俺のロボ展フライヤー表面

気がつけば11月ももう終わりです。今年もあと一ヶ月を残すのみとなりました。
いつも思うことですが、月日が経つのはほんとうに早いものです。
ついこのまえ、2019年になったばかりのように思ったんですけどネ。

というわけで、渋谷東急ハンズB2Cフロアで開催されていた、
『ゆけ!! 俺のロボ展2019 レトロフューチャー編』が、昨日11月29日をもって、
無事、好評のうちに終了となりました。
本来であれば、私も会場に行って、現場の雰囲気や、来場者の様子、
また、差し支えがなければ、みなさんの力作などを、
このブログにアップしたいところでしたが、
前回も申しましたように、今月は、父が突然、亡くなったために、
もはや、上京するなど、夢のまた夢といった状態になってしまいました。
(一時は、展示作品の納品も、危ぶまれたほどです)
なにしろ父は、高齢になったとはいえ、
健康面においては、血圧が少し高いほかは、とくに問題をかかえていなかったですから、
突然の事態に、もう驚くやら戸惑うやらで、ほんとうに、たいへんでした。
もっとも、このあともなにかとやっかいで面倒な事柄がずいぶんありそうですので、
先が思いやられる感じです。
(とりあえず、いまは、無事四十九日法要を済ませなければと思っています)

まあとにかく、こんな状況の11月でしたので、お出かけやドライブも、
当然のことですが、まったくできるはずもなく、ゆえに、ブログに書くようなネタも、
まったくない状態です。
しいていえば、先月の末に、MINIの車検があったことが、
俺ロボ展の話題を除く、ここ最近の唯一の話題だといえるかもしれません。
ただ、これも先月のことなんで、いまさらアップにするのはさすがに気が引けますよね。

いずれにしましても、今回は、予期しない突発的な緊急事態の余波により、
ブログ記事も、ごくごく短い、しかも、
ほとんど内容のない、いささかさみしい記事投稿となってしまいましたが、
いまはしだいに日常を取り戻していますので、
来月からは、また、今までと変わりなく、写真を交えて、
記事をアップできるかなと思っています。

ちなみに、今回の『ゆけ!! 俺のロボ展 レトロフューチャー展』は、
渋谷東急ハンズでの展示は終了しましたが、来年2020年に、巡回展が予定されています。
そちらについても、また本ブログにて、詳細をお伝えしていきたいと思いますので、
今回、会場に足を運ぶことができなかった方は、
ぜひ、次の機会に、ご高覧いただければと思っております。

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センチネル 額装版

本ブログの8月の投稿記事で告知をさせていただいた
『ゆけ!!、俺のロボ展 2019:レトロフューチャー編』が、
いよいよ今日11月15日から、渋谷東急ハンズ B2Cフロアにて、開催されます!。

8月の告知記事でも申し上げたかとは思いますが、
この企画展は、総勢30名あまりのクリエイターが一同に集い、
オリジナルのロボット作品を創造するというもので、開催は今回で3回目となります。
(平面作品の作家さんを含め、立体作品の作家さんも多数参加されています)
今回のテーマは『レトロフューチャー』――懐古的モダン――で、
私としても、好きな分野、得意な分野であり、そのため、製作にも大いに熱が入りました。
しかも、開催される場所は、東京の渋谷東急ハンズですから、
集客については、もう、申し分ないものと考えています。
このような華々しい場所での作品展に、地方在住のイラストレーターである私も、
参加をさせていただけることに、たいへんな喜びも感じています。

○ ゆけ!!俺のロボ展 レトロフューチャー編の情報はコチラ! ~

というわけで今回は、私が出品した作品について、いよいよ解禁したいと思います。
その作品が、トップ画像のロボット『SENTINEL』です。

当初は、私は、バッタ型ロボットの製作を考えていて、
実際、地道に製作もしていたのですが、今年7月に行われた、
参加作家さんたちとの顔合わせ会のさい、主催者さまの意向などを聞き、
急遽、人型ロボットへと変更することになりました。

まずは、どのようなロボットのデザインがいいのか……、
そのあたりの模索から、製作をはじめていきました。

スケッチ作品

というわけで、ビンテージバイクが人型になったような、
そんなイメージで、最初のエンピツスケッチを起こしてみたのですが、
レトロ感は、まあ、ある程度出たかなとは思えるものの、なんとなく、
インパクトが足りないような、ちょっと印象の薄いものになってしまいました。
できれば、もっと不気味感が欲しいというか、
人の印象に強く残るような、そんなロボットにしたいのですが。

というわけで、このデザインをベースとして残しつつ、
目指すイメージに近いメカニックの資料をさらに集めてみることにしました。
不気味感、不思議感があり、なおかつ、
レトロな印象のマシンにはどのようなものがあるか……。
そんな思いを抱きながら、ネットなどで資料を調べるうちに、
八月の告知記事でも少し触れていますが、
深海作業艇や潜水服、プラネタリウム投影装置などに行き当たりました。
このみっつは、今回のロボットのデザインを構築するうえで、
とても大きなインスピレーションを与えてくれました。
そのうえで、まず、頭部を大きくすることを考えてみました。

均整のとれた人型から逸脱させ、頭部を大きくすると、
不気味な印象が備わるように思います。
この印象は、ともすれば、強いインパクトにもなるかと思います。

胸部アップ

その大きな頭部に、深海作業艇のような丸窓を、角度を変えていくつもつけることで、
丸窓が、まるで複眼の目のようにも見え、人型なのに昆虫のような、
メカなのにクリーチャーのような、そんな印象を加えることができるかと思います。
しかも、この頭部は、前方側に大きく張り出していて、
より人型を逸脱するようなかたちにもしています。

肩関節アップ

それでいて、潜水服だと誤解されないよう、
あえて、肩まわりの可動機構が、剥き出しになるようなかたちにしています。
これで、このロボットが『着る』ものではなく、
独自の動力源を持って駆動していることが、
ビジュアル的に示せたのではないかと思っています。

センチネル シート売り版

今回、ロボットのカラーリングにとても悩みましたが、
メイン作品は黄色とし、シート版の販売作品はシルバーとしました。
(つまり、色変えによって、二種が存在するかたちとなりました)

また、エンピツ描きした最初のスケッチ案も、商品として販売することとなりました。
3D作品もカッコいいとは思いますが、こうした手描きエンピツ画も、
ハンドメイドらしい味わいがあるのではと、思っています。

というわけで、今回は、額装作品、シート売り作品、エンピツスケッチ画作品の、
三種類が販売物として出展されることになりました。
とはいえ、はたしてほんとうに売れるものなのか……、と、製作した本人自身は、
ちょっと眉を潜めています。
まあ、私としては、売れる売れないかはまったくの二の次で、
とにかく、ひとりでも多くの人に作品を見ていただければ、と思っています。

頭部&胸部アップ1

また、前二回の『俺のロボ展』同様、今回も、ガイドブックが刊行 / 発売されます。
このガイドブックには、販売作品にはない、ロボットの別アングルショットや、
各部位の解説図が掲載されることとなっています。

別アングルのショットが比較的簡単に製作できるのが、
3DCGのよいところではないかと思います。
(そのぶん、各部をきちんと作っておかなければならないのですが)

斜め前からショット

斜め前から見たショットだと、一体となった頭部と胸部の形状が、
どうなっているのか、よくわかっていただけると思います。
やはり、頭部が大きいと、人型でありながら、ちょっと不気味な感じ、
不思議な雰囲気がでるように思います。

斜め後からショット

ゆけ!! 俺のロボ展は、今日から29日までと、会期が丸二週間もありますから、
足を運ぶ日程を決めるのにも、かなり余裕があるかと思います。
また、万一、今回、この企画展を見逃したとしても、
来年早々に、都内で巡回展も行われますので、
そちらにお出かけいただくということも、できるかと思います。

いずれにしましても、ぜひ、会場に出かけてみてください。
……という私は、じつはこの企画展の直前に、父が突然他界してしまったため、
実家と事務所を行き来することとなってしまい、会場には行けないかもしれません。

いささか残念ではありますが、そのぶん、
私の作品が、たくさんの人の目に触れればいいなと願っています。
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