折坂棚田

絶好の好天に恵まれた8月最後の日曜、
ヨメのプジョーで、久しぶりにドライブに出かけて見ました。
とはいっても、コロナ蔓延はますます厳しい状況となり、我が岐阜県も、
緊急事態宣言が出されることとなりましたので、県外への移動は控え、
近場の、しかも人が密集していない場所へ行くことにしました。

前回の記事でも書きましたが、今月は初旬から下旬にかけて、ずっと長雨に祟られており、
まさに、来る日も来る日も雨という状態が続いていました。
ところが、下旬になってから、いきなり好天が続き、まるで夏が帰って来たようです。
もっとも、長雨の影響で夏といえども涼しく、それもまた過ごしやすかったのですが、
やはり、空がすっきりと晴れていると、たとえ酷暑に苦しんだとしても、
気持ちは明るくなりますね。

今回もまた、出かけた先で人との接触を避けるとのことを念頭に、
場所を選定しました。
というわけで、その条件に叶うのは『棚田』だ、ということになり、
岐阜県東濃地方にある『折坂棚田』というところに向かってみることにしました。
折坂棚田には、飛騨高山に住んでいるときに、行ったことがありますが、
ここ岐阜市に拠点を移してからは、まだ、訪れたことがありません。
ですので、いままでとは違うルートで、折坂棚田にアプローチすることとなりました。

プジョー

今回の出動車はヨメのプジョーです。
MINIはこの暑さもあり、なかなか出動機会がありません。
今年は秋に車検も控えていますので、また整備点検を終えたら、
どこかに出かけたいなと思っています。
(もっとも、コロナのせいで、さほどにお出かけはできいないかもしれませんが)

ドライブ

というわけで日曜の朝、ひたすら東に向かってみました。
道ゆく車も、雲ひとつない好天に誘われてか、かなり多かったです。
とはいっても、渋滞を引き起こすほどの数はなく、どこも快適に走れました。
が、途中から、道は極端に細くなり、しかも、右に左にクランクさせられるなど、
なかなかにハードな展開になりました。
しかも、今月の大雨の影響なのか、ルートの一部の道が通行止めとなっており、
迂回路に回らされるとのことです。

棚田到着

こうして、急坂の山道を走り続け、ほんとうにこの道でだいじょうぶ?、
などと思っていた矢先、ついに目的地の折坂棚田に到着しました。

というわけで、付近の駐車場のプジョーを入れました。
この駐車場、入り口の取り付け道路がかなり急で、しかも細く、駐車するのがためらわれます。
実際、引き返す車もいました。
ですが、プジョーは難なく止めることができました。

かかしたち

しかも、駐車場にはこのようなユーモラスな案山子がありました。
というわけで、しばし、あたりを散策して見ることに。

棚田到着

稲は現時点でかなり実っているようですが、稲刈りなどはまだ行われておらず、
一面の稲穂を眺めることができました。

ハイコントラストで

ほんとうに、胸のすくような眺めです。
空も澄み渡っていて、まさに行楽日和でした。
ただ、気温もかなり高く、長時間歩くのには、不向きだったと言えるかもしれません。

名所とはいえ、見物客の車は数台程度。
ソシアルディスタンスの確保は完全になされています。
コロナ禍のなかでも、楽しめる場所ではないかと思います。

石垣

棚田を下から見上げたときに見える、苔むした石垣もまた、独特の風情があります。

こうして、棚田の景色を満喫して車に戻りましたが、
まだ帰るにはかなり早い時間です。
というわけで、折坂棚田からほど近い恵那峡方面に向かってみることにしました。

行く先はこの恵那峡にあるさざなみ公園です。
恵那峡をめぐる遊覧船の発着場にもなっているところです。
この場所も、かつて訪れたことがありますが、今回、再訪してみてびっくり。
かつての姿の古びた姿はなく、あたりは完全にリニューアルされていました。

しかも、観光客の姿もちらほらとあります。
といっても、密になるほどのことはなく、適度な賑やか感という状態でした。

恵那峡

こちらは、遊覧船に乗るための船着場がある場所です。
写真には入っていませんが、このすぐ手前には、真新しく広いウッドデッキがあります。
ウッドデッキも入れて撮影すればよかったとちょっと後悔しています。
ちなみに、この場所に、人目を惹くきれいな女性もいました。
マスクを外して自撮りしていたので、顔がわかりました。
それにしても、コロナになってから、人の顔がぜんぜんわからなくなりましたね。

さざなみ公園

そのあと、さざなみ公園の遊歩道を散策してみましたが、
これ以上はないというほんとうにいい天気で、これだけの好天だと、近場でいいから、
どうしても出かけたくなってしまいますね。

銀の森

そのあとは、同じ恵那市にある『銀の森』へ。
ここは庭園の美しさも、売りになっています。
こうして見ると緑が映え、胸のすく眺めですが、実際には、かなり暑かったですね。

せせらぎを眺めて

そしてこちらは、銀の森の奥にある『大ちゃんの森』という遊歩道です。
川を間近で見ることができて、酷暑の中、ひととき涼むことができました。

芝生と木々

こちらもまた、大ちゃんの森遊歩道からの眺めです。
芝生が植えられた斜面を下から撮ったものですが、空の青さが眩しいですね。
銀の森の店舗側はかなり賑わっていましたが、この大ちゃんの森の遊歩道は、
私たち以外に、まったく誰もおらず、感染の心配もまったくすることなく過ごせました。

バンジーの名所

帰り道、新旅足橋(しんたびそこばし)という橋を通ってみました。
ものすごく高いところを通っている橋です。
近くの駐車場にプジョーを止めてみましたが、その高さたるや、
ただ眺めているだけで、壮観です。

しかも、この橋では、バンジージャンプをやっているのだとか。
なんでも、高低差が215mもあるということで、日本一高いバンジージャンプ場だそうです。
ハーネスをつけた何人もの若い女の子たちを見ましたので、きっと、
ジャンプした人たちなんだと思います。

ただ、料金も2万を超えるようで、非常に高額ではあるようです。
高所恐怖症の私には、ちょっと考えられません。
でも、これだけの好天だと、きっと、気持ちよくダイブできるのかもしれませんね。

というわけで、恵那の名所を回ってきました。
コロナ禍のなかですが、やっぱり、出かけるのは楽しいものです。
次回も、このような、人のほとんどいないところを狙って、出かけたいものです。

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国道41号

八月に入ってから、とても暑い日々が続いていましたが、
お盆のまえあたりから、梅雨のような雨続きの天候となってしまいました。
2018年には、梅雨の終わりに大雨が降り、九州や広島などをはじめ、
我が岐阜県にも、場所によって大きな被害がありましたが、今度は、
夏真っ盛りの八月に、時ならぬ大雨となってしまいました。
しかも、雨雲が引き続き流れ込んできて、いつまでたっても雨が降り続くような、
そんな状況となっています。
すでにいま、八月も下旬に差しかかろうとしていますが、やはりというべきか、
空模様は相変わらず不安定です。
そんなわけで、お盆のお墓掃除も、はたして可能かと気を揉みました。
なんとか、雨の合間を縫って、やり遂げることができましたが、足元は悪いしで、
たいへんでした。

なにより驚いたのは、この雨で、岐阜県の飛騨地方と美濃地方を結ぶ大動脈である、
国道41号線が、寸断されてしまったことです。
じつは、昨年の7月にも、豪雨によって、飛騨小坂付近で、国道41号が崩落し、
ようやく今月はじめ、全面復旧したばかりなのです。
それが今度は、前回の崩落場所よりもさらに南の萩原という場所で、
道路が増水した川の水によって、削り取られるかたちとなってしまいました。
しかも、この道路の寸断は、私が、岐阜市から高山市に帰省している間に起きました。
行きはなんとか通過できたものの、果たして帰れるかと気を揉んだものです。

そもそも、国道41号って、めったなことでは、寸断しないように思っていました。
私が子供の頃、飛騨側バス転落事故という大事故が起きはしましたが、
(もっとも、私には当時の記憶がほとんどありませんが)
それでも、道が崩落するなど、そうそうなかったように思います。
なにしろ、いまでは、百年に一度、の豪雨が、毎年振りますからね。
これも気象変動の表れかもしれません。
いずれにしましても、岐阜県には大きな被害はなかったとはいえ、
今回の大雨で、被害に遭われた方も多数いらっしゃると思います。
みなさまには、心より、お詫び申し上げますとともに、
一早い復旧を、願っております。

8月初旬

ちなみに、こちらは、今月初旬の空模様です。
夏らしい青空に白い雲が出ていて、このあと、極端な大雨が続くなど、
思いもよりませんでした。

いずれにしても、以上のような状況のなか、お盆休みが終わって、
実家のある飛騨高山から、事務所のある岐阜市に向かおうとしたのです。
当初は、国道41号の通行がかなり不安だったので、せせらぎ街道を経て、
岐阜市に行くことも、考えてはいたのですが、私も、ヨメも、国道41号が、
現在、どのような状況になっているのか、確認しておきたい、
という気持ちに駆られてしまい、結局、そのまま、
国道41号を南下してみることにしました。

空模様

とにかく、この日も、大雨ではなかったものの、
ひどい荒天で、空には鈍色の雲がびっしりと垂れ込めていました。
で、道路崩落現場の下呂市萩原町が近づくと、迂回路の指示がありました。
先に進む車も多数見受けられましたが、ここは大事をとって、指示通りに、
飛騨川を渡って、崩落した国道の対岸にある道へと移ります。

増水の様子

大雨のピークは過ぎた感がありましたが、やはり、川は著しく増水していました。
おそらく、これからの時代は、さらに雨が激しくなるかと思われます。
いままでの護岸工事、増水対策では、いずれ追いつかなくなるのかもしれません。

2021_08_23e.jpg

橋を渡って対岸に着くと、迂回路の指示がありました。
このあたりの対応はとても素早くて、通行する身としては、とても助かります。

そして、対岸にある道を進むと、今度は、
もとの国道へと戻るように、ふたたび指示がありました。
ということは、この時点で、すでに崩落地点を迂回したということになります。

崩落現場

橋のうえから見ると、崩落現場が見て取れました。
何度もテレビの中継で見ていましたので、まさに、ニュース映像そのままでした。
いずれにしても、路面はダメージを受けたものの、
通行車輌に被害がなかったことがさいわいです。

というわけで、意外と難なく、岐阜市に入ることができました。
しかもその後は、八月らしからぬ涼しい日々が続き、夜も寝苦しさに悩まされることはなく、
雨ばかりで気は滅入るのですが、けっこう過ごしやすい日々が続いています。

いずれにしても、今後も、台風や大雨がないことを願うばかりです。
また、国道41号のご利用をお考えの方、迂回路に回る必要はありますが、
現在(8月23日の段階)、車輌の通行は、道路維持にあたる方々のおかげで、
可能となっています。
今後は、片側交互通行というかたちで、車輌を通すことになるかもしれないそうです。

今後もまた、いつ、大雨が降るかわかりません。
みなさまには、くれぐれも天候に気をつけていただきたいと思いますし、
同時に、被害の発生がないことを、切にお祈りするばかりです。


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