
今月19日の土曜、ここ岐阜市からほど近い場所にある
「さざれ石公園」というところに行ってみました。
近場であるにもかかわらず、いままで一度も行ったことがない場所です。
たまたまグーグルマップを見ていて、こんな公園があるのかと思い、
ちょっと立ち寄ってみることにしました。
今年の秋は比較的天候に恵まれているため、本来であれば、
思い切って休日は遠出をしたいところなのですが、なにかとバタバタしているため、
近場にしか行けませんでした。
この日は所用で岐阜市の西にある大垣市に行ったので、
大垣から北の揖斐川町に向かい、春日村というところに入ります。
岐阜市から近いといっても、あたりは深い山の中です。

あまり人も訪れないのか、駐車場は閑散としていました。
静かで、川のせせらぎの音がかすかに聞こえる程度です。

公園建設の過程を記した重厚な碑文が設置されていました。

国歌「君が代」にうたわれるさざれ石は、この遊歩道を登った先にあるとのことで、
苔むした隘路を進むことになります。
こうした道を行くのはワクワクしますが、道が濡れて滑りやすいため、
足元にはかなり注意しないといけません。

道の脇にはきれいな山の水も湧いていて、山の中らしい雰囲気に溢れていました。
この公園の西には、伊吹山という高い山がそびえています。
(公園から伊吹山は見えませんでしたが……)

こうして登ること数百メートル、広場に行き当たります。
もう少し長い道のりを想像していたのですが、意外と短い距離だったので、
ちょっと拍子抜けする思いでした。
ここがさざれ石公園のようです。

そしてこちらが、さざれ石。
そういえば、伊勢の猿田彦神社境内にも、
さざれ石と銘打たれた岩が置いてあったように思います。
ということは、さざれ石は全国各地のあるのでは、と思いますが……。

さざれ石公園の碑文には、中曽根康弘氏の名があります。
ということは、このさざれ石は、他のさざれ石とは一線を画す、
由緒正しい物のようです。
とにもかくにも、静かな山の中の場所で、とても気持ちがいいです。
近場でリフレッシュというには、ちょうどいいかもしれません。
しかも、誰もいなかったはずの公園に、急に人の姿がちらほらと見えるようになりました。
森林浴するにはちょうどいい感じなので、人気があるのかもしれません。
公園からは登山道も伸びているので、物足りないと感じるかたは、ここから、
山登りにチャレンジしてもいいかもしれませんね。

公園にあるコンクリートの壁(砂防ダムかもしれません)には、
日比野克彦氏のアートが描かれていました。
ですが、塗料が剥がれ、しかもコンクリートが劣化して黒ずんでいるため、
何が描いてあるのか、よくわかりませんでした。

帰り道は、行きとはルートを変え、紅葉の中をドライブすることとなりました。
ピークはちょっと過ぎた感じでしたが、
それでも、充分に色づいた木々を楽しむことができました。

その後は池田町の道の駅に立ち寄ってみました。
折しもこの日、イルミネーションの点灯が行われるとのことで、
大道芸人を招いてのファイヤーダンスショーが行われるそうです。
そんなわけで、ショーの行われる場所に行ってみると、
ぽつりぽつりと人が集まり始めていました。
こうして午後四時、ショーが始まりました。
大道芸人のかたが、ブラックジョークを交えつつ、芸を披露します。

そして火のついた鉄棒を振り回すファイヤーダンスに突入。
この日は結構寒かったので、鉄棒の先の火がほのかに暖かったです。
ショーを見学した人たちにはお土産も振舞われました。
なんだか得した感じです。
そんなわけで、近場にもかかわらず、意外と楽しむことができました。
遠出も楽しいですが、近場にも、まだ知らない穴場がいろいろありそうです。
今後も、こうした穴場を発掘したいものです。
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