
今日は節分。
旧暦では、この節分を、一年の終わりの日と定め、
翌日の立春から、新しい一年が始まる、という決まりになっていたといいます。
つまり、節分は、大晦日にあたるわけで、
暦のうえでは、特別な意味を持つ日でもあります。
そのため、この日には、各地で、さまざまな行事が行われます。
私が住む飛騨高山の「飛騨国分寺」でも、節分のこの日に、毎年、
「北斗大護摩供」という、厄除のための法要が営まれています。
私は、毎年、この行事に参加させていただいているので、
今年も、飛騨国分寺まで、足を運んでみました。
(ヨメは仕事のため、今回は、私ひとりでの参加となりました)

そんな節分の朝は、なんと、久しぶりの雪。
でも、まあ、このほうが、飛騨の節分らしいのですが…。

そしてこちらが、飛騨国分寺です。
ここは、JR飛騨高山の駅にほど近く、観光名所としても、広く知られています。
今年は、節分と日曜が重なったため、カメラを手にした観光客の姿もあり、
敷地内は賑わっていました。

ここ飛騨国分寺の敷地には、三重の塔があります。
雪景色の中、天に向かって屹立する塔が、じつに美しく見えました。
また、この寺には、ほかにも、大イチョウの巨木があり、秋ともなれば、
見事な黄色に染まります。
私が寺に着いたのは午前9時45分。
大イチョウの傍らで、昨年、このお寺でいただいたお札をお炊き上げしていただき、
そのあと、北斗大護摩供が行われる大師堂へと向かいました。
法要は10時から始まるとのことでしたが、
すでに、部屋の中にはたくさんの人がいました。
そして待つこと10分、寺の住職と思われる方を筆頭に、数人のお坊さんが入場し、
おごそかに儀式が始まります。
やがて、繰り返し唱えられる般若心経のなか、護摩が炊かれます。
熱気とともに炎が踊り、立ち上る煙が室内の隅々にまで立ち籠めます。
(この場で、カメラのシャッターを切りたい誘惑にかられましたが、
それはあまりに不謹慎なため、護摩供の模様を納めることはできませんでした)
炎、煙、読経、この三つがあいまって、
高揚感を伴った独特の雰囲気が醸し出されます。
そして、法要のあとは豆まき。
室内は、荘厳な雰囲気から、楽しげでくつろいだものに変わります。
こうして、今年の法要を無事すませ、
新たにいただいたお札を、家に持って帰りました。
さて、明日から立春。気持ちも新たにがんばります。
●ブログランキングに参加しました。
コチラをクリックしてくださるとうれしく思います。
FC2 Blog Ranking
- 関連記事
-
- いまさらですが、新年会
- 飛騨国分寺の節分星祭
- 今朝はこの冬いちばんの冷え込み