オイル交換開始

今月は、さまざまな雑務に追われて、思うように外出することができませんでした。
そのため、ブログにアップできるような『お出かけネタ』はほとんどないまま……。
MINIも、出番がなく、いまだ冬眠状態にあるといった感じです。
寒さも和らいで、日々、春らしさが増してきたというのに、
これでは、なんだかちょっとさみしいですね。

もっとも、四月になったら、いままで乗れなかったぶんも含め、
思いっきり遠出してみたいな、なんて思っていますが、
そのためには、まず、MINIを快調に走らせるための準備をしなくてはなりません。
というわけで、この三月末の土曜に、
MINIのオイル交換と、グリスアップを行うことにしました。

ちなみに、MINIは、前回のオイル交換から、思いのほか走行距離が伸びておらず、
私がオイル交換の目安としている3,000キロには、いまも遠く及ばないのですが、
(以前は、この3,000キロという距離を、2ヶ月で走りきっていたのですが……)
前回のオイル交換が前年の八月末で、すでに半年を経過しているため、
距離の長短にかかわらず、交換することにしました。

三月最後の土曜、天候は雨で、お出かけにはとても不向き。
ですが、オイル交換には、ちょうどいい日だったかもしれません。
ただ、ガレージ内はとても手狭で、グリスアップを左右ともに行うには、
いったんクルマをガレージの外から出さなければなりません。
ですが、そうすると、大事なMINIを雨に当ててしまうので、
とりあえず今回は、左側 (助手席側) だけを、グリスアップすることにして、
右側はまた後日、作業することにしました。

というわけで、お昼に、ビバホームでオイルを購入。
オイルは、いつものバルボリンVR-Racing 20W-50です。
MINIにはやはり鉱物系オイルを使いたいですし、粘度も高いほうが安心です。
それにしても、こんな硬いオイルを在庫してくれているビバホームさんって、
素敵ですね。

バルボリン20W-50

というわけ、さっそく作業を開始しました。
まずはドレンボルトを外すところからはじめますが……。
いつものごとく、ドレンボルトがとても硬い。
このボルトの締め付けについては、あまり大きな力を加えないよう、
配慮していうつもりなのですが、それでも、外す時には、
ほとんどの場合、難儀します。

まあ、なんだかんだいいつつも、ドレンボルトを外し、
車体下部に置いた廃油パックに、エンジンオイルを落とします。

ちなみにうちのMINIの場合、このさいに、
アンダーガードの上面 (オイルパンに向いた側) に、廃油がたまるという傾向があります。
以前乗っていた赤のMINIでは、そんなことはなかったので、アンダーガードが、
わずかに右に寄っているのかもしれません。

ですので、ドレンボルトを抜いてしまう前に、かならず、
オイルパンとアンダーガードのあいだに、
キッチンペーパーを丸めて突っ込んでおく必要があります。
これをやるか、やらないかで、作業の効率やその後の後始末に、とても大きな差が出ます。

これをやらないと、アンダーガードのうえに溜まったオイルが、
四方から下に落ち、とても汚いことになってしまいます。
(そのために新聞紙を床に敷くのですが、かなり広範囲に敷かなければならなくなります)
最初にオイルパンとアンダーガードとのあいだにキッチンペーパーを突っ込んでおくと、
こうした不測の事態は未然に防ぐことができ、余計な手間をかけずにすみます。
これからも、オイル交換の際には、気をつけておきたいです。

写真を撮っておきたかったんですが、なにせ、手はオイルでドロドロ。
というわけで、カメラを手にするのがためらわれ、写真は撮れませんでした。
すみません。

オイルエレメント

今回はオイルエレメントの交換もしますので、ラジエーターグリルも外してしまいます。
ワンタッチグリルボタンはつけていないので、グリルと、サイドのモールを外すために、
多くのビスを外すことになります。
それにしても、モールの取り付けは木ネジみたいなネジが使われているのですが、
そのアバウトさは、工業製品とはまるで思えないものです。
(ビスを締め付けすぎるとバカになってしまうので、適度に緩めに締めておきます)

フィルターレンチ

そしてオイルエレメントを外すのですが、ここでもまたとても難儀することに。
フィルターレンチを使うのですが、なにしろ手が入りにくいですし、
レンチがあちこちにぶつかるので、大きく回転させることもできません。
しかも、レンチがエレメントをナメてしまって、本当になかなか外せません。
その後も悪戦苦闘して、なんとか、やっとで外すことができました。

オイルエレメントは素手で締め付けてあるだけなのですが、外す時は、
ほんとうにたいへんです。
もっと締め付けを弱くすればいいのかもしれませんが、以前、
締め付けが弱くて、エレメントとブラケットの隙間からオイルが漏れてきたことがあるので、
弱いままの締め付けもちょっと怖くてできません。

エレメント装着

まあ、悪戦苦闘したとはいえ、無事外せたのですから、まあ、今回も、
素手でしっかり締め付けておくことにしました。

グリスガン

せっかくの機会ですので、グリスアップも一部行っておきます。
もっとも、走行距離が少ないので、それほど神経質にグリスアップする必要は、
ないのかもしれませんが、やっぱりやっておかないと気が済まないので、
とりあえず、作業にかかります。

ホイルを外して

グリスアップはタイヤを外さなくてもできますが、タイヤを外したほうが、
グリスの入り具合などを目視できますし、作業性も上がりますので、
面倒なのですが、やはりタイヤは外すことにします。

タイヤを外すと、ブーツとか、普段見られないところも、チェックできますね。

というわけで、さっそく、アッパーサポートアームなどに、
グリスガンでグリスを注入していきます。
車体をジャッキアップしての作業はなかなかにしんどくて、しかも、
グリスガンの先端がきちんとニップルに密接していなくて、
グリスがきちんと入らなかったりと、いろいいろと難儀します。
が、なんとか作業を終えました。

その後、規定量のオイルを入れ、エンジンを始動してみます。
まったく問題なく、普通にエンジンがかかりますね。
そして、ふたたびエンジンを切り、十分ほど時間をおいて、
オイルレベルゲージでオイル量を確認しておきます。

エンジン

というわけで、車体右側のグリスアップはまだ未完了ですが、
とりあえず、この日予定していた作業は終えることができました。

雨の土曜

近いうちに、車体右側のグリスアップをやってしまいたいところです。



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ポスター用イラスト

さて、気がつけば三月も半ばを過ぎてしまいました。
すでに2019年が始まって、3ヶ月近くも経過したことになるんですね。
ついこのまえ、年が明けたと思ったのに、いやはや、
なんとも月日の経つのは早いものです。
ちなみに私は、ここのところは、仕事ではない諸事情でちょっとバタバタしており、
そのせいで、いよいよ春になってきたというのに、お出かけすることもなく、
休日もずっと、ほぼ家に引きこもっています。
ですが、暖かくて過ごしやすい時期になってきたので、近いうちに、
MINIで出掛けられたらいいな、なんて、思っています。

もっとも、そのまえに、MINIはオイル交換しないといけませんし、
今年は、昨年の猛暑の影響なのか、花粉の飛散がすごいそうで、
そのあたりも、ちょっと注意しないと、いけないのかもしれません。
(ちなみに私は、花粉症ではありません)

というわけで、今回は、ひさしぶりにイラストネタをアップしたいと思います。
なにしろ、掲載のご許可をいただけたということで、今回は、
デンソーさんのポスターについて、少しご紹介したいと思います。
(もっと早い時期にご紹介をしたかったのですが、バタバタしているうちに、
いまになってしまいました。すみません)

こちらはデンソーさんで行われている社内コンテストの募集告知のポスターになります。
卵をイメージしたメカを、ということで、このようなかたちになりました。

当初は、クールな未来系メカでいくのか、歯車やパイプが密集するレトロなメカでいくのか、
そのあたりについては、定まっていませんでした。
ですので、双方のイメージをまずは鉛筆スケッチで起こして、
確認をとりつつ、作業をすすめるかたちにしました。

ラフ案01

こちらが初期の鉛筆スケッチ案です。
3DCGといえども、最初の鉛筆スケッチは避けて通れないという感じです。
自分でオリジナル作品を作るときであっても、鉛筆のスケッチは、
やはり必要なんですよね。
制作環境がデジタル化されても、直接、手からダイレクトに描く、
ということは、必要なのだと思います。

ラフ案02

それにしても、こういうレトロ系メカも、機構が剥き出しで、
ビジュアル的に面白みがありますよね。
今度、もし時間があったら、オリジナル作品として、作ってみたいものです。

ラフ案03

レトロメカの一方で、近未来的な卵型のメカという案も、描いてみました。
今回のコンテストは、夢卵(ムーラン)というタイトルがついていますので、
卵型というのは、どうしても入れておきたい案とのことで、こうしたものも、
作画することとなりました。
さらにもう一案、卵型のメカがあったのですが、こちらの案に決定しました。
ですが、さらに、みなさまのご意見やご要望を聞き、再度、この案を発展させる形で、
ラフを起こしてみました。

最終ラフ案

というわけで、基本のデザインが決定したところで、
それをベースに、さらに先方さまのご要望を聞き、新たなラフを起こしました。
このラフが、最終的な決定稿となりました。

その後は、モデリングがスタートするわけですが、
今回も、Shade3Dにて、制作していきます。
いつものように、ポリゴンモデルを使って作っていくわけですが……。

以前は、一定程度、自由曲面で形状を作って、それをポリゴンに変換して、
形状を固めていくという感じだったんですが、ここのところは、
いきなりポリゴンでモデリングしていくというやり方になっています。
ただ、その方法だと、なにもShadeを使う理由ってないんですよね。
とはいえ、ここのところ、ほんとうに、自由曲面を使うということが、
なくなってしまいました。

メカ単体

というわけで、モデリングが完了し、いざレンダリングをと思ったのですが。
IBLレンダリングにすると、面のエッジ部分に、不正な影が出てしまいました。
通常のレイトレ、パストレなら、そんな影は出ないんですが。
かといって、IBLのレンダリング品質は欲しいですし、この問題は、
ほんとうに悩ましいものでした。
(というより、私が、Shadeの特性を知らなさすぎるのかもしれませんが)

仕方がないので、とりあえず、後の画像処理でなんとかしようと思ったのですが、
なんと、この直後、Macが不調に陥り、なんともならない状態に。
( Macの予期せぬ不調は、ほんとうに恐ろしいです)
デジタル環境での制作って、こういうことがあるので、いろいろと気を揉みます。
(アナログ手法だと、そんなことはないんですが)

そんな、なんだかんだと問題があったのですが、なんとか無事に、
納品を果たすことができました。
ほんとうに、ほっとしました。
ですが、制作中に予期せぬことが連発したため、各所で、
ああしたかったとか、こうしたかったとか、そのような、心残りが、
できてしまったことも否めません。

印刷物

B全ポスターの他にも、さまざまな媒体で使っていただきました。
活用していただけることは、うれしいことです。

いずれにしても、このような、架空メカのイラストを仕上げるのは、
最初のスケッチの段階から、とても楽しいものでした。
また、こうしたお仕事をいただけたらと、思ってしまいます。



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