河口堰

結局、今年もまた、コロナの収束が見えないまま、一年が終わろうとしています。
それどころか、この2022年は、ロシアのウクライナ侵攻にまつわる異様な物価高、
円安があり、コロナのうえに、さらなる予期せぬ災難が降りかかった年ではないでしょうか。
そんな一年も、残すところ、あと数日となりました。
個人的にも、昨年に引き続き、母親の病気など、
なにかとよくないこと、不安な出来事が多かったように思います。
仕事も、昨年に引き続き、まったく奮いませんでした。
みなさんはいかがだったでしょうか……。
来年こそは、良い年になってほしいと、そう切に願わずに入られません。

そんな年でも、いろいろと思い出深いことがあります。
今回は、そんな楽しかった思い出を、いくつか辿ってみたいと思います。

今年も最初のうちは行動制限がなされていたため、
お伊勢さん詣ではしたものの、あまり活発に出かけることはできませんでした。
そんななかでも、マザックの工作機械博物館に行ったことは、
とても印象深い思い出になっています。

輸入工作機械

なにしろ無料博物館でありながら、とても規模が大きく、
(蒸気機関車や飛行機まで展示されていますから)
また、案内のかたがとても丁寧な説明をしてくださいました。
機械の進化を順を追ってみていくのは、楽しく興味深いものです。

ガーデン

また、GWには、ほんとうに久しぶりに、能登半島にある、
花のミュージアム『フローリィ』に行ってみました。
この日は絶好の行楽日和で、穏やかな日本海を眺めながらの、
すごく気持ちのいいドライブになりました。

以前にこちらに来た時にも好天でしたが、今回もそれに負けじ劣らぬの青空でした。
また、ぜひ行ってみたいものです。

東洋のマチュピチュ

日本のマチュピチュと呼ばれる岩村城にも行ってみました。
このときは、城の頂上付近の駐車場に車を入れ、そのあと、城跡から、
岩村の街の方へと下がり、さらに城を目指して道を上がったのですが、
もう息が切れて息が切れて……。
その苦しさは、いまでもよーく覚えています。

伊勢神宮内宮

そして秋には、またもお伊勢さんに。
今年は都合三回もお伊勢さん詣でをしたことになります。
でも、伊勢神宮、何度行ってもいいんですよね。
しかしながら、この秋のお伊勢さん詣での時には、日帰りという時間的な制約から、
倭姫宮に参拝することができませんでした。
これがちょっと心残りです。
次回はぜひ参拝したいです。

また、今年もいろいろと本を読んでみましたが、
なかでもベストはこれでしょうか。

文春文庫「監禁面接」

ピエール・ルメートルの『監禁面接』です。
なにしろ、ハラハラドキドキさせられます。
そしてなにより、主人公アラン・デランブルにメチャクチャ惹かれます。
(しかも、けっこう笑えます)
アラン自身は自分を暴力的な人間ではないと評していますが、
けっこう感情的で粗暴な一面を持っています。
読者はそんなアランが追い詰められていく様を、共感を持って見守ることになります。
ピエール・ルメートルの作品を今年はいろいろと読んでみましたが、
これは出色の出来ではないかと思っています。

桑名のMINI

ちなみに、今年はMINIの出番がほとんどありませんでした。
来年こそは、MINIで遠出したいと思っています。

というわけで、なんだかあっという間に2022年が終わってしまいました。
ほんとうに、良くも悪くも、年をとるごとに、一年が短くなっていくようです。

まもなくやってくる新たな2023年が、いったいどんな年になるか、
いまの世界の情勢からはまったく予測もつきませんが、
それでも、良い年になってくれるよう、願ってやみません。
みなさまも、どうか良いお年をお迎えくださいませ。
来年も当ブログ『K's bar』をどうぞよろしくお願いいたします。


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タコム III号突撃砲

10月に還暦の誕生日を迎えたさい、ヨメさんがタコムのIII号突撃砲を、
プレゼントしてくれました。
(もっとも、コレがほしい、と、リクエストを出したのは私なんですが……)
それにしても、ここ最近の資源高と円安のせいで、プラモデルが高騰していますね。
とくに、輸入製品の高騰は驚くほどで、いまや1/35の戦車で一万円越えも珍しくありません。
(フルインテリアとか、パーツ数の多い製品もあるので、そのせいもあるのでしょうが)
当初はタコムのIII号戦車M型を某ショッピングサイトで注文したのですが、
在庫ありとなっていたにもかかわらず、品切れということで、返金されてきました。
価格は3000円台で、これはお買い得だ、と思ったのに、なんとも腹がたつやら残念やら、
という気持ちでした。
というわけで、今度はAmazonで、このIII突を見つけ、
ボーダーモデルのIV号G型にするか迷ったのですが、結局、III突を選ぶことにしました。

タコム 製品を手にするのは今回が初めて。
箱を開けてランナーを見ると、部品点数もさほど多くなく、
しかもモールドは目がさめるほどのシャープさで、とても好印象です。
というわけで、さっそく組んでみたのですが……。

歪んでいる車体

私の手に入れた個体がたまたまハズレだったのか、
車体の下部、上部が、ともにけっこう歪んでいました。
(写真だと、ちょっとわかりにくいですが、肉眼で見ると、けっこう歪んでいます)
そのせいなのでしょうか、車体の上下はいうに及ばず、戦闘室部分の合いも、
とても悪く、瞬間接着剤を使った強制的な接着を強いられることになりました。
このあたりは、パチピタのタミヤ製などとは大きく異なるところで、
製作においては、気をつけなければならないポイントになるかと思います。

もっとも、さまざまなプラモデルブログなどを見てみると、
タコムのIII突を「作りやすい」と、評価している人も少なからずいるようなので、
もしかすると、私の入手したものが、たまたまよくなかったのかもしれません。
とはいいつつも、車体だけでなく、
ロードホイールの篏め合いやトーションバーの組み付けについても、
合いがちょっと甘いところがあるように思いますので、
たとえ車体に歪みのない個体を入手したとしても、
組み立てには、一定の注意が必要なのではないかと思います。
(頻繁に海外製キットを組み立てているかたは、そんな心配はないのかもしれませんが)

車体を組む

また、部分連結履帯も、実際に組んで見ると少し短くて、こちらもまた難儀しました。
これは、組み立て前の履帯をヤスリすぎたせいかもしれませんので、
こちらの組み立てミスといえるかもしれません。
ただタミヤのIV号G型のときは、履帯がパチッと決まったので、
やはり、海外製品は、タミヤのようにはいかないと、
強く肝に銘じないといけないのかもしれません。
ちなみに、この製品のプラスチックの材質は、概ね柔らかめかと思います。

履帯を巻く

今回も、IV号G型のときと同様、履帯とホイル類が取り外しできる、
いわゆるロコ組をしてみました。
この組み方、後の塗装のことを考えると、とても便利かと思います。

……と、なんだかんだ書きましたが、組み上がってくると、かっこいいIII突になります。
しかも、タミヤのIII突のキットと比べると、格段に解像度が増していることがわかります。
このあたりは、さすがニューキット、と思わせるものがあります。

ただ、低価格を優先させたためか、砲尾部分は完全にオミットされ、
インテリア類も全く再現されていません。
これはちょっと残念です。
なにしろハッチを開くと内部が見えますから、
わずかでも再現されていれば、うれしいのですが……。

もっとも、ミニアートやライフィールドは、
内部再現をしていますから、そちらを選べばいいのかもしれません。
とはいっても、がっつりフルインテリアというのは、ちょっと荷が重いですよね。
価格もたいへんなことになってしまいますし……。

その後のIV号

ちなみに、製作を進めているIV号は、いま墨入れの途中です。
写真が小さいので、よくわかりませんが、7割型、墨入れ作業が終わっているところです。
今後も地道なウエザリング作業を続けていくつもりです。
(たぶん、あと何ヶ月もかかると思います)
フィギュアの塗り直しもしたいとことです。

白十字はマスキングで

こちらもまた、折を見て、進捗状況を紹介していきたいと思います。


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