ロボ01

月二回のアップを目標にしている当ブログですが、
今月は、比較的お天気がよかったにもかかわらず、どこにも出掛けず、
また、食料品以外ほとんど買い物もしておらず、よって、まったく、
アップするネタがありません。
MINIのオイル交換の様子なんかを書こうかとも思っていたのですが、
それもまだもやってなくて、今月はネタ枯渇です。
いや〜〜、困りました。
というわけで、今回は、来年開催予定の、ゆけ俺のロボ展の話題について、
ちょっと書いてみたいと思います。

本来であれば、昨年2019年の俺のロボ展-レトロフューチャー編-に引き続き、
今年も、この秋に、渋谷東急ハンズで、俺のロボ展-ジパング編-が開催される予定でした。
ですが、今年は新型コロナウイルスの影響で、開催はできなくなってしまい、
来年に持ち越しとなりました。
まあ、春の緊急事態宣言のあたりで、秋の開催も無理だろうなあ、とは思ったんですが、
その通りになりました。
とはいえ、今年開催しても、例年のような人出はとても期待できないわけですし、
延期は正しい選択かなって思います。

ところが、製作はまったく進んでいなくて、いま、必死に、
どういう方向性でいこうか、考えているところです。
うちにある未発表のロボットから、なにかを手直しして製作するか、
それとも、まったく新規に起こすのか、どうしようかと思っています。
まず、テーマのジパングというのも、なかなか表現が難しいところです。
日本でメカ、というと、まっさきに私が連想するのが、
戦艦大和とか、零戦とか、九七式中戦車などなのですが、
太平洋戦争を連想させるものは、避けたいところです。
そうなると、YS-11、ホンダの葉巻型F1であるRA272、ハイブリッド車、など、
でしょうか。ですが、零戦などに比べると、インパクトが弱いですし、
だいいち、ロボットになるのかな、という思いがします。

また、人型で行くのか、そうでないかたちにするのか、でも、
いろいろと悩むところですし、
前回同様、3DCGでいくのか、ドローイングソフトを使って描くのか、
そのあたりも決めていかなくてはなりません。
3Dを使うと、人気はないようで、そのあたりを考えると、
クリップスタジオペイントあたりを使って、
厚塗りで描いたほうがいいのかなあ、などと思ってしまいます。

センチネル 額装版

ちなみにこちらは、前回の出店作品です。
このときのテーマはレトロフューチャーでしたので、レトロ系デザインにしました。
それにしても、私は、黄色が好きなんですかね。
ちなみに、こちらは、黄色版とシルバー版の2種を用意しました。

センチネル シート売り版

製作しているときは、黄色版のほうがかっこいいと思ったのですが、
一年近く経って、いまあらためて見ると、シルバー版もストイックな感じで、
かっこいいかも、などと思ってしまいます。

また、私のMacには、作りかけでお蔵入りになっているロボットがいくつもあります。
今回の記事のトップに表示されている黄色いロボットも、そんなお蔵入り組のひとつです。
こういう日の目をみてないものを、ブラッシュアップして、
桧舞台に立たせようかとも思うのですが、いかんせん、テーマと合わない……。
合わせるように工夫するのが、ちょっとたいへんそうです。

ロボ02

ちなみにこちらも、作りかけでお蔵入りになっているもののひとつです。
(もっとも、某雑誌の特集記事のトビライラストにちらっと使ったので、
完全なお蔵入りというわけでもないんですが)
とはいっても、作りかけであることに変わりはなく、
そのため、ディテールもマッピングもぜんぜん入ってなくて、
なんだか、絵的に密度感が足りず、まるで面白みがありませんね。
とくに、前の2作に比べると、あっさり感は否めません。
なんとかしたいなあ、と思ってしまいます。

これを作り込んでいっても、テーマとはちょっとあいそうもありませんし、
うう〜ん、また、お蔵入りになりそうな感じです。

このロボットは、パワードスーツとして製作したものです。
デザインしたのは学生時代で、いまから30年以上も前です。
脛のあたりは、形状を考え直したほうがよさそうですね。

というわけで、いま、次回の俺ロボ展の作品をどうするか、
あれこれ、思案中です。
この件についても、当ブログで、進捗などを、
これから、また、アップしていきたいと思っています。
(イラストには著作権があります。無断使用等は厳禁です)



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犬の張り子を持つ怪物 表紙

この九月は、大きな台風の発生はあったものの、ここ中部地方をはじめ、
日本には、さほど大きな被害はなかったようで、
(もっとも、九州など、大雨に見舞われて地域もあり、
影響を受けられた方、被災された方には、心よりお見舞い申し上げます)
また、天候も、比較的穏やかな日が多く、お出かけには最適の月だったかな、と思います。
ところが、御多分に洩れず、今月もまた、コロナ渦のせいもあって、
ブログのネタがまったくありません。
先週の四連休も、結局、家から出ずじまいで終わってしまいました。
MIINIに乗ってどこかに行きたかったんですが、なにかと、今月は、
公私ともに忙しくて、仮にコロナの影響がなかったとしても、
話題がなかったかもしれません。
(もっとも、春から夏にかけてが、超ド暇でしたからネ)

それにしても、今年は、ネタがないうえに、毎度、こうして、
冒頭はコロナの話題から入る、という感じで、書いていて、いささか飽きてきました。
街ゆく人もマスクはしているものの、コロナに対する危機感は、
ずいぶん薄れてきているように思います。
(自分も含めてなのですが)
いつになったら、ごく普通の日常に戻るのでしょうか。
それとも、もう、もとには戻らないのでしょうか。

さて、ネタがないので、今回もまた、ブックレビューをすることにします。
当ブログではブックレビューはほんとうにたまにしかなかった書かなかったのですが、
今年はこのネタが、異様に多くなってしまっています。
というわけで、今回ご紹介するのは、このミステリーがすごい!大賞の隠し球を受賞した、
『犬の張り子を持つ怪物』について、ご紹介したいと思います。
本書は、やはり、このミス大賞の隠し球を受賞するだけあって、
スピード感あふれる展開、緊張感の持続、荒唐無稽な設定の中にも、
地に足のついたリアルな法廷ミステリーの要素が盛り込まれていて、まさに、
一気に読ませてしまうパワーに満ちています。

犬の張り子を持つ怪物 本文

まず、冒頭の場面からして、読み手の興味を一気に引き付けます。
物語は、小学校が何者かに襲われ、児童や教師、警察官が惨殺されるシーンから始まります。
被害者たちはほとんど身体を切り裂かれるようにに殺されていくのですが、
通常の人間には、どうしてそのような現象が引き起こされるのか、わかりません。
目には見えない何者かの力によって、噛みちぎられていくようにしか見えなのです。
ところが、事件を担当する夏木刑事には、被害者が、巨大な犬の張り子の怪物によって、
噛みちぎられてかれていくのが見えるのです。
その張り子を操っているのは、美形の少女でした。
少女は口から犬の張り子を何匹も吐き出し、人を襲わせているのです。

少女は夏木によって逮捕されますが、犬の張り子は夏木にしか見えず、
起訴に持ち込むのは極めて難しい案件となります。
しかし、少女は、犯行の再予告をしており、もし、このまま釈放すれば、
ふたたび大量の犠牲者が発生しています。
社会防衛のためにも、なんとか検察に送り、起訴に持ち込みたい、そう夏木は願い、
実際、起訴に持ち込むのですが……。
超能力殺人をいかに立証するか、法廷での戦いが始まります。

物語の視点人物は、張り子が見える体質の警察官、夏木、と、
張り子を使う殺人鬼を起訴する敏腕警察官、弁護士、そして少女本人と、
場面に応じて切り替わり、それぞれの視点で、事件直後から法廷闘争までを、
追っていくかたちとなっています。

冒頭の事件発生の場面からすでに手に汗握る緊張感があり、
読み手は、すぐに作品世界にのめり込んで行きます。
しかも、その緊張感が薄れることなく、起訴へ、法廷での戦いへ、と、
テンポよく話が進んでいきます。

犬の張り子が殺人を行う、というのは、非常に荒唐無稽なのですが、
そのぶん、法律や法廷の知識が綿密に書かれていて、ありえない話に、
強いリアリティーが添えられています。
しかも、ミステリーらしい謎解きや、ホラーらしい呪いなど、読み手を飽きさせない、
さまざまな工夫やアイデアが盛り込まれています。
やっぱり、このミスの隠し玉になる作品はすごいなあ、と、感心させられました。

こうした、ミステリー系の新人賞を獲る作品は、
比較的、荒唐無稽なストーリーが多いように思います。
やっぱり、インパクト重視なんでしょうか。
とにかく、とても面白く、一気読みできてしまう作品なので、
もし、興味がある方は、ぜひ、一度、書店で手に取っていただければと思います。

来月は、ちょっとはお出かけネタの記事がかけるといいな、と、
思っています。

そのまえに、MINIのオイル交換をしなくては……。


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