺めも良さそうです。
それにしても、とてもいい雰囲気です。きてよかった!。

琵琶湖一望

さらに石段を登って、本堂へと行ってみます。
ここからは、琵琶湖が一望できました。
やっぱり、すばらしい眺めですね。

長命寺本堂

さっそく、本堂で参拝をさせていただきました。
また、本堂には、びんずるさまの像もあり、お身体を触らせていただきました。
(びんずるさまを見ると、長野の善光寺を思い出します)
渡り廊下を通って、三仏堂というお堂も参拝。
そのつぎに、護法権現社という社殿を参拝させていただきました。
(こちらは、神社になるのでしょうか)

建立はたしか永正だったでしょうか。
その後、永禄の時代に再建されたとのことでした。
信長の時代ですよね。
(ただ、寺の建立自体は、もっとずっと古いようです)

三重塔

こちらは三重塔です。
建立は慶長二年か、三年ごろだったかと思います。
秀吉が亡くなった頃ですよね。
そう思うと、極めて貴重な文化遺産、建築遺産かと思います。

というわけで、各所をしっかり参拝してきました。
(もっとも、奥のほうにあった神社は、足元が悪く、断念しました)

駐車場まで帰ってくると、どっとクルマが増えていました。

帰り道

ちなみにこちらは帰り道。
つづら折れの坂道を下っていきます。

こうして無事下山完了。
すぐそばには琵琶湖が広がり、曇っていた空も晴れ、
とても気持ちよかったです。

ほんとうの石段のはじまり

ちなみに、最初は気がつかなかったのですが、
八百八段の石段の入り口は、山のふもとの神社の横にありました。
最初に気がついていれば、この石段を登って、長命寺まで行ったのですが、
途中までクルマで行ってしまったことは、ちょっと残念でもありました。
次回は、この石段を最初から登ってみたいと思います。

琵琶湖

この日、お天気はいまひとつで、ときおり小雨もぱらつくことがあったのですが、
しだいに青空も垣間見えるようになり、下山してきた頃は、
なかなかの好天になっていました。
青空と湖、眺めていて気持ちいいです。

琵琶湖沿いを行く

帰りは琵琶湖畔をドライブ。
このあとは、ずっと好天が続くこととなりました。
琵琶湖は当然のことながら、淡水なので、車のボディにはやさしいですよね。
今度はまた、MINIできてみなくては。

こうして、一月の近江を堪能してきました。
ですが、次回こそ、石山寺にまで足を運んでみたいものです。



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ぎふ清流里山公園

さて、2019年もはじまって、すでに半月以上がたってしまいました。
すでに松の内もとっくにすぎているので、いまさら、新年の挨拶もどうかと思いますが、
この新しい年も、当ブログ『k's bar』を、どうぞよろしくお願いいたします。

というわけで、今年最初の話題ですが、ここ岐阜市から比較的近いところにある、
ぎふ清流里山公園に行ってきたことなどを、ちょっとご紹介したいと思います。
このぎふ清流里山公園というのは、以前は、日本昭和村と呼ばれており、
中村玉緒を名誉村長 / イメージキャラクターとして、いまから15年ほど前に、
オーブンしました。
私もその当時、たしか二度ほど、行ったことがあるかと思うのですが、
当時、この施設は、入場料が必要でした。
ですが、昨年、名称をぎふ清流里山公園に変更してからは、
無料で解放されることとなり、大いに賑わっているとのことで、
先日の成人の日に、行ってみることにしました。

というのもこの日、当初は、このぎふ清流里山公園にいく予定はなく、
絶好の好天にもかかわらず、行き先をどうしようか、ヨメと思案していました。
遠出するには、ちょっと出発が遅かったのです。
このようなとき、近場の施設は、お出かけには、まさにうってつけという感じでした。

ちなみに、この日の前日の日曜も、たいへんな好天でした。
そんな青空に誘われて、こちらもまた近場ですが、
墨俣一夜城などにも、ちょっと寄ってみたりしました。

墨俣一夜城

こちらがその墨俣一夜城です。秀吉が信長に仕えていた当時、
(当時の秀吉は、まだ、木下藤吉郎と名乗っていたかと思います)
美濃攻めの拠点として気づいた城のはずですが……。

ご覧のように白亜の立派なお城です。
墨俣一夜城が築かれたのは、永禄といいますから、
間違っても、このようなお城だったはずがありません。
私は、この時期の城の様式や、信長の美濃攻めについて、知識が豊富ではないのですが、
(このあたりについては、司馬遼太郎の国盗り物語を読んだ程度の知識しかないです)
おそらくは、簡素な砦のようなものだったのではないでしょうか。

なんかこれはちょっとひどくないか、と、思ってしまいます。
なにしろ、大垣城よりも立派ではないですか……。

木下藤吉郎秀吉像

城のたもとには、木下藤吉郎秀吉の立派な像がありますが。
この城を草葉の陰から見た亡き太閤殿下は、首を傾げておられるのではないでしょうか。

資料案内板

当時の墨俣一夜城を忍ばせる資料が、看板として展示してありました。
歴史的に意味のない城を建設するよりも、こちらをぜひとも復元してほしいですよね。

城の入場料はたいした金額ではないのですが、
なにしろこのときはヨメもいましから、入場はあきらめ、
とりあえず、この日は、帰宅することにしました。
お天気がいいのに、ちょっともったいなかったですね。

というわけで、話が少し前後してしまいましたが、
話題を、ぎふ清流公園に戻します。
この日は祭日ということで、やはり、ぎふ清流公園の駐車場は、とても賑わっていました。
あたりには、家族連れの楽しそうな声があふれています。

さっそくゲートへ。
以前はこのゲートで、入場料を支払って、なかにはいっていたわけですが、
いまは無料開放となったため、そのままフリーで入れます。
ちょうどこのとき、ゲートに、施設内の昭和座というところで、
ジャズコンサートをやっている告知看板がでていました。
コンサートの開演は、午後二時だということですが……。
すでに午後二時を五分ほど回っています。

冒頭はちょっと欠けてしまったけど、いまからいっても、
間に合うかも、と思い、ヨメともども、昭和座に向かって駆け出しました。

昭和座

こちらがその昭和座です。
すぐになかに入ってみました。

yumeさんとトムさん

出演されていたのは、おふたり。
ボーカルは、美濃加茂出身のシンガーyumeさんだそうです。
ギターはトムさんとおっしゃるそうです。
yumeさんは全国デビューもされているそうです。
日曜のひととき、おふたりの演奏で、楽しませていただきました。
また、機会があれば、ぜひ、お聞きしたいです。

里山公園内

そのあとは、園内をいろいろと散策してみました。
私はここにやってくるのは、十五年ぶりくらいかと思いますが、
当時とは、いろいろと様変わりしているのかなって思いました。

パビリオン

こちらはやまびこ学校という古い校舎。
このなかでは、昭和パビリオンという展示がされていました。

マツダの車両

こちらはダイハツミゼットではなく、マツダの作った車両です。
ダイハツのミゼットは、比較的、旧車イベントなどで、
見かけることがあるのですが、このマツダの車両はめずらしいですね。

昭和の生活

昭和の家庭のようすが再現されていました。
1/1ジオラマという感じですね。
テレビなどがなつかしいです。
(と思う、ワタクシ昭和三十七年生まれ)

昭和の商店街

こちらは、昭和の小さな商店街を再現したものです。
レコード店の店頭には、なぜか、郷ひろみのレコードがひときわたくさんありました。
こういう展示、楽しいですね。

というわけで、やまびこ学校を見学したあとは、
園内のさらに奥にある場所へと行ってみます。
以前こちらにきたときには、こういう施設はなかったはず……。
きっと、増築されてできたんでしょうね。

迷路

なんと、藁製の迷路もありました。
といっても、大人が入ると、迷路を俯瞰できて、すぐに出口がわかっちゃうんですが。

脚こぎボート

園内には堀もあり、そこには脚こぎ用のボートがありました。
天気がいいですから、ボードを漕ぐのも楽しそうですね。

開戦後の新聞

こちらは、朝日村役場のなかにあった、昭和十六年十二月の新聞記事です。
なんだか勇ましいタイトルと記事ばかりが踊っていますが、
このおよそ三年と半年強で、敗戦となります。

というわけで、好天のなか、ぎふ清流里山公園を思いっきり堪能してきました。
近場過ぎてなかなかいままで訪れる機会がなかったのですが、
いざ、園内各所を巡ってみると、とっても楽しかったです。



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