一宮市尾西歴史民族資料館

今年の秋は、大きな台風の発生はあったものの、
甚大な被害をおよぼすようなものはなく、すっきりとした青空が覗く日も、
多かったのではないかと思います。
そんな好天に恵まれた秋の日、愛知県一宮市にある『一宮市尾西歴史民族資料館』に、
ドライブがてら行ってみました。
折しも、この資料館では、今月10日から25日にかけて、
ここ中部地方で活躍するクリエイターの皆さんのグループ展が開かれていました。
知り合いの作家さんも、そのグループ展に参加されていて、
今回は、その見学のために、一宮市まで出向いたという次第です。

一宮市は、県こそ違うものの、ここ岐阜市からほど近く、
電車であれば、15〜20分程度で行くことができるかと思います。
車を利用した場合は、道の渋滞などで、もっと時間がかかりますが、
それでも距離的に見れば、直線で15キロくらいの距離しかないと思います。
とはいっても、私は、いままで一宮に行く機会はあまりなく、
いつも、名古屋に行くときの単なる経由地にすぎませんでした。
(ただ、かつて、一宮市内にある三岸節子記念美術館に行ったことはありますが)

今回の出動車両はひさしぶりに私のMINIとなりました。
ヨメは仕事でしたので、私ひとりだけのドライブとなりました。

MINIで行く一宮

渋滞が予想されたものの、平日を選んだためか、さほどの混雑もなく、
難なく、一宮市尾西歴史民族資料館に到着しました。
施設の手前には駐車場が完備されていて、車を駐める場所に困ることもありません。

爽快な空模様

この資料館は、鉄筋コンクリート製の本館と、
古民家を再利用した別館のふたつの施設から成り立っています。
しかも、両施設とも、ふだんから無料開放されいるといいます。
グループ展は別館で開催されているとのことでしたので、
まずは別館のほうから、見学をさせてもらうことにしました。
(それにしても、この日は抜群のお出かけ日和でした)

素晴らしい庭

別館は、建物の素晴らしさもさることながら、優美な庭も備えていて、
窓越しにその景観を楽しむこともできます。
この部屋が作品の展示室にもなっているのですが、
作品の醸し出す世界観と、部屋の雰囲気が融合して、なんともいえない、
居心地のいい空間になっていました。

しかも、グループ展は大盛況で、平日にも関わらず、大勢の人が会場に詰めかけていました。
掲載した写真には、どれも人が写っていないので、なんだか静かな印象になっていますが、
人が入らないように撮影しただけで、実際には、あちこちに見学の方がいらっしゃいました。

また、各作家さんとお話もさせていただいたいりして、
とても楽しいひとときを過ごすことができました。

狭い廊下

こちらは部屋の廊下ですが、この狭い廊下にも、独特の雰囲気があります。
今後は、庭の木々が紅葉するとのことで、イベントも開かれるといいます。
その頃、また、ぜひ来てみたいものです。

こちらも民族歴史資料館

その後は、本館を見学。
折しもこちらでは木彫りの仏像展が開かれていました。

館内エントラス

また、この地は、斎藤道三と織田信長が会見した、
富田聖徳寺に近いとのことで、当時の逸話などを記した展示がされていました。
この会見の模様は、司馬遼太郎の『国盗り物語』でも描かれていますし、
現在放送中の大河ドラマ『麒麟がくる』でも、取り上げられていました。

建物は思いのほか大きく、一階と二階にそれぞれ展示室が設けてあります。
無料の施設とはいえ、かなりしっかりした展示がなされていて、
ジオラマや人形を使った大名行列の展示もあり、見応えがありました。

ジオラマ展示

ジオラマは精巧に作られています。
このほかにも、橋のジオラマなどもありました。

そのあと、館内の職員さんに、
富田聖徳寺へ行く道順を聞き、現地に行ってみることにしました。
もっとも、すでに聖徳寺はなく、いまは石碑が残るのみだということです。
また、職員さんの話によると、聖徳寺の正確な場所はわかっておらず、
考古学的な調査が行われたわけでもないといいます。
ですので、古くからの伝聞をたよりに、石碑を建てただけだということでした。

それでも、せっかくの機会ですから、見学に行ってみることにします。
現地に駐車場はないとのことなので、徒歩で行くことにしました。

富田聖徳寺

というわけで、歴史民族資料館から歩くことおよそ15分。
道の端に立つ石碑に到着しました。
聖徳寺の正確な位置が不明なため、この碑の場所に実際に聖徳寺があったのかどうかは、
定かではないらしいのですが、いずれにしも、道三と信長がこの近くで対面したのかと思うと、
ちょっと感無量な思いがします。

富田聖徳寺の会見のあと、道三は信長をたいそう気に入り、
物心両面での支援を行なったといいます。
国盗り物語にもそうした記述がたくさんありますし、
同様に、麒麟がくるにおいても、同様の場面が複数ありました。
道三は息子である斎藤義竜との戦で敗れ、長良川で敗死しますが、
そのさい、信長は道三を救助しようと兵を進めてもいます。
小説やドラマは創作であり、現実にはどうだったのか、私にはわかりませんが、
道三の国譲り状という書状が残っているところを見ると、
この義理の親子の間には、実際に、一定の信頼関係があったと思っていいのでしょう。

バス停もあります

それにしても、ここは、ほんとうに、住宅街の真っ只中です。
聖徳寺の名残は、この石碑と、バス停の名前だけとなっています。

というわけで、好天の1日を、一宮市で満喫してきました。
今年はコロナ渦のせいで、お出かけもMINIでのドライブもままなりませんが、
世間ではGo Toなどといっていて、外出解禁の様相を呈していますので、
今後は、お出かけやドライブのネタも、ご紹介できるかと思います。


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オイル交換を終えてドライブ

10月も半ばを過ぎ、朝晩はすっかり涼しくなりましたが、
それでもまだ、日差しの強い日中は、暑く感じることが多いですね。
いずれにしても、日々、過ごしやすくなっていくのは、ありがたいものです。
(もっとも、今後は、だんだん寒くなっていくんでしょうけど……)
さて、今月も、いまのところ、ブログに書くネタがありません。
とはいっても、せめて月二回はブログを更新したい、と思っていますので、
今回も、無理やり話題をみつけだして、アップしようと思います。

さて、先週のことになりますが、遅れていたMINIのオイル交換とグリスアップを、
やっとですませました。
3月に行った前回のオイル交換のさいに、エレメントの交換を行なっていますので、
今回は、オイルのみの交換となりました。
もっとも、この半年のあいだ、コロナ渦の影響もあって、
MINIに乗って出かけることはほとんどなく、よって、前回のオイル交換から、
わずかな距離しか走っていません。
もしかすると、1000キロ未満の走行かもしれません。
ですので、オイル交換はまだしなくていいんじゃないか、とも思ってしまいますが、
たとえ距離を乗らなくても、オイルは、酸化、劣化していくことが予想されますので、
予定通り、オイルを入れ替えることにしました。

というわけで、いつものように、
ビバホームに行き、バルボリンVR-1レーシング20w-50を購入しようと思ったのですが、
常にまとまった在庫があるはずなのに、今回、商品棚には一本もありませんでした。
こんな硬いオイルは普通の車にはいれないはずなので、
さては、旧車乗りが大量購入したのではないでしょうか。
とりあえず、オイルを注文して、その後、廃油パックだけを購入。
一週間後、オイルが届いたところで、作業開始となりました。

また、今回は、ドレンボルトの銅ワッシャーを、磨いて再利用してみることにしました。
(たしか、MINIの雑誌に、ドレンボルトを砥石で磨いて再利用できる、
という記事が掲載されていたと思います)
とはいえ、我が家には砥石がない……。
なので、タミヤの耐水ペーパー金属用の2000番を使ってみることしました。
平滑な面で磨きたかったので、ガラスの上にペーパーを置き、そのうえで、
力をかけないようにしながら、慎重にワッシャーを磨いていきます。
傷がついて汚かったワッシャーが、ピッカピカになりました。
(写真がなくて、すみません)

ドレンボルト

我がMINIのオイル交換で、重要な作業がひとつあります。
それは、オイルを抜く前に、アンダーガードとオイルパンの隙間に、
古新聞かペーパータオルを丸めて押し込んでおく、という作業です。
これを怠ると、アンダーガードのうえにオイルが落ちてたまり、その後、
ガレージの床にオイルが落ちることになります。
こうなると、広範な場所からオイルが落ちることになり、床を汚したり、
なにかと不都合です。
この作業は、必ず行っておかなくてはなりません。

とはいえ、私が以前に乗っていたMINIは、
アンダーガードの上にオイルが落ちることは、まったくありませんでした。
取り付けられているアンダーガードは、ほとんど同じタイプのものです。

おそらく、いまのMINIは、アンダーガードが、
わずかに運転席側寄りに取り付けられているんだと思います。

その後、ボックスソケットを使ってドレンボルトを外しますが、
いつものように、ここで四苦八苦。
なにしろ硬くてなかなか回りません。
しかも、エクステンションをつけるので、力も入れづらい。

どうにかこうにかドレンボルトを外してオイルを抜きます。
オイルは勢いよく抜けますが、その後は、ダラダラと少しずつオイルが出てきます。
さすがに走行距離が少ないせいで、廃油といえども綺麗でした。

ブレーキローター

新しいオイルを入れる前に、前輪のグリスアップをすませます。
以前、グリスアップ用のグリスは、モリブデングリスを使用していましたが、
MINIの専門店の方のアドバイスにより、いまは、リチウムグリスを使用しています。
モリブデングリスのほうが性能は高いそうですが、リチウムグリスは水に強い、
からだそうです。

前輪グリスアップ

ブレーキクリーナーを使って、ローターやパッド部分の洗浄も行ってみました。

というわけで、助手席側の前後輪のグリスアップも終えたたところで、
ドレンボルトを締め付け、オイルを入れていきます。
今回はオイルエレメントを交換していないので、オイル総量は4.5〜4.7くらいで、
ちょうどいいかと思います。
バルボリンのオイルは1クォートという単位で入っていて、1リットルに少し足りません。
5本弱を入れたところで、ほぼ、規定量になります。

エンジンをかけてオイルレベルゲージをチェックし、今度は、一旦MINIをガレージから出し、
運転席側の作業をスペースを確保して、今度は、
運転席側の前後輪のグリスアップを行っていきます。
(なにしろ、ガレージは狭いので、作業スペースを確保するために、
MINIを出し入れしなくてはなりません)
こうしてすべての作業を終え、なんとか、
2020年秋のオイル交換&グリスアップは完了となりました。

北近江

その翌週、MINIでちょっとドライブしてみました。
この日はお出かけ日和だったので、福井県方面へ向かってみたのですが、
県境のあたりから急に空模様が怪しくなって、ついには、雨が降り出す始末。
急いで引き返してきました。
(引き返してみると、また晴天になりました)

今度は、雨の心配がない日にドライブしたいものです。



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