バルクアームa

収まる気配どころか、いまや爆発的感染の兆候を示しているコロナウイルスの蔓延ですが、
日々ニュースを見ていると、なんだかSF映画を見ているような……、
そんな気持ちになってしまいます。

実際、ウイルスによる人類の危機を描いた作品って、とても多いのではないかと思います。
私が子供のころ夢中になって読んだ漫画に『ブルーシティ』という作品がありましたが、
これは、地球に飛来した隕石に付着していたウイルスにより、人類が絶滅し、
海底都市にいた人たちだけが生き残る、という設定がなされていました。
そのほかにも、角川映画の『復活の日』や『地球最後の男オメガマン』、
最近の作品だと『アウトブレイク』や『感染列島』などがありますし、
また、ゾンビ映画の『アイアムヒーロー』『バイオハザード』も、
同様の系統の作品といっていいかもしれません。

エンターテインメントのなかでは、ウイルス蔓延という設定は、
ごくごくありふれたものだったわけですが、実際の世界では、
いまひとつリアリティがないものだったのでしょうか……。
多くの先進国が、適切な封じ込めもできないまま、
いまや、未曾有の事態を迎えつつあるようです。
このままでは、第二次世界大戦に匹敵するような事態になるのではないかと……、
もしかすると、それを上回るカタストロフになるのではないか、などと考えて、
日々、戦々恐々としています。
(大げさに考えすぎでしょうか)

いずれにしても、これ以上感染拡大が広がらないことを祈るばかりです。
高血圧という既往症がある私にとって、
コロナウイルスの罹患は、死活問題となりそうですから……。

MINIの話題も少し……

さて、そんな話をしていても、もうどうしようもないので、本題に。
まず、先日、MINIのオイル交換をしました。
もっとも、昨年九月にオイル交換をしてから、ほとんど長距離を乗っていないのですが、
交換後半年が経過したということで、グリスアップやエレメント交換を含め、
一気呵成にやってしまいました。

オイルはいつものようにバルボリンの鉱物油20w-50です。
ホームセンターのビバホームでは、この硬いオイルを常にまとまった数で在庫していて、
旧車乗りには、たいへん重宝します。

写真を掲載しても、いつも同じになってしまいますので、今回は割愛しますが、
いつもように、タイヤを外し、グリスアップして、タイヤハウスの内側などに、
ノックスドールを塗布し、ブレーキクリーナーでローターやパッドを洗浄しました。
エレメントはマーレのOC21を使用しています。

というわけで、オイル交換完了となりましたので、もし天候に恵まれたら、
出かけたいと思っています。
ですが、そのさいは、このご時世ですので、
可能な限り下車することなく、しかも、人口密集地を避け、
人と接触しないようにしなくてはならないわけですが……。
なんとも窮屈なことですね。

グリー系の色に塗装

しかも、これからは、なにかとヒキコモリ生活をしなくてはならいということで、
(我が県でも、将来、外出を控えるよう要請される事態に陥るかもしれませんから)
遠ざかっていたプラモデル製作にも、ちょっこっと手を出したりしています。

正面の姿

こちらは、以前に当ブログでも少し触れた、バルクアームαです。
濃いブルーのプラだったものをグリーンに塗装し、
デカール貼りも済んで、いよいよ、ロボットのフォルムが見えてきました。
もともと、ボトムズが好きな私は、スマートで足の長いロボットが苦手で、
こうした、無骨なフォルムが好きです。

後ろ姿

腕に付属する大きな大砲は、まだつけていません。
というか、あの大砲、長砲身のため、けっこう取り回しがたいへんそうです。
モデリングサポートなどの別の武装を取り付けるか、武器だけスクラッチしたほうが、
いいかもしれないと思っています。

胸部と頭部

細部のデカールは、Vertexというメーカーのコンビネーションデカール02を使いました。
デカールのうえからけっこう派手にフラットクリアーをかけたのですが、
ヒビ割れを起こすこともなく、また、シルバリングを発生させることもなく、
きれいに仕上げることができました。
(貼り付けるときには、マークセッター、マークソフターを使っています)

それにしても、この無骨なデザインは、いかにも兵器らしいイメージで、かっこいいですね。
ボトムズ的な世界観、フォルムといったところでしょうか。
このバルクアームは、コトブキヤというメーカーが展開するオリジナルのもののようで、
原作のアニメや映画、漫画があるわけではないみたいですが、そのぶん、
模型メーカーが自由にデザインしたようで、関節の可動方法などについては、
独特の仕様になっています。
大きさも値段も手頃で、パーツの合いも確かで、接着剤を使用しなくても、
嵌め合わせのみでも、パーツの固定が充分できます。
ただ、それゆえに、塗装してしまうと、各部の合せがきつくなってしまうので、
注意が必要です。

バンダイのスコープドッグ

でもってこちらは、本家ボトムスに登場するスコープドッグです。
バンダイ製の1/20のキットなのですが、なんとこのキット、
買ったまま、十年以上も放置していました。
(昔買ったものに手をつけるのは、お金がかかりませんしいいですネ)

しかし、十年以上も昔のキットとはいえ、完成度は極めて高いものになっています。
操縦席部分はスライド金型を用いて一発で整形してあり、
また、各パーツとの合いも、極めて良好で、
接着剤を使用しない、スナップフィットキットといってもいいくらいです。
パーツを嵌め込み、押し込むだけでしっかり固定されます。

ガンダムのプラモデル開発で培われたノウハウが、遺憾無く発揮されている、
という感じですね。すごいです。

コクピットのパーツ

というわけで、胸部コクピット部分の製作も進めています。
胸部ハッチには、微妙にヒケがあったりしましたので、
しっかり丁寧にペーパーをかけて、ならしています。
内部は明灰白色にし、側面のフレームも同じ色にしましたので、その部分はマスキングして、
このあと、外装色であるグリーンをエアブラシで吹き付ける予定です。
塗料はその昔クレオスから発売されていた、ボトムズカラーを使用するつもりですが、
瓶の状態のものより、もう少し明度を上げて使用しようかなと思っています。

また、パテを使ってパーツの合わせ目の隙間を埋めて消すといった作業も、
ほとんど必要ありません。
まさにストレスフリーですね。
かつてのタカラのキットは、繊細なモールドがすごくよかったのですが、
さすがに古いキットですので、パテのお世話になる箇所が多々ありましたが。

胸部コクピット部分

バルクアームもスコープドッグも、クレオスのMrカラーを使って塗装しています。
最近、タミヤからもラッカー系塗料が発売され、当然ながら、そちらにも興味がありますが、
すでにMrカラーに馴染んでしまい、しかも、一定の数も揃えてしまっていますので、
これからも、クレオスベースの傾向が続きそうです。

頭部

こちらは頭の部分です。スライド金型を使って一発で整形しています。すごい。
スコープドッグの頭部は、ドーム状の頭部にバイザーとカメラがつくという、
ごくごく単純な形状をしていますが、そのぶん、各模型メーカーによって、
フォルムの捉え方に、違いがでやすいかと思います。
バンダイのキットの頭部は、私の私的な印象ですが、とてもいい形状だと思っています。

でも、本命の戦車については、手をつけていなくて……。
タミヤのシェリダン、作りたいんですけどネ。

というわけで、ただいま、外出しなくても楽しめる方法を模索中です。
(プラモだけではなく、本も揃えたいところです)

でも、どれだけインドアの趣味を充実させても、やっぱり、外に出かけたいですよね。
気兼ねなく出かけられる日が早く訪れることを、願ってやみません。



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越前でのプジョー

いっこうに終息の気配を見せない新型コロナウイルスですが、
いよいよ、地球的な規模で大きな広がりを見せるようになってきました。
ヨーロッパでもアメリカでも、外出が大きく制限されるなど、
市民生活にも、さまざまな不都合が生じているようです。
日本においては、検査が充分になされているとはいえないようですが、
まだ、西欧各国ほどの深刻な状況には、少なくとも目に見える範囲では、
陥っていないように思います。
それでも、事態がここまでくると、もはや、
オリンピックの通常開催は、やはり難しいのではないでしょうか。

さて、そんな話はさておき、すでに二週間以上もまえのことになりますが、
今月のはじめに、越前方面にプチ旅行に行ってきました。
福井県を旅行先に選んだのは、まだ、コロナウイルスの感染者が確認されていないことや、
また、たまたま、旅行日程としたその期間、お天気に恵まれそうだったからです。
加えて、この時期、ホテルがとても安くとれるという事情もありました。

ここ岐阜市から、越前方面に向かうコースはいくつかありますが、
今回は、いったん西隣の滋賀県に入り、そこから、琵琶湖を横目に北上して敦賀市に入り、
あとは、海沿いの国道205号線をひた走ってみることにしました。
海を眺められる絶好のドライブコースでもあり、途中にはしおかぜラインという、
眺めのいい場所もあります。
出動車はヨメのプジョーです。
こうして、およそ四時間ほどドライブして、宿をとった三国市に入りました。

ホテルセンチュリオン

こちらがそのホテルです。
センチュリオンという名で、街中から少し離れた、
『テクノポート福井総合公園』という海浜施設のなかにあります。
この旅行の時点で、福井県は、コロナウイルスの感染者が、
出ていないと発表されていたかと思いますが、それでも、
ホテルはガラガラといっていい状態です。

おそらく、こうした状態が続けば、ホテルの経営はかなり苦しくなるのではないでしょうか。
私の故郷、飛騨高山も、いままで、インバウンドによって潤ってきました。
高山駅前にはいま、たくさんのホテルが新設され、駅舎も建て直されました。
しかし、観光客は激減しています。
いま、大勢の人が集まることは忌避されていますが、それでも、
多人数との接触を避けるなどの防衛措置はとりつつ、無理のない範囲で旅行などをするのは、
やっぱり、アリなのではないかと、思ってしまいました。

イルミネーション3

ホテルでは、夜になると、イルミネーションをしていました。
お客さんは少ないのですが、それでも、
こうやって色とりどりの明かりを煌々と灯してくれると、
やっぱり、とてもうれしい気持ちになります。

イルミネーション1

というわけで、イルミネーションの庭を、散歩したりしました。
また、人数は少ないのですが、それでも、家族連れの姿をちらほらと見かけました。
なにしろ、学校が休校になっていますからね。

ホテル内図書館

こちらは、ホテル内にあるキッズ用図書室です。
もっとも、壁面の十字架があしらわれているところを見ると、どうやらこの部屋は、
結婚式会場たったのかもしれません。

ホテルのなかには、このほかにも、レストラン、バー、ゲームコーナー、
卓球ルーム、カラオケルーム、温水プール(冬季閉鎖中でしたが)、大浴場、などがあり、
また、すぐ隣には、
セグウェイの試乗や動物と触れ合えるアミューズメントスペースも併設されていて、
家族連れにはなにかと好都合ではないかと思います。

そして翌日は……。朝から雨でした。うう~ん、なんともついていませんね。
ですが、この日、予報では、午後から晴れるということになっていました。
その予報があたることを祈りつつ、とりあえず、福井市方面に出かけてみることに。
が、とにかく、人との接触を避けたいということで、
食事などは、お店ではとらず、公園にいったりしてとることにしました。

その後はふたたび海辺へ。
今回の旅行ではとにかく、車で日本海に面した各所を巡ってみるということにしました。

呼鳥門

こちらは呼鳥門というところです。
岩が橋のようになっているのですが、福井から石川にかけて、
こうした岩が露出した場所が多く、日本海らしい独特の景観が楽しめます。
(石川県の巌門も、同様の地形、景観ですね)

付近の看板によると、この呼鳥門の上部は、内陸にかけて、棚田があるとのことです。
というわけで、さっそく見に行ってみることにしました。

山道へ

ところが、道に迷ったり、しかも、ものすごい坂道になったりと、けっこうたいへん。
しかも、とても道がとても狭かったりします。
なにしろ、海と急峻な山が隣接している地域ですからね。
そういえば、以前、MINIでこの地にきたとき、あまりの急坂におののいたことがありました。

越前海

でも、坂道を登りきると、そこには胸のすくような絶景が広がっていました。

眼下に見えるトンネル

しかも、眼下には、さきほどいった呼鳥門が見えたりします。
たしかに、このあたりは平地がなく、住むのも、田畑を作るのも、
苦労しそうな土地ですね。

棚田

というわけで、紆余曲折ありましたが、ようやく棚田に到着。
ここは梨子ケ平千枚田というらしいです。
ひとつひとつの田がとても細かく、細く作られています。

空が晴れて

そうこうするうちに、だんだんとお天気がよくなってきました。
しかも、空はみるみる腫れて、やがては、雲ひとつない大快晴になりました。
海も、浜辺の家々も、陽光を受けてキラキラと輝いています。
すごくきもちいいですね。まさに絶好のドライブ日和です。

きらめく海

その後、海辺の景観をたっぷり堪能して、前日泊まったホテルへと帰ってきました。
が、この日は、前日よりもさらにガラガラ状態に。
そのため、ホテルのカラオケルームを利用してみました。

テクノポート

翌日は朝から青空が広がるいいお天気。
ホテルをチェックアウトしたあと、すぐ近くのテクノポートに散歩に行ってみました。
ここは広い競技場やスタジアム、パターゴルフ場があり、各企業の工場なども含めた、
大きな海浜リゾート施設となっているようです。
一帯には4車線化された道路が伸び、交通の便も極めてよくなっています。

絶好の好天

その後、前日と同じように、海辺をドライブしつつ、帰路の着きました。
が、まっすぐ帰らず、琵琶湖方面によってみることにしました。

白髭神社

こちらは琵琶湖畔にある白髭神社です。
かねてから参拝にきたかったのですが、ようやくこの日、念願が叶いました。
人気のスポットなのか、駐車場はいっぱいで、若者で賑わっていました。

海に立つ鳥居

この神社は、厳島神社のように、水中から立ち上がった鳥居があります。
もっとも、この鳥居を眺めるためには、道路を渡らなくてはならないのですが、
道路を渡ることは固く禁じられており、警察官が出て道ゆく人に注意をしていました。

道路を渡るためにはかなり遠くにある横断歩道まで行かなくてはならないようですが、
ほとんどの参拝客は、無視して道路を渡ってしまっていました。
ただ、この状況だと、渡りたくなるのも、無理はないかなとも思ってしまいました。

その後は大津まで行き、琵琶湖を東に渡り、草津、彦根を経由して岐阜市に帰ってきました。
コロナウイルス蔓延によって、なにかと自粛が先行する世の中ですが、
どこにも行かないというわけにはいかないものです。
これからも、人混みは避けつつも、こうしたお出かけをしたいものです。



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